東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

懐かしい!童心に戻って稲の脱穀作業

2006年10月31日 | 田舎暮らし

 これまでの稲刈りや脱穀作業は、小学生や大学生などの若者が対象でした。しかし今日は、「多摩丘陵の自然を守る会」の年齢70歳前後の方々の脱穀作業です。農業用発動機や動力脱穀機を使ってもらって脱穀作業をしてもらいました。脱穀した稲は、自分達で田植えして稲刈りして乾燥させたものです。
 私の所有する農業用発動機や動力脱穀機を使いましたので、私はひたすら脱穀機を動かして見守り、故障すると直すことに専念しました。毎年のように脱穀機を使ってもらっているので顔見知りばかりの方々です。

    脱穀機のそばに稲を山のように積んで、いよいよ脱穀開始


   皆それぞれの格好で脱穀作業        秋晴れの中、快適な作業
 

 小学生や大学生は足踏みや千歯こぎを使って脱穀しましたが、今日は農業用発動機(エンジン)を使って脱穀機を動かしました。この農業用エンジンはとても古いもので、昭和20年頃のディーゼルエンジンです。農家の庭に埋まっていたものを掘り出して直したエンジンです。数年かけて直したこともあり、私の一番好きな農機具です。出力が少し小さいため負荷がかかると苦しそうに煙を出しますが、それがとても可愛く感じられます。小川の水など自然の水で冷却するため、しばらく使っていると蒸気がもくもくと立ち上がります。

       山里に音を響かせる骨董品のような古い農業用エンジン


 農業用エンジンの回転は動力脱穀機にベルトで伝えられます。そして、内部の脱穀ドラムを勢いよく回転させます。脱穀機に稲穂を差し入れると、そのドラムに穂が衝突して籾粒がはずれます。稲穂からはずれた籾粒は、風でワラくずと選別されて脱穀機の横にある袋に送られます。

   脱穀機に稲を差し入れると、稲穂は回転するドラムに衝突


 ワラくずは脱穀機の後ろに排出        排出されたワラくずをかき出す
 

 脱穀が進むと、米袋はじきに籾で満杯になります。籾であふれる前に脱穀を止めて、新しい空の袋と入れ替えます。1袋には約30Kgの籾が入ります。

  新しい米袋を取り付け             米袋に入る脱穀された籾粒
 

 脱穀が終盤に入ると、小学生や大学生が使った古い足踏み脱穀を勧めてみました。農家出身で子供の頃に使った記憶がある人が何人かいるのではないかと思ったからです。みなさん孫やひ孫がいる世代の方ばかりです。案の定、「とても懐かしい」と顔をほころばせる方がいました。今から60年ほど前は農家では当たり前の道具でしたから、懐かしいのも無理はないと思います。

          左は動力脱穀機、右は足踏み脱穀機


 みなさん童心に戻ってぺダルを踏みながら脱穀機のドラムを回します。なにしろ5~60年ぶりに出会う農機具ですから、なかなか使い方を思い出せません。最初は四苦八苦でしたがそのうちスムーズに脱穀できました。

         息をはずませながらペダルを踏んで脱穀


 足踏み脱穀機は、脱穀した籾が散乱します。脱穀中や脱穀の後、籾をかき集めなければなりません。また籾にはワラくずなどのゴミがたくさん混ざっています。昔は風や唐箕でゴミをより分けたものですが、今日はせっかく動力脱穀機を動かしているので、それを使ってゴミを選別して米袋に入れます。

   散乱した籾をかき集める        集めた籾を動力脱穀機に入れる
 

 ついでに江戸時代の千歯こぎを使ってもらいました。一人だけこの脱穀機を子供の頃に使ったことがある人がいました。江戸時代から続く古い農家では、このような道具が納屋に仕舞われていてもおかしくはありません。

     この道具を使ったこのある人は、70歳前後の人でも極めて稀


 今日は、小学生や大学生のお爺さんお婆さんの世代にあたる人と稲の脱穀作業をしました。この世代の人たちには子供の頃に体験した思い出がよみがえるのか、とても懐かしがっていました。今日のことで、稲刈りや脱穀作業は子供達だけでなく年配の方々にも良いのではないかと思うようになりました。

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恵泉女学園大学生、楽しく稲刈りしたね

2006年10月30日 | 農業体験

 今日も深夜明けの早朝、恵泉女学園大学生の稲刈りです。環境と自然に関するゼミの授業としての稲刈りです。 この6月に来て田植えした稲(コシヒカリ)を今日稲刈りしました。田植えには6人が参加しましたが、今日来たのは4人です。残りの2人はタイにボランティア兼授業で行っているそうです。最近は海外で授業をする時代なのですね。
 到着した女学生達4人には最初小屋で着替えしてもらいましたが、先日の雨で田んぼがぬかるんでいたため長靴を貸しました。小学生の稲刈りと同様に、最初カマの使い方や刈った稲の束ね方について指導しました。一度私が見本を示した後すぐに彼女達とに稲刈りをしてもらいました。

     ぬかるむ田んぼで稲刈り初体験、最初はゆっくりと確実に


 秋晴れの中、気持ちよく稲刈り         そろそろ稲刈り終盤
 

 小学生には難しかった稲束の結束も、大学生はすぐマスターしました。しかしながら、女学生達は肌荒れを気にしてか軍手で結束するため、軍手が稲束に巻き込まれてしまい最初はなかなかはかどりません。手作業は素手でするのが一番効率的ですが、指先に力が入るため慣れないと痛くなります。

