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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

スズメやハトによる食害を防ぐため、小麦を防鳥網で覆う

2025年05月24日 | 麦,穀類,雑穀

 小麦の穂が少しずつ大きくなってきました。そのうち熟すと思います。そうすると、麦を食害するスズメやハトなどがたくさん小麦畑にやって来ます。今の時期、小麦を栽培しているのは麻郷を見渡しても我家だけのようです。そのため、麻郷中のスズメが押し寄せてくるのではないかと思います。
 穂が熟す頃に麦畑に来ると大群のスズメが飛び去ります。私が畑に入ると山影に隠れたスズメの鳴き声が騒音のように聞こえます。私が退散するのを待っているのです。そして、私がいなくなるのを確認すると、一斉にスズメ達が麦畑を襲います。小麦は丸裸になります。
 そうならないように小麦全体を防鳥網で覆いました。一人では均等に網を掛けることが困難なため、友達一人に加勢してもらい助かりました。

        覆い終わった防鳥網に入って隙間が無いか確認


 防鳥網を掛けるのにはいろいろと手間がかかります。まず、網を張るための支柱を麦畑の四隅に立てます。そして、南側二本と北側二本の支柱のそれぞれ鉄管を渡します。続いて、防鳥網が落ちないように支柱間に紐を張り渡します。紐は少しずつたわむため強く張ります。

   成熟中の麦穂      支柱間に鉄管を渡す  防鳥網を支柱に取り付け
  

 防鳥網は一昨年使った網を使いました。最初、ちゃんと張れるように網のねじれを戻しました。そして、網を引っ張るようにしながら麦畑全体に網を掛けていきました。張り終わると、スズメが入らないように隙間を次々に埋めていきました。鳩などは下か潜り込むように入ります。
 100%の量を収穫したいと思っていますが、20%位はスズメ達に食べられても仕方ないかなと思います。野の生物にプレゼントするつもりでいると食べられても怒りがでてきません。スズメ達は今こそ害鳥ですが、春先などは虫を食べてもくれる益鳥でもあるのですから。

   防鳥網の隙間をふさぐ友達       やっと張り替わった防鳥網      
 

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麦畑、刈り取りと防鳥網被覆に備えて耕運

2025年05月17日 | 麦,穀類,雑穀

 麦の花粉がみえなくなり実が成熟に向かっています。乳熟期に入るとたちまちスズメやハトに食害されます。乳塾期に食害されると乳状の汁がたれて穂が黒くなります。つまりカビが生えて穂が傷むのです。そのような穂からは麦を収穫できません。
 鳥たちに食害されることを防ぐため、麦を覆うための防鳥網を被せる必要があります。その前段階として防鳥網を張るための支柱を小麦の周りに立てます。その支柱を立てやすいように麦の周りをトラクターで耕しました。
 トラクターはちゃんと耕さないと段差が出ます。そのため、いつもより丁寧に耕しました。

      段差が出ないように丁寧にトラクターで麦の周囲を耕す


 トラクターで麦の周辺を耕していると、耕す振動でカエルやコオロギのような小動物が飛び出してきました。しかし、とても低速で耕したので容易に逃げることができます。
 今後の麦畑ですが、数日以内に支柱を立てます。その支柱に防鳥網をかけて麦を覆います。そして、麦が成熟し終わる6月中旬に麦刈りをします。刈り取った麦わらをはさ掛けして天日で乾燥します。予定では6/22にハーベスタを使って脱穀する予定です。ただし、6月は梅雨のシーズンなのでスケジュール通り作業できるかどうか心配です。

 麦に接するように耕運   麦前を横切って耕運    麦周りの耕運完了
  

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畑を耕運後、ケナフの種まき

2025年05月15日 | 麦,穀類,雑穀

 雨予想の前日にケナフの種を蒔きました。極細の棘を唐箕で取っていたため、種を直接触っても棘に刺されることはもうありません。花や野菜の種は丸いものが多いのですが、ケナフは三角形の形をしています。そのためか、誤って地面や床に落としても刎ねることが少なく見つけやすいです。また、比較的大粒なので手に持って蒔きやすいです。
 耕運機でざっと耕した後、種をまく溝を平クワで掘りました。その溝の中に種をバラバラの散蒔きしました。一週間後には芽が出ると思います。

