tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

稽古の準備は灰作りから・・・

2012-09-06 17:09:08 | 茶の湯
午前中は穏やかに真夏のようなお日様が照りつけておりましたが、午後になると一転して黒雲に覆われて、雷まで鳴り出す大荒れの天候に・・・・夕方には穏やかになりましたが相変わらず雨が降っております。

そんな目まぐるしい一日でしたが、今日は明日の稽古日に備えて準備準備・・・。



出来上がった灰形を座った目線で

準備ではまず、先週使った風炉の灰を綺麗に篩って灰形を作ります。これをしてしまわない事には気持ちが落ち着きませんから、大変な事から始めて順番に・・・というのが私の流儀です。



完成した二文字押切を上から(ほぼ平行になっている)

5月から風炉に変わり4ヶ月。この頃になると灰作りも慣れてきますから、時間もかからずに出来上がります。
灰作りは、練習あるのみで、外に上手くなる手立てはありません。ただひたすら灰匙を灰に当てながら引く・・・それ以外にありません。

力を要れず、押し付けず、灰匙の重さを感じながら引く。そして、考え事などもっての外で、優しく灰匙に力が伝わらないようにするだけです。そして、同じところを何度も灰匙を当てないことです。灰匙を当てれば当てるほど灰は堅くなってしまします。

という風に、師匠から厳しく教わりましたのでその受け売りです。

先生の稽古場の入れ替えには必ずお手伝いに行きましたが、炉から風炉への入れ替えでは、仕事がひと通り終った後、4つ出ている風炉の灰を全部作って行く様に、よくいわれたのを思いだします。

初めての時は、灰匙を持っていなかったので先生の灰匙をお借りしましたが、やはり、使いにくく中々仕上がりませんでしたので、次からは灰匙は持参する事にいたしました。

今思えば、あの時一生懸命灰作りに没頭していたのが良い練習になっていたのだとつくづく思っております。
先生に感謝感謝。それ以外ありません。



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