平成24年5月16日(水) 13:00~15:30 石川県女性センター 2階大会議室
「消費生活市民社会」の推進のためには、生活者の視点から地域の課題をみつけ
対話によって解決することで、「豊かで住みよい地域社会」を目指している生活学校運動が
広がり、活性化することが必要です。
活動の充実のため、担い手となる開設校のリーダーの育成や補佐メンバーの運動に
対する理解や連携を深めます。
講演「地域活動の活性化」
講師 石川県社会教育協会 会長(石川県新生活運動協議会 常任理事) 新村健了氏
教員の経験をもち、石川県教育委員長でもある新村先生からエールをいただきました。
65歳前後(団塊の世代)の人は、たくさん勉強し、優秀な人ばかり。その方たちと一緒に活動することを考える。
活性化のカギは
①地域・・・実態を把握し、声をひろいあげているのか
②人・・・・・仲間づくりをするには、人の意見は否定しない!励ます!褒める!
③連携・・・他の団体と話し合い、情報を集め、新しいものを作っていく
エピソードとして、田鶴浜高校の校長時代
看護課には戴帽式があり、おごそかで注目を浴びている。それに比べそのような式典がない福祉課の生徒はモチベーションが低い。
輝ける未来を担う人づくりのために、何かできないかと、先生方と話し合い、「福志式」を考案した。エプロンを一人ひとりにつけて(エプロンの儀)をマスコミにも取材してもらい、子どもたちを励ますことができた。
その儀式は今も続いているという。
ワークショップ「活動をもっと地域へ広げるために」
コーディネーター 石川県新生活運動協議会 事務局長 林 貴江
1.自分たちの活動の価値を共有する・・・自信を持って活動するために
生活学校のしくみや、あしたの日本を創る協会の目的、活動が広がることが
消費者市民社会につながることなどを確認する
2.合意形成(コンセンサス)の方法を学ぶ・・・対話をし、声をまとめるために
7つのグループに分かれ、補佐メンバーも一緒におこなう
「活動は広まっているのかどうか」
「活動が広まるとどういう状態になるのか」
「広まっていない分野はどんなところか」
「何が障壁になっているのだろうか」
「広めるために何ができるのか」
時間がないなか、自分で考え、みんなと話し合い、まとめて行くという作業を体験する
決まっている活動は一つもない。まずはそれぞれの想いから出発し、具体化していく。
今やっている活動をの意味や目的を皆で確認すること。
自信をもって他の人に伝え、誘っていくことができるのでは!