東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

こぼれ種から芽生えた茶豆

2022年07月31日 | 野菜:豆類ほか

 去年茶豆を栽培したのですが、すべての豆を収穫できず放置していました。その放置した茶豆のこぼれ種が芽を出して育っています。特徴的な楕円形の葉がたくさん出ています。そのうち、マメ科特有の黄色い花が咲き始めると思います。花が咲き終わると、細長い鞘が伸びてきて豆ができます。その豆を今年も採取して豆茶にします。こぼれ種からたくさんの芽が出ますので、茶豆はとても野性的で強い植物なのでしょう。

           こぼれ種が発芽して成長した茶豆

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草木染め用の茜(あかね)

2022年07月30日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 草木染めに使う茜(あかね)がどんどん成長しています。この植物は蔓に近い雑草のようで、近くの支柱や植物に引っ掛かりながら上に伸びていきます。葉や茎にはざらざらとした感触があります。蔓ならば支柱に巻き付くのですが、巻き付くことはしません。触った感触が雑草ヤエムグラに似ています。ヤエムグラも他の植物にくっつきながら上に伸びます。これらの特徴から服にくっつくようです。なお、今年は根を育てるだけにとどめ、草木染めには来年にしようと思っています。

         雑草ヤエムグラに似たくっつき方をする茜

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育ちが良くないリネン

2022年07月29日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 3年前にリネンを育てましたが、その時は高さが1m位に伸びて青い花がたくさん咲きました。しかし、今年は育ちがよくありません。高さがまだ30cm位しかありません。ただ、隣に背が高いアマランサスが育っています。アマランサスの日陰になってしまったため、育ちが良くないのではないかと思います。今年は種を取るだけにとどめて、来年は日当たりが良い場所で育てようと思います。そのため、今年は繊維を取ることはできそうもありません。残念ですが。

          背の高さが30cm位しか伸びないリネン

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今年もカブトムシが我家にやって来る

2022年07月28日 | 生き物

 毎年の事ですが、6月末~7月中旬頃にかけてカブトムシが我家に飛来します。夜の電灯めがけて飛んで来るのです。カブトムシの羽音は独特です。低くブーンと言う響き共に、あちこちにぶつかります。窓を開けると、窓の下に落ちて這っています。そのカブトムシを手で捕まえてみました。立派な角をしているカブトムシです。カブトムシは堆肥などの腐った草木で育ちます。我家の周りは枯れた草や朽ちた樹が多いので、カブトムシがよく育つのでしょう。蛍もクワガタも飛んでくる、自然がいっぱいの我家に乾杯です。

           今年も我家に飛んできたカブトムシ(雄)


 カブトムシ(雄)が飛来したのに続いてカブトムシ(雌)もやってきました。捕まえるとグーグーと音をたてて威嚇します。お腹を擦る音なのでしょう。カミキリムシも同じような音をたてます。
 ところで、我家の周りにはバラバラになったカブトムシの残骸が多くあります。共通しているのはお腹が無いことです。イノシシやタヌキなどの獣が、カブトムシのお腹を食べるのではないかと思います。角や足は硬くて噛めないため残すようです。
 カブトムシをみているだけでも昆虫を学ぶことができます。我家には、カブトムシの他に、キリギリス、アリ、カマキリ、蝶、セミ、ナナフシなどたくさんの昆虫が住んでいます。自然が多く観察にはもってこいの我家です。

    飛来したカブトムシ(雌)       バラバラになったカブトムシ
 

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柳井市 上馬皿周辺の史跡巡りウォーキング(3/3)

2022年07月27日 | 歴史探訪他ウォーキング

 黒杭川ダム堰堤に着くと、怖いのですがダムから底を除いてみました。すると、下見の時とほとんど変わっておらずダム底には少ししか水が溜まっていませんでした。その水溜りの周辺を見ると、魚を釣っている人がいました。どんな魚が釣れるのでしょうか。いつもより水が少ないので、魚の密度が高くて楽に釣れそうにも思いますが釣果はどうでしょう。反対側を見ると、かつてあったプール底の一部が見えました。その周辺は草木に覆われて緑一色でした。もう使われない施設のようです。

