湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

さりげなく熱い昼食

2010-04-19 18:11:28 | B食の道


いやいやなかなかどうして、これが実に素敵な食堂だった。
僕が「食堂」と書くと、やっぱり昭和が香る場末の古~い大衆食堂を想像される方もいらっしゃるでしょう(笑)。でも、ここは何だろ、新しいんだけど年季が入っている、食堂なんだけど居酒屋風、中華のようなんだけどアジアン系といった不思議な雰囲気なのだ。
それでもやっぱり、カンカンカン、ジャージャージャーとカウンターの向こうの厨房から激しい音が聞こえてくる、活気に満ちたお店であることは間違いない。
ここは、茅ヶ崎の『加納食堂』。南口を出て左の通り、ムラサキスポーツの向かいである。テーブルが4つ、カウンターが4人分、そして奥に小あがりに4席、客が肩を寄せ合って座るような狭さが好きだ。お客は、若い人から年輩までまんべんなく、また女性の姿も多い。


注文したのは『肉ごはん』(700円)。あんかけの肉野菜炒めを、そのままご飯の上にかけちゃったメニュー。ただ、この肉野菜炒めの具材に特徴がある。キャベツが見えない。そのかわりレタスやセロリが入っていたり、わずかに香るパクチーもアクセントになっていて、とてもおいしい。
一気にいってしまいたいところだが、とにかく熱いのだ。今の今まで目の前の中華鍋で踊っていただけのことはある。上アゴを火傷しながら、それでも僕はスプーンを山盛りにして口に運び続けた。
熱い、熱い、そして暑い!
店内で半袖1枚なのは僕だけなのだが、それでもすでに汗ダク(笑)。隣でA定食を食べているサラリーマン氏も必要以上にフーフーやっているように見える。やっぱり、料理が熱いのだ。おぉ、気づけばみんなフーフー冷ましながら、そしてバクバクやっているではないか。
ただの食堂ではない、ここは炎の食堂なのだ。