東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

台風大雨の中、大学学園祭

2010年10月31日 | イベント,行事



 この台風14号のため数々のイベントが中止か延期になっていると思います。私も田んぼの後始末や次の脱穀作業をしようと思っていましたが止めました。その代わり、家の近くにある東京薬科大学に学園祭の様子を見るために行ってきました。学園祭は今日からの三日間ですが、今日はさすがに台風下の大雨で外は閑散としていました。

   通り抜ける人もまばらな学園祭の門            構内のガラクタ?売り場
 

 傘をさして長靴を履いて構内に入りました。パンフレットをもらい棟内に入りました。行き先は環境グループASIATOの部屋です。毎年恒例のもちつきをしています。去年は仕事でこれませんでしたが、二年前は来ました。この時は晴れで、外の野外ステージはうるさいほど賑やかでした。

               田んぼで収穫したもち米を使ってもちつき


 この環境グループASIATOを創部したのは10年ほど前の4人でした。当時は、構内に小さな田んぼを作ったり、この地域に自生している笹で目籠作ったり、学園祭では里山をイメージしたジオラマを展示していたりしていました。他の大学ともコラボレーションしていました。

     楽しそうに受付する参加者         一年の活動をたくさんの写真で紹介
 

 今日は台風下の大雨でしたが、それでも用意された椅子が8割程度ふさがりました。50人位はいたでしょうか。もちつきをする時、みんなで掛け声をかけていました。もちつきの臼や杵は日野市の児童館から借りてきたそうです。

          もちつきが終わって、臼からもちを取り出している女性メンバー


 6年前この学園祭に来た時は、私自身ももちつきをさせてもらったことがありました。また手返しをしたこともありました。しかし、学園祭は学生主催の催しです。今回は静かに見守ることにしました。彼らだけで運営する催しは学生時代の一番思い出になることでしょう。ちなみに私は学生時代はJAZZをやっていました。今でも学園祭での演奏や定期演奏会などのことを懐かしく思い出すことがあります。

    並んだ参加者にもち料理をふるまう           つきたての餅におしるこ
 

 餅つきが終わると、ついた餅を使った料理が参加者に振舞われました。おしるこやきな粉もちなどです。私も100円払っておしるこを食べました。このASIATOメンバーの3年生はこの学園祭が最後の行事となり11月は引退だそうです。そして、今度は2年生以下が主体となるとのことです。まだ脱穀していない稲もありますし、今後は2年生以下がぜひがんばって欲しいと思います。

               きな粉をまぶして参加者に振舞うASIATOメンバー

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ナスの残渣処理

2010年10月30日 | 野菜:果菜



 夏野菜の整理を続けています。今回はナス畑を綺麗に整理しました。最後のナスを収穫した後、ナスの茎や根を畑から抜きました。ナスは一年を通じて収穫期間が比較的長い野菜です。しかし、路地栽培で綺麗なナスの実を収穫することはなかなか困難です。今年の夏は異常な暑さでナス畑も日照りにあいました。このため、たくさんの変形した実ができてしまいました。自家用として食べるのはかまいませんが、人にあげるのに躊躇します。

       ナスを抜いた後の畝                抜いたばかりのナスの茎や葉
 

 抜いたナスの茎や葉、そして根は細かく切断しました。そして、畑の通り道にばらまいて肥料とすることにしました。これまでは、押し切りで細かく切断するか、切断しないて畑の脇に邪魔にならないように積んでいました。今年は手回し式のワラカッターで細かく切りました。

             抜いたナスの茎や葉を手回し式ワラカッターで細かく切断


 畑から抜いたナスの茎や葉の残渣は、カマで切るには硬いしエンジンで回すワラカッターでは大げさすぎました。その点手回し式ワラカッターは少ない量の残渣のカッターとしてとても重宝しています。

         残渣を切る切断面               これから切断するナスの残渣
 

 手回し式ワラカッターの挿入口にナスの根元を入れて切ります。手回しカッターを手で回転させると、ナスの根元は吸い込まれるようして切断されます。切られたナスの残渣はカッターの下に排出されます。細かく切断され排出された残渣はあとで畑にばら撒きます。後日乾燥した残渣を耕耘機を使って畑の土中にうないこみます。

