空いた時間に少しずつミニ筵を編んでいましたが、ようやく完成しました。ところで。毎日のようにわらを積んでは編んでいると飽きてきます。現代人には単調すぎて向かない作業だと思います。ましてや生活がある若い方には向きません。私のような暇人に向いた野良仕事だと思います。
作ってみて分かったことは、ほぼろよりも圧倒的に作りやすいことです。もう一つ二つ作ってみたいと思います。ハイキングなどで地面に座る時に使えそうです。実際に座ってみるとクッション性もGoodでした。
長さが72cmに達したため編み台から取り外して末端処理
さて、長さが72cmに達すると編み台から取り外して末端処理をしました。最後にハサミでわらのほつれを切り取りました。広げて座ると適度なクッションで使いやすいように思いました。また、このミニ筵は丸めることかできるため、収納する袋を後日作ってみようと思います。
座る前、丸めたミニ俵を引きのばして広げる
完成すると、最初に持ち運ぶ時の収納性を確認しました。丸めると計10cm位の円柱になります。下図のように片手で持つことができます。江戸時代の絵の中に、筵を背負っている旅人の姿があったように思います。背負っても良いし,腰にぶら下げても良いし,またリュックの中に入れてもかまいません。
実際に地面に広げて座ってみました。わらを厚めに編んだので、適度なクッション性がありました。自画自賛ですが合格です。
丸めてコンパクトに収納 地面に広げて座ってみる
昭和の初め、筵(むしろ),俵(たわら),かます,そしててわら縄などのわら製品が多く作られていました。私の祖母も納屋で筵やかますを作っていました。私が住む田布施町の沿岸には昔多くの塩田があり、作られた塩を入れる袋として使っていました。また炭を入れる袋としても使っていました。なお、筵を折り返して縫って袋にしたものがかますです。
筵はわらで作られた一種の絨毯です。脱穀したばかりの籾を天日乾燥するのによく使われていました。今回小さめの筵を作ることにしました。ミニ筵です。ほぼろと同様に編み台と駒を使って編んでみます。
ほぼろを作るために使う編み台を使ってミニ筵(むしろ)を編む
昭和30時年代頃まで筵は専用の機械で作りました。二人で編む機械と、一人で編む機械がありました。前者は一人がわらを差し出して、一人がそのわらを縦紐にトントンして編みました。後者は一人ですべての操作をして編みます。私の祖母は後者の機械を一人で器用に操って筵を編んでいました。
しかし、時代の流れとともに筵はジュートで編まれた袋に変わりました。筵を編む機械は使われなくなりました。そして、わずかに残ったものが郷土館や資料館に展示されています。
駒5対を置く幅を決める 駒を置く背板場所に印 印の場所に刻み入れる
さて、ミニ筵を作るにあたって駒を5対用意します。そして、5対の駒を置く編み台の背板にノコギリで刻みを入れました。刻みの位置がそれぞれの駒でわらを縛る場所となります。ほぼろの場合はわら束の本数は4本位にしますが、お尻の下に敷くことを想定してわら束の本数を8本としました。束の厚みが均一になるように、わらの根側4本とわらの穂先側4本を重ねて束ねました。そして、ほぼろを編むようにして順次編み進みます。
穂先側4本と根側4本を束ねる わらを重ねながら編み進む
春らしい暖かい季節になり、伐採した樹や枯草を燃やす季節が終わりとなりました。今回最後の焼却処分をしました。秋から冬にかけて伐採した樹を次々に燃やしました。充分に乾燥していない樹からはシューシューと音をたてて汁が出てきました。乾かなかった樹液が高温で漏れ出してきたのです。畑に置いてあった樹をほとんど燃やして畑が綺麗になりました。
秋から冬にかけて伐採した樹をすべて焼却
全国的にあちこちで火事が発生しています。雨が降らないため野山が乾燥しているため延焼したのでしょう。延焼に備えて燃やす場所の周りをシャワーのように水をかけて濡らしておきました。もちろん無風時を選んでの焼却です。
昔は田んぼのあちこちで野焼きする光景を目にしました。また山の斜面を焼く光景も珍しくありませんでした。今はその野焼きの技術が廃れてしまいました。また焼畑もあったようですが今は幻の光景となりました。
新聞紙に火をつける 勢いよく燃える樹 次々に樹を放り込む