          稲束を縛ってからはさに掛けて干します


   楽しく話しながら稲束を結束    しっかり縛るには微妙な指先の力加減
 

 稲束を次々にはさに掛けていきます。先日小学生達が干した稲の隣に稲を掛けていきます。やはり大学生ですね、稲束が崩れることも少なくしっかり縛ってありました。きちんとはさに干された稲束群を見ると気持ちがいいものです。今日干した稲は約一週間十分乾燥された後に脱穀します。

        稲束を並べるようにしてはさに干します


 刈った稲をすべて干し終わると今度は脱穀です。今日干した稲はまだ乾燥していないため脱穀できません。そこで、一週間前に小学生達が稲刈りして干した稲を使って脱穀しました。
 最初に使った脱穀機は、ペダルを踏んで回転させたドラムに稲を当てて脱穀する方式の脱穀機です。最初はペダルを踏む要領が分からないのか、しばしばドラムが逆回転して失敗の連続でした。しかし、次第にコツをつかんでちゃんと回転できるようになりました。リズミカルにペダルを踏みながら次々に脱穀していきます。カランカランと言うペダルの音と、女学生達の歓声が山里に響きます。

      最初は失敗の連続、でも慣れてコツをつかむと楽しく脱穀


 回転するドラムに稲束を当てる      ドラムの回転を弱めないように
 

  稲穂のすみずみをドラムに当てる   稲束が吸い込まれないよう注意
 

 足踏み脱穀機を終わると、今度は江戸時代の「千歯こぎ」という脱穀機を使ってみました。この脱穀機はいくつかの部品を組み立てて使います。江戸時代は農民がこの部品を田んぼに持っていって現地で組み立てて使いました。鉄製の歯以外は木製のとても軽い部品でできています。最初それを組み立ててもらいましたが、まるでパズルを解くようです。いくつかのヒントを与えながら、最後まで自分達で組み立ててもらいました。

    どうやって組み立てるんだろう。まるでパズルです。


    まず4本の足をセット        鉄製の歯はどう設置かなあ
 

 千歯こぎを組み立て終わるとさっそく脱穀の開始です。ペダルを踏む脱穀機も大変でしたが、この脱穀機もまた、使うにはコツがいります。頭をひねりながら稲を脱穀します。彼女達は初めての道具に戸惑いながらも興味しんしんで気に入ったようでした。

          稲束を一度に歯にかけると脱穀機がバラバラに


  少しずつ稲穂を脱穀            みんなで考えながら慎重に脱穀
 

 今日は秋晴れに恵まれて稲刈りと脱穀などができました。生まれて初めての稲刈りに、生まれて初めての道具を手にして、どんな気持だったでしょうか。遠い江戸時代の生活の一部を知ることができたのも貴重な体験だったと思います。





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ありがとう、小学生の稲刈り・脱穀体験

2006年10月26日 | 農業体験

 別所小学校5年1組と3組の稲刈り・脱穀をしました。6月から7月にかけて子供達が田植えして育てた大切な稲の刈り取りと脱穀です。
 私は、今回も深夜勤務明けの朝でしたが、小学生達約80人,先生2人,そして保護者10人に稲刈りや脱穀などを無事体験させることができました。ボーっとして眠くてたまりませんでしたが、子供達を目の前にすると眠気が飛んでいきます。予定通り朝10時から稲刈りと脱穀を開始することができました。

        まずは稲刈りです。刃物であるカマで怪我しないように

 参加した保護者は稲刈りのお手伝い   慣れると刈り取りが早くなります
 

 稲を刈り取ると、安全のためカマをいったんバケツに返され、返されたカマは次の生徒が稲刈りに使います。刈り取った稲束は、あとで解けないようにワラで根元を縛ります。しかし、ふだん結んでいるチョウチョ結びとは違うため、子供達には難しいようでした。

            「こう結ぶのかなあ?」 子供達同志で結び方の練習です


  稲束を結ぶワラを取る           二人で稲束結束の練習
 

 だんだん結束できるようになりました    二人で稲束を見せあいます
 

 2クラス約80人いる子供達を、私を含む二人だけで教えるのはとても無理です。このため、稲束の結束など難しいところはお母さんにも教えてもらいました。なお、稲刈りが初めてお母さんもいるため、子供達が稲刈りを始める前にお母さん方に稲刈りと稲束の結束方法を教えておきました。

             稲束の結び方を教えるお母さん

 最初はお母さんもおっかなびっくり   子供といっしょに楽しみながら 

 稲束を結束すると天日に干します。竹で組んだ「はさ」に、結束した稲束を次々に掛けていきます。稲束を並べて干すと、稲刈りをした実感がわいてきます。干した稲束は1週間程度カラカラに干してから脱穀します。

             稲束を竹で組んだ「はさ」に次々に掛けていきます


 稲束を二つ折りにして掛けます       束ねた稲束を丁寧に掛けます
 

 稲刈りが終わると今度は脱穀の体験です。最初は江戸時代の脱穀機「千歯」で脱穀です。串のような鉄の歯の間に稲穂を入れて引っ張ると、お米の粒(籾)が下にぼろぼと落ちます。一度にたくさん脱穀しようと稲穂を多く入れて引っ張ると、うまく籾を取ることができません。ほどよい数の穂を入れて引っ張らないと良い脱穀ができません。

    引っ張り過ぎて脱穀機がはずれないように両脇をお母さんが押さえます


   そろそろと用心深く穂を引っ張る      籾がこぼれないように引っ張る
 

 脱穀すると下のシートに籾がたくさん落ちています。この籾一粒一粒にお米が入っています。この籾を残らず集めます。手ですくうようにして集めて米袋に入れます。

 落ちた籾をみんなで集めます       一粒も残さないように
 

 江戸時代の脱穀機のあとは、明治時代に発明された足踏み式の脱穀機を体験します。最初、脱穀機の前面に突き出たペダルを、足で踏みながら脱穀するドラムを回転させます。ドラムの回転と足踏みの調子を合わせることが一番大切です。下手をするとドラムが逆回転して脱穀した籾が手前に飛び散ってしまいます。回転すドラムに稲を当てると回転が弱まるため、力強くペダルを踏まなむればなりません。少しばかりコツがいります。

