今年は小麦の種まきをしません。労力がかかるわりには収穫が少なく、種まき,草取り,防鳥用の網掛け,刈り取り,脱穀などが大変だからです。私一人ではもうできません。
今年諦めた小麦の種まき、その元小麦畑傍の土手を草刈りしました。赤く咲いているカンナを避けながら草刈りしました。12月になるとカンナも枯れてきます。その頃に再度、雑草と一緒にカンナも刈り取ろうと思います。
わずかに咲いているカンナを避けながら草刈り
草を刈り取っているとカヤネズミの巣を見つけました。それも二つです。車が行き来する道から1mも離れていません。こんな場所に巣を作るなんて驚きました。道を歩く人も気が付かなかったのでしょう。巣を崩してみましたが、もぬけの空でした。無事に子ネズミが育ったのでしょう。
※去年の春の事です。思いがけずカヤネズミを一週間だけ飼ったことがあります。
刈り取る前のカヤネズミの巣 刈り取った元小麦畑傍のカンナ土手
先月、大星山を越えるウォーキングをした時に偶然シャクチリソバを見つけました。このソバは宿根性で別名ダッタンソバと言います。宿根性のため野生化していることがあります。以前栽培していたのですが、食べるわけでもなくいつのまにか消えてしまいました。
ソバと同じ三角形の実ができます。一度製粉して食べたことがありますが、苦くてとても食べられません。食用には適しません。食糧難の時に食べたり、葉を食べることができるようです。挿し木にして10年ぶりに栽培してみようと思います。そして、来年葉を食べてみようと思っています。
シャクチリソバ(ダッタンソバ)の葉茎を挿し木に
しばらく緑綿の畑に行っていませんでした。久しぶりに行ってみると、綿が外れて風で飛びそうでした。緑綿は四株しか栽培していません。また、肥料分が少ない痩せた畑です。そのため、背が1m位しかありません。この緑綿、種を継ぐためだけにわずかに栽培しています。色落ちが早く、くすんだ薄い緑色です。
風に吹かれて、今にも剥がれそうな緑綿
このところ、羊毛を紡ぐことが多かったのですが、これからは綿もたくさん紡いでみようと思います。ほぼろを編む時、稲を縛るための麻紐を流用しています。その麻紐の代わりに綿を紡いだ糸で編めないかと思っています。すべて自給した植物でほぼろを作ってみようと。
割れて落ちそうな緑綿 1m程度の背しかない緑綿
畑の近くに放置していたニラが半ば野生化しています。数年前までニラを栽培していたのですが、そのまま放置していたら野生化していました。ただ、葉がとても細くしか育っていません。これでは食用にはなりません。ニラを掘り起こして、ちゃんとした畝に植え替えてみることにしました。
黒マルチの空いた穴に、ニラの株を植え替え
半ば野生化して群生したニラをクワで掘り起こしました。そして、そのニラをほぐしました。数年間放置していたため根が繋がっていました。その繋がった根を葉が二本付くように切り分けました。切り分けた株を、空いている黒マルチの穴に次々に植え付けました。
掘り出した群生したニラ 群生したニラを切り離し 植え付けたニラ
樹に残っていた最後の渋柿を20個位収穫しました。そして、干柿にするため皮を剥いて紐に吊るしました。数日前に吊るした干柿は小さかったためか、食べることができそうな色になっています。手で揉んでおきました。来週には食べることができるのではないかと思います。
これだけの数の干柿を我家で作ることができれば安心です。以前のように久留米まで渋柿をいただきに行くことはありません。まだ渋柿が成らない幼樹が数本あります。今後さらにたくさんの干柿を作ることができるのではないかと期待しています。
寒風の吹く夜に皮を剥いだ渋柿を吊るし、お酒のアルコールで消毒