去年から故障しまくりの浄化槽のモーター、容量が減っているコンデンサを交換したりして使い続けました。最初は回っているのですが、軸の錆が進行していたのかしばらくして止まってしまうのです。これは修理を依頼するしかありません。その修理方法を検討するとモーターは製造していないとのことで交換できません。やむなく今の主流のエアーを吹き込む方式にすることにしました。30年以上1年365日休みなく回っていたモーターですが廃棄です。
廃棄したモーターとエアーを吹き込むエアーポンプ
エアーポンプと言えば金魚を飼う水槽に取り付けるエアーポンプしか知りません。そのため、町内のポンプ店に修理をお願いしました。修理当日ポンプ店から二人がやってきました。すると二時間程度かかって無事エアーポンプを設置してもらいました。電源を入れるとボコボコと浄化槽内に空気の泡が入る音が聞こえました。これで今後10年位は浄化槽について心配することは無くなりました。安心です。
故障したモーター 取り付け工事中の様子 泡が出る浄化槽内
久し振りに娘が我家にやってきます。春や夏に来たことがありますが冬に来たことはありません。赤道直下の国で暮らしているので、早朝や夜の寒さに凍えるのではないかと思いました。
そのため、新規にヤグラこたつを購入しました。4~5人が入れるような長方形のこたつにしました。ところが、今の時期はもう冬物は展示品しか残っていませんでした。そのため交渉して大幅に安くしてもらいました。なお子供が喜ぶような猫柄の掛け布団にしました。
ヤグラこたつ,掛け布団,そしてマットを敷いて準備完了
ところで、ヤグラこたつ,掛け布団,マットが入っている箱や段ボールはゴミとして邪魔になります。そこで、お店の方にヤグラこたつの組み立てなどをしてもらいました。さらに、不要になった箱や段ボールはお店で捨ててもらうことにしました。
そして、私の車にそのまま積み込んでもらいました。我家に帰ると、玄関に車を横付けしてそのままヤグラこたつなどを屋内に運び込みました。これで娘達を迎え入れる準備が整いました。
この形で車に積み込む 掛け布団を取り出す この上にテーブルを置く
樹を切ったり枯草を刈るとその処分に困ります。そこで、ドラム缶に入れて燃やすことにしました。ドラム缶なので燃え広がりません。万が一火の粉が飛び散らないようにドラム缶の周りを水浸しにしておきました。水道から繋いだホースの先から水をまきました。
ところで、せっかく焚火をするのでウインナーを焼いて食べてみることにしました。太いソーセージが良かったのですがありません。そこで、冷蔵庫に保存しておいたウィンナを竹串に刺しました。そして、焚火傍の地面に刺して焼きました。かるく焦げ目が付いた頃に竹串に刺したまま食べてみました。美味しかったです。次回の焚火からウィンナやソーセージなどを焼いて食べようと思いました。
竹串に刺したウィンナ、焦げ目が付いて美味しそう
熱せられたドラム缶傍で焼くと焦げ目が偏ります。そこで、食べる直前に竹串を炎の上に炙るようにして焼きました。美味しい匂いがでて油が垂れてきました。そのままほおばるようにして食べました。もしかして、ドラム缶の蓋を被せておくと焼き肉ができるかも知れません。あるいは野菜炒めやバーベキューさらにはもんじゃ焼きができるのではないかと思います。
炎が出るドラム缶 大量に燃える枯れ木 竹櫛に刺したウィンナ
畑や山を綺麗に伐採していると不要な雑木がたくさん溜まります。それらをゴミに出すことも考えましたが、何袋あっても足りません。そこで、いつものように畑に置いたドラム缶で焼却処分しました。
最初に乾いた落葉をドラム缶の中に敷き詰めました。そして点火しました。すると乾いているのか数秒で燃え盛りました。その燃え盛る落葉の上に樹切れを次々に放り込んで燃やしました。夕方になると急に冷え込んできますが、炎から出る暖かさで体が温まります。
落葉からだんだん大きな枯れ木を入れて燃やす
落葉は畑に入れで肥料にしても良いのですが、あまりに多くあるので燃やしました。たくさんあった落葉は燃えるとほんのわずかな灰になります。灰も良い肥料になります。
一番大きな木切れは乾いた樹の根を含む幹です。直径15cm以上にはなるかと思います。少しずつ燃えて朝には灰になっています。