                 切断されてカッターの排出口にたまったナスの残渣

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ヨトウムシ(夜盗虫)の被害

2010年10月29日 | 生き物
 秋冬野菜が続々と育っていますが、一番の悩みはヨトウムシの被害です。今年はほうれん草の畝が一番ヨトウムシにやられています。一つのほうれん草が食害にあうと、次の日にはその隣のほうれん草が食害にあいます。暇があれば根元をほじくってはヨトウムシを取り出していますが、なかなか見つかりません。農薬をまきたくないので半ばあきらめています。

              食害にあったほうれん草と根元の地中にいたヨトウムシ
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東京薬科大学ASIATOの脱穀支援(2)

2010年10月28日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 前回に続いて東京薬科大学ASIATOの稲の脱穀支援をしました。この脱穀した籾を精米してできたお米(もち米)を月末の学園祭で使うとのことです。一昨年見学した学園祭ではこのお米でもちつきをしていました。今年ももちつきをするのではないかと思います。

      干した稲を竹竿ごと運搬           運搬した稲を脱穀機脇に下ろす
 

 曇り空でしたが、たくさんの薬科大生が脱穀に参加しました。知らない学生は一年生でしょうか。脱穀時の開始はいつものように、最初に発動機をかけて、その発動機と脱穀機を平ベルトで連結しました。脱穀機が回り始めたところで、次々に乾いた稲を脱穀機にかけて脱穀しました。脱穀すると、脱穀機の脇に置いた米袋に籾がどんどん入ります。

                   脱穀機に次々に乾いた稲を入れて脱穀


 脱穀を始めてからしばらくして、1,2年生達は、まだ刈り取っていない稲が残っている田んぼに移動してからその稲を刈り取り始めました。残りの3年生が脱穀を継続しました。単調な発動機の音を聞きながらもくもくと脱穀作業を続けました。

      干した稲をさらに搬入            暗くなる時刻、もくもくと脱穀作業
 

 私は脱穀しないでひたすら発動機や脱穀機を見守りました。脱穀機の調子が悪くなると、すぐにかけつけて直しました。何時間か作業を続けているうちに、すっかり当たりは暗くなりました。近くの道路を通る自動車のヘッドライトがまぶしくほどです。

           近くを通る自動車のヘッドライトを遠目にもくもく脱穀作業

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稲脱穀前、手回しワラカッターの調整

2010年10月27日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 稲刈りが終わると脱穀をします。しかし、脱穀後のワラの後始末が大変です。しめ縄に使うには多すぎるし、ほとんどのワラは細かく切って田んぼか畑にまいて還元します。その時に、ワラを細かく切るカッターが必要になります。今年は、手動でもエンジンでも使えるワラカッターを使うことにしました。去年はエンジンで回すカッターを使いましたが、手動ではないためほんの少しのワラや雑草を切るにもエンジンをかけなければなりませんでした。

                 今年は手回しで雑草やワラを切るカッターを使用


 この農機具は、博物館に入れてもおかしくないようなレトロな機械です。私が子供頃(昭和30年代)、この機械で牛の餌を作るためのワラや草を切っていました。数週間分のワラを牛小屋内で作るのですが、埃がすごくてマスクをしていないと顔や鼻内がすぐに埃で真っ黒になりました。しかし、手動でもエンジンでも使えるとても便利な機械です。

      ワラや草の投入口                    カットされたワラと回転刃
 

 この機械の良いところは、手で回せることです。もう一つの良いところは、カットするワラや草の長さをネジ一つで調節できるところです。早くワラを腐らせたい時は細かくカットし、急いでカットしたいときは長めにカットします。

             ワラや草のカットする長さを簡単に調節できる橙色のつまみ


 この機械を長年使っていると刃が磨耗してきます。その時は回転刃を固定刃にわずかに近づけます。しかしながら、よく磨耗する箇所は、一番多く切断する面である刃の中心部分です。中心部分が磨耗すると砥石で研ぐしかありません。最近はこのような機械の刃を研ぐ専門の人がいなくなったので自分で研ぐしかありません。

      回転刃を固定刃に近づけるネジ     中心部分の磨耗で切断がやや緩い
 

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楽しかった、小学生の稲刈り・脱穀体験

2010年10月26日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 10月25日、今年も賑やかな小学生に囲まれて稲刈りと脱穀体験を実施しました。別所小学校5年生の2クラス約70人,その保護者12人位,担任の先生2名,応援の大学生2名,さらに私を含めて4名の地域住民の参加です。2時間ほどのあっという間の稲刈り・脱穀体験でした。小学生達のお米作りに関わる体験は年間に4回(①田植え,②草取り,③稲刈り,④お米調理)です。今回は、田植え田の草取りに続く3回目の体験です。

