コアジサイ （その１）

林の中で清楚に咲く紫陽花　を撮りたい　と　ずっと思っていたのですが、
良い場所が判らないまま　何年か過ぎていました。

つい先日　ウチの優しいカミさん　が、　「ここ良さそう…」　と教えてくれたのが
正に　小生が以前から探していた場所。
写真集などで　何度か見て憧れていた　そのものの絵が、インターネット上に出ていたのです。

地図で大まかな位置が判ったので、前月２９日　強引に出掛けてみました。
前日の雨で　霧が出る可能性もあり、期待が膨らみます。

いつも　トイレ休憩する　川上村役場前の　道の駅　で、たまたま後から到着した車　の方に
小紫陽花の場所をご存じではないか？　と　聞いてみたところ、何と！　運の良い事に
その方も　その場所へ　花の写真を撮りに行く所　とのお話。

案内するから　後を付いていらっしゃい…との　嬉しいお言葉を戴き、真っ暗な中を　追走３０分。
お陰様で　迷わずに　目的地に無事到着出来ました。

川上村　武木（たきぎ）地区の　コアジサイ群生地　です。



意外と風があって　コアジサイは揺れ続けているので、暗い内はブレてしまい　殆ど絵になりません。
日が出ると　シャッター速度が早くなるので、ようやく　何とか使えそう　なのが撮れ出しました。

咲き始め　は　淡く美しい水色　なのですが、訪れたのが　少し遅かったのでしょう
水色のは少なくて、もう　白くなった花が　半分以上でした。



コアジサイ　という品種は、ガクアジサイ　西洋アジサイ　山アジサイ　などで普通見ている
大きく華やかな　装飾花　が全く無く、全てが普通花　だけで　丸くなっていて
綿帽子の様な形　とでも　言えば良いでしょうか。

華やかさ　には劣りますが、林間に群生する事もあって
　　清楚な美しさ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　を　小生は感じます。

撮影一口メモ：
　写真上、アップだと花や葉の揺れが目立つので　暗い内の写真は　遠景のしか使いモノにならなかった。
　写真中、直射光を受けると花の優しい色が出ないので　絵にし辛い。初めての被写体は　とても手強い。
写真上
　絞り優先AE　f11(1.3sec)　露出補正＝-4/3EV　焦点距離＝160mm　ISO＝100
　画質＝RAW　WB＝太陽光　ピクチャースタイル＝スタンダード　MF　50D　三脚使用
写真中
　f16(1/10sec)　露出補正＝-7/6EV　焦点距離＝90mm　ISO=800　ピクチャースタイル＝風景　手持ち
写真下
　f5.6(1/320sec)　露出補正＝-1/2EV　焦点距離＝180mm　ISO=400　AF　手持ち　　　　　　他は同じ