落葉をドラム缶に詰める 燃え広がる炎 乾いた樹の幹を焼却
薪(たきぎ)を集めに行きました。木の下にはいろんな枝が落ちています。細い枝や太い枝を集めました。焚火や薪ストーブで燃やす時、最初は細い枝を燃やしてだんだんと太い枝を燃やします。最後に斧で割った 樹の幹を燃やします。太い枝や薪を燃やすと火力が持続するのです。
拾った薪は大き目の布袋に入れて我家に運びました。天気が良い日はで薪ストーブを燃やさなくても日差しだけで暖かいです。曇り空や雪になった時、集めた薪を燃やして暖を取ろうと思います。ついでにお湯を沸かしたりピザでも焼こうかと思っています。
焚火や薪ストーブで燃やすための薪(たきぎ)を拾う
たきぎを拾うのにはもう一つ目的があります。木の下に枝が落ちたままだと耕運機で耕せません。木の枝がロータリーに絡まってしまうのです。樹の下をスムーズに耕すためにも薪拾いは欠かせないのです。
落ちていた枝は雨風に当たっています。そのため、半ば朽ちた枝も少なくありません。それらをまとめてチェーンソーで30cm位の長さに切りました。30cm位が薪として使いやすいのです。山にはまだまだたくさんの木が生えています。この冬の間にできるだけ薪を拾うつもりです。
樹から落ちた枝を集める 切った枝を大き目の袋に入れる
久し振りに竹を伐採して細い竹杭やU字支柱の材料を作りました。目的は二つあります。一つは主に夏なのですが、生い茂った草に隠れた幹などの場所を示す杭です。草刈り時に刈刃を当てないためです。もう一つは、畑の畝に寒冷紗などを掛ける時のU字支柱です。
竹林に行って使えそうな竹を選びます。あまりに太い竹は割るのが大変です。そのため、細からず太からずの竹で、しかも枝が多く生えていない竹を選びます。伐採する竹を選ぶとノコギリで根元を切ります。
竹杭やU字支柱にするため、割った竹を加工中
竹の根元を切るのですが、倒す方向を考えながら切ります。実際には周りの竹に支えられて倒れることはまずありません。引っ張り出しやすい方向を考えながら切ります。切れると根元を引っ張りながら広場に引っ張っていきます。そして、1,5m位の長さに切ります。枝も切り払います。
根元をノコギリで切る 1.5mごとに切り揃える 竹割り器で割る
次に1.5m位に切りそろえた竹を竹割り器で割ります。竹の根元側は厚いため力を入れないとスムーズに割れません。最初は木槌を竹割り器に叩き込んで割り進みます。続いて竹割り器を押さえ込むようにして割ります。細い竹杭の出来上がりです。
その細い竹杭の先端を鉈で尖らせます。地中に差し込みやすくするためです。尖らせるついでに節を鉈で切り落とします。今回はできませんでしたが、、草刈り中に見つけやすいように細い竹杭に赤いリボンを取り付けます。リボンでなくても赤い塗料を塗ってもかまいません。
竹割り器で12分割 割り終わった竹 鉈で先端を尖らせる
前回は約100ページを縮小して紙25枚の糸綴じ製本をしました。しかし、縮小版なので字が小さく字が読みにくいです。そのため、今回は縮小しないで両面印刷した紙50枚を糸綴じ製本してみました。普通の本を読むようにページをめくることができるので読みやすいです。印刷会社に製本依頼すればもっと読みやすい本になるのではないかと思います。
ですが、まだまだ手直しする箇所が少なくありません。今後半年ばかりは何度も推敲する必要があると思います。
原稿を印刷後、糸綴じ製本したほぼろ製作本
この糸綴じ製本は平安時代から使われてきた手法のようです。かの源氏物語も糸綴じ製本されたのではないかと思います。さらに、江戸時代も糸綴じされていました。総称して和綴じとも言うようです。当時は印刷技術が遅れていたため製本も手作りだったのです。
本来ならば、綴じた糸を隠すように装飾紙でくるみます。今回は校正してもらったり読みやすさをチェックしてもらうことが目的です。装飾紙でくるみませんでした。
糸綴じする箇所に穴を開ける 糸綴じしている途中の様子
先日購入した炊飯器を初めて使ってみました。炊いたのは1合です。あらかじめ買っておいた2kgのお米(無洗米から1合をすくい取りました。そして、炊飯器の中に入れました。続いて適正な量の水を入れ、さらに買ってきたしじみご飯の元を入れました。
出来上がったしじみご飯、美味しそう!
