東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

畑で作るお米、陸稲(農林24号:うるち)を脱穀

2014年10月16日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 先日刈り取って干していた陸稲(農林24号:うるち)を脱穀しました。この10年近く同じ発動機を使って脱穀機を駆動していましたが、なんとその発動機が故障していました。ディーゼルエンジンなのですが、圧縮が弱くなっていました。ピストンリングのオイル減が原因かも知れません。
 エンジン故障を修理する時間はありません。そこで、東京に住んでいた時、古老にいただいた古い水冷式ディーゼルエンジン耕運機のエンジンで代用することにしました。

    故障した発動機と代用の耕耘機            耕耘機に燃料の軽油を入れる  
 

 急遽、農機具倉庫からその古い耕運機を畑に持ってきました。そして、そのエンジンの回転力が使えるようにベルトを外してプーリーを露出するなどの臨時加工をしました。そして、脱穀機とベルトで結びました。燃料である軽油を購入して注油しました。これで、脱穀機を使うことができます。この耕運機で脱穀機を動かすのは5年ぶりのことです。とにかく、応急的に脱穀することができて良かったです。

                      秋晴れの中、快適に陸稲を脱穀


 先日の台風の前に、刈り取った陸稲にビニールシート掛けていたのは正解でした。まったく濡れておらず、乾いた陸稲をスムーズに脱穀することができました。毎年のことですが、稲を脱穀する時の籾音を聞くと、これまでの草取りなどの苦労が報われる思いです。

      カラカラに乾いた陸稲の束            脱穀機で次々に陸稲を脱穀
 

 私が作っている陸稲畑はそう面積は広くありません。田んぼと異なり収穫量もわずかです。脱穀作業も一時間とかかりませんでした。収穫量もざっと20kgではないかと思います。同じ面積の水田ならば、少なくとも60kgは収穫できるはずです。それだけ、陸稲は収量を上げることが困難です。
 栽培が困難な割には収量が少ないことが、近年陸稲が作られなくなった最大の原因ではないかと思います。特にうるちの陸稲を作っている人は極めて少ないです。そもそも、うるちの陸稲の種籾は売っていません。米余りの現代、陸稲を作っている人は、この日本にいったい何人いるでしょうか。私のように好きで栽培をする人はいるでしょうが、商業生産する人は日本にはいないと思います。

                 1時間足らずで、陸稲の脱穀は終了


 陸稲を栽培した畑で、のらぼう菜を育てようかと思っています。そのため、トラクターで綺麗に耕しておきました。18日に東京に行く予定ですが、それまでにこの畑にのらぼう菜を植え付けしようと思っています。

          午後になり日が陰り始めた陸稲畑、トラクターで綺麗に耕耘

コメント

台風対策のため、乾燥中の稲にビニールシート

2014年10月13日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 台風13号が12~13日に来るとのことで、急いでその対策をしました。先日稲刈りして干している稲が豪雨で濡れないように、急遽ビニールシートで覆うことにしました。最初、ビニールシートに収まるように干している稲束を寄せました。そして、ビニールシートで覆いました。麦を収穫する初夏もたびたび豪雨があり、そのつどビニールシートで被います。

  干している稲束をビニールシートで覆う        風であおられないよう紐で結束
 

 台風は風も強いため、あおられないように紐でしっかりと結束しました。ただ、あまりの強風の場合、ビニールシートごと倒れないか心配です。おそらく台風が過ぎ去る14日には快晴になると思います。その時は、再びビニールシートを外します。そして、今週中に脱穀,籾摺り,精米をしたいと思っています。さて、今夜から明日13日昼にかけて台風が来る見込みです。山口県に上陸するでしょうか。

