東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学校の放課後学習 成器塾「 手芸と料理」コースの準備(3/3)

2020年08月31日 | 子供の育成関連

 9月初め、今年初めての放課後学習の準備がほぼ整いました。見本のポケットティッシュケースも完成しました。一緒に指導する方何人かに見せました。オリジナルのアップリケを貼りつけました。私はたまたま花をアップリケにしましたが、子供達には動物でも魚でも家でも好きなデザインでアップリケを作ってもらおうと思います。昔は刺繍糸を使ってアップリケを取り付けていましたが、今は糊が付いています。切って貼り付けるだけです。また蓋を閉めるため、スナップにするか、ボタンにするか、マジックテープにするか子供達に選んでもらおうと思います。さて、子供達は上手に作ることができるでしょうか。

   蓋にアップリケを付けたポケットティッシュケースの完成


 今回のポケットティッシュケースの制作を通じて、学んで欲しいことがいくつかあります。それは、型紙を布にチャコを使って写すこと。また、裁縫ハサミを使って綺麗に布を切ること。そして、谷折り山折りの意味を知ること。ミシンの使い方の基礎を学ぶこと。さらに、自分のデザインをアップリケを通して具現化することや、針と糸を使って布を縫ったりボタンを取り付けることなどです。

  ミシンを使って縫う    ティッシュを入れる    スナップを選ぶ
  

 ポケットティッシュケースの制作が終わり、10月になると布マスクを作ります。そして、その布マスクを藍の生葉で染めます。11月になると畑に行って、小豆の収穫や小麦の種まき体験をします。ちなみに、収穫した小豆はお汁粉作りに使います。種をまいた小麦は来年のホットケーキ作りに、またはパン,パスタ,うどん作りのどれかに使おうと思います。なお、去年の秋に成器塾で種まきした小麦は、この秋にホットケーキかパスタ作りに使います。
 来年の3月まで、楽しい「手芸と料理」になるよう、他の指導員さん達と相談しながらいろいろ企画を練っています。

  止め方を誤ったスナップ、失礼!     蓋をアップリケで装飾
 

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カウンタ付きかせくり器の修繕

2020年08月30日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 

 ある方から頼まれてかせくり器を修繕しました。一見糸巻き器のように見えます。しかし、糸巻き部分が外れないことから、かせくり器と分かります。面白いことにカウンターが付いています。糸巻き部分が1回転するごとに、1カウントするようです。つまりこの器械は糸の長さを図る道具でもあるのです。1周の長さ x カウント数で、糸の長さを図ることができます。私はよく糸を紡ぎますが、いったい何mの紡いでいるのか分かっていません。糸紡ぎをする人には一つ欲しい道具です。

 右のハンドルを回すと、よく回ってカチカチ軽やかにカウント


  最初に修繕したのは回転を伝えるベルトです。ベルトが付いていなかったため、古いミシン用の皮丸ベルトを使いました。プーリーの溝にピッタリ合ってよく回るようになりました。次に、カウンターを動かす方法です。プーリーにヒントのネジがありました。たまたま近くにあった黄色の紐を繋げてみました。すると、プーリーが回転するたびにカウンターに取り付けた紐を引っ張ります。これで、カウンタがカチカチと音を立ててカウントするようになりました。修繕できてよかったです。

  ベルトを繋げる    カウンターと黄色の紐   カウンタのリセット
  

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小学校の放課後学習 成器塾「 手芸と料理」コースの準備(2/3)

2020年08月29日 | 子供の育成関連

 もうすぐ8月は終わりです。終わってすぐの2日午後に、麻郷小学校 放課後学習 成器塾があります。私は子供達8人の前で、今年最初の手芸「ポケットティッシュケースの制作」を教えます。私自身一つ作っただけでは覚えられないため、手順をよく確認しながら数個作っています。今回作るポケットティッシュケースの一番のポイントは、正確に谷折り山折りをすることです。

        正確に谷折り山折りをして最後にミシン縫い


 教える子供達は4~6年生です。聞いたところ、5,6年生はすでに裁縫道具を小学校で購入しているそうです。そのため、裁縫道具が無い4年生だけのグループを一つ作り、裁縫道具一式を貸します。5,6年生は2グループに分け、自分の持っている裁縫道具を使ってもらいます。ただ、私が子供の頃にあった、チャコやルレットなどが今でも裁縫道具にあるのか分かりません。そのため、全員分のチャコだけは用意しようと思います。また、ルレットは各グループに一つは用意しようと思います。