次に炊飯器の指定を無洗米にしました。そして、スイッチを入れました。1時間ほどで御飯が炊けました。へらで混ぜてお茶碗によそりました。そして、即席みそ汁も作り、私の夕食タイムとなりました。
味はやや濃い目でしたがまずまずの味でした。設定によるとパンの生地も作ることができるようです。これからほぼ毎日お世話になる炊飯器、大切に使おうと思います。
無洗米に印をセット 即席みそ汁と一緒に夕食
婆様が家にいる時は御飯を炊く機会がありませんでした。御飯を食べたい時、婆様に合わせてパックになった御飯を購入して食べていました。しかし、パックになった御飯は今いち美味しい気持ちがしません。焚き上がった時の匂いや熱々感が無いのです。
婆様が施設に行っていない契機に新しい炊飯器を購入することにしました。昔使った五合炊きの炊飯器がありますがもう使えません。五人分は必要ありません。私専用の炊飯器の購入です。
新しい炊飯器、無洗米やおこわなどにも対応
家電売場に行くといろいろなメーカーの炊飯器がありました。迷いましたが我家で永い間使っていた象印にしました。購入後に我家に持ち帰り、開封してマニュアルを読みました。パン発酵にも対応しているので驚きました。ですが、私は無洗米一択です。タイマー時計機能もありますが、朝や夕方に予約して御飯することがあるでしようか?子供や孫が来た時にしか使いそうもありません。今は気ままに御飯を焚いて食べようと思います。
炊飯器が入った包装箱 蓋を開けて容器を見る マニュアルを読んでみる
急に冬らしい季節になりました。2~3日前から、霜が降りたためかサツマイモや里芋の葉が萎れるようになりました。今朝。やたら寒いので外に出ると庭や畑が一面に白くなっていました。霜が降りたのです。
葉を白い霜が覆っており、霜固有の結晶が朝日に当たってキラキラと光っていました。白くなった葉を指で摘まむと、指の形に霜が溶けます。これから3月にかけての寒い冬の到来です。
草の葉にできた霜の結晶、朝日に当たってキラキラ光る
私が住む田布施町はここ10年雪がそれほど積もりません。私が子供の頃は毎年ひざ下まで積もることが珍しくありませんでした。通学時、長靴を履いて歩いたことを覚えています。
雪は積もらなくても凍結した坂道は危険です。用心に用心を重ねて、そろそろ車のタイヤをスタッドレスタイヤに変えようと思います。
葉全体に白く霜が降りる 凍っているのか、触ると硬い葉
秋にクラフト小屋に設置した薪ストーブ、12月に入り寒くなったので初めて火入れをしました。上蓋を開けて次の順に燃えるものを入れました。藁、細い木切れ、太めの枝、そして太い木です。
上蓋を絞めて藁にライターで火を付けました。最初、煙が少し小屋内に洩れました。しかし、だんだん火が強くなって煙突が煙を吸い出すようになりました。今回は試しに薪を燃やしたので調理などしませんでした。
薪ストーブ前に座ると暖かくなりました。ゆらめく炎を見ていると、風呂焚きや焚火をよくしていた子供時代を思い出しました。
薪の燃え具体を見るため手前の上蓋を外す
我家の周りにはたくさんの木が生えています。つまり、薪は無尽蔵にあります。ただ、その木を伐採して,乾燥して,運んで,ノコギリで輪切りにして,斧で小さく割ります。つまり、薪にするまでのたくさんの作業があるのです。薪ストーブを使うためには、たくさんの薪を用意しなければなりません。なかなか手間がかかる作業があるのです。
最初に藁を詰める 薪が燃え始める 煙突から出る煙
薪ストーブは燃やし過ぎるとストーブ自身を傷めます。そのため、決まった温度内で燃えるように調節して温度をキープします。その温度変化を見るため煙突に温度計を取り付けました。そして、温度計の針が上がり過ぎないようにしました。温度が上がり過ぎた場合は、空気取り入れ口を絞めます。すると、燃え過ぎないように炎が小さくなるのです。次からはこの薪ストーブで調理してみたいものです。
薪ストーブ前に座り暖まる 煙突に取り付けた温度計
我家は建てて50年以上になります。そのため、あちこちが悲鳴を上げています。今回は水道管の水漏れです。おまけに浄化槽を攪拌するモーターが故障して回らなくなりました。
水道管ですが温水器下にある止水弁が働かなくなりました。そのため、井戸から組み上げた水が漏れるようになりました。漏れるというよりも放水に近い状態です。そのため、井戸ポンプが回りっぱなしです。このままでは井戸の水が無くなりモーターが焼け付いてしまいます。やれやれです。
回りっぱなしの井戸ポンプ、焼き付きが心配
そこで、地元の井戸ポンプ関連業者さんに修理をお願いしました。浄化槽のモーターは回転軸が固着していたそうで、潤滑油などを塗布して一件落着となりました。もしモーターを交換する事態になれば高価な費用がかかったと思います。
次に水道管の水漏れです。止水弁と呼ばれる水の圧力を弱める器具の故障とのこと。さっそく交換してもらいました。数ヵ月分のお給料が消えてしまいました。がっくりです。また洗面台の混合栓が婆様の力では止められないため、新しい混合栓に交換することにしました。
漏水した水が流れる桝 故障した止水弁 浄化槽の故障したモーター