西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ピンチは認識次第でチャンスになる。積年の課題である、人事給与制度が抱える課題の抜本的解決に取り組むべきです!

2024-01-18 12:53:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日で阪神淡路大震災から29年。
昨日は5時46分に、某小学校で当時に思いを馳せ、犠牲になった方々のご冥福をお祈りしてきました。
こうした取組を大切にしていかなければなりません。
この機会にそれぞれの立場から、大規模災害が発生した際、なにができるかを考え、備えて頂ければと思います。

そんな中、現地からの要請を受け、西宮市からも消防援助隊が現地へと支援に入っています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、1日も早く、現地の方々が穏やかな生活を取り戻されること、現地の復興を願います。
そして厳しい状況の中、活動される西宮市消防職員の皆様の無事と活躍を心から祈念します。
 ↓
【消防局】緊急消防援助隊の出発式を実施@西宮市HP


さて一般質問のご報告の続きです。
なお、ここからは事前調整ができておらず即興性が強いため、完全に正確な内容ではありません。
その点、ご容赦下さい。
なお正確な内容をご希望の方は、以下の1:05:50経過くらいからご確認頂けます。
よろしければ、どうぞ。
 ↓
西宮市議会 議会中継 - 発言内容 (discussvision.net)

■■■■■■■■■

●先日の質疑の中で、市長が閣議決定された「公務員の給与改定に関する取扱いについて」の内容を取り上げていた。
→その中で、地方公務員の給与改定について「厳しい財政状況及び各地方公共団体の給与事情等を十分検討の上、給与制度またはその運用が不適正であること等により地域における国家公務員または民間の給与水準を上回っている地方公共団体(←つまり西宮市のような自治体)にあっては、その適正化を図るため必要な措置を講ずるよう要請する」とある。
→資料⑧の特に○で囲ったあたりは明らかに国家公務員の給与水準を上回り、かつ増え続ける形になっている
→「公務員の給与改定に関する取扱いについて」にある通り、適正化を図るため必要な措置を講ずるべき

  ↓
【質問】
人事院勧告に則って職員の給料を上げる場合でも、国に該当する号が存在しない部分については昇給を見送ることが、給料の適正化を図るための手っ取り早い方法と考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【市長答弁】
●自分が目指すのは人件費総額の抑制
→指摘の通り、職員数と給与水準の両方が課題
→給与水準の是正も、これまでで終わったとは思っていない
●手っ取り早いという意味も分からないではないが、人事給与については関連する要素がきわめて多い
→様々な見直しを進めていかなければならない
→指摘された内容についても見直しを進めていかなければならないとは考えている
 ↓
【意見要望】
●平成30年以降、赤字基調であることは分かっていた。人事給与制度の改革は相手があることであり、一朝一夕に進む内容ではないことも分かっていた。
→だから、私は様々な面での是正の必要を強く指摘し、改善策を主張もしてきた。にも関わらず、こうした状況に陥ってしまった。
→そして、だからこそ手っ取り早いと思う方策を主張し、指摘もしている。そのことと後手後手に回っていることの責任を強く認識するべき。
●現状を打破するために取り組み、改善すべき課題は既に出尽くしている
→今議会でも複数の一般質問において、厳しい視点から現状改善のための問題提議や提案があった。当局は、その一つ一つを真摯に受け止め、対応を進めるべき。
今般、明らかになった財政危機は、ある意味、分かっていながら手を付けなかった、付けようとしなかった積年の課題を解決するための千載一遇のチャンス。
→職員にとって働きがいのある職場、やりがいのある仕事でなくては将来に亘って、市民の期待に応えられる市役所を実現することなどできない。
→これを実現するために必要なのは中身に乏しいキャッチフレーズや思いつきのような施策ではない
→人事給与制度について言うなら、明確な理念に基づいて整理・体系化された仕組みと、強い意思を持ち、理念に基づいて運用し、改善しようとしていく姿勢。
●この機会に、西宮市役所を職員にとって働きがい、やりがいのある職場にしてするべき。
→そうすることで、市民目線から見て効率的で効果的な施策を運用している、頼りがいのある組織と感じて頂けるように変えてもらいたい。
→そのための具体的な取組を迅速に進めるべき。なにより、残された時間は決して長くないという自覚と危機感を持って、改善に取り組むべき!