 布をハサミで切る     切り取った布片      布片の端を始末
  

 今のところ、子供達の手芸する早さがまったく分かりません。手芸が元々得意な子は早いでしょうし、初めての子は手間取ると思います。完成後さらに、各自デザインしたアップリケを貼り、蓋を止める凸凹のスナップ一対を付けます。そのため、何コマを必要か分かりません。つまり製作にかかる時間がよく分かりません。私の方針ですが、後ろにずらしてもよいので、子供達にはゆったり手芸を楽しんでもらおうと思います。

  山折り谷折り箇所をアイロン      各箇所を正確に合わせる
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 25/29 (デザイン)

2020年08月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 やっとこさ織りの手前まできました。しかし、感性のない私には完成イメージがなかなか思い描けません。そこで、パソコンのCADを使って出来上がりをシミュレーションしてみました。経糸の本数に合わせて縦筋を五本描きました。各筋の色は実際の色に合わせました。つまり、薄青,薄赤,薄黄,薄茶,そして薄緑です。続いて、横糸の筋を五本描きました。これも薄青,薄赤,薄黄,薄茶,そして薄緑です。そして、経糸五本と横糸五本を重ね合わせました。横糸と経糸の張りの強さは透過度で表してみました。いろいろ検討した結果、下図右のチェック模様を採用しました(左も捨てがたい)。明日から織ることにします。

   各横糸の間に白を短く挿入     経糸も横糸も同じ幅(採用)

 今回のシミュレーション結果と、実際に織ってみた布とを比較してみようと思います。シミュレーションとほぼ同じであればシミュレーションが正確であったことを示します。次回織ることがあれば、より複雑な模様をシミュレーションできると思います。今後は仕事などの合間をみての織りとなりますが、9月中には完成すると思います。完成後、タペストリーにするのか、単なる足ふきマットにするか考えようと思います。

  左:経糸の筋,右:横糸の筋   左:横糸の間に白,右:横糸の幅変化
 

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小学校の放課後学習 成器塾「 手芸と料理」コースの準備(1/3)

2020年08月27日 | 子供の育成関連

 コロナのため4月から休会していた小学校の放課後学習 成器塾が、9月から再開されます。「手芸と料理」コースで教える私は今、再開に向けて準備をしています。最初に行う手芸は、ポケットティッシュケースの制作を予定しています。そのため、子供達に見せるサンプルを作り始めました。まずは型紙を何枚か作りました。その型紙を使って、チャコで切り取り線や山谷折りの箇所を描きます。チャコペーパーとルレットを使ってもかまいません。なお、子供8人の希望者があったため、2~3人ごとの3グルーブに分けようと思います。各グルーブには指導員を二人ずつ付けようと思います。ポケットティッシュケース作りが終わると、縫物,編物,織物,フェルト細工,刺繍などと続きます。なお、傷むといけないため料理は冬にします。

        布の端二ヶ所を手回しミシンで縫う


 去年の成器塾でもティッシュペーパーケースを制作しました。ただし、今年は蓋つきのものにします。蓋にアップリケを付けたり、スナップまたはマジックテープで蓋を閉じることができるようにしようと思います。つまり、去年より少し難しくなります。まずは、子供達が作るのと同じように、型紙を布の上に固定してチャコで描きました。昔のチャコは白しかありませんが、今はどんな色もあります。白い布には特に便利です。

   チャコで布上に印を付ける       物差しを使って線を引く
 

 ちなみに、チャコペーパーを敷いてルレットを転がして描くのが一番簡単です。チャコペーパーにもいろんな色があります。今回は、赤と青のチャコを使いました。赤は山折り部分の線として、青は谷折り部分の線として引きました。チャコで線を引いた後、ハサミで布を切り出しました。切り出すと、布の二か所の末端をミシンで縫いました。この二ヶ所はティッシュを引き出す部分です。ちなみに、ミシンは手回し式3台を使います。ミシンに不慣れな子供達には、電動式はまだ危険だと思いますので。

        赤青のチャコで、布上に線を引き終わる

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 23/29 (横糸追加 2/2)

