東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草木染めに使うヘナの越冬作業

2021年12月02日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 草木染めに使っているヘナはとても寒さに弱い植物です。野外で育てていたヘナは、11月の寒さでもう枯れてしまいました。夏に植木鉢に移植したヘナは、一時的に暖かい軒下に避難していました。しかし、12月になるとさらに寒くなり霜が降りてきます。このままでは枯死してしまいまし。そのため、日当たりの良い場所に置いた温室に避難しました。年を越してさらに寒くなれば、ヒーターを取り付けて暖かく保温しようと思います。

           日当たりの良い温室に避難したヘナ


  ヘナは元々髪染めに使うそうです。また、肌染めにも使われているようです。私は紡いだ羊毛の染色に使っていますが、自然に脱色するのではないかと少し心配しています。そもそもヘナを布の染色に使っている話を聞いたことがありません。どの位の日数が経てば脱色するのか、紫外線が強い野外でも脱色するのか全く分かりません。今後、ヘナで染色した毛糸の脱色具合を観察しようと思います。

  寒さで枯れてしまったヘナの樹      暖かい軒下に退避中のヘナ
 

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田布施町少年少女発明クラブ 楽しかった天体望遠鏡の製作

2021年12月01日 | 子供の育成関連

 今月は田布施中学校の理科室で少年少女発明クラブの活動です。前回は葉脈の標本作りでしたが、今回は牛乳パック二個を使って天体望遠鏡を作りました。そのため、子供達は牛乳パック二個を持参しました。私は予備として四個持ってきた牛乳パックを、忘れた子供に手渡しました。
 私はもっぱら望遠鏡製作の補助として活動しました。制作した牛乳パック天体望遠鏡は意外によく見えました。ただ、天体望遠鏡のため景色が逆さまに見えます。中学校近くの山陽本線を走る電車を見ると、上下逆さまに電車が見えました。レンズの取り付けが大変でしたが、全員完成することができて良かったです。子供達は、自作した天体望遠鏡を家に持ち帰り、美しい夜空を見ているのではないでしょうか。

        先生から牛乳パック天体望遠鏡の作り方を聞く子供達


  先生から作り方の説明を受けると、さっそく天体望遠鏡の製作に入りました。最初にレンズを取り付ける台紙を作りました。渡された厚紙から7 x 7cmの台紙を四枚切り出します。次に、その正方形の台紙の中心にレンズを取り付ける丸い穴を開けます。ハサミを使うことができないため、特別な工具を使って丸い穴を開けます。小刀を使って穴を開けてもかまいません。私は子供達が怪我をしないように、小刀を持つ手元を見守りました。危ない持ち方をする子が数人しましたが、見つけると怪我をしない正しい持ち方を指導しました。

 台紙となる厚紙を配布    切り取る線を引く   中心を丸く切り抜き
  

 台紙の中心にレンズの大きさに合わせた丸い穴を開け終わると、二つの牛乳パックの底に四角い窓を開けました。この穴は、レンズを取り付けた台紙を貼り付ける穴です。牛乳パックは牛乳が漏れないように硬く密閉されています。硬いため小刀を上手に使わないと穴を開けることができません。牛乳パックを押さえたり小刀を握る手や指の力加減が問われます。穴が開くとレンズがみんなに渡されました。

   渡されたレンズを手に取る      牛乳バックに四角い窓を開ける
 

 渡された接着剤を使って、レンズを二個の台紙の丸い穴に取りつけます。そして、レンズを付けた台紙二個を牛乳パックの底に開けた四角い窓に取り付けました。これで天体望遠鏡は完成です。窓際に行って外の景色を覗きました。二つの牛乳パックの間隔をずらすとピントを合わすことができます。
 天体望遠鏡が完成すると、子供達全員に小型のプラネタリウムキットが渡されました。このキットは黒いドームに穴を開けると、その通りに天井に星が投影されます。今回の工作を通じて、天体に興味を持ってもらえたらと思います。

  レンズを取り付け    望遠鏡で野外を観測   小型プラネタリウムキット
  

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田布施町のわら細工民具「ほぼろ」の製作講習会(2/x)

2021年11月30日 | ふるさと

 ワラのみご取りが終わると、いよいよほぼろを作り始めました。ほぼろを作るために専用の用具が必要です。通常「馬」と呼ばれるものと、「駒」と呼ばれるものです。一人に対して、一つの馬と六個の駒が必要です。これらの用具をあらかじめ私が人数分作っておきました。7人が同時に作ることができます。作りたい人がもっといれば増やそうと思います。まずは、これらの道具を皆さんに配りました。

       公会堂広場にブルーシートを広げ、向かい合って座る


 次に、ワラを編むための紐を用意しました。ほぼろの大きさに応じて必要な長さの紐を取ります。作りたい大きさのほぼろのサンプルを参考にして、必要な長さの紐を作ってもらいました。ほぼろの円周の四倍位の紐が良いでしょう。昔はワラで細紐を作っていましたが、今回はジュート紐を利用しました。同じ長さのジュート紐を三本を確保すると、その紐の両端に駒を取り付けます。