                干している稲をビニールシートで完全に覆う

コメント

畑で作るお米、陸稲(農林24号:うるち)を稲刈りし、そして落穂拾い

2014年10月08日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 ようやく陸稲の稲刈りシーズンになりました。私は、東京に住んでいた頃は水田で稲作をしていましたが、山口県に来てからは陸稲を栽培しています。水田に慣れていたため、陸稲作りには苦労しています。陸稲の栽培で一番難しいのは除草です。後で除草しやすいように種まきを工夫することが陸稲作りのこつの一つです。その点、水田は水深管理をちゃんとしておけば除草に苦労しません。
 さて稲刈りを始める前に、防鳥用のテグス糸を取り外してから反射テープを外しました。そして、テグス糸を張っている竿を陸稲畑から持ち去りました。

    最初、防鳥用のテグス糸を取り外し        次に、反射テープを取り外し
 

 鎌を使って手刈りしても良いのですが、手早く稲刈りするため稲刈機を使いました。この稲刈機は、東京に住んでいた頃に近所の農家の老夫婦にいただいたものです。いただいた老夫婦は、数年前に亡くなりました。いただいてから、13年になりますが、修理しながら使い続けています。麦の刈り取りにも使っている優れものです。

                    秋晴れの中、もくもくと陸稲を刈り取る


 刈り取りが終わると、束ねられた稲株を集めては干しました。一週間程度干してから、脱穀します。脱穀機もいただいたもので、発動機を使って動かします。私は、郷土館に展示してあるような古い農機具(もはや骨董品)を今だに使い続けています。
 東京にいる頃は、10年近く、近所の小学生に稲刈り体験の支援をしていました。そして、大学生などにも千歯こぎ,足踏み式など、いろいろな古い農機具を体験してもらっていました。こうして、子供達に昔の米作りや農機具の歴史を肌で知ってもらっていました。その頃の子供達の笑顔を思い出します。

       もうすぐ稲刈り完了                刈り取った稲束を天日干し
 

 一通り稲刈りが済むと、落穂拾いをしました。稲刈機を使うと、倒れた稲は刈り残されることがあります。そのような稲を拾い集めます。すべての陸稲を集めると1株分位の稲束になりました。1株分の稲は、ご飯2杯位の量です。昔ならば、無視できない量です。
 今回稲刈りした畑は脱穀後に耕運機で耕して、私が好きな「のらぼう菜」を植えようと思います(育苗中)。ところで、陸稲は嫌地性があるため来年は栽培できません。3年後に再びこの畑で陸稲を栽培しようと思います。

            稲刈り落穂拾いが終わった陸稲畑、干した稲をここで脱穀予定

コメント

陸稲の籾を天日干し

2013年10月11日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 小麦に虫がわいた事を反省して、数日前に脱穀した陸稲(うるち,もち)の天日消毒をしました。脱穀して日が経っていないため、籾には水分が残っていると思います。天日で乾燥することに加えて、虫を避けるための消毒も兼ねて日に当てました。

     収穫袋から陸稲の籾を出す      日に当たるよう、熊手で籾を薄く広げる
 

 今や各農家には乾燥機があります。昔は乾燥機はなく、この時期になるといっせいに庭にむしろを引いて天日乾燥していました。一時間ごとに熊手で籾を広げ直していました。ある意味、秋の風物詩でした。むしろは使わないにしても、天日で乾燥消毒しているのは私ぐらいのものでしょう。

        時々熊手を使って籾を広げ直し、まんべんなく籾に日が当たるよう調整

コメント

薄曇りの中、陸稲(もち)の脱穀

2013年10月04日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 今回は、先日刈り取りして干した陸稲(もち)の脱穀をしました。陸稲(もち)は陸稲(うるち)よりも熟すのが遅いため、刈り取りも脱穀も時期が少し遅れます。陸稲(うるち)の脱穀の時に使った脱穀機や発動機はそのまま畑に置いてあったため、準備もしないですぐに脱穀にとりかかることができました。

                    薄曇りの中で、陸稲(もち)の脱穀


 陸稲(うるち)の脱穀をした時はカラカラに晴れた晴天でしたが、今回は薄曇りの中で脱穀をしました。晴天を待っていてはいつまで経っても脱穀できません。ところで、陸稲(うるち)は日照りの影響で育ちが悪く背があまり伸びていませんでした。しかし、陸稲(もち)を栽培した畑は適度な湿気があったため背がよく伸びていました。

