西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ビデオ撮影自体の是非よりも、ここまでややこしい話になっていることが問題だと思うわけで。

2015-03-20 12:02:11 | 市政全般に関連すること

本日は小学校の卒業式に参列してきました。
例年、議会日程の関係上、卒業式には参列できないのですよ。
なので、すごく新鮮だったのですが、今は羽織袴で参列する子も多いんですね。
我が子のことを思い浮かべて感情移入してしまい、思わずウルッときたりもしつつ。
改めて、子供達の将来に幸多からんことを!

さて本題、昨日にて3月議会終了しました。

これで今任期中、最後の議会が終わったことになります。
これを最後に、ご自分の意思で議場を去る方もいらっしゃることを考えると、感慨深い。。。
もちろん、こちらは自分の意思と関係なく強制的に去らされることのないよう頑張らねば!なわけですが。


で、その3月議会の最終日、例年になく荒れました。
議員にならせていただいてから10年以上が経ちますが、ここまで荒れた議会を経験したことはありません。
というわけで、私共の会派も関係する内容を中心に、かいつまんでご報告など。

まずは、第四次総合計画に関して、
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●「防災啓発機能の向上を図ります」としていた市提出の原案を
●「防災啓発機能を合わせ持つ(仮称)総合防災センターを整備します」に改めるべき!とした議会側の修正案
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のお話。

(↑【ご参考】必要なのは「大規模災害時に対応可能な機能」で、「防災センター」ではないはず!だけど。。。
私共は「市提出の原案に賛成!議会提出の修正案には反対!!」という立場だったのですが、こちら賛成多数で可決されました。

(なお私共の会派以外にも、修正案の採決に際して、一部退場者がありました。)

次に「落札後、計1億円以上も工事金額が上がるとか、おかしいでしょ!」という話。
(↑【ご参考①】契約締結後に価格変更できるなら、入札する意味なんてないわけで。
  【ご参考②】「積算根拠は示せない」「給与に反映されたかも確認できない」では、金額の妥当性が担保できんでしょ???
こちら私共の会派は、もちろん反対。
他にも一部反対者と退場者がありましたが、賛成多数で可決されました。

で、こうした話とは別に、メディア的にはメインイベントとなっていたようなのが、
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①市政ニュース等本市広報を適正に行うよう市長に求める決議
②テレビ取材に対する本市のビデオ撮影を止めるよう市長に求める決議
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という、二つの決議案。
こちら私共の会派も含めて全会一致で可決されました。
なお両決議案の全文は、↓こちら↓でご覧いただけます(クリックで拡大)。


事前取材等であったり、他の会派の方々とのお話の中で「(市長が議員時代に所属していた)蒼士会も賛成するのか!?」と、若干の驚きをもって受け止められていることを感じました。
が、示された内容から考えると決議案で示された内容には反対できないな、と。

まず①について。
前市長時代の話ではありますが、私共は(もちろん当時所属していた今村氏も含めて)、アサヒビール工場跡地の話について、
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●まるで既定事項のように広報するのはやめるべき!
●自分に都合の悪い話は伏せておくというのはおかしい!
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という趣旨のツッコミを再三、続けてきました。
↑【ご参考①】市当局はまるでこの事業実施が決まったかのような報道をして既成事実化しようとしています。(←こちらは市長の議員時代のマニフェストより)
 【ご参考②】勘繰らずには、いられない。(←こちらは私のブログ)
このことを踏まえるなら、市政全般を預かる身となった市長が「より一層、そのことに留意するべき!」という指摘を受けるのはやむを得ないことだと思うのです。
実際、決議中で指摘されている事項は、私共としても「そら、まあ、ごもっとも・・・」と思いますし。

で、より深刻なのは、②の方でして。
私は、いわゆる「偏向報道⇒取材拒否」の話の流れの中で、この話が出てきていることが一番の問題だと思っています。
そういう意味で、「結果として本市の報道に対する報道や本市が行う広報や情報公開に対する取り組みへの信頼性をも毀損させる可能性が高い」ことが、とてもイタい・・・と思うのですよ。
そういう意味で、私自身は、「ビデオ撮影自体の是非が問題!」というよりは「この問題に拘泥し続けることによるマイナスが大きすぎる・・・」と思っています。
また委員会での質疑を通じて感じたことですが、公文書としての取り扱いや肖像権に関する問題など、市当局としても整理しきれていない部分があるようなのも問題かな、と。

再三、ブログ等でも触れている内容ですが、私は新市長による市政運営について、とても高く評価している部分があります。
【ご参考】市長グッジョブ! ~これこそ、役所上がりの市長ではできなかったことです!!
でも、そうした面がクローズアップされることなく、(言い方は良くないかもしれないですが)
場外乱闘的な話ばかりが注目されることになるというのは、なんとも切ない話だと思うのです。
そういう意味では、この話、ゼロから見直した方がいいと思うんですよね。
でも、この決議を受けての市長からのコメントが
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市議会の決議については重く受け止めますが、住民に正確・公正な行政情報が伝わることは、住民の「知る権利」を保障(原文ママ)するうえで重要なことであることから、このような対応は市として必要であると考えております。
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でして。
・・・こら、ずっと、もめ続けるな。。。
かなわんなあ。。。

というわけで、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。