 サンプルのほぼろ参考   紐の両端に駒取り付け   駒に紐を巻き取る
  

 一つの紐の両端に駒を付けると、紐の両側から駒に紐を巻きつけます。そして、紐の中心が20cm位残るように駒に巻きます。巻きつけた後、ぶら下げても落ちないような巻止めをします。このようにして、両側に駒を付けた紐を三組作ります。次に、取っ手にする太目の紐一本を用意します。太めの紐は駒を巻き付けることはしません。これらの準備が終わると、馬の前に座ってほぼろを編んでいきます。

    紐の両側に駒を取り付け      馬の前に座り、ほぼろを編む
 

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國木田独歩に関わる田布施町麻郷の史跡、吉見家や高塔山周辺を実踏ウォーキング(2/x)

2021年11月29日 | 歴史探訪他ウォーキング

 鳥越の小道を歩いていると、Mさんの家の前を通りました。すると、賑やかな声が聞こえたのかMさんが出てきました。高塔山に急いでいたため、ゆっくりと声を交わす時間がありませんでした。しばらく道なりに歩くと、国道188号線に出ました。信号が青でみんなが横断歩道を渡りました。そして、国道の目の前にある急階段を登りました。この急階段が高塔山への登り道となります。階段を登り終わった所にこつり地蔵尊跡があります。ここには、子供達の風邪を治す言い伝えのお地蔵様が安置されていました。そのお地蔵様の周りには、治ったことのお礼に母親が手作りした前掛けがたくさん掛けられていました。こつり地蔵尊の言い伝えを手短かに話すと、いよいよ高塔山に向かって山道を進みました。

         こつり地蔵尊を過ぎると、暗い竹藪の山道を進む


 こつり地蔵尊を過ぎると、暗い竹藪に吸い込まれるような山道に入りました。何十年もの間に、すっかり獣道化してしまった山道を進みました。枯れた太い竹を横切りながら、あるいは股ぎながら進みました。子供の頃に何度も往復した私でないと、迷子になってしまうような獣道です。しばらく竹藪の道を難渋しながら歩いていると、山道の十字路に着きました。高塔山頂上はもうすぐです。

   鳥越地区の小道    こつり地蔵尊の急階段   暗い竹藪内を歩く
  

  この山道の十字路は、南に行くと高塔山への急な上り坂,西に行くと鳥越方面、北に行くと麻郷神社や吉見山方面に,東に行くと我家の田んぼ方面に降りる道でした。今は、鳥越方面と高塔山への道だけが通じています。今回は、高塔山への急な登り坂を進みました。ゆっくりと一歩一歩進まないと息が切れてしまいます。そのため、真夏は熱中症になってしまうかも知れません。森の中では誰も助けに来ることができません。そのため、真夏の単独での高塔山登山は自殺行為です。今回、やや寒いくらいで人数も多いので安心して高塔山に登ることができました。

    高塔山への急坂を登る         高塔山西峰にやっと到着
 

 十字路からの急な上り坂を登りきると、高塔山の西峰に到着しました。今の高塔山は、この西峰だけが展望があります。展望がある理由は、携帯用だと思われる電波塔があるためです。その電波塔を管理するために、頂上が刈りはらわれて眺望が良くなっているのだと思います。電波塔を整備・点検する人が定期的に来ているのでしょう。西峰に着くと、休んだり、水分を補給したり、展望を楽しんだりと自由に休憩しました。

     実踏しながら詳細に解説した吉見家跡,高塔山,八海周辺

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紅花がようやく発芽、今後冬越し

2021年11月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紡いだ毛糸の山野草染色の一つに紅花を使っています。紅花の種は、色は白で形はヒマワリに形が似ています。先月、この夏に採種した種子を種まきしました。その紅花が発芽しました。発芽率は60%位でしょうか。発芽した芽をよく見ると、すでに小さな子葉が出ていました。小麦と同じように、冬を越して春になって開花します。その花びらを収穫して染色に使います。紅花の花には黄色と赤色の二つの色があります。面白いことに、前者は水に溶けて後者は水に溶けません。その違いを使いわけて二つの色に染め分けます。

        綺麗に発芽、小さな子葉も出ている紅花の芽


 これまで毎年のように紅花を栽培していますが、まだ完璧な栽培方法に至っていません。春に種まきするより、秋に種まきする方がよく開花することは分かっています。それに秋まきの方が除草が少ないため管理が楽です。一番よく分からないのが、次年のための種の取り方です。染色に使う花弁を千切るように取ると、根本にできる種子が実らないことがあるのです。紅花の花粉を媒介する昆虫の種類が少ないのでしょうか。または授粉しない前に花びらを取るといけないのかも知れません。そのため、種を取るための株だけは花弁を取らない方が良いようです。単に、暖かい山口県では紅花は栽培しにくいだけなのか知れませんが。

     発芽した紅花周りの除草        除草した紅花の周り
 

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