2020年08月26日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

  9月から放課後学習などの再開準備が忙しくて、なかなか織りに入ることができません。特に青色の横糸には困りました。経糸の青が薄いため、それに合わせた薄い青になるように横糸を作り直しました。しかし、またまた濃く染まってしまったので、再度紡いで染め直しました。薄い青との言うよりも空色と言った方がいいでしょう。茶色もうっかり濃く染めてしまいました。そのため、再度紡いで薄い茶色にしました。今考えれば、長い一本を紡いで染めた後、経糸と横糸に分ければば良かったです。

      左から二つ目と三つ目を横糸として採用


 経糸作りは太さが均一になるように慎重に紡ぎ、さらに検査をしました。そのためか、紡いだ経糸を綜絖や筬に通すことができました。しかし、このところの忙しさもあって横糸作りはやや雑になってしまいました。太さが均一かどうかの検査もスキップしました。反省点です。

  紡ぎ機で糸紡ぎ      一束の毛糸が完成     薄茶色に染色
  

 さて、次はいよいよ織りに入りますが、どんなデザインにしようか迷っています。斜めとか曲線を使ったデザインは今年はやめました。縦と横のチェック模様にしようと思っています。しかし、色の順番や本数を決めなければなりません。私は感性が無いので、完成イメージがどうにも湧きません。そのため、パソコンのCADを使ってシミュレーションしてみようと思います。経糸や横糸の強さを透過度として表わしてみようと思います。そもそも、出来上がりイメージをシミュレーションできるのかどうかも分かりません。まだまだ先は長いです。

    藍を使って空色に染色        横糸に採用(上:薄茶,下:空色)
 

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猛暑の晩夏、密かに秋の気配

2020年08月25日 | 樹木,果樹

  暑い日差しの中を軽く野良仕事をしていました。ふと上を見上げるとイガグリが見えました。つい先日まで、小さなイガグリだったのにずいぶんと大きくなっていました。イガグリの中には割れているものがありました。クリの茶色がチラリと見えます。考えてみれば、もう8月下旬です。1週間もすれば秋の9月に突入です。我家のクリは早生なので、1週間もしないうちにクリが次々に地面に落下すると思います。するとイノシシなどの獣が、夜な夜なクリを食べにやってきます。そういえば、夜の虫の声も秋らしい鳴き声になってきました。

        今後1週間以内にイガが割れてクリが落下


 山の周りの果樹を回ってみました。すると、イチジクは何個か実がなっていました。この秋には美味しいイチジクを食べることができそうです。去年と一昨年は幹に虫が入って駆除が大変でした。今年は今のところ虫が入っておらず一安心です。味がリンゴに少し似ているナツメは、もうすぐ茶色になると思います。茶色になればスカスカ食べることができます。甘柿もなっていましたが、去年大量になったため、今年は数個しかなっていませんでした。少ないとはいえ、甘くて美味しい柿を食べることができそうです。

   イチジクの実      まだ白いナツメ    今年は少ない甘柿
  

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コットンクラブ、織機の経糸張りなど

2020年08月24日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2週間ごとのコットンクラブ、前回は紅花染めをしましたが今回は自由でした。最初、私が羊の毛を紡いで経糸にした織機を皆さんにお見せしました。その後、織機の経糸を張る作業をしました。数ヵ月ぶりの経糸張りでしたので、張り方の詳細を忘れていました。しばらくして思い出しました。長椅子の端に織機を固定し、長椅子のもう片方に経糸の巻き付け棒を固定しました。何十ものたこ糸を経糸として張りました。最後。皆さんのご協力で経糸を巻き付けた棒を織機に収めました。

      皆さんのご協力で、経糸を巻き付けた棒を織機に収める


 この織機は綜絖が木の溝でできています。綜絖棒を90度回転させることで、糸が交互に上がり下がりします。筬はありません。櫛状のもので横糸を寄せます。幅30cm位のオリジナル布を織ることができます。操作がとても容易な織機です。

 長机に織機を固定     ソーメン状の経糸    経糸を巻き付け
  

 その後、私はタペストリーを縫っている方の作品を見学したりしました。私は裁縫音痴なの、タペストリーとかキルトとかパッチワークなどの用語が良く分かっていませんでした。例えば、布を模様状に継ぎはぎした布をパッチワークなどとばかり思っていました。恥ずかしい限りです。しかし、出雲キルト美術館などを訪れるにつれて少しずつ分かってきました。皆さんの作品作りを見学後、羊の毛をカーディングして毛糸を紡ぐ作業をしました。

