令和4年度防災士スキルアップ研修(女性視点を踏まえた防災対策)
令和4年11月27日(日)13;00~15:00
石川県女性センター ホール
参加者 約100名
主催 石川県危機対策課
講演「女性視点を踏まえた防災対策~大切なひと、大切なまちを守るために~」
講師 気象予報士/防災士 坂本京子氏
○After Action Review(アフター・アクション・レビュー)
※通称「AAR」はアメリカ陸軍の訓練から生まれた検証手法です。
事実の検証に基づいて改善策を立てる方法
災害対応の振り返り
○現実 避難者の孤立感・窮屈感があった
○理想 避難者が安心してできる環境の提供
○問題 テレビなどの情報ツール(備品)がない
コロナ感染予防のパーテーションの仕切りに遠慮
○改善策 コロナ禍の中で、避難所の情報提供と交流
女性防災士をはじめ、人材の育成(気軽に声をかける、話をしやすい)
次の対応に改善案をいかす!
○防災対策とは
災害が発生した際に死なないために事前に準備をすること!
一人ひとりにあった対策や備えをすること
→あなたに必要なものはあなたにしかわからない
→自分で考えることが大事
○いざ「避難しなければというときに」大切なのはふだんの心がけ
・自分の家が危険なのかどうかを調べる →ハザードマップをランチョンマットに!
・なんの情報が必要なのかを調べる
・避難する場所はどこか調べる →避難行動とは災害から命を守るための行動
・非常持ち出し袋のなかみの準備をする
○防災用品は4ステップ
① 「災害直後」 命を守る(寝室に脱出ポーチ)
例)めがね、ラジオ、笛、懐中電灯、ジャージ、くつ、軍手
② 「自宅避難」 自宅に備える 片付けをする道具
そうじグッズ(ほうき、ちりとり)、ビニールシート、手袋、米袋など
③ 「避難所」 もって逃げる
④ 「日々のお供」
いつ、どこで遭遇しても、冷静に行動するために
例)ペットボトルのふた(コップ兼用)、使い捨てショーツ(男女)
パイナップル缶、むきぐりなど 100均で揃う!
◎100均で防災グッズをさがそう!ゲームなどもよいかも
○災害の被害の現れ方は、災害を受け止める側の状況によって大きく異なる
誰ひとり取り残さない→災害時要配慮者を考慮
避難する場所=安全安心な場所
避難者自らがお互い励まし合い、助け合いながら運営し、生活再建に向けて
次の一歩を踏み出す場をつくる
○避難所生活で大切なこと
感染予防策に神経質になるあまりの落とし穴に注意!
偏見・差別・排除、支え合いの欠如、重要なサインを見落としがち、外部支援の排除
女性に起こる問題
生活環境(授乳室、更衣室、洗濯物干し場の設置など)
安全と安心(トイレを男女別に。照明をつける。巡回をする)
物資の不足と管理(女性リーダーをおいて、女性のニーズに対応する)
心身の健康(保健師など専門家と連携を図る)
活動の固定化(男女の役割飲み直しを)
※ルールを掲示する
○平常時にしておくこと「災害につよい町づくり」風通しのいい地域づくりを!
地域活動に関わる
日頃から「話し合える」関係作り→自分の意見がいえる、聞いてくれる人がいる
○これからの気候の変化
大雨・短時間強雨が約2倍増加し、大雨による自然災害リスクが増大
干ばつリスクが増大
熱中症リスクが増大 →極端気象に!
※自然現象は人間の力ではくい止められないが、
災害による被害は私たちの日頃の努力で減らすことができる
○多様性の時代
食物アレルギー
例)やさしい炊き出し4か条
1.声かけ 「お声かけください」「ご相談ください」「困っていませんか」
2.取りわけ 味付け前に取り分ける
3.書きだし 使った材料(隠し味も含め)はすべて書き出す
4.おひろめ 調味料や食品はもれなくお披露目(袋などを展示)
※車中泊体験! ノウハウやり方を学ぶ
○地域の防災活動は仲間づくり・まちづくり
災害は「非日常的な出来事」→防災は「日常的な出来事」
何もない時にいかに何をするか!
これからの気象災害は、いつでも、どこでも、想像を超えた規模・強さで起こる可能性!
「我が町に過去に大きな災害はなかった」ではなく、
「あの町と同じ雨・同じ地震に我が家が見舞われたらどうなるのか」の視点で
家族を守る・地域を守ることを考えて!!
***************************************
山口県で活躍中の坂本さん。最近は女性の視点での講演をよく頼まれるそうです。
多様性の時代に、災害時要配慮者を思いやり誰ひとり取り残さないためにも
男性だけでなく、女性も一緒に考えることが必要だと。
坂本さんが実践している防災活動の紹介がありました。
防災グッズを100均でさがそう!や
車中泊体験!食物アレルギーの4か条をふまえた防災食つくりなど
参考になるものが多くありました。
「防災活動」は楽しくなければならない!という坂本さん。
気象予報士の立場からも、異常気象ではなく極端気象が増える中で、
「何もないときに何をするのか」自分で考える事!地域で考える事!
