国民生活2019.1
山崎 登氏(国士館大学 防災・緊急救助総合研究所教授)より
地震はいきなり起きるのが大きな特徴なので、対策は事前におこなっておくことが重要
大雨の災害は、段階を踏んで発生する特徴がある。
雨の災害は、危険が迫った地域に情報を出して非難に結び付けることができれば被害を減らすことができるはず
〇気象情報(雨の降り方の危険性を知らせる)
大雨情報・・・大雨が降る半日から数時間前
大雨警報・・・数時間から2時間程前
★「大雨警報」が出たら、その後の情報に注意する心構えが必要
記録的短時間大雨情報・・・傘が役に立たないような1時間に80mmや100mmといった猛烈な雨
土砂災害警警戒情報・・・・斜面に大量な雨がしみ込んで、命にかかわる土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況
気象庁と都道府県の砂防部局が共同で発表
★この2つが情報が発表されたら、周囲の状況に注意して早めの避難を心がける必要がある
特別警報・・・2013年8月から発表されるようになった新しい情報
数十年に一度の豪雨が降り、従来の警報の基準をはるかに超えて、
重大な災害が発生する危険性が著しい時に発表される
★「特別警報」が出たときには、既に災害が発生してもおかしくなく、
この情報がでたときには避難が終わって安全を確保してほしい(気象庁)
〇指定河川洪水予報(水位と氾濫の危険性を知らせる)
気象庁が国土交通省や都道府県と共同で発表。
2016年3月末の段階で、全国109水系の293河川で発表されている。
〇〇川氾濫注意情報・・・河川の周囲にいる人にその後の情報への注意を求め、水防団が出動する
〇〇川氾濫警戒情報・・・このまま雨が降り続くと河川が氾濫するおそれがある
〇〇川氾濫危機情報・・・いつ氾濫が起きてもおかしくない状態
〇〇川氾濫発生情報・・・氾濫が発生し、大きな被害が発生するおそれがある
〇非難情報(市町村が発表)
避難準備・高齢者等避難開始・・・高齢者や障がい者等、避難に時間がかかる人は非難を開始し、
そのほかの人は非難の準備をする
「大雨警報」「〇〇河川氾濫警戒情報」が出たときなどに発表
避難勧告・・・あらかじめ指定された避難所や、高台やマンションの高い階に住む親せきや知人のところなどでの
速やかな安全確保
「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」「〇〇川氾濫危険情報」が出たときなどに発表
避難指示・・・逃げ遅れた人に緊急の避難を強くよびかける
最近では、気象庁や一般財団法人河川情報センターのHPなどから
住んでいる地域を流れる中小の河川の水位の状況や周辺の土砂災害の危険度を知ることができる
「平成30年7月豪雨」の後に、静岡大学の牛山素行教授が被災地で行った調査より
・特別警報の内容を正しく理解していた人・・・半数
・自治体が発表する避難の情報と災害の切迫度の関係を正しく認識していた人は39%
自分の命にかかわる災害情報にもっと関心をもち、
情報の種類や意味をあらかじめ勉強しておく必要がある!!
************************************************
山崎氏は、気象庁や市町村は発表している情報の危機感を住民にきちんと周知しなくてはいけないとも
いっています。
情報をなんだか軽く考えがちな私たちです。
言葉の問題もあるかもしれません。
氾濫危険より氾濫発生の方が危険性が高いのですが、なんかピンときません。
勧告と指示も緊急性が高いのはどっちだといった感じです。
数十年に一度の大雨が降っている回数が増えているように思います。
すると、その情報も慣れてしまい、避難が遅れ被害が大きくなる可能性があります。
気象情報を正しく理解し、注意をはらっていくことが
自分の命や周りの人の命を守ることにつながります!
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山崎 登氏(国士館大学 防災・緊急救助総合研究所教授)より
地震はいきなり起きるのが大きな特徴なので、対策は事前におこなっておくことが重要
大雨の災害は、段階を踏んで発生する特徴がある。
雨の災害は、危険が迫った地域に情報を出して非難に結び付けることができれば被害を減らすことができるはず
〇気象情報(雨の降り方の危険性を知らせる)
大雨情報・・・大雨が降る半日から数時間前
大雨警報・・・数時間から2時間程前
★「大雨警報」が出たら、その後の情報に注意する心構えが必要
記録的短時間大雨情報・・・傘が役に立たないような1時間に80mmや100mmといった猛烈な雨
土砂災害警警戒情報・・・・斜面に大量な雨がしみ込んで、命にかかわる土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況
気象庁と都道府県の砂防部局が共同で発表
★この2つが情報が発表されたら、周囲の状況に注意して早めの避難を心がける必要がある
特別警報・・・2013年8月から発表されるようになった新しい情報
数十年に一度の豪雨が降り、従来の警報の基準をはるかに超えて、
重大な災害が発生する危険性が著しい時に発表される
★「特別警報」が出たときには、既に災害が発生してもおかしくなく、
この情報がでたときには避難が終わって安全を確保してほしい(気象庁)
〇指定河川洪水予報(水位と氾濫の危険性を知らせる)
気象庁が国土交通省や都道府県と共同で発表。
2016年3月末の段階で、全国109水系の293河川で発表されている。
〇〇川氾濫注意情報・・・河川の周囲にいる人にその後の情報への注意を求め、水防団が出動する
〇〇川氾濫警戒情報・・・このまま雨が降り続くと河川が氾濫するおそれがある
〇〇川氾濫危機情報・・・いつ氾濫が起きてもおかしくない状態
〇〇川氾濫発生情報・・・氾濫が発生し、大きな被害が発生するおそれがある
〇非難情報(市町村が発表)
避難準備・高齢者等避難開始・・・高齢者や障がい者等、避難に時間がかかる人は非難を開始し、
そのほかの人は非難の準備をする
「大雨警報」「〇〇河川氾濫警戒情報」が出たときなどに発表
避難勧告・・・あらかじめ指定された避難所や、高台やマンションの高い階に住む親せきや知人のところなどでの
速やかな安全確保
「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」「〇〇川氾濫危険情報」が出たときなどに発表
避難指示・・・逃げ遅れた人に緊急の避難を強くよびかける
最近では、気象庁や一般財団法人河川情報センターのHPなどから
住んでいる地域を流れる中小の河川の水位の状況や周辺の土砂災害の危険度を知ることができる
「平成30年7月豪雨」の後に、静岡大学の牛山素行教授が被災地で行った調査より
・特別警報の内容を正しく理解していた人・・・半数
・自治体が発表する避難の情報と災害の切迫度の関係を正しく認識していた人は39%
自分の命にかかわる災害情報にもっと関心をもち、
情報の種類や意味をあらかじめ勉強しておく必要がある!!
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山崎氏は、気象庁や市町村は発表している情報の危機感を住民にきちんと周知しなくてはいけないとも
いっています。
情報をなんだか軽く考えがちな私たちです。
言葉の問題もあるかもしれません。
氾濫危険より氾濫発生の方が危険性が高いのですが、なんかピンときません。
勧告と指示も緊急性が高いのはどっちだといった感じです。
数十年に一度の大雨が降っている回数が増えているように思います。
すると、その情報も慣れてしまい、避難が遅れ被害が大きくなる可能性があります。
気象情報を正しく理解し、注意をはらっていくことが
自分の命や周りの人の命を守ることにつながります!
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