実施したい事業について、事前に説明するのは当然でしょ？19億円もかかる事業を、そんなに気軽に考えてもらったら困ります！

本日、6月議会において市が提出した補正予算案が否決されたことを受けて、臨時議会が開催されました。
ここに至るまでの経緯は、以下の通りですね。
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【ご参考】
否決された補正予算を復活させるための臨時議会を8/1に開催することが決定。これで心に引っかかっていた話が一つ、落ち着きます(^O^)v＠2018年7月のブログ
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なお再提出された補正予算案は、議会で議論の対象となった内容は削除されていたことから全会一致で可決されました。

とは言うものの、補正予算で示された内容で、実は、も一つ非常に気になっているものがあったのですよ。
その内容は
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●樋ノ口地区で区画を整理し、道路の拡幅等を行う「土地区画整理事業」を実施したい
　⇒区画整理事業には、総額約19億円もの資金が必要
●ついては補正予算で、そのための調査費として8200万円を計上する
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というもの。

当該事業の対象地は、阪急神戸線＆今津北線、国道171号に挟まれた区域の一部です。
大まかな位置取りは下の左上図の黒囲みで示した通り。
その地域の詳細は大きい図で示した通りであり、対象地域は、その中の赤で囲んだ部分です。
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この話、これまで管轄する建設常任委員会でも、一度も報告されたことがなかったんですよね。
にもかかわらず、6月議会で唐突に上がってきた、と。
でも、そもそも調査費だけで8200万円、総事業費は19億円！という大規模事業である上、
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●対象地域の多くは市営住宅・県営住宅･農地であり、多額の資金を投じてまで区画整理を推進することの必要性が不明
●地域内に都市計画道路・甲子園段上線が含まれており、その整備を進めることが今回の事業を決定した大きな要因の一つとも考えられるが、そもそも甲子園段上線全体の整備が実現する可能性自体、著しく低い
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【ご参照】
「計画決定後60年以上経過している区間が60％以上を占める道路」は、いつの日か完成するのか？？？＠2015年6月のブログ
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等、いろいろ問題があるんですよね。
そんな事業を事前の報告等一切なしに、あげてくるのってどないやねん...と。

一方で今回、補正予算案にあげられた内容は、事業自体の是非を問うものではなく、あくまで「事業の可否も含めて検討するにあたり、事前の調査が必要。よって、そのための調査費を計上する！」というもの。
なので、今回の議案には上で述べた内容を述べたうえで賛成しました。
観光案内所の設置についても、ちゃんと削除されたことですしね。
ただし、これをもって樋ノ口土地区画整理事業そのものに賛成したわけではなく、「調査の進捗と、その結果を踏まえて、今後、改めて事業自体についての賛否を示す！」という条件付きですよ！

しみじみ、いろんな問題について、しっかり考えていかねばなりませんね。
課題山積みですわ、西宮市政。。。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。