石川県生活学校連絡会でも毎年7月に「災害につよいまちづくり」をテーマに
防災について学習会などを実施しております。
「何もないときに、何をしたらよいのか」をしっかり考えたいと思います👆
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令和4年11月27日(日)13;00~15:00
石川県女性センター ホール
参加者 約100名
主催 石川県危機対策課
講演「女性視点を踏まえた防災対策~大切なひと、大切なまちを守るために~」
講師 気象予報士/防災士 坂本京子氏
○After Action Review(アフター・アクション・レビュー)
※通称「AAR」はアメリカ陸軍の訓練から生まれた検証手法です。
事実の検証に基づいて改善策を立てる方法
災害対応の振り返り
○現実 避難者の孤立感・窮屈感があった
○理想 避難者が安心してできる環境の提供
○問題 テレビなどの情報ツール(備品)がない
コロナ感染予防のパーテーションの仕切りに遠慮
○改善策 コロナ禍の中で、避難所の情報提供と交流
女性防災士をはじめ、人材の育成(気軽に声をかける、話をしやすい)
次の対応に改善案をいかす!
○防災対策とは
災害が発生した際に死なないために事前に準備をすること!
一人ひとりにあった対策や備えをすること
→あなたに必要なものはあなたにしかわからない
→自分で考えることが大事
○いざ「避難しなければというときに」大切なのはふだんの心がけ
・自分の家が危険なのかどうかを調べる →ハザードマップをランチョンマットに!
・なんの情報が必要なのかを調べる
・避難する場所はどこか調べる →避難行動とは災害から命を守るための行動
・非常持ち出し袋のなかみの準備をする
○防災用品は4ステップ
① 「災害直後」 命を守る(寝室に脱出ポーチ)
例)めがね、ラジオ、笛、懐中電灯、ジャージ、くつ、軍手
② 「自宅避難」 自宅に備える 片付けをする道具
そうじグッズ(ほうき、ちりとり)、ビニールシート、手袋、米袋など
③ 「避難所」 もって逃げる
④ 「日々のお供」
いつ、どこで遭遇しても、冷静に行動するために
例)ペットボトルのふた(コップ兼用)、使い捨てショーツ(男女)
パイナップル缶、むきぐりなど 100均で揃う!
◎100均で防災グッズをさがそう!ゲームなどもよいかも
○災害の被害の現れ方は、災害を受け止める側の状況によって大きく異なる
誰ひとり取り残さない→災害時要配慮者を考慮
避難する場所=安全安心な場所
避難者自らがお互い励まし合い、助け合いながら運営し、生活再建に向けて
次の一歩を踏み出す場をつくる
○避難所生活で大切なこと
感染予防策に神経質になるあまりの落とし穴に注意!
偏見・差別・排除、支え合いの欠如、重要なサインを見落としがち、外部支援の排除
女性に起こる問題
生活環境(授乳室、更衣室、洗濯物干し場の設置など)
安全と安心(トイレを男女別に。照明をつける。巡回をする)
物資の不足と管理(女性リーダーをおいて、女性のニーズに対応する)
心身の健康(保健師など専門家と連携を図る)
活動の固定化(男女の役割飲み直しを)
※ルールを掲示する
○平常時にしておくこと「災害につよい町づくり」風通しのいい地域づくりを!
地域活動に関わる
日頃から「話し合える」関係作り→自分の意見がいえる、聞いてくれる人がいる
○これからの気候の変化
大雨・短時間強雨が約2倍増加し、大雨による自然災害リスクが増大
干ばつリスクが増大
熱中症リスクが増大 →極端気象に!
※自然現象は人間の力ではくい止められないが、
災害による被害は私たちの日頃の努力で減らすことができる
○多様性の時代
食物アレルギー
例)やさしい炊き出し4か条
1.声かけ 「お声かけください」「ご相談ください」「困っていませんか」
2.取りわけ 味付け前に取り分ける
3.書きだし 使った材料(隠し味も含め)はすべて書き出す
4.おひろめ 調味料や食品はもれなくお披露目(袋などを展示)
※車中泊体験! ノウハウやり方を学ぶ
○地域の防災活動は仲間づくり・まちづくり
災害は「非日常的な出来事」→防災は「日常的な出来事」
何もない時にいかに何をするか!
これからの気象災害は、いつでも、どこでも、想像を超えた規模・強さで起こる可能性!
「我が町に過去に大きな災害はなかった」ではなく、
「あの町と同じ雨・同じ地震に我が家が見舞われたらどうなるのか」の視点で
家族を守る・地域を守ることを考えて!!
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山口県で活躍中の坂本さん。最近は女性の視点での講演をよく頼まれるそうです。
多様性の時代に、災害時要配慮者を思いやり誰ひとり取り残さないためにも
男性だけでなく、女性も一緒に考えることが必要だと。
坂本さんが実践している防災活動の紹介がありました。
防災グッズを100均でさがそう!や
車中泊体験!食物アレルギーの4か条をふまえた防災食つくりなど
参考になるものが多くありました。
「防災活動」は楽しくなければならない!という坂本さん。
気象予報士の立場からも、異常気象ではなく極端気象が増える中で、
「何もないときに何をするのか」自分で考える事!地域で考える事!
石川県生活学校連絡会でも毎年7月に「災害につよいまちづくり」をテーマに
防災について学習会などを実施しております。
「何もないときに、何をしたらよいのか」をしっかり考えたいと思います👆
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