石川県新生活運動協議会・石川県生活学校連絡会~~~より良い未来へ、暮らしを見直す~~~

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なぜ問題商法にだまされるのか?!

2019-02-13 10:40:25 | 日記
国民生活2019.1より

佐藤広英(信州大学人文学部准教授)記事より


〇問題商法の悪質な手口は「情報コントール」と「心理的コントロール」がある

〇情報コントロールとは
  消費者にとって必要な前提情報を示さなかったり、不当表示にならない範囲で重要な情報をわかりにくくしたり、
  うそやでたらめを交えることで、商品やサービスの価値を実際よりも高く認知させること


 例) ・儲かった人物の成功例だけを紹介する
    ・ベージ内の情報量を多くし、すべての記述内容を十分に理解できない状況をつくり
     消費の良しあしを判断できない状況を引き起こす

 生き残ったものを正しいと判断し、脱落したものは価値のないものだと判断する傾向⇒「生存者バイアス」
 一度「この商品は信用できる」と思い込むと、その考えを支持・確証してくれるような情報ばかりを集め判断を下そうとする⇒「確証バイアス」

 私たちは、物事を評価・判断する時、直感や先入観などによって、倫理的・合理的でない判断をしてします⇒「認知的バイアス」


〇心理的コントロール

  消費者の思考を妨害したり、商品価値をより高く認知させること

 例)・今日中に購入しないと安くならない・・・「思考妨害」
   ・あなたのパソコンから個人情報を抜き取った」と脅してお金を振り込ませようとする
      危険が差し迫っていると受け手を脅し、その危険に対処するために行動を起こさせようとする⇒「恐怖喚起水準」

   ・成功者の名前、会社名、肩書、年収などさまざまな個人情報を掲載して情報の「信ぴょう性」をたかめる
   ・データやグラフを表示して情報の「論拠の強さ」をアピールしたり、商品価値を高く見積もらせるしかけをする

  販売者側が消費者の商品に対する態度を変容させることを目的として行われる⇒「説得的コミュニケーション」



〇だまされないようにするには?
 情報コントロールに対して
   情報にうそ偽りはないのか、情報に根拠はあるのか、データ元はどこなのかなどの情報の真偽を吟味する!

 心理コントロールに対して
   どのような心理的傾向性や弱点を利用しているか、問題商法の手口を知ること


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この記事を読んで、手口を紹介しました。
何度でも繰り返し、情報を発信していく必要があるようです。

今朝の新聞で、小松市70代女性が架空請求詐欺により200万円被害にあったそうです。
手口は、まずは「はがき」による脅し、心配になって電話をしたら弁護士が出て
裁判所への訴えを取り消すためには200万円が必要。荷物で実在する住所に送ってしまった。
再度、お金の要求があり、警察とセンターに相談して発覚というものでした。

手口を知っていれば、早くに相談していればと悔やむばかりです。
まだまだ、手口を知らせていく必要があります。

「人は騙されやすい」のです。
一人で判断せず、特にお金を要求される場合は相談しましょう!


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引っ越しの契約ルールが変更!~~~標準引越運送約款改正

2019-02-13 10:23:56 | 日記
国民生活センターより届く、生活ニューネットマガジン(生活情報版)No.452より

すみだ消費生活センターのニュースに気になる情報が・・・
みなさんにご紹介します!

引っ越しの契約ルールが変更~解約・延期手数料が高くなりました~


就職や進学、転勤に伴って、例年3月から4月にかけて引越しサービスを利用する人が多くなります。
消費者と事業者の間のトラブルを防ぐためのルールとして、国土交通省告示の標準引越運送約款が定められています。

ドライバーや作業員不足等の課題に対応するため、
平成30年6月1日より、消費者側の都合による解約・延期手数料について改正され、解約料が高くなりました。

解約料・延期手数料

        改正前         改正後
  当日   運賃の20%以内    運賃及び料金の50%以内
  前日   運賃の10%以内    運賃及び料金の30%以内
  前々日  無料          運賃及び料金の20%以内



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今からまさに引越しシーズンが始まります。
見積もりをとり契約を交わした後のキャンセルについて気をつけておきましょう!

なかなか自分に必要のないものについては知らないものです。
ひとたび契約が成立すると、勝手に解約できません。

消費者側の都合で解約・延期してほしいといった場合のトラブルを避けるためのルールです。
契約は慎重に行いましょう!

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