   素敵なタペストリー作品        毛糸を紡いだ足踏み紡ぎ機
 

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富永有隣(生誕200年)に関わる史跡案内と遺物披露

2020年08月23日 | ふるさと

 来年は、幕末志士の一人であった富永有隣の生誕200年に当たります。今の山口市陶が生誕地です。先日、山口市陶の方々15人が田布施町郷土館に来られました。来館の目的は、来年陶で富永有隣生誕200年祭をするための準備及び調査のためとのことです。午前中は富永有隣の顕彰碑や墓所をご案内して説明しました。そして午後、富永有隣が残した遺物の数々をお見せしたり解説したりしました。

      富永有隣の墓所をお参りし掃除する陶の方々


 富永有隣は吉田松陰と萩の野山獄で出会いました。獄中で意気投合して、漢籍や漢詩など獄中内の人達と教えあいました。吉田松陰が出獄後しばらくして富永有隣も出獄し、一時は松下村塾で塾生を教えました。その後、奇兵諸隊で倒幕に活躍しました。しかし明治維新後、数年にわたる逃亡後に捕まり、長らく東京の獄にいました。恩赦で獄を出た後、妹が嫁いでいた田布施町に移り住み教育者として余生を過ごしました。明治時代、田布施町に仮寓していた国木田独歩が富永有隣を訪問しています。富永有隣はいくつかの著作物などの遺物を残しており、郷土館で大切に保存しています。来年初頭、どの遺物を借りるか選ぶため、陶の方々が再び来館することになっています。その時、また私が対応することになりそうです。

   マイクロバス      幟を立てて墓地へ    富永有隣顕彰碑
  

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野良仕事に欠かせない一輪車の車輪を交換

2020年08月22日 | 建設,工事,修繕

 農具と言うと、クワ,鎌,ジョロ,スコップなどの道具を思い出します。しかし、畑との間を往復する時に欠かせない道具が一つあります。一輪車です。私が子供の頃は猫車と呼ばれる木製の一輪車がありました。クワなどの道具と一緒に幼児だった私を載せて、祖母は猫車で畑までよく運んでくれました。猫車の先頭に座っていると、心地よい振動と共に景色が左右に分かれて去っていきました。私が5歳の頃の思い出です。猫車はいつしか鉄製の一輪車になりました。今回車輪がパンクしたため、新しい車輪に交換しました。

         新しい車輪になった愛用の一輪車


 虫ゴムを見たり、空気入れで空気を入れたりしましたが原因が分かりません。空気が抜ける音だけが聞こえます。10年近く使っているため寿命なのかもれません。よく回ってくれました。暇なときにチューブを外してパンク箇所を調査してみようと思います。今回はパンクしない車輪を新しく購入して交換しました。チューブではなく発砲スチロールのような緩衝材が充填してあるのではないかと思います。

  パンクした車輪      車輪の軸を外す     取り外した車輪
  

 車輪の交換方法ですが、最初に車輪の中心軸を固定するピンを取り外しました。そして、軸を横にずらして取り外しました。すると、車輪が一輪車から外れます。次に新しい車輪に軸を取り付けまし。その軸を一輪車に取り付けました。これで車輪の交換は完了です。試しに畑まで動かしました。タイヤが硬い車輪でしたが快適に回りました。これで、今後10年間位は快適に一輪車が使えると思います。

    新しい車輪とその軸        新車輪と軸を一輪車に取り付け
 

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9月開催、子供達の工作指導用サンプル巣箱の制作(3/3)

2020年08月21日 | 子供の育成関連

 9月から再開される少年少女発明クラブ、開講式をしてから工作に入る予定です。毎年この月は木工作をしています。去年は一生使えるような蓋つき小箱を制作しました。今年は巣箱作りをします。高学年生用には切妻屋根の巣箱を、低学年生には陸屋根の巣箱を作ってもらいます。切妻屋根の巣箱サンプルはすでに作ったため、今回は陸屋根の巣箱サンプルを作りました。高学年用と低学年用とに分けましたが、子供達はどれを選んでもかまいません。板を一枚渡した後、子供達は製図,切り出し,組み立て,釘打ち,塗装をすべて自分でこなします。困った時は指導員がアドバイスします。ちゃんと巣箱を作ることができるでしょうか。多少不格好な巣箱になってもかまいません。自分の力で一生懸命作った体験が一番大切だと思っています。

