あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: ”安近短”、地元の島でキャンプツーリング(2)

2009年02月23日 | 旅するシーカヤック
地元にある情島へのキャンプツーリング。 焚き火の前に陣取り、本を開き、ワインを飲み、音楽を聴いて、のんびりまったりと半日を過ごした。

そろそろ日も傾いてきた。 夕食の準備に掛かるとしよう。
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クーラーバッグから、新鮮なワカメの根元の茎を取り出す。 『最初のつまみは、メカブ風でいくか』
 
浜で拾った発泡スチロールのトロ箱を台にして、まな板をセットし、オピネルを開く。 少し粘り気のある根元部分の茎を細かく刻む。

沸かしたお湯にくぐらせると、あっという間にきれいな黄緑色に変化した。 『うーん、上手そうやなあ!』

醤油をチラリと垂らし、少しかき混ぜて粘りを出し、パクリと頂く。 『おー、これこれ。 これぞ、春の味覚。 もう海は春じゃのお』
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次は簡単鍋。
家から持参したキャベツをざく切りにし、エリンギを手で大きめに割く。 コッフェルにお湯を沸かし、液体のうどん出汁を適量加える。 そこにインスタントの豚汁を入れ、キャベツとエリンギを放り込む。
しばらく煮立て、ベーコンを加えてクレージーソルトをパラリと振って完成。

いやあ、これがウマい。 ビールにピッタリの簡単鍋!
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食後はすっかり日も暮れて、周囲は真っ暗。 小さく小さくコントロールした焚き火の前に座り、暖をとりつつ、独り静かにお酒を楽しむ。
 
私にとって、なくてはならない貴重な時間。
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食器を片付け、夜露に濡れないように仕舞い、焚き火を消してテントへ。 暖かいシュラフにくるまって、すぐに眠りに落ちた。
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2009年2月22日(日) 朝起きると、いつもと同じ5時過ぎ。 外はまだ暗い。

昨日の時点では、日曜日は昼から雨の予報。 ケータイで177に電話を掛け、最新の予報をチェック。
やはり昼から雨の予報。 じゃあ、今日は早めに撤収だ!
 
まだ暗い中、ヘッドランプを点けて外に出る。 キッチンをセットし、トランギアのストームクッカーに火を入れる。

小さなスキレットをストームクッカーにセットし、オリーブオイルをタラリ。 今日の朝食は、ベーコンエッグと餅、そしてインスタントのみそ汁。 寒い日の朝は、熱いみそ汁が体を温めてくれる。
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食事を終え、コーヒーを飲んでいると日が昇ってきた。

今日は早めの撤収。 荷物を片付け、ベンチの上に並べてみた。

これだけのキャンプ道具を運べるのは、シーカヤックの最大のメリット。 バックパッキングじゃあ、こうはいかない。
これでも、ほとんどは冬のキャンプツーリングに必要な道具である。 テントにマット、シュラフに調理道具、焚き火台。 食材に救急用品に着替え。 もし削るとしたら、快適装備のクレージークリークとフリースのブランケット位だろう。
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片付けをしていると、次第に東寄りの風が吹きはじめた。 空も雲が広がってきた。
これは、早く撤収して正解だな。

さあ、出発!
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身近すぎて、これまでキャンプ地として考える事もなかった地元の島。 なかなか好い浜じゃないか。
これから、お気に入りの定番のキャンプツーリングコースになりそうな予感。
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