種まきが遅れたヒマワリ、背が低いながらもようやく開花し始めました。1ヶ月早く種をまいておけば、もっと背が高くなっていたでしょう。
何年か前に育てたヒマワリは花が巨大輪でした。花が散った後、さすがに花が重かったのか首を垂れていました。そして、種ができ始めるとその種を狙って鳥がやっと来るようになりました。せっかく育てたヒマワリ、種を抜かれて散々でした。
今年のヒマワリ、やはり種ができ始めると鳥たちがやって来るでしょうか。
種まきが遅かったため、背が低いまま花が咲き始めたヒマワリ
今年種をまいたヒマワリは花が一輪のものや多数のものが混ざっていました。また、この日照りのためか、1株はせっかく花を咲いたのに枯れ始めていました。そして、もう1株は葉が萎れて花に元気がありません。日照り以外に地下に虫が巣食っているのかも知れません。残りのヒマワリは元気に花を咲かせています。
多数の花が咲く これから咲く花 萎れ枯れたヒマワリ
6月の始め、育苗していたトゥルーシーを植えました。この猛暑にも関わらず一斉に花を咲かせるようになりました。トゥルーシーの葉や花の中に顔をうずめると甘酸っぱい香りが鼻をくすぐります。この香りが虫を引き付けるようで、ミツバチ達が花の間を飛び回っています。
これらの虫の中でトゥルーシーに限って訪れる虫がいます。ブルービーです。今年はまだ現れないようで、青色の金属光沢をしている変わった蜂です。ところで、花は花房の下から順に上に向かって咲いていきます。頭頂の花が咲き終わる頃が花期の終わりです。その頃には種を採集できます。
わずかに甘酸っぱい香りが漂い、紫色の花が満開のトゥルーシー
去年までトゥルーシーを毎年のように栽培してきましたが、今年が一番できが良いです。種ではなく育苗したことが良かったようです。種まきするとすぐに雑草との競争が始まります。栽培種のトゥルーシーは簡単に負けてしまいます。つまり人の手が入らないとうまく育たないのです。
しかし、今年は苗を植えたのが良かったのか雑草がほとんど生えていません。それにこの猛暑で雑草が生えにくかったのも一因かも知れません。意外に猛暑や日照りに強いトゥルーシーの一面を見ることができました。
花房の下の方から咲き上がる 手入れしなかったのに雑草がない
春先に育苗していた藍が育ってきたため畑に植え替えをしました。別に育てていたアマランサスの苗を育ってきたので同じように畑に植え替えをしました。このところ晴れた日が続くので、やや硬めの畑でしたので一度耕運機で耕してから植え替えしました。植え替えた藍が今後育てば去年のように藍染め講習会ができると思います。
ついでに紅花の種をまいておきました。この紅花は花を愛でる品種ではなく染料を取るための品種です。そのため、やたら棘が多くて収穫が大変です。その時に微笑の棘の欠片が服に入り込むと痒くてたまりません。この紅花は、自前で紡いで,染めて,布を織る知り合いから10年位前に譲っていただいたものです。
耕したばかりの畑に藍の苗を植え付け
以前、郷土館主催で藍染め体験講習会をしたことがあります。主に郷土館で開催しましたが、地域の施設に出張する講習会もしました。対象の方は初めて藍染めをする方です。そのため、子供やその保護者が多く来てくれました。内容は、藍の生葉を使った絞り染めや叩き初めを主に講習しました。今年は地域の小学校の放課後子供教室で講習しようと思います。保護者も来てくれればと思っています。
苗を植える窪みを掘る 藍の苗を窪みに植える アマランサス苗も移植
アマランサスですが、もともとは食べるために植えたことがあります。種はとても微小な粒です。面白いことにこの種は炒ると爆ぜるのです。炒った後にみそ汁などに入れて食べます。粉にして食べても良いのでしょうが、まだ粉にして食べたことはありません。粉にすれば団子にしてたべらるのでしょう。
紅花は草木染めに使います、今年度の放課後子供教室で、草木染めの一つとして子供達に体験してもらう予定です。、この花弁は黄色と紅色の2色の染めに使えるのが意外です。紅色は動物性の繊維よりも植物性の繊維によく染まります。黄色を水に溶かし飛ばした花弁を、団子状にしたものが昔流通したと聞きます。
紅花の種まきをする畑を耕す バラバラの紅花の種を散蒔き
ハーブの一つであるトゥルーシーの種まきをすっかり忘れていました。独特の甘酸っぱい香りが好きです。また、ブルービーと呼ばれる青い蜂がよく飛んできます。これから種まきしても良いですが、もしやと思って去年栽培していた畑跡に行ったみました。するとこぼれた種から芽がたくさん出ていました。すでに数cm背が伸びたものもありました。小さな苗ですがしっかりと甘酸っぱい香りがしています。
