三月にシダを煮たついでにクルミの皮を剥がしました。その皮を剥いだ枝がたくさん残っています。クルミの枝はとても硬くて重量感があります。さらに皮を剥いでいるので表面はなめらかです。薪として燃やすのはもったいないので、ほぼろを作る時に使う駒(一組六個)に加工してみました。
一組六個の駒を製作途中、鉈でおよその形に整形
長めのクルミの枝を探して六等分にノコギリで切り分けました。硬いのか水分を含むためか、ノコギリが引きにくいです。一つ切り分けるとその都度鉈で大まかに整形しました。枝の片方を尖らせるように割り、下部途中を窪ませるように割りました。一つの駒を整形し終わると、次の駒をノコギリで切り分けました。
駒にしたクルミの枝 鉈で駒になるよう整形 窪みになるよう整形
ところで、鉈は子供の頃によく使いました。小学四年生から高校卒業まで風呂焚き当番でした。山から降ろした枯れ木を最初ノコギリで大まかに切り分けます。次に鉈や斧でさらに小さく切り分けるのです。その時の傷が手に残っています。
鉈を使った記憶が体に残っているようで、難なく駒を整形することができました。鉈を使ったことがない人に危険な作業です。今の子供は五感を使った体験が圧倒的に少ないです。個人的な事ですが、将来のモノづくり日本が心配でなりません。
駒を一つ整形するたびに枝を切る 大雑把に整形中の駒
自分も作って使いたく思い、その方に作り方を伺いました。
作った方は、ご主人さんで亡くなられているそうです。
諦めきれずネットで検索し、このブログにたどり着きました。
出来るなら、ほぼろを作りたいです。
作り方を教えていただいたりする機会は、あるのでしょうか?