   ペダルを踏むには力がいるので、お母さんにもペダルを踏んでもらいます

   回転するドラムに稲穂を当てる    調子よくペダルを踏みながら脱穀
 

 脱穀する時には決して稲を持つ手を休めてはいけません。油断して手を緩めると稲束がドラムに吸い込まれてしまいます。吸い込まれた稲束は、回転するドラムでバラバラになってしまい。もう脱穀できません。子供達は初体験の脱穀なので、吸い込まれるのも仕方がありません。この失敗も貴重な経験です。

         おっと、稲束が脱穀機に吸い込まれてしまいバラバラに

 足踏み脱穀機で稲を脱穀すると、脱穀機の後ろに落ちた籾を丁寧に集めます。江戸時代の脱穀機に比べて、格段に脱穀する量が多いため早く集めないと籾が山のように溜まってしまいます。ボールなどで籾をすくいながら次次に米袋に入れていきます。

           脱穀機の後ろに回って落ちた籾をかき集めます

 籾が飛ばないようにシートを押さえる    ボールで籾をかき集める 

 これまで、江戸時代や明治時代の脱穀機を体験しましたが、もっと大昔のように手で脱穀することもしました。手の指で稲穂についた籾をむしりとります。直接手でむしると次第に指が痛くなるため軍手を使います。この方法はとても原始的ですが、穂についた籾を分離する意味を知るにはとても良い方法ではないかと思います。そして、穂や籾の感触、ワラが服に付きやすいこと、一粒を収穫することの大変さを身をもって体験するには良い方法だと思います。

           穂に付いた籾を、手で一粒一粒むしり取る

 今日稲刈りと脱穀に参加してくれた別所小学校5年1組の子供達、先生、そしてお母さん達です。ちょっと曇り空だったけど、稲刈りが終わった後元気に小学校までの2Kmの道のりを歩いて帰っていきました。

 同じく5年3組の子供達と先生。稲刈りの後、近くの小川でザリガニを取ったり、カニを取ることに夢中になる子もいましたが、今日の稲刈り・脱穀体験は貴重なものになったと思います。最後に、みんなの前に立派な意見を言えた子や、感謝の言葉を言えた子、ありがとう。
 深夜勤務明けで眠かったけど、この企画を立てて良かったなと思いました。

 

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古い脱穀機の掃除と修理

2006年10月21日 | 田舎暮らし

 深夜明けで家に帰って昼寝て、午後2頃に田んぼに行って脱穀機の修理をしました。この脱穀機はある農家からもらったものでとても古いものですが、何年か使っているうちに底の板が腐ってしまいました。このため、今日は掃除も兼ねて板を張り直しました。
 まず、脱穀機をひっくり返して、底部を日光に当て風に通して乾かしました。底は湿りやすいので、鉄がだいぶ錆びていました。まずは、底に着いたゴミを綺麗に掃除しました。そして錆を落としました。

        脱穀機をひっくり返して底部を中心に乾燥、錆を取る

 最初はゴミがつきやすい底を中心に、続いて全体を入念に掃除しました。去年まで脱穀でたまった籾や稲ワラのかすがたくさんたまっていました。

   送風板にたまった籾がらを掃除     籾送出部のファンを掃除
 

 脱穀機を掃除すると今度は腐った板を張り直しました。買ってきた45x45mmの角材を底部に合わせてリュータで加工しました。地面に接するこの角材は湿りやすく腐りやすいため、腐食防止剤を角材全体に塗りました。

   角材を底部に合わせ加工        ネジを通す位置にマーキング 

     穴位置にドリルで穴明け        底部と空けた穴を確認
 

    角材の穴にネジを通す            底部と角材をネジで固定 

 脱穀機の底部に角材を二本固定しました。これでようやく修理の完成です。脱穀機の底部に角材による空間でできたため鉄部が錆にくくなると思います。とても古い脱穀機で製造メーカーも無く交換部品もないため、今後も自分で工夫しながら修理するしかありません。

             角材を取り付けた脱穀機の底部


 角材を取り付けた後、掃除した脱穀機を古い農業用発動機で動かしました。角材を取り付けたため、脱穀機は正しい位置でしかもしっかりと地面に固定できました。次に先日小学生達が稲刈りした稲束を、後始末も兼ねて脱穀しました。米袋に脱穀した籾がたくさん収納できました。今後は稲刈りと平衡して脱穀作業も忙しくなります。

          農業用発動機で脱穀機を動かし稲を脱穀

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冷や汗、別所小学校5年1組の稲刈り

2006年10月17日 | 農業体験

 いやあ、今日の稲刈りは冷や汗ものでした。深夜明けで帰ろうとしたら不祥事で1時間程度居残りさせられてしまいました。このため、朝10時に小学生達と田んぼで待ち合わせしていたのですが私が遅刻してしまったのです。仕事場から携帯で先生に電話をして事情を説明して待ってもらいました。
 急いでバイクを飛ばして田んぼに向かうと、先生,小学生,親が待っていてくれました。到着すると、挨拶もほどほどに急いで稲刈りや脱穀方法などを小学生達に指導しました。先日すぐに稲刈りできるように入念に準備しておいたので、すぐ稲刈りが開始できました。最初は息荒く説明や指導していましたが、到着して20分程度過ぎるとやっと落ち着いて教えることができました。