    すぐに脱穀終了した陸稲(もち)       左は陸稲(もち)、右は陸稲(うるち)
                                  成長の違いが分かる
 

 脱穀はすぐに完了しました。今年の陸稲(もち)は、種籾を取る程度の量しか作っていたためです。陸稲(うるち)を主食にするため去年と今年続けて栽培したのですが、いまだ日照りの被害を克服できません。父親は日照りの時は水をまいていました。やはり、スプリンクラーなどを使わないと栽培は無理なのでしょうか。安定的な陸稲栽培がとても難しいことを、今年も痛感しました。とにかく雑草と日照り対策が陸稲栽培の決め手です。

              来年用の種籾と、わずかばかりのお餅用の籾を収穫

コメント

秋晴れの中、陸稲(うるち)の脱穀作業

2013年09月29日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 真っ青な秋晴れの中、一週間ほど前に稲刈りして天日干ししていた陸稲(うるち)を脱穀しました。一年ぶりの陸稲脱穀です。納屋から脱穀機,発動機,細断機などを陸稲畑に持ち出して並べました。細断機は脱穀後の稲わらを細断するのに使います。
 脱穀する前に、脱穀機や発動機の調子を見ました。麦の脱穀時の残骸が残っていないように、脱穀機をひっくり返してすべての麦殻を捨て去りました。また、ベルトの張り具合なども確認しました。続いて発動機も燃料や冷却水を確認しました。確認し終わると、最初発動機を起動しました。そして、発動機のプーリーと脱穀機のプーリーとベルトでつなぎました。

                真っ青な秋晴れの中、脱穀中の陸稲(うるち)


 陸稲は麦ほどたくさん作っていないため、脱穀はすぐに終わってしまいました。特に陸稲(うるち)畑は日照りのため、穂があまり重くありませんでした。しいなが多く、収穫袋に1/3位しか収穫できませんでした。来年の種籾用を除いた、籾を精米しても数日分のお米にしかならないように思います。

      重みが足りない稲穂を脱穀            収穫袋1/3ていどの籾を収穫
 

 八王子にいる時は、水田で稲を栽培していました。少ない面積でしたが、それでも毎年80kgは確実に収穫できました。今年も陸稲の作りにくさを痛感しました。日照り,雑草,そして害虫対策が大変でした。不思議なのは、八王子で作っていた水田では、農薬を全く使わなかったのに害虫の被害が少なかったことです。何か違いがあるのでしょうか。

                 黙々と脱穀するも、30分程度で脱穀終了

コメント

陸稲(もち)の稲刈りと天日干し

2013年09月25日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日は、陸稲(うるち)の稲刈りをして天日干しをしました。今回は、陸稲(もち)の稲刈りと天日干しをしました。稲刈機(バインダー)を使って稲刈りをしましたが、とても狭い面積のためあっと言う間に稲刈りは終了しました。

                 陸稲(もち)を、稲刈機(バインダー)で稲刈り


 陸稲(もち)を植えた場所はは、もともと湿り気があった畑です。このため、8月の猛暑時の日照りでも順調に育っていました。このため、茎がとても太く育っていました。日照りを受けた陸稲(うるち)とは段違いです。

        雑草が少ないので楽々刈り取り           刈り取り後、束ねられた陸稲
 

 今回刈り取った陸稲(もち)は、先日干した陸稲(うるち)の隣りに干しました。脱穀するときは、最初に陸稲(うるち)を脱穀します。そして、脱穀機から籾をきれいに取り去った後、陸稲(もち)を脱穀します。陸稲(うるち)と陸稲(もち)が絶対に混ざらないように細心の注意をして脱穀します。
 脱穀した籾は、いったん天日干しして害虫などを取り除きます。そして、年末に籾摺り・精米してようやく食べることができます。

                 陸稲(うるち)の隣りに、干した陸稲(もち)

