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SDGsを地球温暖化防止活動にどう生かすか!

2019-02-06 09:50:18 | 日記
平成31年2月5日(火)13:30~16:30
県民エコステーション(いしかわエコハウス内)
参加者 約50名

石川県地球温暖化防止活動推進員の研修会が開催された。

第1部 講習会「SDGsを地球温暖化防止活動にどう生かすか」
    講師 金沢星稜大学経済学部長 教授 新 宏昭氏




持続可能な社会「21世紀社会のキーワード」
 経済的・・・経済成長の維持
 社会的・・・教育・医療・福祉など
 環境的・・・地球温暖化の克服など

SDGsは、持続可能な開発目標
 国際社会全体の開発目標として、2030年を期限とする。2015年9月国連サミットで全会一致で採択される
 17の目標と169のターゲット
 
環境に関したものは
 目標6  すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
 目標7  すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
 目標12 持続堪能な精算消費形態を確保する
 目標13 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
 目標14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
 目標15 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処
      ならびに土地の劣化のそい・回復及び生物多様性の損失を阻止する


日本の「SDGsモデル」の方向性
 8つの優先課題と具体策が決められた
 
 SDGsの推進を通じて企業・地方・社会を変革し、経済成長を実現するとともに世界に展開

経団連では、人類が目指すべき社会の姿ととらえ「SDGsは人類の叡智の結晶である」とし
「Society 5.0」を提案している 2018年7月

「SDGs」はいろんな人たちと力を合わせるための、共通言語である。

企業では、SDGsの17の目標に関連付けた商品やサービスを作っている。
そのような商品やサービスが利用されれば、それにより社会的課題の解決につながっていく。
経済が活性化し、持続可能なビジネス創造につながる

地球温暖化防止の活動も、日本の優先課題5省エネ・再エネ、気候変動対策、循環型社会の中に含まれている。
自らの活動を、SDGsの視点でとらえなおし、自信を持って活動してほしい。

新ゼミでは、地元の商品を勝手に、SDGsのどの分野に貢献しているのかを評価し、
事業者に返すという取組を行っている。



第2部 推進員交流会
    26名参加され、それぞれの活動について自己紹介による交流が行われた

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最近SDGsという言葉だけでなく、マークも目につくようになった。
世界中がこの目標の達成のために行動していくことができればいいのだが。

そのためには、どのような目標があり、
その目標のために、具体的にどう取り組んでいければよいのかを広く知らせなければならない。
そのために、有効なものは、マークだという。

生活学校の取り組んでいる食品ロスは、目標7や目標12に関連している。
国の目標では5の中に、食品廃棄物の削減や活用が入っている。
活動を進めていく上で心強い。

また、生活学校は生活課題を解決しながら、よりよい地域づくりに貢献していくものだから
SDGsの他の目標にも関連している。
つまり、生活学校の活動が活性化し、グループやメンバーが増えることは
持続可能な社会に向け貢献できるということ(新さんによれば、要ったもん勝ちだそうだ)

自分たちの活動の正統性を確保するためにも
SDGsを啓発し、実践行動していくことが大切だということを学んだ研修であった。

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コメント
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