 まずは稲刈りです。最初、稲を刈るカマの扱い方を指導しました。カマは包丁と同じ刃物です。稲を刈るときに自分が怪我しないように、そして隣の子を怪我させないように教えました。

             稲を刈るカマをバケツから取り出す


 刈る稲は7月上旬に5年生が田植えした稲(もち米)です。子供達だけでは心配でしたので、先生とお母さん3人に入ってもらいました。とにかく怪我をしないように、「稲を刈ったら必ずカマをバケツに戻す。」を徹底しました。この日は、秋晴れでとても明るい稲刈り日和の一日でした。

            さあ、みんなで稲刈りの開始です


 稲は地面から2,3cm上を刈ります。このため、腰を下ろしてカマを手前に引くようにして切ります。稲は両手で挟める程度の太さになるように数束稲株を刈ります。稲を刈るとカマは必ずバケツに戻します。

                 腰を下ろして株元を刈る


   最初はおどおどしながら稲刈り    慣れると早く刈れるようになりました
 

 数株の稲を刈ると、それを束ねるようにワラで縛ります。これがなかなか難しい。つい、ちょうちょ結びになってしまいます。慣れないと稲一本一本がバラバラになってしまいバラけてしまいます。稲穂がだいぶ田んぼの地面に落ちてしまいました。

                      うーん、なかなか稲の結び方は難しいなあ


      皆、真剣に縛っています        お母さんも応援です        
 

 稲刈りも時間が経つと、だんだん慣れてきたのか笑顔が出るようになりました。何度も稲刈りするうちに、こつがつかめてきたのか、だんだん上手になってきました。私は小学校4年生の時から稲刈りなど親を手伝っていました。子供は何でも覚えるのが早いものです。子供のうちにいろんなことを体験させたいものです。

           上手に稲を刈れて縛れて、ご機嫌です


      竹ざおに掛けた稲束         稲を竹ざおに掛ける
 

 稲刈りが終わると今度は脱穀です。今日脱穀する稲は、私が今日のためにあらかじめ稲刈りしておいたものです。竹ざおに乾しておいた稲束を子供達がはずして、脱穀機にかけます。すると、稲に付いているお米の一粒一粒を取り出すことができます。稲を手で引っ張る江戸時代の脱穀機(千歯こぎ)と、明治以降の足踏み式脱穀機を使いました。

           左は江戸時代の脱穀機、右は明治以降の脱穀機


 江戸時代の脱穀機は、軽いので思い切り引っ張ると脱穀機が動いてしまいます。お母さんに脱穀機が動かないように押さえてもらいました。稲穂を鉄製のくし状の歯の間に入れて引っ張ると、お米が下にポロポロと落ちます。難しいのは稲がばらけないように脱穀することです。

       稲を引っ張ると、くし状の歯の間から米粒が落ちます


  男の子は力任せに引っ張りがち      お母さんに教えてもらいながら
 

 次に明治以降の脱穀機で稲を脱穀します。この脱穀機は、ペダルを足で踏んで往復運動させることでドラムを回転させます。そして回転しているドラムに付いている歯が稲穂の米粒を飛ばします。難しいのは、ペダルの往復運動をドラムの回転運動に変えることで、足を動かしつつ、手に持った稲を脱穀します。慣れないと子供にはちょつと難しいです。

        足でペダルを踏みながらの脱穀はなかなか難しい


 よく稲を持たないと吸いこまれます    だんだん上手になりました
 

 脱穀が終わると下に落ちた米粒を拾って集めます。稲の茎もバラバラになって落ちているので、より分けながら集めます。集めた米粒は紙の袋に入れます。

           帽子や手のひらを使ってお米を集める


    落ちた米粒をかき集める          米粒の選別はなかなか大変
 

 稲刈り脱穀の時間はあっという間に過ぎてしまいました。お母さんも先生もお疲れ様でした。私も夜勤明けで眠い目をこすりながら指導してくたびれました。でも、子供達の歓声に囲まれていると、眠れを忘れてしまいました。
 最後にみんなで写真を撮って解散です。子供達が帰った後、私はたった一人で田んぼの真ん中に座ってこの日最初の食事をとりました。食べ終わると、どっと疲れと眠気が襲ってきました。後片付けをして家に帰りました。

       この子達のうち何人が、自然や農業に興味を持ってくれるでしょうか


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別所小学校5年生稲刈り最終準備

2006年10月15日 | 農業体験

 別所小学校5年生2クラス80人が稲刈りするのは明後日17日の朝です。しかしながら、当日は夜勤明けなので早朝に準備する時間はありません。このため、今日稲刈り最終準備をしました。明後日仕事が終わってすぐに田んぼに駆けつけてすぐに稲刈り指導ができるように今日すべて準備しておきました。
 まず最初に、小学生達が使う鎌を必要本数用意して全部研ぎました。田んぼそばの小川で一本ずつ丁寧に研ぎました。ちゃんと研がないと、切れ味が悪く無理に刈ろうとして怪我をすることがあるからです。

              小川で鎌を丁寧に研ぐ


 鎌を全部研ぎ終わると古い脱穀機を準備しました。この脱穀機は「千歯こぎ」と言い、江戸時代に農民が実際に使っていたものです。同じような物が地域の歴史民俗館や民具博物館などによく展示してあります。現代ではハーベスターやコンバインなどの機械が使われていますが、江戸時代はこのような脱穀機を使っていました。この脱穀機を子供達に使わせることによって、稲の脱穀などの仕組みを肌で体験できます。