今年は種まきしないで、こぼれ種から芽生えたものを育苗します。そして5cm位に伸びたら新たに耕す花壇に植え付けようと思います。
こぼれ種から芽生えたトゥルーシーの小さな苗
こぼれ種から芽生えたトゥルーシーは、たくさんの雑草にまぎれて生えています。地面をじっくり見降ろしながら探しました。探すポイントは葉の形と色です。特に色に特徴があります。葉の裏側にわずかなまだらに紫色の部分があります。大雑把に葉の形で選んで、葉裏のまだらな紫色で判断します。20個ほど見つけて苗箱に鉢上げしました。
雑草に紛れる芽 確認してから抜く 苗箱に水をかける
苗箱の鉢上げするとジョロで水をかけました。しっかり根付くまで苗箱を日陰に置きます。根が付いて苗が立つようになれば、薄めた液肥を与えながら2週間ばかり育苗します。大きくならない前にトゥルーシー専用の花壇を作ります。そして、間隔を30cm位で植え付けします。大きく育つとその匂いがブルービーをはじめいろいろな虫を呼びます。匂いも良いのですが、やってくる虫たちを観察するのも楽しみの一つです。
育苗箱に鉢上げしたトゥルーシー、根付くまで日陰に置く
樹の伐採後に家の前が広くなりました。その日差しが強い場所にマオランを植え替えることにしました。今植えている場所は樹に囲まれて背に芭蕉が迫っています。スコップで根元を掘って植え替える場所に持ち込みました。そして、浅く掘った穴に根ごと入れました。マオランは根が浅いので深い穴に入れると根元が腐ることが多いです。特に梅雨時は注意が必要です。
原産はニュージーランドの乾燥地帯とのこと。根元が乾燥している場所が良いようです。大株になると強いのですが、小さいうちはとても弱い植物です。
植え替えた後、マオランの根元に水をまく
マオランの利用方法のついて、今だに迷っています。一つの方法は、剣山を使って葉を梳いて繊維を取り出します。そして、それを撚って染めたロープにして籠の取っ手などに使っています。
葉を梳かないでそのまま利用できないか考えています。長い葉を潰すようにたたいて筵にする。葉を幅1cm位に裂いて籠を編んでみる。などなどいろいろ試みていますか決定打がありません。
根ごとスコップで掘る 植え先の穴を掘る 日当たり最高の場所
桜がだいぶ散ってしまいました。それを待つかのようにハナカイドウの花が咲き始めました。桜より大きな花弁で薄いピンク色です。この樹は梅や桜のように背が伸びません。低木なようです。毎年桜が散る頃にひっそりと咲きます。とても可憐なところが大好きです。この花が散る頃にますます気温があがり、キュウリ,ナス,ピーマンなどの夏野菜の苗を植える時期となります。もちろん草刈りもますます忙しくなります。
大きく薄いピンク色が可憐なハナカイドウの花弁
その他の樹の花も次々に咲いています。山を見るとあちこちでツツジが咲いています。昔は山全体がピンク色で染まっていましたが、低木のため他の樹が育つと消えていきます。同じ低木ですが、レンギョやマメ科のハナズオウも咲いています。これらの花が散ると、山は萌黄色に染まりこれら低木樹は影に覆われます。萌黄色に染まった山も春を流れを感じさせます。
山裾のツツジの花 伸びた枝に咲くレンギョ 紫色のハナズオウ
我家の桜は二分咲きと言ったところでしょうか。数日後には満開になりそうです。その他、桃、スモモなどもつぼみが大きくなり、やはり数日後には咲きそうです。
すでに咲いている花壇の花は、菜の花,アネモネ,水仙などです。名前が分からない花も咲いています。今が春の開花シーズンです。これらの花が散り始めると春も終わりとなり初夏が近づいてきます。
今年は咲き始めるのが遅かったボケ
今一番綺麗に咲いているのはボケです。我家のボケは花弁の中心部が白く縁が濃い紅色です。ボケの中では綺麗な方だと思います。花壇に行くと一番目立つのはアネモネです。紫や赤の花弁が眩しいほどです。近くにチューリップが葉を出しており来週には咲くのではないかと思います。
黄色が目立つ菜の花 紫色の花弁のアネモネ ヒメリュウキンカの花
どこの公園でよく咲いている水仙、我家でも毎年のように咲いています。私は水仙の中でもラッパ水仙が好きです。もう少しラッパ水仙の種類を増やしてみたいと思っています。
山ぎわを見渡すと椿の仲間が賑やかに咲いています。我家にあるのは花弁が真っ白なものと赤白が混ざったものです。大柄な花弁が地面に次々に落下しています。ようやく春爛漫な季節になりました。
大柄の白い花弁が咲き乱れる 私の好きなラッパ水仙