コメント

陸稲(うるち)と粟が出穂,里芋ほか

2013年08月09日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 全国どこも猛暑日が続いているようです。我家も同様で、朝夕しか農作業できません。このところの暑さで山には最近行っていませんし行く気にもなれません。冬に植えた苗木の様子が気になるのですが。ところで、農作業の手を休めながら畑の様子を観察しました。すると、陸稲(うるち)の穂が出ていました。去年も同じころに出穂しました。

              猛暑で日照りにもかかわらず元気に出穂した陸稲(うるち種)


 このところ雨が降らないのでずっと日照りの状態です。しかし、陸稲はすこぶる元気です。本当に日照りで被害が出る直前には、陸稲は葉が内側に巻くようになります。今の状態は、目いっぱい葉が開いているので日照りの被害はないようです。なお、赤米は数年前はたくさん作っていたのですが、今は種継ぎのため一株だけ栽培しています。赤米は晩生のため、まだ穂は出ていません。

      陸稲の、とても地味な花            種継ぎのための一株の赤米
 

 花粉が混ざらないように陸稲(もち)は、別の畑で栽培しています。陸稲(もち)はまだ出穂していません。今、うるち種の陸稲はほとんど栽培されていません。一方でもち種の陸稲は少なくなったと言え、全国の主に山間地域で栽培されているようです。

                これから出穂するもち種の陸稲


 ところで、猛暑に強い作物は元気です。春に種をまいた砂糖モロコシがぐんぐん成長しています。ただ、害虫のアワノルメイガが入っているらしく、茎や葉のあちこちに食害の跡があります。ちゃんと穂が出るか心配です。晩秋に茎をかじると甘いので、私の貴重なおやつです。里芋も元気です。今年は湿った畑に植えたのは正解です。これからさらに成長して、人の背以上に伸びると思います。

    空に向かって伸びる砂糖モロコシ         猛暑でも元気な里芋
 

 5月の種まきした粟(あわ)が出穂していました。種をまいてからほぼ放置していましたが、雑草の間に穂を出していました。肥料をまったくまかなかったためか、小さな穂ですが小鳥の被害がなければ収穫を期待できそうです。私は、雑穀の中で粟が一番美味しいと思っています。黍(きび)などのように雑穀は、わずかにあくがあるため味が落ちます。その点、粟は雑穀にも関わらずあくがほとんどありません。ただし、小鳥が大好物のため収穫の少なさに泣かされます。

                   出穂し始めた粟の穂、粟穂にしては小さ目

コメント

陸稲(うるち,もち)の種まき準備、そして籾摺り,精米

2013年05月10日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 数日後に雨が降るようですので、それに合わせて陸稲(うるち:農林24号,もち:農林1号)の種まきをしようと思います。去年、稲刈りして乾燥した陸稲を脱穀した時、種籾用の陸稲を天井にぶら下げておきました。その種籾用の陸稲を天井から降ろしました。この種籾は、脱穀した時のままですので禾(籾についた長いトゲ)がそのままです。餅つき機を使って綺麗に禾を取り除きました。禾を取らないと、種まき機の中で詰まってしまいますので。※餅つき機を脱禾機として使っているのは私ぐらいのものでしょうか?

  天井に保存していた種籾(うるち,もち)         餅つき機で禾を取り除く
 

 禾を取り除くついでに稲茎くずも取り除きました。餅つき機で禾を取る時、面白いことに稲茎などのゴミが中心に集まってきます。そのゴミを手で摘まんで取り除きます。禾を取った種籾は、次に唐箕を使って禾や細かいゴミを飛ばします。知人からいただいた木製の唐箕を使いたかったのですが、漏斗の部分をまだ作っていないため使えません。以前使っていた、錆びて傷んだブリキ製の唐箕を使いました。