    江戸時代の脱穀機                脱穀機を組み立てる
 

 脱穀機「千歯こぎ」を組み立てて田んぼに設置する。「千歯」と言うぐらいあって、鉄製のとがった歯が多数並んでいます。鉄製の先端で怪我をしないように丁寧に扱います。

           脱穀機「千歯こぎ」を田んぼに設置


 脱穀機を設置し終わると後、こまごました用具を準備します。脱穀機から選別分離した米粒をすくう杓子、米粒をいれる袋、広いシートなどです。そして、脱穀した米粒をゴミとより分ける唐箕です。そして、子供達が使う稲束が取りやすいように竹ざおに掛けておきました。

         右が1組用、左が2組用の稲束、それぞれ生徒数分用意


 小学校5年生担任の先生から稲刈り確認メールが来ました。
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高橋様、お世話になっております。17日の稲刈りが迫ってきました。子ども達は大変楽しみにしています。予定通り、10時前にそちらに到着するペースで学校を出るつもりです。保護者の方は4名、お手伝いに来てくださいます。持ち物は前回の稲刈り同様、汚れてもいい服にタオルや水筒・軍手、一応レジャーシートを考えています。
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 明日は早番で夜勤入りです。そして、明後日明けの17日朝に小学生の稲刈りです。眠い目をこすりながらの稲刈り指導になりそうです。

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東京農業大学生と稲刈り,小学生稲刈り準備

2006年10月14日 | 田舎暮らし

 今日は東京農業大学生が来たので、稲刈り,結束方法,はさ掛けなどについて教えました。彼は大学でバイオセラピスト(園芸療法)を志しています。今は1年生なので基礎教育だけだそうですが、3,4年になるといろんな植物を栽培しながら園芸療法について勉強するそうです。そして、病院などに実習しに行くそうです。
 しかしながら、ぞうりを履いて稲刈りをはじめるのにはびっくりしました。そのうち、裸足になって稲刈りし始めました。足を怪我しないか少しヒヤヒヤしました。

                 稲刈りする東京農業大学生


 何株かの稲を刈り取るとワラで結束します。そして、先日私が竹で組んだはさに掛けて干しました。今日刈り取った稲は、17日の別所小学校の生徒達が脱穀します。生徒には一人一束の稲束を使って脱穀体験させる予定です。このため、2クラスの生徒数(80人)用の稲80束を刈り取ってはさに掛けました。

        別所小学校生徒80人が脱穀体験に使う稲を刈って干す


 稲刈りを終了すると、今度は脱穀に使う農機具を小屋から田んぼに運びました。最初、動力脱穀機を運搬車で運び込みました。田んぼはぬかるんでいるためキャタピラ式の運搬車を使います。次に、古いディーゼルエンジンを運びます。一台が故障しても代替できるように二台を運び込みました。

     エンジンを運搬車で運ぶ      エンジンを下ろす。手前は脱穀機
 

 エンジンを動かしてベルトで動力脱穀機とつなぎましたが、一年間使わなかったため最初はなかなか動かなかった動力脱穀機。ベルトにテンションを加えながら徐々に動力を伝えていくと脱穀機はそろそろと動きだす。完全に動き出すと籾を選別するための風が吹き出すようになりました。しばらく動かして脱穀機の各部の点検をしました。

            ベルトで動力脱穀機を動かし各部の調子をチェック


 動き出した脱穀機の各部を点検しながら、回転部などに油をさしました。東京農業大学生に油をさす箇所を教えて、実際に彼に油をさしてもらいました。籾を排出する箇所は去年取り残した籾が張り付いていました。このため籾を送出する風が通らなくなっていました。この籾を取り除くと、籾排出部に風が来るようになりました。これで、ちゃんと脱穀した籾が袋に入るようになります。

     ドラム部に油さし               籾排出部に油さし
 

 ここまでの作業でお昼タイムになったので、彼と田んぼの畦に座って昼食をとりました。いろいろ大学生活の話などを聞きました。彼は「よさこい」を踊るクラブに所属していて先日名古屋まで踊りに行ったそうです。充実した大学生活をおくっているようです。昼食をとると彼にもち米の稲刈りをしてもらいました。私は田んぼ周辺の草刈りをしました。

              もち米を稲刈りしてはさに掛ける


 午後2時頃までに、小学生たちが体験する稲刈り。・足踏み脱穀機・動力脱穀機などの用意を完了させました。その頃になると曇り空になったので、農機具類にシートを掛けて解散することにしました。

          小学生が稲刈り・脱穀体験する田んぼと設置した農機具

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草刈り,稲刈り・脱穀,ユギの元織物チームの方と里山談義

2006年10月13日 | 田舎暮らし

 午後から仕事なので、早朝田んぼに行って農作業をしました。今日は、数人の友達と作業しました。友達が田んぼの周りを囲む溝をさらっている間に、私は農耕用発動機のエンジンオイルを買いに行きました。10年ぐらいエンジンオイルを交換していなかったのでエンジン内のオイルは黒くタール状になっています。2,3日の間にオイルを入れ替える予定です。田んぼに帰ると田んぼの脇を草刈りしました。しかしながら、ずっと草刈りをしていなかったため草がぼうぼうに生えておりなかなか刈ることができません。特にツル性の草が草刈機に蒔きついて困りました。
 次に足踏み脱穀機を小屋から出して、先日稲刈りして干した稲を脱穀しました。数束の稲を脱穀して、今後刈り取った稲束を結束するためのわらを作りました。