■■■■■■■■■

という感じです。
一番の大ネタのご報告を完了できたので、次回以降は別の項目についてもご報告していかなければなりませんね。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2024-01-20 22:28:46
西宮市も財政危機ですので、ぜひ松阪市を見習って救急車を呼んだら実費を徴収してほしいです
特に高齢者
もっと若者や子供にお金を使うべきだと思います

高齢者は、集約して介護しないと破綻します
このままだと現役世代がやられてしまう
真面目に頑張る人が報われる制度にしてほしい
自分の子供にいい教育を受けさせたくて、子供を預けて働いてるのに、働いてない世帯の子供の高校授業料無償で、なんで我が家の子は1円も優遇されないの。
そんなことなら働かなきゃよかったと思う。
私は奴隷かと思いますよ。
働かない人が守られ過ぎです。
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コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2024-01-22 13:36:46
松阪市の事例、興味深く見ております。
他の自治体においても追随する事例が出てくる可能性があり、今後の展開を注視してまいります。

真面目に頑張る人が報われる制度であるべきというお考え、強く同意します。
単独自治体でできることには限界があろうかと思いますが、そうした思いも反映できるよう努めてまいります。

貴重なご意見を頂戴したことに感謝申し上げます。
コメント頂き、ありがとうございました。
返信する
Unknown (Unknown)
2024-01-23 16:07:19
大阪市で入国6日目の中国人に生活保護を認定した事案があるようが、西宮市ではないでしょうか。
またこのような判断をする公務員はいないでしょうか。
大丈夫でしょうか。
これからの日本が心配です。
返信する
回答差し上げます。 (しぶや祐介)
2024-01-25 15:58:36
結論から申し上げますと、西宮市で同様の事案は発生していません。
また今後、同様の事案が発生することも考えにくいと思われます。

以下その詳細について、市からの回答を基に共有させて頂きます。
まず市からの回答文をご覧ください。
-----
外国籍の方への生活保護につきましては、昭和29年の厚生省社会局長通知に基づき実施しており、本市におきましても永住者や特別永住者、定住者など一定の在留資格を有しており、生活に困窮している方については、この通知を踏まえ生活保護法を準用した保護を実施しております。

大阪市の事例につきましては平成22年の事案であると推察されますが、大阪市のホームページに掲載されている経緯では、定住が認められた外国籍の方からの申請であり、生活保護法の準用につきましては、国の通知や法に沿った形で進められていたようです。

しかしながら入国して直ぐの申請でもあったことから、大阪市としては入国管理法の運用や生活保護制度の準用の仕方に問題があるのではないかとした認識から、入国管理局など関係機関に対して申し入れを行った結果、厚生労働省から、「身元保証人による保証の実態がないなど、結果的に生活保護目的の入国とみなさざるを得ない場合は、生活保護を準用しない」とした回答があり、保護費の支給を保留するなどの措置を取り、総合的に判断して生活保護法の準用を取り消し、保護費の返還を求めることにしたとしております。

市職員としては、法や国からの通知を遵守して事務を進める必要がありますが、法の運用等に疑義が生じた際には内部でも検討を重ねた上で、国や関係機関等に問題提議を行うなど、適切な生活保護業務の運営に努めてまいります。

なお、本件に関しましては、その後、平成23年8月17日付で厚生労働省より「外国人からの生活保護の申請に関する取扱いについて」が各自治体に通知され、「入国後間もない生活に困窮する外国人からの生活保護の申請に当たっては、当該者が在留資格の取得の際に提出した立証資料の提出を求めることとし、当該者が理由なく提出を拒む場合は、当該者が急迫な状態にあって放置することができない場合を除き、申請を却下しても差し支えない。」とされておりますので、本通知に沿って運用してまいりますが、本市におきましてはこのような事案は確認されておりません。
-----

以上の通りです。
なお上の文中にある、大阪市HPの記載内容は以下でご確認いただけます。
 ↓
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000086531.html

以上、取り急ぎ、回答差し上げます。
コメント頂き、ありがとうございました。
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Unknown (Unknown)
2024-01-26 13:59:25
しぶやさん、お調べいただきありがとうございました。
入国6日目に生活保護を申請した事案はかなり前の案件で申し訳ございませんでした。
外国人の生活保護は、認められないのが原則を人道上や行政上の対応として支給しているので、適用には慎重にしていただきたいと思います。
ちなみに、西宮市の生活保護費に占める外国人の割合はどの程度なのでしょうか。
もし、可能であればこの機会にご教示いただけましたら幸甚です。
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コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2024-01-29 11:53:36
重ねてのコメントを頂戴し、ありがとうございます。
お問い合わせ頂いた件ですが、令和4年度末で世帯主が外国籍の世帯の割合は5.5%(停止中含む)とのことです。

ご意見重く受け止めると共に、ご配慮等頂いたことに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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Unknown (Unknown)
2024-01-30 01:23:35
渋谷さん、お調べいただきありがとうございます。
5.5%!
ざっとネットで調べたところ、日本の外国籍の生活保護に占める割合2.8%より、ずいぶん高いですね。
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コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2024-02-01 18:19:21
コメント頂き、ありがとうございます。
全体の割合は存じませんでした。
自治体によって外国籍の方の居住割合も異なると思いますし、その影響は大きいかと思います。

1/25の回答の繰り返しになりますが「外国籍の方への生活保護につきましては、昭和29年の厚生省社会局長通知に基づき実施しており、本市におきましても永住者や特別永住者、定住者など一定の在留資格を有しており、生活に困窮している方については、この通知を踏まえ生活保護法を準用した保護を実施しております。」とのことであり、ご理解頂ければと思います。

重ねてのコメントを頂戴し、ありがとうございました。
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