       前日雨のため、田んぼはぬかるんでおり長靴を履いて稲刈り開始


 私がすべての小学生を直接教えるのは不可能です。このため、稲刈りを始めるにあたって保護者の方に稲刈りの方法、刈り取った稲の結束方法、カマの使い方や注意などを説明しました。そして、子供達より前に保護者に稲の刈り取りをして実習してもらいました。保護者が覚えた頃に子供達を呼んで稲刈りを開始しました。

      最初はカマの使い方が不慣れ       使っているうちに刈り取りに慣れる
 

 脱穀も稲刈りと同様に最初に保護者に使い方を覚えてもらいました。とても古い足踏み脱穀機のため、稲を脱穀しながら同時に足を踏んで脱穀ドラムを回さなければなりません。稲の脱穀時は脱穀ドラムへの抵抗が強くなるため回転がどうしても遅くなります。そんな時、回転数をキープするためより強く足踏みしなければなりません。そして、脱穀が終わると脱穀ドラムへの抵抗がなくなるため、反対に軽い力で足踏みしなけばなりません。慣れないと大人でも難しい操作です。

   保護者に見守られながら刈り取り            だいぶ稲刈りが進みました
 

 小学生に難しいのは、刈り取った稲を適度な太さに束ねることです。ワラでしっかりと稲束を縛らなければなりませんが、力が弱いためどうしても緩く縛ってしまいます。稲束は干されて乾燥すると縮むため、ゆるく縛っているとスルスルと稲束の一本一本が抜けてしまいます。結び方も特殊であるため、子供達は保護者や大学生などに教わりながら稲束を結束していました。

             保護者や大学生などに稲束の縛り方を教わる


 去年は稲刈りの終盤になると、男の子はカマで刈り取ることばかりになり、一方女の子は稲束を縛ることばかりにと、だんだん別れてしまいました。このようになると、結束する前に山のように刈り取った稲が積まれる事態になりました。この反省を元に、今年は自分で刈り取った稲は必ず自分で縛ることにしました。

   稲を地面に置いてじっくり結束          マンツーマンで結束方法を教わる
 

 今回の稲刈りに、東京薬科大学ASIATOのメンバーである大学生二人に応援にかけつけてもらいました。彼らはつい先日稲刈りをして脱穀も済ませたばかりです。子供達とも年齢が近いので、ちょっと年上のお兄さんと言ったところでしょうか。子供達に親切丁寧にに教えていました。

    親切丁寧にに教えている大学生        慣れた子は自分で刈り取り・結束
 

 最初は私や保護者などが刈り取り方法や結束方法を子供達に教えていましたが、子供達も5年生にもなると覚えるのも早いです。慣れた子供は自分でさっさと稲刈りしていました。また、子供同士で教えあい確認しあうなどの姿も見られました。

             楽しそうな保護者と子供、楽しそうに確かめあう子供と子供


 今回のような稲刈り体験は、保護者にとっては子供達の学校生活を生き生きと見ることができるよいチャンスだと思います。また、子供達と一緒に活動できるまたとないチャンスではないかと思いました。どの保護者も生き生きと楽しそうに子供達と稲刈りをしたり脱穀をしていました。

                 稲束を結束すると、稲を竹竿に架けて干す


 稲刈りが終わって稲束をワラで縛ると、その稲束を竹竿に架けて干します。通常この作業を「はさ架け」と言いますが、地方によって方法が違います。特に東北地方は竹竿の組み方に特徴があるように思います。しかし、コンバインによる稲刈りが進んだ今、稲刈りは日本中どこでも同じような光景になってしまいました。そもそも稲刈りから脱穀までが一つの機械で済んでしまい、稲束を干す光景を見ることがまれになってしまいました。

    竹竿の端から次々に稲束を架ける         稲束の架け方にも要領が
 

 生まれて初めての稲刈り体験のためか、最初はなかなかはかどりませんでした。しかし、回数を重ねるにつれて刈り取りの要領、結束の要領、竹竿に架ける要領がだんだん身についてきたようです。思いのほか稲刈りが早くすすむようになりました。最初と最後を比べると、ざっと2倍は早くなったような気がしました。