         種籾の禾や細かいゴミを飛ばす、錆びて傷んだブリキ製唐箕


 最初、陸稲(うるち)の禾取りと唐箕選をしました。それが済むと、陸稲(もち)の禾取りと唐箕選をしました。約5ヶ月間天井にぶら下げていたため、カラカラに種籾は乾いていました。これで、陸稲の種まきの準備は整いました。雨が降る直前にこの種籾をまこうと思います。去年も、今頃に陸稲を種まきをしました。

    次に陸稲の種籾(もち)を唐箕選         陸稲(うるち,もち)の種まき用籾
 

 種籾用の籾がだいぶ余ったため、また去年残していた籾もありました。この籾を合わせて籾摺りと精米をしました。最初、うるちの陸稲を籾摺りして精米しました。私が持っている籾摺り精米機は、籾摺りと精米の両方が一つの機械でできるので重宝しています。籾の投入口に籾を入れてスイッチを入れると、玄米が右隣の排出先に吐き出されます。

               自給用に重宝している、籾摺りと精米の両方ができる機械


 ところが、久しぶりにこの機械を使って失敗しました。籾を一度に多く入れすぎたため詰まってしまいました。八王子市に住んでいる時、籾摺り機の修理などをよく頼まれました。このため、籾摺り機の修理はお手の物です。すぐに機械後ろの扉を開いて、詰まっている個所を特定して直しました。なお、この機械はインペラ方式と呼ばれる籾摺り方式です。

            籾摺り器の後ろの扉を開封            詰まっていた籾摺り部分
 

 詰まりを直すと、今度は注意深く籾摺りを続行しました。籾摺りが終わると、今度は精米をしました。右のトレイに排出された玄米が、今度は精米されて機械の前から外に排出されます。糠は機械に付いた引出しの中に溜めこまれます。精白度は自由に決めることができ、今回は精白度80%にしました。

        籾摺りされた玄米         ノブを左にすると籾摺り、右にすると精米
 

 これまで、八王子市のユギ・ファームでよく精米しましたが、精米時間がけっこうかかっていました。しかし、この機械は精米が早いのですぐに終わってしまいます。機械自体が大きく、モーター出力が大きいので早いのでしょう。精米中のお米を掌に置いて調べると、なかなか綺麗に精米されています。お米を精米所に持っていかなくても済むので、お米を自給自足するにはとても便利な機械です。ちなみに、大麦も精麦することができる機械もありますが、これまで数度しか使っていません。

                   精米されて排出される白米、精白度は80%


 陸稲(うるち)の籾摺りと精米か終わると、今度は陸稲(もち)の籾摺りと精米をしました。今度は、籾摺り中に詰まることはありませんでした。精白すると、もち米特有の真っ白な白米が出てきました。今もちをつくのは時期外れですが、時間が空いたら餅つき機でもちをついてみようと思います。陸稲(もち)の籾摺りと精米が済むと、機械の清掃をしました。まず、籾摺り中に出た籾殻を袋に詰め直しました。

      精白中の陸稲(もち)                籾摺り中に出た籾殻
 

 続いて、精白中に出た糠を引出しから取り出しました。冬のたくあん漬けに使用したり、タケノコのあく抜きなどに使えます。しかし今は保存していても虫がわいたりしますので、畑に肥料としてばらまきました。
 今回の籾摺り精米したお米を使って、母親がおこわを作りました。自給したお米は畑で作った陸稲です。陸稲は田んぼで作るお米より味が少し落ちます。水稲品種の「日本晴れ」に似ており、食味もいま一つで冷えるとパサパサします。とは言え、自分で作ったお米はとても美味しかったです。

        糠の取り出し口を開く          精米で出た糠、畑にまいて肥料に
 

コメント (2)

陸稲(うるち,もち)の脱穀作業

2012年10月13日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 先日稲刈りして干していた陸稲(うるち)と陸稲(もち)を脱穀しました。稲の脱穀は去年の11月以来のことです。去年までは東京で稲刈り脱穀などをしてきましたが、今回は山口県に帰って初めての脱穀です。そして、これまでは全て田んぼで作る水稲でしたが、今回は畑で作るお米である陸稲です。