樋余地で採集してきたカラムシを余った畑に植えてみました。地域によってカラムシの品種違いがあるのか分かりません。カラムシを植えた場所の傍には我家に自然に生えたカラムシがあります。
我家のカラムシと樋余地のカラムシに違いがあるのかこの夏に分かると思います。品種に違いが無ければ我家のカラムシを増やしてほぼろの紐に使ってみようかとも思っています。
樋余地のカラムシを我家の畑に植え付け
カラムシを植え付ける前に耕運機で耕しました。すると、ロータリーや抵抗棒に笹の根と葛の根が大量に絡みつきました。そのため耕運中にエンジンを止めてはそれらの根を取り除きました。笹や葛が生えていた畑なので大量の根が越冬していたのです。
耕運機で丁寧に耕す カラムシを植える溝掘り カラムシを植え付け
カラムシの休眠根を植え付けていると、小さな白い芽が生えている根がありました。これからさらに暖かくなると、カラムシの芽が次々に出て来るのではないかと思います。一年間育てて来年その茎から糸を抽出して紐にできるのではないかと思っています。
カラムシの根から白い春芽 植え終わると土を被せる
ほぼろの手提げ紐などに使うため、カラムシを育ててみることにしました。カラムシは土手などにたくさん生えています。しかし、背が低かったり生える量が少なかったりします。
そこで、良いカラムシが生えているとのことで友達と岩国の樋余地に採集しに行きました。樋余地は意外に近くて国道2号線から山に入ってすぐの所にありました。昔は一つの村だったようです。
訪問するも誰もいなかった「里山ひよじ村」の」小屋
樋余地にはいると小さな集落がありました。しばらく進むと、川沿いに岩国の方々が植えた綿畑が見えました。その先をどんどん行くと「里山ひよじ村」の小屋がありました。挨拶しようと訪れましたが誰もいませんでした。平日は誰もいないようです。
さて、その小屋近くに車を止めてカラムシが群生した場所に行きました。今は枯れていて見えませんが、地面を掘るとカラムシと思われる太い根が網のように這っていました。それを掘り上げと我家に持って帰りました。空地に植えてみようと思いますが芽生えるでしょうか?
枯れたカラムシがある斜面 掘り上げた根を選別 袋に入れた根っこ
12月に採種することを忘れていたトゥルーシーの種を取りました。霜に当たって枯れた後に乾いてカラカラになった種を含んだ花房をこさぐように取りました。取っていると、枯れているにも関わらずトゥルーシー特有のいい香りが漂います。
採集した種は春に種をまきます。そして、そして育った苗を本畑に移植します。花が咲いて種ができて採種の毎年の繰り返しです。
カラカラに乾いたトゥルーシーの枯れた花房(種を含む)
トゥルーシーはいい香りがするハーブですが、もう一つ特長があります。それはブルービーと呼ばれる青い色の蜂を呼ぶのです。今年はあまり観察しなかったせいもあってブルービーを見ませんでした。アブなどが多く飛び交っていました。今年はブルービーを直に見てみたいものです。
枯れたトゥルーシー こさぎ取った種房 花房を潰すと種が出る
イヌビワが結実し始めました。通称ちちんぼと言ってその実を食べることができます。野生のイチジクなのですが、その実は小さく食べてもそれほど美味しくはありません。黒くなった実を食べるのですが、野鳥も狙っているようでしょうか、なかなか黒い実を見ることがありません。黒くなる前の赤い実はとても食べられません。その赤い実を潰すと白い汁が出てきます。指にその汁を取ると、接着剤のようにねちゃねちゃします。もちろんその汁の味は最悪です。
イヌビワは皮を収穫して皮細工に使うことができます。初夏に手で剥ぐようにして皮を収穫できます。その後、天日乾燥しておけば通年細工に使えます。
色づき始めたイヌビワの実、黒くなれば食用可
イヌビワは野生なので枯れたり病気になることはありません。いわば雑草のような樹でとても丈夫です。しかし、園芸種のイチジクは実が大きく甘くて美味しいですがとてもひ弱です。幹内に毎年カミキリムシに入られて枝がバタバタと枯れてしまいます。そのため、イチジク農家は農薬を使ったり網で囲ったりして栽培しています。
我家は農薬を使っていない上にタヌキなどの害獣が多くいます。そのため、それほど多くのイチジクの実を収穫できません。
まだ未成熟の赤い実 実を割ると白い汁
去年芭蕉を植え替えました。植え替える前、日陰で枯れそうな痩せた芭蕉でした。植え替えた先は、日当たりが良くしかも土地が水けを多く含んでいました。場所が良かったのか背の高さが2~3mに育ちました。根元を見ると新しい芽が数本出ていました。よほど今の場所が快適なのでしょう。植え替えて良かったです。秋に葉を収穫して籠を持つための取っ手にしようと思います。