         刈り取りが早くできるようになったため、急遽竹竿を追加組み立て


 全員が稲刈りを済ませてから、次に脱穀をしていたのでは時間がかかります。また、全員が一度に稲刈りするほど田んぼは広くありません。そもそも稲刈りしたばかりの稲は乾燥していないので脱穀できません。最初2組が稲刈りを開始すると同時に、一週間ほど前に今回のために先行して稲刈りして干した稲を1組が脱穀体験をしました。稲刈りと脱穀の同時進行です。

               足踏み脱穀機を中心に脱穀体験のコーナー


 脱穀体験したのは足踏み脱穀機による脱穀です。去年までは、足踏み脱穀機に加えて、千歯こぎ、唐箕、足踏み縄ない機なども体験しました。しかし、今回は前日雨でしたので足踏み脱穀機だけの体験としました。

     足踏み脱穀機の周りに並ぶ             幌を被せた足踏み脱穀機
 

 足踏み脱穀機はペダルを足で踏むと脱穀ドラムが回転します。そのドラムに稲穂を当てると籾だけがはじき出されます。そのはじき出された籾を集めます。籾はけっこう広範囲に弾き飛ばされるので、脱穀機の周りに籾があまり飛ばないように幌(ゴザを利用)を被せています。幌をかぶせていると、飛ばされた籾が幌に当たって一箇所に集まるように落下します。

  回転する脱穀ドラムに稲穂を当てる      みんな稲穂を持って並び、脱穀を待つ
 

 足踏み脱穀機のドラムに当たって稲穂から脱落した籾はほぼ一箇所に落下します。その籾を回収する作業は最初保護者の方にお願いしました。落下した籾にはワラゴミが混じっているため、網でふるってから米袋に入れます。

             最初は保護者の方に、落下した籾を集めてもらう


 脱穀体験を済ませた子供達から順に、今度は脱穀後に落下した籾を集めてもらいました。手でかき集めた籾を箕に入れてから網でふるい籾を選別します。籾を触ったのも初めて、箕を使ったのも初めて、網でふるったのも初めての子供達でした。保護者も初めての方が少なくありませんでした。

     箕を持つ子供と選別する子供達         網を使って籾とワラゴミを選別
 

 子供達が集めて選別した籾は、後日籾摺りしてから精米して最終的に白米にします。普通に炊飯するお米が白米です。今回、子供達が稲刈り・脱穀したお米の品種は炊飯後に冷めてもぼそぼそしない「ミルキークイーン」と呼ばれる品種です。コンビニのおにぎりはこの品種が多く使われているそうです。

              手でかき集めた籾を箕に入れてご満悦


 今回の稲刈り・脱穀体験は保護者,大学生などの連携が良かったのか、参加者全員に笑顔があったように思います。早朝は小雨で寒空だったにも関わらず、楽しく体験できて予想した以上に稲刈りが進みました。毎年のことですが、子供達は次年2月頃に稲刈りしたお米を使って料理をします。数年前は体育館でもちつきその他はおにぎりなどを作って食べました。

   稲刈り楽しかったかな、笑顔の4人組      熟した橙色のカラスウリを見つけて
 

 今回、稲刈り・脱穀体験を実施するにあたって悩んだことがあります。それは、当日の深夜に雨が降ったためにせっかく脱穀用に干してあった稲がずぶぬれになりました。このため、当日脱穀できないかも知れない事態になりました。さらに濡れた稲で子供達が濡れないか心配でした。

         楽しく稲刈り・脱穀体験をした5年1組の生徒達と保護者,先生


 早朝小学校に電話して先生と今回の稲刈りを実施するか延期するどうか話をしました。私は、脱穀できない事態や濡れることを恐れて延期の考え、先生は今後の行事などを考えて実施する考えでした。子供達は長靴など雨対策をしているとのことで、実施する決断を下しました。結果的に大正解でほっとしました。事前に雨の場合の準備をメールで小学校に伝えておいて良かったです。天気が不安定だと実施するか中止するかいつも悩みます。

          みんな笑顔で稲刈り、明るい5年2組の生徒達と保護者,先生


 子供達が帰ると、山に囲まれたこの田んぼは急に寂しいほど静かになりました。大学生も授業があるとのことで、小学生が帰る直前に大学に戻りました。これで、秋の一大イベントが終わりました。私を含む残った稲刈り応援者は、賑やかな稲刈りの余韻を楽しむように田んぼを見下ろしながら腰掛けて談笑しました。