       平クワで浅く掘った溝にケナフの種を散蒔きする


 種を蒔いた溝は四本です。そのうち三本の溝で育てるケナフは、その茎を籠や紐にするために鎌で刈って収穫します。もう一本の溝は来年の種まきのために種子を収穫します。ケナフは何故だか枝がほとんど出ません。茎は空に向かって一直線に伸び、高さが2m以上になります。
 ケナフはその昔ブームになったように記憶しています。窒素分をよく吸収するため土の浄化に良いとの話を聞いたように思います。最近の畑は肥料が多すぎるとのこと。その肥料分を吸い取る効果があるようとのことだったように思います。その後ケナフの栽培が衰退したのにはどんな理由があったのでしょうか。

  種を蒔く前に耕運    平クワで溝を浅く掘る   種まき後に土寄せ
  

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雑穀(ヒエ,シコクビエ),綿,そしてインド藍の苗作り開始

2025年05月07日 | 麦,穀類,雑穀

 雑穀のヒエとシコクビエの育苗を始めました。40年位前に山村民俗文化調査中に山梨県棡原の奥に住んでい古老にいただいた種です。この雑穀は田んぼができない高地の山村で栽培されていました。生きるために栽培していた言わば飢饉食でした。広い日本を見渡しても、これらの雑穀を今でも栽培している方は数少ないと思います。
 古老に雑穀の育て方.刈り取り,そして料理を教わりました。あまり美味しくはありませんが、飢饉のときに村人を救った貴重な食べ物です。何故だか捨てられず、今でも少量栽培し続けています。なお、親しくしていたその古老は20年位前に亡くなりました。

          洋綿の種をポットにまいて育苗


 5月になるとだいぶ暖かくなります。南国でないと育たない植物も苗作りを始めました。南国でないと育たない代表的な植物とはインド藍です。インド藍は日本では沖縄でしか育たないようです。山口県の中でも暖かい瀬戸内海側の田布施町で何年も育ててみました。その結果、経験的に5月に苗作りするのが最適なことが分かりました。インド藍の苗作りと並行して、洋綿(バルバゼンセ)も育苗することにしました。

  綿から種を取り出す  ヒエ,シコクビエを播種   水をかけて湿らす
  

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最後の麦踏みと施肥

2025年03月21日 | 麦,穀類,雑穀

 3月になって少しずつ日差しが強くなるにつれ、小麦の背が少し伸びたように感じます。朝日を浴びながらこの冬最後の麦踏みをしました。小麦をよく見ると肥料が足りないのか伸びが悪い箇所がありました。
 もともとこの畑は肥料分が多くない畑です。小麦は肥料を与えるとよく育ちます。10年以上前にわざと多く肥料を与えてみたことがありました。すると肥料に比例するように背が伸びました。ただし倒れやすくなることも分かりました。

            朝日を浴びながらのんびりと麦踏み


 以前は今よりも多く麦を栽培していたことがあります。足で踏んでいては間に合いません。そんな時は大型耕運機のタイヤで踏むようにようにして麦踏みをしていました。
 私が子供だった昭和30年代の頃、田んぼの二毛作で冬に麦かナタネが作られていました。小学校に登校していた早朝、霜がおりた麦畑で麦踏みをする姿をよく見かけました。遠い昭和時代の懐かしき光景です。

     朝日を浴びる小麦        育ちが悪い小麦に施肥
 

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快晴、日差しを浴びながら麦踏み

2025年01月17日 | 麦,穀類,雑穀

 11月下旬に種まきをした小麦の麦踏みをしました。鳩などに種を少し食べられていましたが、それほど大きな被害ではありませんでした。真冬のためか背は低いままです。その小麦をのんびりと日差しを浴びながら両足で踏みました。
 麦畑の面積が広い場合は耕運機のタイヤで踏むことがあります。しかし、今年は狭く例年の2/3位なのでもっぱら足で麦踏みしました。ややぬかるんでいたため、靴の裏に土が重なって重くなりました。しかし、麦踏みに困るほどではありませでした。

         暖かい日差しを浴びながらのんびりと麦踏み


 よく子供達を呼んで麦踏みしてもらいましたが今年はまだです。2月下旬に5歳の孫が田布施にやってくるので初体験してもらおうと思います。うまく踏めるでしょうか。
 ところで、昔はどこでも麦を作っていました。私が小学生時代、通学途中に麦踏みしている姿をよく見たものです。麦の他にナタネもたくさん栽培していました。そのナタネ、春になって枯れるとその実を取ります。そして、その実から菜種油を取っていたものです。今は麦踏みやナタネ栽培を見ることが無くなりました。昭和の時代は遠くになりました。