               足踏み脱穀機で稲を脱穀


 足踏み脱穀機は足でタイミングよくペダルを踏みながら、同時に稲を脱穀します。子供の頃に初めて自転車に乗るときに、ペダルをこぎながら手でハンドルを操作することに戸惑いを覚えました。そのように、足と手が別々に操作しながら脱穀しなければなりません。初めての人には難しいようです。

         足でペダルを強く踏みながら稲を脱穀


 お昼に休もうと思ったときに内山さんが来ました。しばらく、内山さんの活動話を聞いたり里山談義をしました。 内山さんは羊毛から糸を紡いで布に織る専門の人です。この夏に八ヶ岳美術館で織物を展示して全国から反響がありました。内山さんは、もともとユギファーマーズの織物チームでしたが今は独立して活動しています。

               内山さん(右端)と紡ぎ,織り,里山談義

 
 今後の稲刈りの予定は、14日農大生、17日別所小学校、23日恵泉女学園大学、26日別所小学校、30日法政大生、11月瑞穂農芸高校生(日付未定)です。 今月は稲刈りや脱穀精米などで忙しい日々が続きます。午後は夜勤に入るため家に帰りました。

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農耕用ディーゼルエンジンの調整

2006年10月12日 | 田舎暮らし
 夜勤明けから帰って寝ると、午後2時頃に目が覚めました。まだ体が覚醒していませんでしたが、大学生への稲刈りなどの指導が14日にあるため、その準備を早くしなければなりません。ちょっと眠い目をこすりながら田んぼに向かいました。稲の試し刈りは前日しているため、今日は脱穀機や籾摺機を動かす農耕用ディーゼルエンジンがちゃんと動くように調整しました。エンジンは常に2台用意しており、どちらかが故障しても代替できるようにしています。1台は先日動くことを確認しています。今日はもう一台を動かしてみました。ディーゼルエンジンを動かすためには軽油が必要です。まずは石油スタンドに行って軽油を買いました。

       石油スタンドで軽油購入     軽油をディーゼルエンジンに給油
 

  買った軽油は4リットルです。エンジンは単気筒なので、そんなにエネルギー消費量は多くありません。この秋で使う必要量の軽油を買いました。軽油をエンジンのタンクに入れるといよいよ動かします。しかしながら、一年ぶりに動かすためなかなか動きません。軽油を送出する燃料噴射ポンプと燃料噴射弁を確認しました。燃料の軽油が移動する管を取り外すなどして、軽油がちゃんと送出されているかの確認です。

     燃料噴射ポンプ部の確認           燃料噴射弁の確認
 

 燃料がちゃんと送出していることを確認すると、エアクリーナの付け根にあるガソリン挿入部に2,3滴のガソリンを入れます。これはエンジンが冷えているため最初ガソリンで爆発を誘導するためのものです。手でクランクを勢いよくまわしてデコンプレバーを離すと、マフラーから煙がもくもく出ました。そして、ポンポンとうるさい音を立てながらエンジンが動きフライホイールが回り始めました。このエンジンは相当古い骨董に近いエンジンなので小川の水で冷却します。すぐに小川に行って水を汲んできてエンジンに注ぎ込みました。

   煙を吐きフライホイールが回転        冷却用に小川の水を注ぐ
 

 冷却用の水を注いだ後、回転が安定するのを待ちました。次に回転スピードを安定させるため燃料噴射ポンプの軽油送出量を調整して燃料噴射弁のネジを回しました。これで安心して14日からの稲刈りや脱穀などに使えます。

       農耕用ディーゼルエンジンの回転数を調整


 農耕用ディーゼルエンジンを動かした後、1束の稲を刈りました。この稲束は明日職場のお年寄りに見せるものです。農家出身のお年寄りにとっては稲は懐かしいと思います。
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古い農機具に雨避けシート被覆

2006年10月11日 | 田舎暮らし
 仕事が終わる頃に空が曇り空になって雨がポツリポツリ。こりゃあ、ヤバイ。家に帰らず田んぼの小屋に直行しました。昨日、稲刈りが終わった後、天日で乾燥させていた農機具に雨避けシートを被せるのを忘れていました。小屋に着くとすぐにシートを被せました。

             天日で乾燥させていた古い農機具


 乾燥させていた農機具は、足踏み脱穀機,発動機で動かす脱穀機,唐箕,軽油農業用発動機などです。40~50年前に実際に使われていたものです。郷土民具館に展示されているような古い農機具ばかりで、農家で捨てられる寸前の物をいただいてきました。これらの農機具は古くて合理的ではありませんが、小学生や高校生などの学生にお米作り体験をさせる時にとても役に立ちます。

               雨避けシートを被せる


 雨が降る前にシートを被せて、ひと安心。また天気が良くなったらシートを外して乾燥させようと思います。これらの古い農機具の最初の出番は、17日の別所小学校の五年生の稲刈りの時です。最初、お母さん方に使い方を教えてから子供達に使ってもらいます。
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今年最初の稲刈り(コシヒカリ)

2006年10月10日 | 田舎暮らし
 今日も快適な秋空でした。仕事が休みなので田んぼに行って、今年初めての稲刈りをしました。今日刈る稲の品種はコシヒカリで、6月に恵泉女学園大学の学生が田植えした稲です。
 稲刈りをする前に準備です。まずは身支度。長靴に履き替えてタオルを頭に巻きます。普通の帽子は頭頂のぽっちが網にひっかかるため使えません。次に、小川の水で刈り取りに使うカマを丁寧に研ぎました。ちゃんと研がないと稲の茎がひっかかってちゃんと刈れません。そして、去年のわら束を小屋から取り出して、それを木槌でたたいてやわらかくします。このわら束のわら2,3本を使って刈り取った稲を束ねます。稲刈りの準備が終わると、いよいよ田んぼに入ります。最初に田んぼを覆っている防鳥用の網をめくるようにして外します。そして、いよいよ稲刈り開始です。