      架けた稲束にビニールを被覆          田んぼを見下ろしながら談笑
 

 このような稲刈り・脱穀体験はあと何回できるでしょうか。何年か前以前は、作った苗を小学校に渡すだけでした。しかし、ある時私が「校庭の狭いビニール池で稲を作るよりも、本当の田んぼで田植えや稲刈りなどを子供達に体験させた方がいいのでは。」と先生に声をかけたのが今回の体験に延々とつながっています。しかしながら、子供達のためとは言いながら、田んぼの管理は大変です。心身ともに疲れます。今後このような体験を続行できるか心配です。

             子供達が去ると急に静かになった、山のふもとの田んぼ

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小学校稲刈り体験準備完了、事務局会議

2010年10月25日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 深夜明けの今日、朝10時すぎ頃に家に帰り2時間ほど仮眠した後に田んぼに向かいました。明日はいよいよ小学生達がやってきて稲刈りや脱穀体験をします(去年は10月末日)。最後の準備のため、細かな体験用具の配置や子供達の動線を考えながら準備を進めました。空は曇り空、時々雨粒がほほに当たります。明日の天気が心配です。

                 最初、足踏み脱穀機を運搬機で田んぼに搬入


 一番最初に、足踏み脱穀機を田んぼに下ろしました。とても重いこの農機具は一人でかついで運べません。運搬機の上に載せて、そろりそろりと下り坂を田んぼに向かって降ろしました。この脱穀機は脱穀する時に籾をはじくため、はじかれた籾を落として集めるための幌を張らなければなりません。幌を張るための鉄線を三本ほど脱穀機に取り付けました。そして、網,箕、籾を入れる袋などを用意しました。

       幌を張るため鉄線を取り付け          その他の脱穀用具を用意
 

 脱穀機に続いて稲刈りをする場所を準備整備しました。田んぼには防鳥網が被覆されているため、稲刈りの邪魔にならないように片方に寄せました。そして、子供達が歩き回る畦周りの雑草を草刈機を使って綺麗に刈り取りました。また、刈り取って稲を干す竹ざおを田んぼの周辺に立てました。

                  防鳥網を取り払い、稲束を干す竹竿を立てる


 稲刈りの最終準備として子供達に使わせるカマを用意しました。普通のカマではきれにくいため専用の「のこぎりガマ」を使います。明日の早朝、子供達を待つ間にこのカマを研ごうと思います。そして、脱穀機に幌を取り付けました。幌といってもゴザを代用しました。このゴザを使う理由は、適度な重さと硬さがあるため風などでふらふらしないためです。

     用意した6本の「のこぎりガマ」        ゴザを幌として脱穀機に取り付け
 

 脱穀機に幌を取り付けてほぼ稲刈りと脱穀体験の準備は完了です。急いで作業したため、午後3時頃にはすべて完了しました。稲刈り準備を手伝う人が一人来る予定のため3時半まで待っていましたが、姿が見えないので今日はこれで終わりとしました。
 なお、今日はユギの事務局会議があるとのことでしたが、稲刈り準備作業のため行けませんでした。駄目元で行ってみるとまだ会議をしていました。畑で作った小麦を製粉して作った小麦粉を使ったお好み焼きを楽しみながら談笑しました。

          事務局会議(お好み焼きで談笑中)、左からSさん、Hさん、Kさん
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秋冬野菜の間引き(3)とタマネギ苗床の除草

2010年10月24日 | 野菜:葉菜



 小学生の田植え準備の合間、先日秋冬野菜の間引きをしました。これで3回目となる間引きです。今回は壬生菜の間引きをしました。壬生菜は京菜と同じ京野菜の一つです。京菜と似ていますが、京菜の幅細かく縮れているのに対して、壬生菜は縮れていません。両方共に大株になります。

        間引き前の壬生菜           間引き後の壬生菜、間隔約1cmに
 

 壬生菜は、次の間引きからは収穫しながら間引いていきます。間引くたびに間隔が広がっていき、最終的には大株として残るまで収穫します。初春にまで収穫が遅くなってしまうと、とう立ちしてしまいます。とうを食べことはできますが、ここまで季節が遅れると収穫は終わりです。

                      間引いた壬生菜二列


 壬生菜を間引いたついでに10月上旬に発芽したタマネギの苗床の除草をしました。まだタマネギの苗は小さく細いので雑草を抜くことは欠かせません。雑草もタマネギ苗もとても小さいので注意しないと、雑草を抜いたと思ってタマネギ苗を抜いてしまうことがあります。