      草木に覆われた黒杭川ダム公園内を黒杭川ダムに向かう


 黒杭川ダムの堰堤を渡ると、舗装道路の歩道に出ました。そして、柳井方面向かって緩い下り坂を歩きました。途中、昭和42年に安置された地蔵様が道端にありました。黒杭川ダム完成が昭和44年なので、ダム工事のための道路を掘削している時に移動したか新たに安置されたのではないかと思います。おそらく工事の安寧を願って安置されたのでしょう。

 黒杭川ダム堰堤を渡る   ダム底にはわずかな水   昭和42年安置の地蔵様    
  

 しばらく緩い下り坂を下っていると、柳井/日積/伊陸の三方向への三字路に到着しました。日積方面への道を選択しました。この頃になると晴れてきましたが、風があったため下見の時よりも快調に歩くことができました。しばらく歩いて菓子乃季に寄りました。そこで、私はグレープフルーツジュースと干天菓子をいただきました。皆さんも好きな飲み物などをいただきました。私は、ジュースがとても美味しかったです。少しばかり皆さんと菓子乃季で休憩しました。

  休憩した菓子乃季    メダカ養殖場を見学   最後に石井ダム石階段
  

 菓子乃季を出ると、出発した石井ダム方面に向かって歩きました。下見時にはアジサイが満開でしたが、季節外れで花がしおれていたためアジサイ園には寄りませんでした。そして、メダカの養殖場によりました。数百の品種のメダカが飼われていました。1匹¥200位から、なんと¥10,000位のメダカが泳いでいました。熱帯魚のネオンテトラのようなメダカが超高価でした。
 続いて、水が流れる溝の中を覗いてカワニナを数匹取りました。我家で飼っている金魚の水槽に付着した藻を掃除してもらうためです。以前、藻を食べるエビを入れましたが効果がほとんどありませんでした。カワニナに期待したいところです。
 カワニナを取った後、石井ダムの階段を登って駐車場に戻りました。参加されたみなさん、暑い中をお疲れ様でした。8月の史跡巡りウォーキングは例年のとおり、お休みです。9月から再開致します。直前になりましたら、いつものように案内葉書を送ります。その時はまた、よろしくご参加くださるようお願い致します。

         柳井市 中馬皿周辺の史跡を巡ったルート

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畑の公共道路に接する側を草刈り

2022年07月26日 | 草刈り,整地

 夏の野良仕事はほとんどが草刈りです。一番手抜きできないのは公共道路脇です。皆さんが毎日通りますし、草刈りを手抜きしていることがすぐに分かります。我家の畑に接するNさん,Hさん,Tさんの畑はいつも綺麗に草刈りしています。そのため、私も手抜きできません。
 私が草刈りすると他の方も負けじと草刈りします。他の方が草刈りして綺麗にすると私も負けじと綺麗に草刈りをします。こんな感じで、あうんの呼吸で隣同士で周辺を綺麗にしています。たまに、偶然同じ日に草刈りすると挨拶して談笑します。田舎付き合いの良いところです。

       公共道路に面する畑の土手、草刈機や鎌で草刈り


 今回は、公共道路に面した場所を草刈りして、ついでにその場所に植えたカンナを手入れしておきました。このカンナは定年前にゴミ箱脇で見つけたものです。田布施に持ち帰って植えたらだんだん増えました。雑草にも負けず増えています。
 その真っ赤な花は、散歩する方々に人気のようで。時々、その球根がもらわれていきます。また写真を撮る方もいます。カンナの周りの草刈りが終わると、柿が植えてある場所や田んぼ側の草なども刈り取りました。熱中症にならないように30分ごとに休憩しては水分をとりました。

   公共道路脇を草刈機で刈る       舗装道路傍はチップソーで刈る
 

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柳井市 上馬皿周辺の史跡巡りウォーキング(2/3)

2022年07月25日 | 歴史探訪他ウォーキング

 中馬皿バス停近くに安置されている美人地蔵のお話です。バス停前に住むお婆さんから聞きました。言い伝えとのことです。このお地蔵様はその昔、美人の妻が落馬して亡くなったことを弔って安置されたそうです。ただの美人だけでは村人に惜しまれることはなかったと思います。亡くなる前から人々に慕われていたのでしょう。
 この美人地蔵、この場所から移す計画があったそうです。それは、菓子乃季の工場が馬皿にできた時のことです。琴石の水を分ける場所に移さないかとの話が菓子乃季から出たそうです。そこで、村人が美人地蔵の気持ちを聞くために周防大島の占い師にお伺いをたてたそうです。すると、美人地蔵は村人の傍を離れたくないとのお告げがあったとのこと。私は知りませんでしたが、周防大島に占い師がいたことは皆さん知っていました。そのため、うその話ではないようです。