        低学年生用の陸屋根巣箱サンプル


 切妻屋根巣箱サンプルを作ったのと同じ板を使いました。最初、簡単に製図した後に板に線を引きました。そして、その線に沿って電動ノコギリで板を切り出しました。陸屋根巣箱は、すべて長方形ですので捨てる木片はありません。最も無駄のない巣箱でしょうか。また、最も作りやすい巣箱ではないかと思います。全ての板を切り出すと、小鳥が出入りする径3cmの丸穴を開けました。なお、子供たちはノコギリで切り出します。

   板片を切り出す    径3cmの丸穴を開ける     巣箱の底板 
  

 続いて、屋根部分の板を塗装しました。塗装の目的は、雨が降っても巣箱内にしみ込まないようにするためです。続いて各木片を接着剤で固定して、巣箱の形にしていきました。なお、子供達は釘を打って固定します。また、切妻屋根の巣箱サンプルもそうですが、陸屋根の巣箱サンプルも屋根は固定しませんでした。子供たちが屋根を外して、巣箱内部を自由に見るためです。子供達が作った巣箱、来春小鳥が営巣してくれるでしょうか。ちなみに3年前、巣箱製作後の春にスズメとシジュウカラが営巣したとの報告がありました。

   各木片を組み立てて巣箱に        屋根を載せて完成
 

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硬質トウモロコシの芽欠き

2020年08月20日 | 野菜:豆類ほか

  1度種まきが失敗して再度種まきした硬質トウモロコシ、今回はどれも元気に発芽していました。前回の種まき失敗の原因は、種まき後に梅雨で畑に水が溜まってしまったためではないかと思います。今回、発芽したたくさんの芽を株ごとに一つにしました。トウモロコシは高温下で成長が早いため、ひょっとして晩秋までに実が収穫できるかも知れません。日が照っている時間帯に座って作業しましたので、短い作業時間とはいえ疲れました。すべての芽欠き作業を終えた後、家に入って涼みました。

       日が照っている中、座って芽欠き作業   


 種をまいた硬質トウモロコシは、子供の頃に焚火などで焼いて食べた品種です。とても硬いのですが、焼いた時の香ばしい香りは格別です。噛むほどに良い味がしました。硬くて今の子供達はとても食べられないでしょう。たくさん収穫できれば、昔のように焼いて食べるか、製粉してコーンスープにしようかと思います。なお、前回の種まきで芽が出たトウモロコシは、すでに30cm以上伸びているため間違いなく収穫を見込めます。

 左:芽欠き作業中,右:前回発芽       〇は芽欠きした芽
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 22/29 (横糸追加 1/2)

2020年08月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 経糸を張り終わって、横糸の種類と布のデザインで立ち止まっています。横糸は、経糸と同じ色同じ濃さにしようと思っています。しかし、青色と茶色の横糸は経糸よりも濃い色をしています。そのため、再度紡いで同じ濃さに染色しています。今回青の横糸を作り直したにも関わらず、少しばかり経糸より濃くなってしまいました。次は薄茶色の横糸を作り直しします。なお、染色しない白色糸を横糸に加えようと思います。デザインはこれまた悩みの種です。亀甲模様などいろいろ考えましたが、今年は無難にチェック模様にしようかと思っています。

   青の横糸を作り直しましたが、まだ少しばかり横糸より濃い


 青色の横糸は次のように作り直ししました。洗浄した田布施農耕高校の羊の毛をカーディングして、足踏み紡ぎ機で毛糸を紡ぎました。紡いだ後、かせくりを使って束ねました。紡いでいる時にいつも気が付きますが、洗浄時にゴミや毛玉を取り除いておくこと大切さです。紡いだ毛糸を束ねると藍染めをしました。

  濃い青色の横糸     かせくり器で束ねる    藍の葉を摘み取る
  

 藍染めは、放課後学習と郷土館の藍染め体験で実施する予定です。その手順の確認の意味もあって、今回は藍の生葉を使って染めました。ここで一つ失敗しました。藍の生葉の汁は緑色なのですが、その緑色ではどの程度青く染まっているは分かりません。それで、何回か緑汁につけ直したのが失敗でした。予想より少しばかり濃く染まってしまいました。この濃さで良しとするか、もう一度紡いで染めるか悩みどころです。素人の染色では、思い通りの濃さになかなか染まりません。次は薄い茶色に染めた横糸を作り直そうと思います。