ところで渋柿の皮の剥ぎ方ですが、みなさんはどのように剥いでいるのでしょうか。少し前まではピラーで剥いでいたのですが、急いでいると指を切ってしまうことがあります。そこで包丁に切り替えました。ところが、意外にも包丁で皮を剥いだ方が早いことに気が付きました。ちなみに、工場で量産する渋柿はろくろに刺してクルクル回しながら皮を剥ぐようです。
包丁で渋柿の皮を剥ぐ 残り二個になった渋柿
先日、約10年ぶりに柳井市の三ヶ岳に登ってみました。その前にも一度登ったことがあります。午後から小雨になるとの天気予報でしたが、雨も降らず岩場の絶景を楽しむことができました。同行した友人は初めて登る山とのことで、少しスリルある岩場での眺めを楽しんだようでした。10年前に比べてだいぶ樹が伸びていました。そのため眺望を楽しめない休憩所がいくつかありました。
休憩した三ヶ岳東峰から琴石山方面を望んで
10年前は確か柳井駅スタートでしたが、今回は金剛寺スタートです。最初金剛寺の八十八ヶ所巡りの一番から歩き始めました。そして、三十番ヶ所頃から三ヶ岳方面へ道を分かれました。少し下って秩父宮記念石碑前を通って三ヶ岳への山道を登りました。野生の実であるしゃしゃんぽの実やアケビなどの実を見ながら歩きました。そして、上下左右に紅葉を楽しみながらの歩きです。
スタートした金剛寺 三ヶ岳への分岐点 開けた箇所からの眺め
三ヶ岳一番のだいご味は連続した岩場です。日本アルプスの岩場ほどではありませんが、ちょっとした岩場登りを楽しめます。岩場ですので三点指示は欠かせません。身を乗り出して崖下数十m下を覗き込むと怖くなります。しばらく岩場を登ると三ヶ岳西峰に着きました。ここまで来れば柳井湾、柳井市街、平生・田布施方面の絶景を楽しめます。
柳井平生田布施方面を眼下に かやとの中を三ヶ岳下山
三ヶ岳の西峰から東峰まで歩き、昼食休憩を30分位取りました。平生、田布施、柳井、柳井港、周防大島、銭壺、日積方面の眺めを楽しみながらの休憩でした。休憩していると肌寒くなってきました。そのため、一枚羽織って下山することにしました。
琴石山との分岐点まで降りて、あとは六道地蔵付近を経由して下りました。車が一台も通らない金剛寺までの林道を、周りの紅葉を楽しみながらのんびり下りました。ほど良い疲れのウォーキングでした。
金剛寺から三ヶ岳まで往復したコース
一昨日収穫した渋柿、すでに干柿にするため吊るしてあります。続いて、今回も渋柿を収穫して干柿にするため吊るしました。今回は前回と別の樹を収穫しました。ところが、前回と同じ品種なのに実が大きいのです。
日当たり,肥料分,地下の水分量など何かの違いがあったのでしょうか。唯一違うと思われるのが肥料分です。今回の渋柿はネギやジャガイモ畑に近い場所に植えてあります。それらの畑の肥料分を吸ったからかもしれません。
向こう側は先日収穫した渋柿、こちら側は今回収穫の渋柿
ところで、渋柿の皮を剥いたのはほとんどが婆様です。私はあちこち忙しく出かけているため、なかなか皮を剥く時間がとれませんでした。そのため、美味しい干柿ができあがったら婆様に一番多く食べてもらおうと思っています。その他、東京に贈ろうと思います。その余りを私が食べようと思います。
ところで、樹の上にまだ収穫していない渋柿が残っています。時間が空いたら収穫しようと思います。
皮を剥いたたくさんの渋柿 剥いた渋柿を次々に吊るす
ぎりぎりの10月末に種まきした小松菜、やや成長が遅いので施肥しました。与えたのは即効性ではなく、ゆるく肥料が効く緩効性の肥料です。施肥のついでに小松菜の間に出た雑草を取ったり、混んでいる所は間引きしておきました。来週頃から収穫できると思います。
緩く肥料が効く緩効性の肥料を小松菜に与える