                最新の注意をはらって雑草を一本一本取る


 タマネギ苗はあと一ヶ月後には本畑に移植します。その頃に太さが鉛筆程度になっていれば、苗作りは大成功です。逆に育ちすぎて、鉛筆異常に太くなると、春になって丸い花玉ができてしまいタマネギができません。

               今のところ、順調に育っているタマネギ苗

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稲刈り体験準備、稲刈機による稲刈り

2010年10月23日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 小学校の稲刈り体験期日が迫っているため、いちいちカマで稲刈りなどしていられません。5年前(最後に使ったのは2005.11.16)に使っていた稲刈機を再び使うことにしました。この機械を使うと、あっと言う間に稲刈りが済んでしまいます。ちょっと味気ないのですが時間は待ってくれないので仕方ありません。この稲刈機は9年前(2001.9.24にいただく)に近所の農家からのご好意でいただいたものです。

                 10年ほど前、近所の農家からいただいた稲刈機


 鈴木牧場に永い間ほこりをかぶっていましたが、ガソリンを入れると保管方法が良かったのか一発でエンジンがかかりました。ただ、タイヤがパンクしていたのは痛い故障です。しかし、パンクを直している時間がありません。パンクしている状態で鈴木牧場から田んぼまで自走しました。

      田んぼを回るように稲刈り               稲刈りが終わった田んぼ
 

 小学生が稲刈り体験する田んぼをぐるっと一周数株分だけ稲刈りしました。数株分の隙間があると最初稲刈りがスムーズに進みます。網が張ってある内側を稲刈機を動かしたので、機械が網に引っかかります。網を避けながらの稲刈りでした。

                 防鳥網に引っかかりながらの稲刈り


 今回の稲刈りで小学生に脱穀体験させる分量の稲束を確保することができました。あらたに竹竿を立てて今回刈り取った稲を架けて干しました。稲刈り体験まで、あと24日の一日しか準備日がないので、朝からずっと作業しどおしでした。

    刈り取って干した稲束と稲刈機           脱穀体験に使うスペースを確保
 

 雨が降りそうだったため、干した稲束の上にビニールを架けておきました。こうすると、少々の雨が降っても濡れません。濡れたとしても、晴れた日には乾きやすくなります。この時期は、晴れの日が続くよう祈る日々です。

          雨に濡れないように、稲束の上にビニールを被覆

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稲刈り前、防鳥網の回収

2010年10月22日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 小学生の稲刈りまでもうすぐです。仕事の生き帰りの合間をみてはその準備作業をしています。今回は田んぼ全体を覆っている防鳥網を一面だけ外しました。網があると稲刈りどころか田んぼ内を移動ができませんので。
 今年張った防鳥網はとても細かいので、一人で回収作業していると長袖のボタンや帽子の頭頂部に引っかかったりして思うようにまかせません。また稲を踏み潰さないように足元に注意しなければなりません。

          外し始めの防鳥網、枯葉や田んぼ泥土が絡まって回収困難


 大規模な田んぼでは防鳥網は必要ありませんが、この田んぼは狭く一番街に近いためスズメなどの害鳥が毎年のように襲来します。防鳥網が無いと、稲は丸裸にされて収穫がいっさい見込めません。このため、毎年のように網張りをしなければなりません。やれやれ。この網張りさえなければ稲作は楽しいはずなのですが。

      落ち葉が絡まった防鳥網         網の端を一つ一つ束ねる(一番面倒)
 

 防鳥網を一枚回収するだけで3時間以上かかりました。枯葉が絡みついたりしてそれを解いたり、田んぼの土が固く絡み付いてそれを外したり、一番面倒なのは防鳥網の端の面を一つ一つ束ねることです。それにタヌキ,アライグマ,またはハクビシンが網の端を食いちぎっている箇所がいくつかあるのでそれを見直しすることもしなければなりません。
 今回は、稲刈りの準備をするよりも防鳥網を回収するだけで時間が過ぎてしまいました。今後回収する防鳥網はあと4面ほどあります。すべての防鳥網を回収することを考えると気がとおくなります。

 外した防鳥網をいったん直線上にに伸ばす         回収して丸めた防鳥網
 
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京菜,高菜,蕪,大根の間引き

2010年10月21日 | 野菜:葉菜
 2週間ほど前に発芽した京菜,高菜,蕪,大根がだいぶ成長してきました。京菜,高菜,蕪は第一回の、大根は二回目の間引きをしました。大根は最後の間引きのため一本だけ残しました。葉物野菜は芽生え時はとても小さいので、間引きする時はとても神経を使います。