                 稲をカマで刈り取る


 稲株付近にはヒエなどの雑草がよく生えています。農薬を一切使っていないので雑草はどうしても避けられません。深水を管理して雑草が映えないようにしていますが100パーセント防ぐのはなかなか困難です。生き残った雑草は、稲刈りの時に除く必要があります。雑草をちゃんと除いて刈らないと、後の工程でお米の中に雑草の種が混じってしまいます。

      刈った稲を結束               稲束を仮干し
 

 カマで稲を何株か刈り取って束ね、それをわらで結束します。結束した稲束は刈り取った株の上において仮干しをします。そのとき、稲の穂が地面につかないように稲束を交互に重ねていきます。
 稲刈りは家族などでワイワイ言いながらするのが普通ですが、今日は一人でわびしく稲刈りです。今日は脱穀などに使う農機具の点検もしなければならないので、稲刈りは短時間で切り上げました。切り上げる前に、はさを田んぼに設置しました。仮干しした稲をちゃんと乾かすためです。

              設置したはさに稲束を掛ける


 短い竹6本、長い竹1本を小屋から持ち出してはさを作ります。そして、仮干しした稲束を次々に掛けていきました。干した稲は、一週間程度十分乾かしてから脱穀機で脱穀します。脱穀して袋にもみ(お米に殻がついたもの)が入ると、収穫した喜びがふつふつと沸いてきます。

                脱穀までの約1週間、十分乾燥させます


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青空の下、秋風にそよぐコスモス

2006年10月08日 | 田舎暮らし

 仕事に行く前に畑と田んぼでひと汗かきました。久しぶりの青空の下でのんびり作業しました。畑のすみで咲くコスモスが、気持ちよさそうに秋風にそよいでいました。
            秋風に揺れる綺麗なコスモス


  最初は畑入り口の草刈りです。草刈機のエンジンは2サイクルエンジンであるため、動かす前にガソリンにエンジンオイルを混ぜた混合ガソリンを作ります。作った混合ガソリンを草刈機に注いだ後、身を守る身支度をして草を刈りました。なお、紫色の花を咲かせていたムラサキシキブは刈らないで残しておきました。

           草刈り前           草刈り後
 

  草刈り後は田んぼに行きました。先日の大雨がまだ田んぼに残っていたので、排水を促すために田んぼを囲む溝をクワで掘りました。しかし、清水が次々にしみてくるので2,3日は水は抜けないようです。

                  田んぼを囲む溝を掘る

 溝を掘っていると珍しくドジョウが出てきました。人の気配にびっくりしたのでしょう。この溝は一年中水があるため繁殖の場所になっているようです。春先にはよく子供の小さなドジョウをみかけます。そして、このドジョウを狙ってサギなどの鳥がよくやってきます。

                 溝から出てきたドジョウ


 最後に稲刈りに使う農機具の点検をしました。 農家からいただいた古い古い骨董品のような機械です。一年で秋にしか使わないので、稲刈り前の点検はとても大切です。軽油を入れて最初は手で回して勢いをつけると、煙を吐いて大きな音をたてながら力強く回り始めました。農機具の点検作業が終わると、お昼を食べて家に帰りました。

                  一年ぶりに農業用発動機を動かす


 久しぶりの青空で気持ち良い秋風が吹き心地よい気持ちになりました。しかしながら、これから深夜勤務なのです。一時間ばかり昼寝してから仕事場に向かいます。

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秋の味覚を楽しむ(ドングリを食べる)

2006年10月07日 | 田舎暮らし

 深夜勤務明けで家に帰ってぐっすり寝ました。眩しい太陽光で起きると、空は快晴の青空でした。久しぶりの青空でいてもたってもいられません。と言っても、深夜勤務の疲れが残っているため遠出する気がしません。そんな時ひょいと思ったのは、毎年秋の味覚を楽しむドングリ拾いです。

                炒って食べるマテバシイ


 普通のドングリは渋くて食べられませんが、今はそのまま食べられる椎「しい」の仲間のマテバシイが収穫できるシーズンです。このドングリは生でも食べることができますし、炒ればさらに美味しいドングリです。さっそくバイクに乗ってドングリ拾いに行ってきました。

       ドングリ林に落ちているドングリ     収穫したドングリ
 

 収穫したドングリは地面に落ちており、昨日の大雨ですっかり泥で汚れていました。持って帰ったドングリをボールに入れてきれいに洗います。そして、ふきんで水気を取ってきれいに磨きます。

        水で洗い汚れを取る         ふきんで水気を取る
 

 きれいになったドングリを鍋に入れて炒ります。軽く焦げ目がつくくらいに弱火でゆっくりと炒ります。炒っていると、ドングリの中には皮が割れるがもの出てきます。

     ドングリを弱火で炒る             軽く焦げ目がつくように
 

 軽く焦げ目がつくころになると、栗を焼いている時のようなこおばしい臭いが漂ってきます。栗はもともと人間がドングリを改良したものでしょうから、実の成分も同じなのだと思います。ただドングリはタンニンなどの渋い成分が強いのであまり人間が食べないのだと思います。もっぱら熊やリスなどの食べ物です。焦げ目がつくと熱いドングリの皮をむきますがこれが一番大変です。ペンチを使うか歯を使って皮を剥ぎます。