 うっすらと見える小麦    よく茂った小麦    両足で交互に小麦を踏む
  

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サトウモロコシの穂を収穫して軒下に干す

2024年12月20日 | 麦,穀類,雑穀

 霜が降りてますます冬らしい季節になりました。来春種をまく予定のサトウモロコシの穂を採集しました。穂には種がびっしり付いていました。モロコシ類は穂を採集して軒下に並べて干して、来春までそのままにします。
 来春になると穂から種をこそげ取り、その種を畑にきます。一方、その種をすりつぶして粉にします。そして、団子にして食べることができます。私が民俗調査していた山梨県の山村地域で、古老からその団子を頂いて食べたことがあります。硬めのお餅みたいでした。

        採集したサトウモロコシの穂を束ねて軒下に干す


 だいぶ前のことですが、サトウモロコシから甘い汁を搾って水飴を作ったことがあります。サトウモロコシは煮ても黒砂糖になりません。一方のサトウキビは煮詰めると黒砂糖になります。最近、忙しくて水飴も黒砂糖も作る時間がありません。来年こそは作ってみたいものです。

  青い空に映える穂    穂を剪定ばさみで切る    穂を何本か束ねる
  

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サトウキビの越冬作業

2024年12月18日 | 麦,穀類,雑穀

 ヘナの越冬作業が終わったので、次にサトウキビの越冬作業をしました。サトウキビはこの地域では種子ができないため茎を越冬します。長さ30cm位の長さにノコギリで切って暖かい室内に春まで保管するのです。
 ここ数年の温暖化のためでしょうか、越冬作業しなくても畑で越冬するサトウキビが現われました。畑に植えたサトウキビの根元に土を盛り上げるのです。それだけで1/4位が越冬するようになります。

        節を二個以上付けてサトウキビの茎をノコギリで切る


 なお茎を取る時に約束事があります。それは茎の節を二個以上付けることです。付けないと茎の両端から茶色に腐ってしまうのです。節が黴菌の侵入を防いでいるのではないかと思います。

 サトウキビの茎を切る    切り口に防腐剤塗布   噛んで甘みを楽しむ
  

 これら越冬作業をしている間、切った茎の切れ端をかじりました。そして、サトウキビの甘みを楽しみました。薄い砂糖味です。子供の頃、まだチョコレートやお菓子は貴重でした。サトウキビ、サトウモロコシ、そして干柿が手軽に楽しめた甘みでした。

    切った茎を並べて乾かす       室内で保管する箱に入れる
 

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小麦がようやく発芽

2024年12月11日 | 麦,穀類,雑穀

 11月下旬に近所に住む子供達に種まきしてもらった麦畑、久しぶり行ってみると無事に芽が出ていました。種まき時期が遅かったので分げつが少なくなります。その対策として多めに種をまいておきました。そのたくさんの種が発芽していました。
 小麦同士が混みあっているため、肥料分を奪いまいます。そのままだとひ弱に育ちます。近日中に肥料を散布しておこうと思います。

          朝日に照らされて、小麦の幼葉が綺麗


 発芽した小麦の畝をよく観察すると、発芽が思わしくない箇所が散見されました。どうもカラスや鳩に種を食べられたようです。足で地面をひっかいた跡がありました。
 今後は小麦がよく育つように定期的に麦踏みに来ようと思います。種まきした子供達にも麦踏みにきてもらおうと思います。麦踏しないと霜柱などによって麦の根が浮き上がってしまい枯れてしまうことがあります。

  うっすらと麦の芽    害鳥に食害された箇所    たくさんの麦の芽
  

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楽しい小麦の種まき

2024年11月26日 | 麦,穀類,雑穀

 

 遅れましたが、やっと小麦の種まきが終わりました。私だけならとっくの昔に終わっていたのですが、種まき体験をしたい子供達がいました。その子達の都合の良い日に合わせて今回種まきをしました。
 種まきしたのは午後でしたが、雲行きが怪しく昼から小雨が降ってきました。子供達はカッパを着て自転車に乗って畑までやってきました。雨が強くならないうちに種まきを始めました。骨董品に近い手押し式の種まき器に小麦の種を充填することから体験を始めました。

         小麦の種まきが終わり、土寄せをする子供達


 一昨年までは小麦を種継ぎしながら育てていました。今年は新しく購入したパスタやパン用小麦の種をまきました。高グルテンの小麦ではないかと思います。あらかじめ種まき用に畝を作っていたため、その溝の間を手で押しながら種まき体験をしてもらいました。初めての体験だったようで楽しそうに動かしていました。