                間引き前の、蕪(上の二列)と京菜(下の二列)


 最初に京菜の苗を間引きしました。種はなるべく等間隔で蒔いたつもりでしたが、発芽してみるとけっこう蜜に発芽していました。この混んだ京菜を約2cm間隔になるように間引きしました。

       間引き前の京菜(混んでいる)                 間引き後の京菜
 

 次に蕪を間引きしました。蕪は根は太るので間引きはとても重要です。ちゃんと間引きしないと、根と根が当たって変形した蕪根になります。あと2,3回間引きしながら収穫し、順次根を大きくしていきます。

       間引きする前の蕪                間引き後の蕪、間隔がすっきり
 

 間引きする時は、腰を地面に着くぐらい落として作業します。そのため、長い時間作業していると腰が痛くなってきます。このため、時々立って背を伸ばすなどの体操が欠かせません。夜が早くなっているため明るいうちに間引きしないと目が疲れます。

             間引きが終了して京菜(上の伊列)と蕪(下の二列)


 続いて高菜の間引きをしました。この野菜は、葉色が赤くなるためとても見やすいことと、指が掴みやすく抜きやすい野菜です。高菜は漬物にするととても美味しい野菜です。今年は漬物にする量が収穫できそうです。

        間引き前の高菜                   間引き後の高菜
 

 最後に大根を間引きしました。第一回目の間引きでは3本程度に残しましたが、今回は最後の間引きです。3本のうちで一番立派に育っているものだけ一本を残します。今年は夏の猛暑で種蒔きが遅れたため根がどのくらい太るか心配です。

     前回3本に間引きされた大根に           今回最後の間引きで1本に
 
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脱穀体験準備のための稲刈り

2010年10月20日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 小学生達が稲刈りする日は11月25日(去年は10月31日)と決まりました。その日までにいろいろな準備をしなければなりません。まずは、田んぼの中に脱穀機などの農機具を体験させるスペースを確保しなけければなりません。そのスペースを確保するため、その箇所の稲を優先的に刈り取りました。

              小学生達に脱穀体験させるスペースを優先的に稲刈り


 そのスペースを稲刈りして空けると、そこに足踏み脱穀機,千歯こぎ,唐箕などの農機具を置きます。当日、子供達には稲刈りをするチームと脱穀体験するチームに分かれてもらう予定です。途中で稲刈りチームと脱穀チームを交代します。当日子供達が脱穀する稲は、今回スペースを空けるために刈り取って干した稲です。

             子供達に脱穀させる稲を刈り取って干す

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小豆畑の草取り(3)

2010年10月19日 | 野菜:豆類ほか
 仕事の合間を見て、小豆畑の雑草取りをしています。今回でやっと小豆畑の除草が終わりました。小豆を種を蒔くときに耕耘機で畝間を除草できるような間隔にしていたのですが、この夏の猛暑で除草をさぼっていたらあっと言う間に雑草が山のように繁茂していました。

        残る一畝分の小豆の草取り、雑草を引き抜く右手指関節が痛みます


 畝間の雑草を引き抜くと今度は、小豆畑の周辺を一通り草刈機で丁寧に除草しました。丁寧に除草しておくと、後で耕耘機をかけた時に綺麗に耕耘できるからです。また、除草した残渣をそのままにしておくと、耕耘機のロータリーに絡まって耕耘の効率が大幅に下がります。このため、残渣類などもすべて持ち出しました。

      畝間の除草が完了した畑西側         畑西側を草刈機で綺麗に除草
 

 この小豆畑は11月初旬に収穫する前に冬菜などの冬野菜の種を蒔いたり、のらぼう菜の苗を移植します。そして、11月下旬に麦類の種を蒔く予定です。

     畝間の除草が完了した畑北西側         畑北側を草刈機で綺麗に除草 
 

 草刈機による除草を完了すると小豆の株間を耕耘機で耕しました。耕した場所のいくつかの畝に近日中、冬野菜の種を蒔いたりのらぼう菜の苗を移植する予定です。小豆の畝は11月の収穫後に耕します。