高さ2~3mに伸びた芭蕉の葉
沖縄では芭蕉の繊維を使った布(芭蕉布)を作っているとか。私はそこまでの技術はありませんし、覚える時間はありません。利用するのは、せいぜい籠の持つための取っ手にするくらいです。
思い出しましたが、子供の頃にこの芭蕉を雨笠代わりに使ったり日除けに使っていました。また、腕に沿わせるとひんやりするので、夏は体の熱を冷ますのに使っていました。また枯れた葉はよく燃えるため、風呂焚きの火付けに使っていました。また、台風が去った後に芭蕉の葉が櫛の歯のようにバラバラにちぎれていたのを思い出します。
根元には芽生えた芭蕉 日除けにもなる特大の葉
数年前から栽培しているハーブ(トゥルーシー)の苗をやっと畑に植え付けることができました。このハーブの甘酸っぱいほのかな香りがとても好きです。去年栽培した畑をよく見るとこぼれ種から育ったトゥルーシーが育っていました。野生でも育つ力があるのでしょう。
同じようなハーブでクールミントも育てています。このハーブも野生に近く、わざわざ育てなくて大きくなります。宿根性なのであちこちにはびこっています。たまに葉を千切ってその香りを楽しみます。真夏でも涼しい香りなのです。その涼しいと感じる秘密を知りたいものです。
育苗したハーブ(トゥルーシー)を畑に植え付ける
ところでハーブ(トゥルーシー)はブルービーと呼ばれる蜂を呼ぶようです。花が満開になるとその蜂がトゥルーシーの花の周りを飛び回ります。花の蜜を吸うのですが、すぐに花から離れるのでなかなか良い写真を撮れません。今年もブルービーがやって来るに違いありません。ブルービー以外の昆虫もたくさんやって来ます。
育苗したハーブ(トゥルーシー) クワで耕した畑に植える
クロッカスやアネモネなどの春の花がすっかり散ってしまいました。これらの花の球根を掘り上げました。花壇に植えっぱなしでも良いのですが、来年別の場所に花壇を作りたいので掘り上げました。
最初はクロッカスの球根を掘り上げましたが、肥料をそれほど与えなかったので小さな球根ばかりになっていました。ただ小さくても数は植えた時より増えたため、この秋に植える時は日当たりが良く、肥料をちゃんと与えれば来年も綺麗な花を咲かせてくれるはずです。もくもくと球根を掘り上げました。掘り上げて空っぽになった花壇はあとで耕運機で耕します。
最初にクロッカスから次々と球根を掘り上げる
クロッカスの次はアネモネの球根を掘り上げました。続いて、ラナンキュラスの球根です。ひげ根のような球根です。だいぶ増えていました。次に葉がまだ残っているラッパ水仙の球根を掘り上げました。水仙は球根の数が増えていませんでした。最後にチャーリップです。一つの球根が四倍に増えていました。ただし、増えた球根は前より小さくなっていたため秋に植える時は、やはり日当たりの良い場所で、肥料たくさん施せば良い花が咲くと思います。
ラナンキュラスの球根 ラッパ水仙の球根 チューリップの球根
掘り上げた球根は天日乾燥しました。昨日は雨だったためなかなか乾かず、最初室内で扇風機の風に当てて乾かしました。今日になると快晴でしたのでベランダに出して自然の風と日光に当てて乾かしました。乾いたことを確認すると、球根の名前を書いた茶封筒に入れました。秋まで室内で保管して秋に花壇に植えようと思います。
風に当てて乾かした各球根 茶封筒に入れて秋まで保管
晩秋に球根を植えたクロッカス,アネモネ,水仙,チューリップがようやく咲き始めました。10月に植えるべきでしたが11月に植えました。植える時期が遅れたため心配していましたが、ちゃんと咲いたので良かったです。
ところでラナンキュラスは葉は出ているのですがまだ咲いていません。もう少し経たないと咲かないのかも知れません。クロッカスは花が落ちそうです。その他の花も次々に落ちると思います。来月中頃には球根を掘り上げて天日乾燥しようと思います。そうすれば、この秋にまたその球根を植えることができますので。
咲いたアネモネの綺麗な紫の花
ところで梅の花はほとんど散ってしまいましたが、桜の花がもう少ししたら咲くと思います。我家の裏山に十本以上桜が植えてあります。その桜は三十年以上前に亡き父親が植えたものです。今では大木になっています。そのため、桜が咲き始めると我家は桜に囲まれます。我家の白色、桜の桃色、空の青色のコントラストがとても映えます。その桜が散り始めると、交代するように桃やスモモの花が咲き始めます。
咲いたクロッカス 咲いたチューリップ 咲いたラッパ水仙