 小麦を種まき器に充填   手で押しながら種まき   談笑しながら種まき
  

 種まきが終わるとすぐに土寄せをしてもらいました。いつものことですが、種まき後に鳩やカラスが種を食べにきます。種を隠すためにも土寄せは大切です。小麦粒が少しでも地面にあると、鳥たちは足で土をほじくって種を探し出して食べるのです。
 1時間ちょっとの種まきと土寄せでした。それらの体験が終わると子供達は自転車で帰っていきました。次の用事があるとのこと。今の子供は大人と同じように予定がぎっしり詰まっているのですね。

  手押し式種まき器を丁寧に押す      最後にクワを使って土寄せ
 

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小麦の種まきのための畝作り

2024年11月23日 | 麦,穀類,雑穀

 数日後に小麦の種まきをする予定です。小麦の種まきそのものはとても簡単なのですが、収穫時期などを見据えて正確に種まきしなければなりません。その理由は、スズメなどの被害を押さえるための防鳥網を張るためです。
 小麦を収穫する時期は初夏です。その頃は鳥たちにとって食べ物が少ない季節でもあります。そのため、防鳥網を張らないと食べつくされて収穫が0となるのです。あちこちで麦を作っていた昔は被害が分散されて被害はありませんでした。今はすべての鳥が私の麦畑に一斉に集合するのです。そのため防鳥対策は必須なのです。

          小麦の種まきをする畝を耕運機で耕す


 ちなみに防長網の大きさは4m x 15mです。この面積の範囲内で種まきをします。この面積内に15mの畝を4本引くことができます。なお種まきは子供達に体験的にしてもらいます。昔ながらの手押し式種まき機です。数年前までその種まき機を使っていました。

畝位置を巻き尺で決める    小型の耕運機を使用   冬眠中のカエル発見
  

 畝を作り終えて家に帰ると、久しぶりに手押し式種まき器を納屋から出しました。そして、手で押してみると車輪が回るなどちゃんと動作しました。
 ところで少し種まき時期が遅れたため、まく小麦粒の量を多くしようと思います。時期が遅れると分げつ数を確保できません、その対策として種まき粒数を増やすのです。

   耕運機で種まき畝を耕運         作り終えた小麦の畝
 

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畑を耕して小麦の種まき準備

2024年11月04日 | 麦,穀類,雑穀

 去年小麦栽培を休みましたが、今年は小麦を再び栽培します。そのため、先日ハンマーナイフモアで綺麗に除草した畑を大型耕運機で耕しました。トラクターで耕しても良かったのですが、たまには耕運機を使ってみようと思いました。ところが、久しぶりに動かした耕運機は故障していました。現象はクラッチが切れないのです。常にエンジンに繋がったままなのです。そのため、ギアチェンジするたびにギアがガーガー言うのです。今回は騙し騙し動かしました。後日暇をみてこの故障を直そうと思います。

           除草された畑を小麦栽培用に丁寧に耕運


 今回の耕運機で大雑把に深く耕したため荒い土になっています。そのため、小麦の種を蒔く直前に小型耕運機のロータリーで細かな土にしようと思います。パン用小麦の種をまき予定です。来年初夏に小麦を収穫します。その後パンでも焼いて食べようと思います。田んぼを持っていないため、唯一の自給穀物が小麦です。なお、すぐに小麦の種を蒔こうと思いましたが、雨が降ってきたため先延ばしします。                            

    次々に畑を耕運する          耕し終わり小麦畑に       
 

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畑の雑草を刈り取り、小麦の種まき準備

2024年10月29日 | 麦,穀類,雑穀

 11月に小麦の種まきをする予定でいます。今回は種をまく予定の畑の雑草を綺麗に刈り取りました。後日トラクターで耕やした後に小麦の種を蒔きます。うどんや団子用の品種ではなくパン用の品種を予定しています。
 小麦の種まき適期は以前は10月でした。しかし、このところの温暖化で11月が良いようです。以前種まきが遅れて12月になってしまったことがありました。それでも芽が出て育ちました。麦農家であれば収穫量を増やすため適期にこだわると思います。私のように自己消費するのでしたら種まき適期にそれほどこだわる必要はないかと思います。

     小麦の種をまく予定の畑の草をハンマーナイフモアで粉砕


 トラクターのロータリーで耕すため、なるべく雑草が粉砕されるハンマーナイフモアで草刈りしました。細かく粉砕されるためロータリーに草が巻き付かず助かります。
 草を刈っている途中カヤネズミの巣を発見しました。巣内を見ると空っぽでした。カヤネズミは無事に巣立ったようです。来年もこの畑に巣を作って欲しいものです。カヤネズミはとても小さく可愛いネズミです。鳥が作るような巣を、生い茂る草の茎や葉に作ります。