     今回の中馬皿周辺史跡巡りウォーキングに参加された方々


 さて、美人地蔵を去るとひたすら柳井方面に向かって歩きました。柳北小学校手前100mに黒杭川が流れています。その黒杭川右岸の道を上流に向かいました。しばらく歩くと、黒杭川ダムが見えてきました。ダムが見え始めた頃、左に急な石階段が現れました。龍岩神社(別名猿田彦神社)に向かう石段です。その急な石段を参道に向かって登りました。少しばかり登ると、車道に出ました。そこからは、石階段を登っても車道を歩いても神社に行くことができます。しばらく登ると、龍岩神社(別名猿田彦神社)に到着しました。

 柳井方面に向かう途中   昼食休憩した龍岩神社    龍岩神社の石鳥
  

  龍岩神社はその名のとおり、神社の境内に言われれば「そうか」と、言うような竜の形に似た岩があります。首と思われる場所にしめ縄がかけてありました。ちなみに本殿には猿の思われる木造が表上に飾ってあります。その昔、伊勢の猿田彦神社にお参りして勧請していただいてきたのでしょう。それを龍岩神社に祀って別名猿田彦神社とも呼ばれるようになったのではないかと思います。

岩政次郎右衛門が築いた取水口近く      黒杭川上流ダムと取水口
 

  龍岩神社て昼食休憩をとりました。続いて、黒杭川ダム脇を通って黒杭川上流ダムに向かいました。到着すると、岩政次郎右衛門が築いた水路の取水口を見ました。取水口は網があるため直接見ることはできませんでした。その後、再び黒杭川ダムに戻りました。途中、黒杭川ダム公園内を通りましたが、一部の生垣が枯れたり竹が生い茂って日陰になっていました。竹を伐採するだけでも明るくなるのにと思います。やはり、公園を管理する費用も管理する人もあてがうことができないのでしょう。

          柳井市 中馬皿周辺の史跡を巡ったルート


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田布施コットンクラブ、藍の枯葉を使って藍染め

2022年07月24日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 コットンクラブで久しぶりに藍染めをしました。今の季節、藍の生葉を使った藍染めをすることが多いです。しかし、今回は数年前から収穫してきた藍葉を乾燥した枯葉を使って藍染めしました。
 生葉を使った藍染めは最も簡単な藍染めです。しかし、一度では濃く染まりません。一方で枯葉を使った藍染めは手順はやや面倒ですが、濃く染めることができます。ところで今、コロナの七波が広がっています。皆さん予防接種をしている方々ばかりですが、念のために野外にテーブルを置いて染めました。真夏とは言え適度に風が吹いていたため、快適に藍染めすることができました。

         染めた直後は黄色だった布、だんだん紺色に


 私は双子に紡いだ羊毛とガーゼ布を染めることにしました。ガーゼ布は、絞り染めにするためタコ糸で縛りました。出来上がりの模様を想像しながら糸で縛りました。他の方々は、染めたい布を持参しました。布1枚を単純に染めてもいいし、絞り染めしてもかまいません。絞り染めする方々は工夫しながらタコ糸を縛っていました。

  染めたい布を縛る    藍の枯葉のあくを取る   最初双糸の毛糸を染め
  

 最初、藍の枯葉を温湯に浸けて茶色に溶け出たあくを捨てました、そして、あくを取った枯葉を綺麗に水洗いしました。続いて、水洗いした枯葉と水をミキサーに入れて粉砕しました。経験的に粉砕した方が藍の染料がよく溶けるようです。次に、粉砕した枯葉を鍋に入れて温めました。その後、アルカリ剤と還元剤を入れてゆっくりと混ぜました。しばらく混ぜていると、液の表面に虹色にも見える膜が張るようになります。その膜が張るようになると藍染めOKです。

 手が染まらないようにビニール手袋      次々に布を入れて藍染め
 

 最初、私が紡いだ毛糸を染めました。染め~空気にさらす~水洗いを二度ばかり繰り返しました。続いて、皆さんと交互に絞り染めをしました。私は素手で染めましたが、皆さんはビニール手袋を使って染めました。粉砕した残渣が多少付着しますが、水で容易に洗い流すことができます。染めた布は、広場に張った紐にかけて空気にさらしました。最初黄色だった布が、酸素と反応するのか次第に藍色に変色します。
 藍の枯葉を使った藍染めの欠点は、粉砕した残渣が布に付着することです。しかし、水で容易に洗い流すことができます。この方法は、季節を問わず藍染めできる素人向けの染めではないかと思います。藍染めが終わると、水分補給するなど休憩しました。その後、後片付けをして解散しました。