     脱穀機を家の前に置く                 石油発動機を始動
  

 脱穀するために脱穀機を牛舎から家の前の畑に持ってきました。そして、その脱穀機を動かす石油発動機も畑に持ってきました。この発動機は相当古い50年位前の代物です。熱いお湯を発動機のホッパーに注ぎ込みました。こうすると、エンジンがかかりやすくなります。フライホイールを勢いよく回しながら燃料噴射管からのツンツンする噴射音が聞こえてくると、すぐにデコンプレバーを離します。すると一発でエンジンがかかりました。

        乾かした陸稲を手に取る         脱穀機に陸稲束を入れて脱穀
 

 エンジンがかかると、脱穀機と発動機を平ベルトでつなぎます。すると脱穀機の脱穀ドラムが勢いよく回転し始めます。脱穀の開始です。乾かした陸稲束を回転ドラムに当てるようにしながら脱穀します。秋空に発動機の音や脱穀機で脱穀する音が響くと、収穫の秋を実感する気分になります。

          陸稲の脱穀開始、最初にもち種を脱穀し、次にうるち種を脱穀


 田んぼで作っていた水稲はとても収穫が多く、少ない面積でも100Kg程度は楽に収穫できました。しかし、今年初めて作る陸稲の収穫は少ないものでした。もち種とうるち種がそれぞれ10Kg程度しか収穫できませんでした。がっかりですが、数日間は食べることができる量です。陸稲は作ることが難しいことが分かったこと自体が今年の一番の収穫でした。

      残り数束の脱穀待ち陸稲束        脱穀中にたまるワラゴミを排出
 

 一時間もしないうちにあっけなく脱穀が終わりました。これら脱穀した陸稲のうち、来年用にそれぞれ3Kgずつ種籾として来年まで保存することにしました。残りの籾は、後日籾摺りして精米するつもりです。陸稲は一度食べたことがありますが、水稲の旧品種「日本晴れ」に似た味でした。「コシヒカリ」と比べてお世辞にも美味しいお米ではありません。冷えるとさらにぼそぼそします。でも、自分で作ったお米ですのできっと美味しいはずです。

    来年種まきするため保存する陸稲の種籾(もち種,うるち種)、それぞれ約3Kg

コメント

雑草だらけの陸稲畑の稲刈り

2012年09月30日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 先日陸稲の稲刈りをしました。今回、まだ刈り取りが終わっていない陸稲畑の稲刈りをしました。しかし、その陸稲畑は雑草の勢いがすごくて、雑草の間にポツポツと陸稲が生えているしまつです。何度か除草したのですが、結局私が疲れ果てて除草をさぼっていたら雑草が勝ってしまいました。

                  雑草の間にポツポツと生えている陸稲


 雑草が生い茂った理由の一つは、畑に有機物などの肥料分が少なかったことです。種をまいても初期成長が悪かったため、あっと言う間に雑草に追い越されてしまいました。もう1つの理由は、日照りです。陸稲はもともとお米の一種でとても水分を必要とします。このため、7月8月の日照りで成長が阻害されたことです。父親がよく真夏にホースで水をまいていた訳です。

      細く頼りなく生えていた陸稲             刈り取って束ねた陸稲
 

 来年は今年の失敗の反省をもとに、初期成長を促すため肥料をたくさん施そうと思います。そして、真夏の日照りにそなえてスプリンクラーなどの散水装置を考えようと思っています。先日収穫した陸稲は、肥料をやったり除草を何度もして水も少し散水しました。うるち種ともち種の陸稲をこれですべて収穫しました。初年度にしては、食べるだけの収穫ができたのでまあいいかなと思っています。

     草刈機を使って陸稲畑の除草        雑草だらけの陸稲畑を除草途中
 

 雑草だらけの陸稲畑ですが、晩秋に小麦をまく予定です。陸稲を刈り取った後、草刈機を使って綺麗に雑草を刈り取っておきました。晩秋まで2か月程度あるので、時間をみて耕運機かトラクタで整地耕運しようと思っています。なお、今回刈り取った陸稲は雑草との競争にいわば耐え抜いた陸稲です。来年は、今回収穫したものを優先的に種籾にしてまいてみようと思います。

