石川県新生活運動協議会・石川県生活学校連絡会~~~より良い未来へ、暮らしを見直す~~~

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健康からみた災害への備え!~~~地域の防災訓練から

2019-02-04 09:45:46 | 日記
平成31年2月3日(日)8:30~11:20
かほく市七窪公民館

講演「兼好からみた災害への備え」
講師 石川県立看護大学 地域看護学 曽根志穂氏


「健康を守る」防災活動を進めている。

〇避難所の生活で起きやすい健康問題
  ・感染症(インフルエンザ、かぜ、食中毒など)
       対策 こまめに手荒い、うがいをする
          発熱、せきの症状がある人はマスクを着用する
          消毒液(すり込み式エタノール剤)やウェットティッシュ、マスクの備え

  ・脱水
       対策 こまめに水分を摂る、飲料水の備え(目安 1人1日最低1ℓ、非常もし出し袋に500ml2,3本)
 
  ・エコノミークラス症候群
       対策 こまめに水分を摂る、定期的に体を動かす、足や足の指をこまめに動かす、歩く

  ・歯と口の中の病気(歯周病、虫歯、口内炎)
       対策 歯みがきをする、少量の水でぶくぶくうがいをする
          だらだら食べたりすることを避ける
          歯磨き用品、液体はみがき、入歯洗浄剤の備え

  ・心の健康問題
       対策 休息や睡眠を十分にとる
          呼吸法を実践する(6秒で大きく吐き、6秒で軽く吸う、朝・夕5分ずつ)
          お互いに声を掛け合う、コミュニケーションをとる

 
〇特に注意が必要な人
  治療を中断すると、病気が悪化するおそれがある
   慢性的な疾患や持病がある人
   糖尿病、高血圧、脳卒中、腎臓病、心臓病、ぜんそく、てんかん、精神疾患、アレルギー疾患
   高齢者、要介護状態の人、障がいがある人

  対策 薬、栄養補助食品の備え
     治療中、管理中の病名、お薬手帳(薬の名前や説明書の写し)保険証の写し、かかりつけ病院や医師名の情報の備え
     緊急連絡先や医療・福祉サービス事業者への連絡、連携の備え

  災害によるストレスや特殊な生活観光は子どもやおかさんらのこころや身体にさまざまな影響をもたらす
   妊婦さん、産後間もないお母さん、乳幼児
   清潔、保温、栄養など健康面の留意が必要な人


  対策 母子手帳、衛生用品、分娩準備品の備え
     ミルク用品、離乳食、食器、おやつ、だっこ日も、衣服、おむつ、おしりふき、おもちゃ、歯ブラシ、薬の備え
     お薬手帳(薬の名前や説明書の写し)、保険証の写し、かかりつけ病院や医師名、緊急連絡先の情報の備え

〇熊本地震における人的被害   直接死より間接死が多く出ている
〇大規模災害時の避難所は、地域コミュニティが開設・運営を自ら行える体制づくりが必要

〇最良の備え
   普段からの健康づくり、病気の予防・治療・管理をしっかりする
   自分や家族の身体、健康の状態を把握する

   日頃の健康管理が一番大切!
   

ワールドカフェ
 テーマ 平常時の健康を守るには、災害時の健康を守るには
   ①妊産婦、乳幼児
   ②高齢者、、障がい者
   ③生活習慣病者

A,B、Cそれぞれ4グループ(12グループ)に分かれ
Aグループは①、Bグループは②、Cグループは③について話し合った

講評  避難所はいろいろな人が集まる(地域外の人、外国人など)
    困っていることがきけるように、シミレーションしておく必要がある

    若い人や子どもが参加できる避難訓練の実施
    個人の健康カードの作成
    正しい知椎をもつ(健康に関して)
    仲間づくり、近所への声かけ、家族仲良く



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ワールドカフェを行うというので興味をもち参加した。
80名を超える参加があり、熱心さがうかがわれた。

防災について自分のこととして考える機会をと座学やワークショップを開催している。

地震だけでなく、大雨、洪水、台風、津波など
日本中どこで起きてもおかしくない状態に危機感を持ち
減災できることを学ぶために防災訓練を年に2回開催する。
企画運営を担当する防災士の方たちの頑張りに感謝したい。

日頃から家族の健康状態を把握していおくことは大事だと思った。
各々の「健康カード」を作っておき管理しておくというのも良い方法だと思った。

それからもう一つ、いろいろな人たちにどう対応するのかについても
学ぶ必要があると感じた。

講師の曽根先生は、「防災ワークショップ」の参加者を募集中だそうです。

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コメント
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