紐にぶら下げ風に当てる   染めた双糸の毛糸    絞り染めした布
  

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またも裏山の野良竹を伐採

2022年07月23日 | 草刈り,整地

 3週間ほど前でしょうか、裏山に侵入してきた野良竹を伐採しました。今回、その野良竹はもう生えていないだろうと裏山を調査しました。すると、あちこちにまた野良竹が生えているではありませんか。鎌を手に野良竹を根本から切り捨てました。生えているのは竹とは言え、笹のような小さな竹です。侵入したばかりなので小さな竹ばかりです。この小さな竹が橋頭保となって、だんだん太い竹が生えてくるのです。今、すべての小さな野良竹を退治しておかないと手遅れになります。

       笹の間から次々に生えてくる野良竹を鎌で刈り取る


 野良竹を伐採していると、暑さと湿気で汗ばんできます。すると、どこからともなく蚊の大群がやってきます。いつもは蚊取り線香などを用意して山に入るのですが、今回は忘れてしまいました。さっそく肌を露出している首筋や腕がやられました。あちこちが蚊にやられたのでしょう、裏山から降りると痒くてたまりません。野良竹は夏の間中、隙を見ては生えてきます。油断はできません。最低、一週間に一度は野良竹が生えていないか見回る必要があります。夏の嫌な野良仕事の一つです。

  野良竹があちこちに   生えたばかり野良竹    鎌で根元から伐採
  

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山口産ウールを紡いで座布団を試作(9/14)

2022年07月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 双子に紡いだ毛糸を先日二つに分けました。その両方を使って毛糸布に編むつもりですが、編む前に藍染めしようと思います。一つは薄く、もう片方は濃く染めるつもりです。今回、薄く染めてみました。そのため、畑で栽培している藍を何本か抜いて、その生葉を千切り取りました。その千切った葉を使って染めます。いわゆる藍の生葉染めです。濃くは染めることはできませんが、薄くならばお手軽に染めることができます。
 なお、生葉藍染めは夏か秋にしかできませんが、藍の葉を乾燥した枯葉を使った藍染めは一年中できます。生葉を使った藍染めよりやや手順が多いですが、濃く染めることができます。こんどのコットンクラブで枯葉藍染めをしようと思います。

     畑で栽培している藍の葉をたくさん千切り、ミキサーで粉砕


 さて、千切ったたくさんの葉をミキサーに中に押し込み、水を入れます。そして、電源スイッチを入れて10秒位藍の生葉を粉砕します。粉砕された後、袋状にした薄い布に入れて濾して緑色に染まった水だけを取り出します。そして、その中に毛糸を数分浸します。最初は緑だった水が、だんだん紺色に変色してきます。頃合いをみて毛糸を取り出し、空気に触れさせます。その後、水で流すと染まったことが分かります。浸す~空気にさらす~水洗いを数度繰り返します。

  藍の葉を千切り取る   ミキサーで葉を粉砕   濾した藍汁に毛糸を浸す
  

 最後に水洗いすると、天日で自然乾燥します。濃くはありませんが、薄く染まります。この程度の藍染めでもなかなか良い色です。涼しげな良い色に染まりました。生葉染めは、薬品を使うことなく誰でも簡単に染めることができます。さて、もう片方の毛糸は藍の枯葉を使って濃く染めてみようと思います。手順を間違えず濃く染まるでしょうか。

   緑色からだんだん藍色に変色      涼し気な色に染まった毛糸
 

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柳井市 上馬皿周辺の史跡巡りウォーキング(1/3)

2022年07月21日 | 歴史探訪他ウォーキング

 柳井から日積に行く時にいつも通過する石井ダム、この駐車場に集合しました。いつもの7人が集まりました。真夏のため少々少ない人数でしたが、和気あいあいにスタートしました。最初は、石井ダムの堰堤に埋め込まれたタイル絵を見学しました。柳井市だけでなく、近隣の田布施、平生、上関の名所旧跡も描かれていました。タイルに描かれた旧跡のほとんどに、このウォーキングクラブで行きました。みなさんと懐かしみながらタイル絵を一つ一つ見学しました。次に堰堤下にある石井ダムパークに寄りました。下見時にも思いましたが、もう少し管理されているといいですね。水車付近はまるで廃墟です。