                   小豆の株間を耕耘機で耕耘


 小豆を観察すると面白いことに気がつきました。去年小豆を栽培したときはアブラムシの被害に悩まされました。小豆を収穫した時も、カメムシに豆の汁を吸われたのか豆が変色したり異形になる被害がありました。しかし、今回は小豆が雑草に覆われていたせいか、あまり害虫の被害に合っていません。雑草が繁茂することで間接的に害虫を防除したのでしょう。立派な豆が収穫できそうです。

              無農薬なのに全く害虫の被害に合っていない小豆のさや
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東京薬科大学ASIATOの脱穀支援(1)

2010年10月18日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白



 稲刈りが終わってそろそろ脱穀が始まります。今日は東京薬科大学 環境グループASIATOの脱穀作業の支援をしました。先日稲刈りして干した稲の脱穀です。大規模農家では稲刈りから脱穀まではコンバインなどで一気に済ませます。しかし、今回は昔ながらの機械で脱穀をします。

             今ではレトロとなった脱穀機をリヤカーで運ぶ薬科大学生


 まずは、脱穀機を田んぼ近くまで運ばなければなりません。大学生達と一緒になって鈴木牧場に保管している今ではとてもレトロな脱穀機を運びました。一旦その脱穀機をリヤカーに乗せて、舗装道路の上り坂道をエイエイ言いながら運びました。次に、その脱穀機を動かすこれまたレトロな発動機を運びました。

   脱穀機と発動機のベルト連結確認            干した稲を竹竿ごと運搬
 

 脱穀する稲を運び込むと、いよいよ脱穀の開始です。発動機の燃料タンクに軽油を入れて動輪を回しました。すると、一年ぶりに煙を吐きながら勢い良く回り始めました。すぐに、予め小川から汲んでおいた水を発動機のホッパーに注ぎ込みました。そして、ベルトで脱穀機と発動機を連結します。脱穀機内の回転ドラムが回り始めるといよいよ脱穀の開始です。

                 脱穀機内の回転ドラムが回り始めると脱穀開始



 今回脱穀作業に参加した大学生は、去年の5回の脱穀(10月末11月上旬11月下旬12月上旬12月中旬)に参加したメンバーが多かったので作業はお手の物です。彼らが脱穀の間、私は安心して田んぼで稲刈りをしていました。2時間ほどの脱穀だったでしょうか。脱穀後のワラは、懇意にしている近所のKさんにあげました。ワラは長ネギ栽培に欠かせないそうです。今回脱穀して得た籾は後日籾摺り・精米して、去年と同様に10月末の学園祭で使うそうです。

     楽しそうに脱穀中の薬科大生          ワラを軽トラに積んでいるKさん    
 

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今年の稲刈りスタート

2010年10月17日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 今月25日に別所小学校の生徒達が稲刈りにやってきます。生徒達が田植えして、生徒達が草取りした田んぼでの稲刈りです。稲刈りできるようにするためには、今から子供達が歩いたりする畦道を綺麗にしたり脱穀機などを体験するスペースを田んぼ内に確保する必要があります。

                   雑草で埋まった田んぼ脇の畦道


 まずは、子供達が歩く畦道を綺麗にしました。この畦道は子供達が歩くだけでなく脱穀機などの機械を運搬する道にもなります。この夏の間に、畦道はすっかり雑草が茂っていました。
         防鳥網を畦から外す                畦際の稲の刈り取り
 

 畦に沿って水路が流れているため、田んぼ側に水が染み出しています。このため、田んぼの畦際は土が軟らかく長靴がはまります。長靴が土にはまらないように注意しながら、田んぼを覆っている防鳥網の裾を外してから稲を刈り取ったり雑草を刈り取りました。

                   雑草を綺麗に刈り取った田んぼの畦際


 10月になってからよく雨が降ります。この田んぼは自然排水のためなかなか水が抜けず、田んぼはぬかるんだままです。25日の小学生の稲刈りまでに乾くかちょっと心配です。

            この畦際を通って歩いたり脱穀機などの機械を田んぼに搬入


 畦際の稲刈りと除草が終わり二人横になって歩ける幅の畦際通路ができました。今度は、刈り取った稲を干す竹の棒を搬入しました。そして、田んぼの脇に竹棚が二段になるように組み立てました。組み立てが終わると、刈り取って束ねた稲束を竹の棒に架けて干しました。今回干した稲束は、一週間ほどで乾燥し脱穀できるようになります。

       竹の棒を二段に組み立てる           稲束を竹の棒に架けて干す
 
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