                炒ったドングリの硬い皮を取る


 皮をむくと栗の実とよく似た色の実がでてきます。栗をギュッとつぶしたような硬めの小さな実です。

      左がむいた皮、右が取り出したドングリの実


 これでやっと食べられるドングリの実の出来上がりです。味は栗ほどではないですが、ほのかに栗を思わせる味が口に広がります。栗はほくほくしていますが、このドングリ(マテバシイ)はややぼそぼそとしていてやや硬いです。よく噛みしめる必要があります。ただ、たくさん食べ過ぎると消化が進まないのかおなかがもたれます。
 古代には飢餓の時に食べられていた意味が良く分かります。東北地方では昔、飢饉の時に山に入ってドングリを収穫し命をつないだと聞きます。

           やや硬めのドングリの実を食べる

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秋雨で稲刈り断念,雑穀収穫(ヒエ,シコクビエ)

2006年10月05日 | 田舎暮らし

 今年最初の稲刈りをしようと思っていましたが、あいにくの雨で中止です。かと言って家にブラブラしているのと体がなまるので、雨具を着て田んぼと畑を見に行きました。稲は雨のしずくで穂が重くなり垂れていました。また、田んぼ内は雨水がたまって普段の靴ではぬかるんで入れません。

        雨のしずくで重く垂れた古代米の稲穂


 田んぼはぬかるんでいるため稲刈りは断念して畑に行きました。畑ではやはり雑穀が雨に当たって傾いていました。しかし、ぬかるんでいないので雑穀の収穫をしました。雨の降りしきる雑穀畑をかき分けながらカマで穂を刈り取っていきました。ヒエはだいぶスズメが食べてしまったので、とても食べる量は収穫できません。スズメのおこぼれの収穫です。来年の種を収穫といったところです。
 一方雑穀のシコクビエはあまりスズメの被害にあっていませんでした。茶色に熟した穂を丁寧にカマで刈り取っていきました。この雑穀は稲のように一度に熟さないので二度三度と収穫を繰り返さなければなりません。古代人のように「食べる量だけ収穫する生活」に合った熟し方をする変わった雑穀です。

               熟し始めた雑穀(シコクビエ)の穂


 雑穀の収穫が終わると葉物野菜の見回り点検をしました。9月に植えた白菜、キャベツは旺盛に育っており11月終わりには収穫できる見込みです。ほうれん草とチンゲンサイはいっせいに並んで競争するように育っています。来週には一度目の間引きをします。

         白菜                     キャベツ
 

        ほうれん草                  チンゲンサイ
 

 ついでにトマトや豆類を見ると、ミニトマトが少し熟していました。赤や黄色のミニトマトは一口サイズでとても美味しいです。雨のしずくが付いたミニトマトを手でもいで食べました。甘すっぱい味が口内に広がります。
 今日収穫した雑穀類は乾燥させて殻を取り、今年中にはご飯に混ぜるなどして食べてみようと思います。別途収監したツルムラサキの葉とシカクマメのさやは、今日の夕食の具に使います。

  今日の収穫(左上:ヒエ,右:シカクマメ,左下:ツルムラサキ,他:シコクビエ)

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玉ねぎ種蒔き、ゴマほか収穫、耕運機オイル交換

2006年10月01日 | 田舎暮らし

 朝から小ぶりの雨でしたが、畑に行ってのんびりと農作業をしました。作業小屋で長靴に着替えてタオルを頭に巻いて畑に出ました。まず最初に玉ねぎの種蒔きをしました。種蒔きは予定より2週間ほど遅れてしまいました。少しでもこの遅れを取り戻すため、紅茶のろ過紙に種を包んで一昼夜種を浸水しておきました。
 玉ねぎの育苗で毎年苦心するのは、ここの畑が乾燥気味のためうまく苗が育たないことです。無農薬のため、害虫の被害も無視できません。10粒種を蒔いて2本程度しか使える苗に成長しません。このため、今年は場所を変えて水田に近い南斜面に育苗用の畝を作ってみることにしました。畝を作り堆肥を混ぜて種をすじ蒔きしました。

   南斜面の育苗用畝              一昼夜浸水した玉ねぎ種 

      種蒔き                  土を被せる
 

 玉ねぎの種蒔きが終わると、耕運機のエンジンオイルを交換しました。5年ぐらいオイル交換していなかったので、オイルは真っ黒に汚れていました。汚れたオイルを取り出した後、耕運機を水準器で正しい姿勢に保ってから新しいエンジンオイル(薄い茶色)を規定の位置まで入れました。

     オイルキャップを外す            黒く汚れたオイルを排出
 

    5年分のオイル汚れ               耕運機を正しい姿勢に
 

 新しいエンジンオイルを入れた後、軽くエンジンを動かして暖めました。そして、もう一度エンジンオイルを入れ替えました。次に、新しいエンジンオイルをなじませるためとエンジンの調子をみるため軽く畑を耕しました。心なしかエンジンの調子が良くなったように思いました。

              耕運機のエンジンを確かめながら軽く畑を耕運


 耕運機で畑を耕し始めた頃、雨の粒が大きくなってきました。少しずつ体が濡れてきたので今日の農作業は中止することにしました。しかし、せっかく畑に来たのでゴマとエダマメを収穫して帰りました。ゴマは乾燥して実の口が開き始めていたので収穫するには適期です。実がこぼれないように刈り取りました。ゴマはさやをさかさまにして収穫すると、実がみんなこぼれてしまいます。

      乾燥してさやが割れ、実がこぼれはじめたゴマの実


 ゴマを収穫し終わると、次にエダマメを収穫しました。毎年虫が入って実入りが悪いものが多いのですが、今年は虫の被害にあっていませんでした。実がやや小さいもののたくさん収穫できました。

              根から抜いたエダマメの茎(実がたくさん)


 午後一時頃、さらに大粒の雨が降り始めたので急いで家に帰りました。

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