       岩国~竪ヶ浜街道途中の馬皿に安置された美人地蔵


 石井ダムバークから中馬皿に向かいました。途中、山脇を通る馬皿~日積の旧街道に入りました。人がようやく擦れ違うことができる山道です。その山道に安置された出雲社に寄る直前、たまたま見かけたお婆さんに挨拶をしました。すると、出雲社を管理している方でした。今や誰も通らない山道ですが、その方が草を刈ったりして整備しているのでしょう。ご苦労様です。

  石井ダムのタイル絵    廃墟のような公園     旧街道の出雲社
  

 出雲社を見学した後、舗装道路に戻りました。少し歩いていると、田んぼ脇にブルーシートがバックネットのように張られていました。たまたま近所の方がおられたため聞いてみました。すると、籾摺りの時に籾殻が風で飛ばないようにする工夫だそうです。その後、少し歩いて広々とした旧柳北小学校跡地に着きました。ここで少しの間トイレ休憩しました。
 休憩後、しばらく歩いて中馬皿バス停に向かいました。たまたますれ違ったお婆さんに、かつてあった老人ホームの場所をお聞きしました。すると、旧柳北小学校跡地に老人ホームが作られていたそうです。介護保険制度ができて養護老人施設等が建設された頃に撤去されたのでしょう。

   広々とした旧柳北小学校跡地      本尊十一面観世音菩薩の祠
 

 続いてバス停近くにある本尊十一面観世音菩薩の祠を見学しました。バス停前の店(今は閉店)に住むお婆さんが、これから訪れる美人地蔵と共に管理しているそうです。このバス停付近は昔、とても賑やかだったと思われます。柳井~伊陸~日積の中継地にあり、旧柳北小学校がありましたので。
 明治・大正時代も人や馬の背に荷物のせた商人などがさかんに行き来したと想像できます。今のバス停前のお店で、お茶でも飲んで休憩したのではないかと想像できます。

          柳井市 中馬皿周辺の史跡を巡ったルート

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古いロックミシン(JUKI BL2-205A)の分解修理と調整(3/3)

2022年07月20日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ようやく布送り機構を修理した古いロックミシン、試しに縫ってみましたが、縫い糸がバラバラでした。悪い箇所は主に次の三ヶ所でした。①布送り幅②布押さえの強弱③針糸とルーバー糸の張り強さのバランス。この三ヶ所を何度も調整をしました。
 まずは、①ですがロックミシンの左下に隠れている調整ボタンを押さえながらはずみ車を手で回して調整しました。調整しては縫い、調整しては縫いながらちょうど良い縫い幅になるよう確認しました。次に②ですが、ロックミシンの上にあるネジを回しながら強弱を調整しました。そして③、一番苦労したのは、針糸とルーバー糸の強さのバランスです。これまた、両者のダイヤルをあれこれ回しながら、ちょうど良く縫えるように調整しました。ミシンより調整が難しいです。

       何ヵ所も調整と縫いを繰り返した古いロックミシン


 調整する前に何度か縫ってみました。ところが、最初は白い布でしたので縫い目がよく見えません。そのため、紺色の端切れを見つけて縫ってみました。すると、縫い目が乱れていることがよく見えるようになりました。その端切れを捨て布として縫いまくりました。このロックミシンは2糸ですので、まだ調整しやすいと思います。今販売されているロックミシンは4本糸が主流のようです。4本糸ロックミシンは、素人がとても調整できる代物ではないと思われます。

白布だと縫い目が見えず    乱れている縫い目    縫いまくった端切れ片
  

 2時間くらいでしょうか、いろんな箇所のボタン,ダイヤル,つまみを試行錯誤的に調整しました。ところで、2糸式のロックミシンの使い方や調整方法をインターネットで探しましたが、あまり出ていないようです。そのため、このロックミシンはもはや骨董品ではないかと思われます。いつか郷土館に、昭和の家庭用品として寄贈しようかと思うようになりました。
 私は裁縫や洋裁や修理で生計を立てているわけではありません。が、次の二つだけはできるようになりたいと思います。①真っすぐに縫えること。②角をきれいに曲がりながら縫えること、です。練習する時間が欲しいところです。