  どんどん雑草を刈る    カヤネズミの巣    後日トラクターで耕運
  

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小麦の種まき準備

2024年09月29日 | 麦,穀類,雑穀

 小学校の放課後学習で小麦粒を手回し製粉したり練ったりしました。そして製粉した小麦粉でホットケーキを作ったりお汁粉を作りました。しかし、去年食物アレルギーのお子さんがいるとのことで、小麦の栽培を止めていました。
 しかし、今年は自身が団子を作ったりうどんを作りたいと思い。また小麦粉を友達に差し上げたりしたいと思い、小麦の栽培を再開しようと思います。小麦の種まきは10月末ですので、それに合わせて小麦畑を整備することにしました。今回、生い茂っている草を刈ることから始めました。

      ハンマーナイフモアを使って草を粉砕するように刈り取り


 肩掛けの草刈機では草刈りに時間がかかりすぎます。そして、またまだまだ暑さが残るためハンマーナイフモアを使って草を刈り取りました。この草刈機の良い所は草をバラバラに粉砕してくれることです。そのため後日容易にトラクターや耕運機で耕せます。粉砕してないとトラクターや耕運機のロータリーに絡みつき往生するのです。ところで、草刈りしているとカヤネズミの巣を見つけました。子育ては終わったようで巣の中はもぬけのカラでした。

   草刈りスタート      畑の端を草刈り    カラだったカヤネズミの巣
   

 草を刈っている途中、樹の太枝が落ちている場所がありました。太枝を見つけるたびにエンジンを止めてはその太枝を回収しました。こうして数時間ハンマーナイフモアを使いました。途中水分補給をしたり休憩をしました。雑草の根は残っているため早々にトラクターで根を掘り起こすように耕すつもりです。来月中旬~11月初旬までに小麦の種を蒔こうと思います。

     だいぶ刈り取った雑草      来月この場所に小麦の種まき予定  
 

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食用稗とシコクビエの苗を移植、若き日の思い出

2024年07月23日 | 麦,穀類,雑穀

 今から40年以上前の事でしょうか、山梨県、静岡県などの山深い山村農業の民俗調査をしたことがあります。明治から昭和にかけての人々の暮らしを古老から聞いたりしました。鍛冶屋の古老から石臼の研ぎ方などを習いました。また山奥に住む古老から、当時まだ作られていた食用の稗やシコクビエなどの雑穀の栽培方法を習いました。
 今は亡き古老からいただいた食用稗とシコクビエを育苗し、今回その苗を先日収穫したニンニクの跡に植えました。日本では今このような雑穀を栽培する人はほとんどいないでしょう。これら雑穀を栽培していると、山深い山村で出会った今は亡き古老達を思い出します。

         数十年前に古老からいただいた雑穀を植え付け


 山梨県の山深い山村の民俗を調査している時、こんなことがありました。昔は街道だったらしい一軒の家を訪れると、私一人だけ思いがけずとても丁寧な招待を受けました。相当古くからある由緒ある大きな家でした。若い女性も加わって賑やかな郷土料理などが出ました。※その当時、その地域を数日間にわたって調査していました。
 帰り際に分かったのですが、私をもてなした理由はその若い女性の婿に迎えたいとの事だったのです。もしもその家の婿になっていれば、今どんな生活をしているでしょうか。それなりに幸せになったでしょうか。・・・・・ごめんなさいねお嬢さん。

    食用稗の苗      シコクビエの苗     植え付けた食用稗
  

 お米が栽培できない山村では、食用稗やシコクビエなどの雑穀しか収穫できません。私も食べたことがありますが、全体的にパサパサしていて美味しくありません。しかし、山深い土地では生きるためにはそれらを食べるしかありませんでした。お米は貴重で手に入らず高価で食べられなかったのです。今では考えられませんが、同じ日本でとてつもない格差があったのです。また食物による差別意識もあったのです。
 今は誰でもお米を食べています。40年ほど前に八王子の山奥を調査していました。その時、ある古老が「奥の部落では稗を食べていたが、うちは昔からお米を食べていた。」と自慢していました。昔はお米を食べていること自体が、ステイタスシンボルだったのです。また、戦前のことですが、軍隊の食事にお米が出されていました。お米をたらふく食べられるとのことで軍隊に入った人もいたそうです。

    植え付けたシコクビエ       植え付けた食用稗に散水
 

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