        雑草を刈り取って綺麗になった元陸稲畑、晩秋に小麦を播種予定

コメント

陸稲(うるち,もち)の稲刈りを開始

2012年09月18日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 稲刈りするための稲刈機(通称:バインダー)を直したので、陸稲の稲刈りをする体制が整いました。しかし、稲刈りする前に雑草を取り除く必要があります。陸稲(もち)畑の草取りと土寄せは完了していたのですが、陸稲(うるち)畑はまだでした。このため、稲刈りする前日に雑草を取って軽く耕運機で畝間を耕運しておきました。これで、稲刈機を使うことができるようになりました。
 
        畝間を草刈機で除草            除草後、畝間を耕運機で耕す
 

 陸稲(うるち)畝間の除草耕運後、稲刈機を使って稲刈りを開始。手刈りしても良かったのですが、刈り取った稲を束ねるための乾いた稲がありません。このため、今年はすべて稲刈機で陸稲を刈り取り結束します。この稲刈機を最後使ったのは2年前です。ちゃんと稲刈りして結束できるか心配ですが。杞憂でした。

              2年ぶりに使う稲刈機、快調に陸稲を刈り取り


 この稲刈機、いただいてから一度も刃を磨いていないためか、稲の刈り口がやや荒れていました。そこで、山口クボタ田布施支店に行って刃を磨いてもらえるかどうか聞いてみました。すると、刃を研ぐことはしていないとのことでした。昔は、鉄工所などで刃を磨いてもらっていましたが、今は自分で磨くしかないようです。
 最初に稲刈りした稲束を、仏前にある亡き父親の写真前に手向けました。父親と一緒に稲刈りしたかったのですが、かないませんでした。あの世できっと喜んでくれていると思います。手向けている時、去年2年前3年前と、父親と一緒に農作業したことを思い出しました。

        刈り取り結束された稲束          亡き父親に手向けた最初の稲束
 

 三か所の陸稲(もち)畑のうち、一か所の稲刈りはすぐに済んでしまいました。しかし、残り二か所の陸稲(もち)畑は、とても稲刈機で稲刈りできる状況ではありません。陸稲より雑草の方が大きく育ち、手刈りするしかありません。収量も極小になりそうです。来年の種用としてしか収穫できそうもありません。陸稲の栽培に、実質的に今年初めて挑みました。その結果は散々でした。散々な理由は二つです。一つは、雑草対策にとても苦労したことです。もう一つは、痩せた土地での陸稲栽培は困難であることです。来年は、今年の反省を元に再度チャレンジしようと思います。

            刈り取ったばかりの陸稲(うるち)を小屋内で乾燥中


 刈り取った陸稲(うるち)の稲束は、すぐに牛小屋内に干しました。小屋内は全く雨が降り込まないので、2週間程度で自然乾燥すると思います。
  陸稲(うるち)畑の稲刈りが済むと、我家から少し離れた陸稲(もち)畑に行って稲刈りしました。そして、前回はさ掛け用に準備し竹に稲束を掛けて自然乾燥させることにしました。ここは雨露がかかるので、乾燥まで3週間程度かかるのではないかと思います。10月に脱穀します。この畑は乾燥地のため、陸稲はとても少ない収量となりました。しかし、我家でお餅や鏡餅を作る程度のもち米は収穫できました。来年用の種を取った残りを、籾摺り,精米して、お餅や鏡餅にしようと思います。

     陸稲(もち)畑で稲刈り         刈り取った稲束をはさ掛けして自然乾燥
 

コメント

稲刈り準備、はさ掛け用の竹

2012年09月14日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 そろそろ稲刈りシーズンになったので、その準備を始めています。この地域のほとんどの農家は、コンバインを持っているため稲刈りはとても楽なようです。しかし、永く山口県を離れていた私は、そのような農業機械を持っていません。今後も買う予定はありません。このため、我家に眠っている古い機械を使うしかありません。今回、竹林で竹を切り出して陸稲畑に持っていきました。刈り取った稲束を架けて天日干し(はさ掛け)するためです。