     表から見た縫い目           裏から見た縫い目
 

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採種のため紅花を刈り取り、その後天日乾燥

2022年07月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紅花の種をとる季節がやってきました。花が咲き終わり、茎や葉が黄色や茶色に変わり枯れ始めました。花柄を手で摘まんで揉むようにすれば種を取ることができます。ところが、紅花は鋭い棘があるため、とても手で揉めません。軍手をしていても硬くて鋭い棘が貫通するのです。そのため、私は花柄を含む茎を刈り取り天日乾燥します。からからに乾いた後、木槌で軽く叩くようにして種だけを取るのです。とにかく、棘が痛いのです。
 ※鳩は紅花の種が大好きです。痩せたを伝書鳩を保護した時に食べさせました。栄養価がとても高いのでしょう。バターにも加工されています。

         棘を避けながら手で揉み、取り出した紅花の種


 紅花の花弁には2種類の染料が含まれています。一つは水に溶けやすい黄色、二つ目は水に溶けにくい紅色です。うまく利用すれば黄色と紅色の染物をすることができます。特に後者の紅色は、その昔珍重されたそうです。紅花の主産地である東北で栽培され、染物屋が多い京都などに送られました。そのとき、紅の染料を餅のように固めて乾燥した紅餅を送ったそうです。紅餅にしておけば、いつでも染めに使えそうです。いつか紅餅を作ってみたいものです。

   鋭い棘に囲まれた乾燥花       刈り取り後、束ねて乾燥
 

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小豆畑の草取りと耕運

2022年07月18日 | 野菜:豆類ほか

 先日種をまいた小豆畑の草取りをしました。低い草ばかりですので、草刈機を使わないで耕運機のロータリーを使って雑草をうない込みました。梅雨明けしたとは言え。、時々雨が降るため雑草はとても元気です。最低でも二週間に一回は草取りが必要です。
 ところで、去年のこぼれ種から芽生えた小豆と小麦の刈り取り後に種をまいて芽生えた小豆があります。前者はもう花が咲くほどに育ちました。後者は芽生えてようやく葉が出ました。

           耕運機のロータリーを使って除草耕運


 最初に小麦の刈り取り跡に種を蒔いた小麦の除草耕運をしました。小豆を間違って耕運しないように、耕運機をぎりぎり近づけました。耕運機で除草後はクワを使って土寄せしておきました。そして、この畑は肥料分が少ないため化成肥料をまいておきました。一雨降れば元気に育つと思います。

低い草がびっしり小豆畑   小豆にぎりぎり近づく   除草後クワで土寄せ
  

 こぼれ種から芽生えた小豆はだいぶ大きく育っていました。この位に育つと草が生える余地がありません。近くを軽く除草耕運するだけにとどめました。小麦畑の除草耕運が終わると、ジャガイモ畑を除草耕運しました。そして、秋に種をまく予定の空き地の除草耕運をしました。秋に種を蒔くまでに、もう二度ばかり除草耕運する必要がありそうです。熱中症にならないように2時間程度作業して終わりにしました。

     次々に土寄せと施肥        こぼれ種小豆の除草耕運
 

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ホームヘルプ時に見つけたカンナ、今年も赤く咲く

2022年07月17日 | 花,野草

 私が東京から田布施に帰った時、カンナの球根を持ち帰りました。その持ち帰ったカンナ、今年も赤い花が咲き始めました。思い起こせば、田布施に帰る直前まで統合失調症の患者様のホームヘルプをしていました。その患者様の生活支援をしている時のことでした。生活支援中、患者様と一緒にゴミ捨てをしていました。その時、ゴミ箱脇に痩せたカンナが生えていることに気が付きました。舗装されたときに埋められたようで、わずかな隙間から生えていました。その痩せたカンナを田布施に持ち帰ったのです。
 私が定年退職する数ヵ月前、患者様に田布施に帰ることを伝えました。以降、その患者様は悲しそうな顔をするようになりました。そして、幻覚が出るなど症状もひどくなりました。私が病院を退職して田布施に帰った後、その患者様のことが気になって病院にメールしました。すると、私が田布施に帰ってから1ヶ月後に亡くなったとのこと。身につまされました。持ち帰ったカンナが花を咲かせるたびに、その患者様のことを思い出します。

      ゴミ箱脇に生えていたカンナ、今年も赤い花を咲かせる

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