5年前に晩生の渋柿の苗木を植えました。その渋柿、去年は11個だけ収穫できました。しかし、今年はたくさん収穫できました。三本の渋柿合わせて80個位です。来年以降は別の渋柿と合わせて100個以上収穫できると思います。
これまで我家の渋柿は10月収穫の品種でした。しかし近年の温暖化で干柿が作れなくなってきたのです。そのためやむなく久留米まで渋柿をいただきに行っていたことがありました。
たくさん実った晩生の渋柿
ただ、実った渋柿を収穫すると思いのほか実が小さいのです。売っている渋柿は摘果したのでしょう、とても実が大きく重いのです。来年はなんとか摘果したいと思います。さて、たくさん収穫した渋柿、これから次々に皮を剥いで吊るそうと思います。お正月頃には、美味しい干し柿を食べる事ができそうで楽しみです。
次々に枝を切って渋柿を収穫 収穫したたくさんの渋柿
寒さでサトウモロコシが茶色になり始めました。瀬戸内海地域ではこのサトウモロコシをサトウキビと呼んでいたようです。本物のサトウキビが育つには瀬戸内海は寒いです。
私が子供の頃、甘いお菓子を買ってもらえないためこのサトウモロコシの茎をかじっていました。私の親の世代(上関の古老)に聞き取り調査をしたことがあります。すると、子供の小遣い稼ぎとして夏祭りなどでこのサトウモロコシの茎を売っていたそうです。
天高く伸びるサトウモロコシの茎と穂
子供の頃の私は、かじって甘みを楽しんだことはあります。しかし、飼っていた小鳥の餌にするため、その種を主に栽培していました。小学高学年頃になるとチョコレートや甘いお菓子がだんだん買えるようになりました。そして、サトウモロコシを栽培しなくなりました。
その茎をかじると子供の頃を思い出します。今の小学生にサトウモロコシをかじらせた事があります。しかし、草っぽいと即刻拒否されました。
ノコギリで茎を切断 硬い皮を剥ぎ取る かじってみると甘い
育苗中の晩生タマネギの成長が思わしくありません。しかし、11月中に植え付けしないと12月になるともう植え付けできません。12月になると霜が出て根が浮いて傷んでしまい育ちません。今植え付けさえしておけば、ちゃんとした玉にならなくても長ネギ又は小玉タマネギとして収穫できます。
まだ小さいものの、タマネギ苗を掘り上げる
苗が小さいものの今後条件がマッチすればタマネギになるかも知れません。雑草を取ったり施肥をこまめにしようと思います。仮に玉にならなくても、その葉を美味しく食べることができます。
小さく育った今年のタマネギ苗 掘り取ったタマネギ苗を植え付け
去年からハムスターを飼っています。小動物とは言え清潔にする必要があります。7~10日間隔で家の掃除をしています。野生のハムスターは本来、地中に穴を掘って生活しているそうです。その習性が残っているようで、地面の代わりに木のチップを敷いています。掃除した後新しいチップを敷くと、そのチップをくんくんしながら下にもぐろうとします。
掃除された家や敷かれたチップを嗅ぎまわるハムスター
以前、草刈り中にたまたま捕まえたカヤネズミを一時飼っていたことがあります。そのカヤネズミ、日本で一番小さなネズミとのことです。ちなみに最小のトガリネズミはネズミではなくモグラの仲間だそうです。
そのカヤネズミは餌をよく食べてよく動いていました。小さな体なので動き回って熱を出していたのでしょうか。とにかく夜になると狂ったように車輪をまわしていました。そのカヤネズミは結局逃がしました。カヤネズミほどではないのですが、やはりハムスターも車輪をよく回します。
※11/20に東京に帰省します。そのため、友達にこのハムスターを一時預かっていただくことになりました。ありがとうございます。
袋から木のチップを出す 手でチップを均す 掃除完了の家
さて、