      竹林で細く長い竹の切り出し       切り出した長い竹、これを加工
 

 はさ掛け用に使う竹は、なるべく細くて長い竹が適しています。太い竹だと、うまく稲束をかけることができません。掛けることができたとしても、風が吹いた時にクルツと回って落下してしまうことがあります。竹林の中から特別に選んだ一本を切り出して、はさ掛け用に加工しました。枝をきれいに切り払い、長さが7m位になるように両端をカットしました。この竹を、肩に担いで陸稲畑まで持って行きました。

       枝を綺麗に切り払う           支柱代わりの、日当たりが良い木
 

 陸稲畑に着くと、日当たりが良い木の幹に竹を縛りつけました。この畑は、支柱の代わりになる木が生えているので助かりました。この竹の上に、刈り取った稲を掛けて天日干します。稲束が乾燥した頃、この場所で脱穀するつもりです。

          幹に固定したはさ掛け用の竹、この竹に稲束を掛けて自然乾燥

コメント

別所小学校にお米を届ける

2012年02月26日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 別所小学校5年生がおにぎりパーティー用に使うお米を届けました。籾摺りして精白したお米を米袋に入れてバイクに乗せて運びました。去年も同じくバイクで運びました。おにぎりパーティーは2日にあるのですが、仕事の関係で参加できずとても残念です。また、この小学校自体に、もう来ることはないと思うので残念です。




 この別所小学校との出会いは、20年位前です。息子が少年サッカーをしていた頃によく訪れました。この小学校の運動場がホームグラウンドだったためです。確か雨の日は体育館でミニサッカーをしていました。そして、10年位前から米作りでお付き合いが始まりました。当時は、おにぎりパーティーではなく餅つきなどでした。子供たちと一緒に、体育館脇で餅つきして体育館内で黄粉、お醤油、納豆などを付けたりして食べました。その後、寸劇付き米作り感謝パーティーになり、おはぎ作りになり、以降おにぎりパーティーになりました。

       別所小学校の正面               別所小学校の運動場
 

コメント

別所小学校5年生のお米を精白

2012年02月25日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 前回、別所小学校のおにぎりパーティー用のお米にするため 籾摺りをしました。今回は籾摺りに続いて精米器を使って玄米を精白しました。最初、精米器を一輪車で鈴木牧場内に運んでセットしました。精米器を置く適度な高さの台がないので、餅をつく臼をひっくり返して台としました。この臼は、6年ほど前に高校生を自宅に招いて餅つきした臼です。

               餅つき用臼の上に精米器を置く、上から玄米を挿入


 精白する前に、精白度を指定します。精白度が低いと胚芽米になりますし、精白度が高いと真っ白な白米になります。今回は少し胚芽が残るようにしました。電源を入れてから玄米を投入します。玄米は、精米器に上にある受け口に投入します。そして、投入口を開きます。すると精白されたお米が下に落ちます。

       玄米を受け口に投入            精白されたお米が下に落ちる
 

 今回は胚芽米と白米の中間程度の精白度でした。このため、ややくすんだ色の白米となりました。胚芽が少し残っているため、多少はぼそぼそすると思いますが栄養的には良いと思います。精米器の受け口に入れた玄米は自動的に精白されて下に置いた袋に落ちるだけです。やや手持ちぶたさで、袋に入る白米を見ていました。

              米精白後、次々に米袋に落ちて溜まる白米


 玄米は精白されると白米となりますが、一方で米糠が大量に出ます。米糠は精白時に玄米からはがされた胚芽やお米の表皮です。この米糠も肥料や糠漬けに使えるため採取しました。今のところ、糠漬けに使う予定がないので、畑にまいて肥料の代わりにしようと思います。

    出来上がった胚芽付き白米       採取した米糠、糠漬けや肥料代わり
 

コメント