tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

語り継ぐ難しさ痛感・・・

2014-11-12 18:10:50 | 日記
11月12日(水)
朝から雲の多いいどんよりとした一日でしたが、雨は降らずに持ちこたえております。
今日も大學へ行って来ました。

文字通りお祭りであった学園祭もおわり、キャンパスも元の静かさに戻りました。


   

   シルエットの床の間

こちらの花も昨日と同じで、ノコンギクとサツマノジギクの2種でした。
どちらの大学も同じにというのも大変なこともありますが、その時はご容赦といったところです。

こちらの大学は、3年生がいない変則な形になっておりますが、2年生が主力になって頑張っております。
2年生も1年生も人数が多いいのでこれからが楽しみですが、1学年がぽっかりと空いた溝は、2年生が埋めることは容易な事ではありません。

少しずつ教えながらやって行くより仕方がありません。


   

   キャンパスの紅葉

今日も炉を開けるはずでしたが、畳を上げて、切ってある畳と交換しなければなりませんが、2年生だけでは解らないのです。
畳のしまってある場所、炉壇の場所や開け方など、今まで見たことも無い物を準備しなさいという方が無理な事なのです。

そんな訳で、お稽古が終ってから、押し入れを開け放ち、入っている物を全部出して畳を出し、炉壇を出し、そして炉用の釜を出して全部入れ替えです。
1年生と2年生ばかりですから、各自に良く覚えさせて、仕舞う時は、今日の逆にすることを教えて来ました。

語り継ぐむずかしさを痛感したことは否めませんが、語り継ぐことを怠っていることに、無性に腹立たしい気持ちを感ぜずにはいられませんでした。


   bbb   

   お菓子

今日のお菓子は、菊の練きりで美味しい味が口いっぱいに広がり、その後のお茶がしゃべり続けた喉を潤してくれます。
2時間しゃべり続けるという事の大変さを最近しみじみと感じるようになりました。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 炉のお稽古も慣れれば・・・ | トップ | 富士山の見える所で・・・ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長い年月の中で (やまゆり)
2014-11-15 15:21:14
時の流れに従って変わりゆくものと、どんなに時が経っても変わってほしくないもの、変えてはならないものとがある、という厳然とした境界があると感じています。

毎年、上の者が下の者へと引き継いでいったはずのことが、どこかで途切れてしまっている。
とても哀しくなりました。と同時に、今の学生さん方は引き継いでもらえなかったが故に「知らないままに、きてしまっている」ことを考えると、彼女達だけを責めることもできないとも思います。

一度外れてしまった箍を嵌めて締め直すことは容易ではないかもしれません。
でも、今ここでやらなければ収拾がつかなくなってしまうのもまた現実。

ご協力できることがあれば労は惜しまないつもりです。
どうぞご遠慮なく。
返信する
難しい (tyako)
2014-11-15 17:30:41
やまゆり様

根気よく、何度も何度も同じことの繰り返しをして行くしかないでしょう。
それぞれお茶は好きそうですので、言って聞かせるようにして行きたいと思っております。

ありがとうございました。
返信する
はじめまして (おおにし)
2014-11-16 00:21:00
こんばんは、記事を拝見させていただきました。

初めてコメントさせていただきます。

語り継がれるって大事なことですよね。
時代の流れによって、伝え方にも工夫が必要ですよね。。

茶道人口が少なくなっているという現代においても、新しい茶道の形を語り継いでいきたいものです。

ありがとうございました。
返信する
伝える役目 (tyako)
2014-11-16 09:11:56
おおにし様

コメントありがとうございます。
お茶に携わって何十年の私と、1,2年の子達ですから、解らないことも多いいはずです。
学生と付き合い始めて感じた事は、年々言葉が通じなくなっていることです。
私の言っている事が理解できていないようです。「ハイ」といい返事はするのですが・・・。
今の子達は、人前でお点前など、目立つことが好きらしいから、そうした機会を増やしながら、やって行こうと思っております。
ありがとうございました。


返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。