午前、麻郷小学校の150年記念式典がありました。式典第二部のクイズのイベントで麻郷小学校や麻郷・麻里府の歴史に関わる解説をしました。旧麻郷中学校,馬島にあった小学校,そして麻郷・麻里府の由来などについてです。私自身今から約60年前に本校を卒業生しました。何十年ぶりに懐かしい校歌を歌いました。
午後、一昨日掘った新ジャガイモと、先日わら細工用のわらを頂いた時に購入した新米を息子夫婦に贈りました。我家の紅葉した葉を添えておきました。
麻郷小学校創立150年記念式典 紅葉した葉を添えて息子夫婦に贈る
これまでは秋冬春野菜を中心に種を蒔いたりしました。今回は野菜ではなく、春に花を愛でるための球根を植え付けました。植えた球根は、クロッカス,アネモネ,ラナンキュラス,水仙,チューリップです。私の好きな春の花です。
毎年の今頃に花の球根を植えるのですが、初夏に球根を掘り上げるのをよく忘れてしまいます。その理由は、花が落ちた後に雑草が茂ったりして球根の場所が分からなくなるためです。今回初めて黒マルチに植え付けてみました。マルチを使えば、掘り上げる場所が分かると思います。
黒マルチの穴に、春の花の球根を次々に植え付ける
花の球根を植える前に花壇を作りました。最初、生えている雑草を刈り取りしました。そして、鶏糞肥料をバラまいた後、耕運機で丁寧に耕しました。続いて、レーキを使って鞍型の畝を作りました。最後に穴あき黒マルチを被覆しました。
耕運機で丁寧に耕す レーキで畝を整える 穴あき黒マルチを被覆
畝を耕していると、去年咲いていたクロッカスの球根が出てきました。購入した球根と一緒にその球根も植え付けました。植え付け終わると花の名前を書いた札を刺しておきました。
3月にクロッカスに咲き始めます。その後、他の球根が次々に咲き始めます。花壇の花を観賞できる春が待ち遠しいです。
出てきたクロッカスの球根 植え付けた球根の数々
夏に植え付けた秋ジャガイモ(ニシユタカ)、ようやく収穫する季節がやってきました。毎年、霜が降りて葉が枯れ落ちてから収穫します。しかし、今年は早めに東京に贈ろうと思って葉が枯れない今収穫しました。芽欠きしたり土寄せしたりしたのが良かったようで、大粒のジャガイモを収穫することができました。畝を半分残しています。そのため、来月12月にもう一度収穫します。
芋掘り用のフォークを使ってジャガイモを掘り上げる
ジャガイモを収穫した後、サツマイモを掘ってみました。イノシシに悟られないような隅っこの畑に植えていました。その畑は日陰が多い場所でしたので、残念ながら小さな芋ばかりでした。一口で食べられそうな小ささでした。イノシシから守るため電柵で囲んで栽培するしかないようです。
茎を引っ張るとジャガイモ出現 ジャガイモと小粒のサツマイモ
先日、籠の材料になる蔓やシダ、そして紐の材料になる草を調査しながら琴石山の道をのんびり歩きました。晩秋になると山腹の紅葉が綺麗です。落葉した樹木の下を覗き込みながら歩きました。すると、アケビやクズなどのツルが樹に巻き付いていました。特にアケビの実がたくさんありました。そして、鳥が食べ散らかしたのでしょう、アケビの種が道路にたくさん散らばっていました。また、シダもたくさん生えていました。
アケビの仲間でしょうか、丸い実を割って食べると甘くて美味しい
丸く赤みが強い実がありました。手で二つに割るとアケビに似た実が現われました。同行した友達と食べてみました。アケビより甘みが少し強いです。ただアケビと同様に種がたくさん含まれていました。そのため、スイカを食べた時のように種を吐き出しました。アケビは丸くなく紫色でしたので、アケビの亜種かも知れません。
籠になりそうな蔓やシダ、そして紐になりそうな草。冬に再度来て採集しようかと思います。
琴石山への山道 田布施方面を望んで 紐に使えそうな細草