   藍の生葉汁に毛糸を含侵       染まった毛糸を乾燥
 

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ようやく、スイカ,マクワウリ,カボチャが熟し始める

2020年08月18日 | 野菜:果菜

 5月中旬に種まきしたたスイカ、マクワウリ,そしてカボチャは、電気柵に守られながら育っています。久しぶりに電気柵回りを綺麗に草刈りしました。そして、生育状況を調べるため電気柵の中に入りました。雑草が茂っていましたが、ちゃんと実ができていました。苗を購入して植えれば、すでに収穫を終えていたはずです。私は種から育てる派です。そのため、どうしても収穫時期が遅くなってしまいます。マクワウリは1週間後に初収穫できそうです。スイカとカボチャは予定通り8月末に収穫できそうです。種から育てた作物がちゃんと生育すると、とてもいとおしい気持ちがして嬉しくなります。

        まだ小さいですが、ちゃんとしたスイカ模様


 スイカなどの生育状況を調べる前に草刈りをしました。猛暑の今ですので、早朝か夕方直前にしか草刈りできません。今回は紐を使って草刈りしました。最初、紫大麦とパスタ用小麦を植えていた畑を草刈りしました。この秋には、紅花の種を例年よりも多めに撒こうと思います。例年、自給した紅花に加えて購入もしています。来年以降は何とか全量を自給したいと思っています。次に、紅花を育てていた畑の草刈りをしました。この秋、何の種を撒くかはまだ決めていません。

   元紫大麦畑        元紅花畑       電気柵をした畑
  

 最後に電気柵の周りを草刈りしました。電気柵には常時6,000Vの電圧が通電しています。電線に雑草の葉が触れると当然電気が流れます。すると、その場所が枯れます。しかし、雑草が生い茂ると漏電して、電気柵としての機能が無くなります。そのため、定期的に電気柵周辺を草刈りして綺麗にしておく必要があります。9月初めに最後の電気柵周辺を草刈りして終わりです。10月には電気柵を片付けます。

   来週頃に収穫、マクワウリ       8月末に収穫、カボチャ
 

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9月開催、子供達の工作指導用サンプル巣箱の制作(2/3)

2020年08月17日 | 子供の育成関連

 コロナのため4月から休会になっていた行事が、9月から次々に再開されます。小学校の放課後学習,史跡巡りウォーキング,郷土館の企画展示会,そして少年少女発明クラブなどです。今回、少年少女発明クラブで子供達に作ってもらう巣箱のサンプルを完成させました。3年ぶりの巣箱制作です。シジュウカラなどの小型の小鳥が入りやすいよう、入口の穴の直径を3cmにしました。毎年の木工制作は10月の2回しかありませんが、今年は9~10月に3回程度あります。そのため、3年前よりもやや難しい切妻屋根の巣箱にしました。ただ、切妻屋根は低学年生には難しいので、陸屋根の巣箱サンプルを追加で制作しようと思います。

         完成した切妻屋根の巣箱サンプル


 子供達にサンプルとして見せる巣箱は、私がいろいろな電動工具を使って製作しました。しかし、子供達にはなるぺくアナログな道具を使って製作してもらいます。私の経験から言うと、アナログの工具を使いこなせないと、電動工具を使いこなせません。例えばノコギリです。描いた細い線の内側を切るか外側を切るかで板の幅が微妙に違ってきます。この違いを学ばないと、電動ノコギリを使っても正確に切ることはできません。

 曲線を糸ノコで切る     板と板を接着      小鳥の入口穴開け工具
  

 また、アナログのノコギリを使って真っすぐ板を切断できなけれは、電動ノコギリを使っても真っすぐに切ることは容易ではありません。さらに、ノコギリを間違って使っても血がにじむ程度の怪我で済みます。しかし、電動ノコギリでは血がにじむ程度では済みません。私の考えですが、工具の基礎を学ぶためにはアナログな工具を使うことが一番です。そのため、時間はかかってもアナログな工具を使って巣箱を制作してもらいます。変な形の巣箱になってもかまいません。工具を一生懸命使った経験だけでも貴重です。

  小鳥が出入りする丸穴を開ける     塗装した屋根を取り付けて完成
 

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