2月6日(日)
朝から異常な寒さで、また、日本海側には大雪の警報が出ております。
このところの日曜日は、全く予定が入っておらずに、良い休息日になっております。
待合の床
我が家の待合の床です。
季節に合った色紙など掛けておりますが、今週は、前総持寺の貫主大道晃仙禅師の軸を掛けました。
軸
元々は、色紙として頂きましたが、軸に仕上げたものです。
托鉢をする雲水が画かれ「雪中托鉢是清風」と書かれております。
北海道釧路市の定光寺に住持されていた頃、色紙はもちろんお茶会があるたびにお願いして揮毫していただいておりました。
ある時から、お手紙を書いてもご返事も頂けない状態が続きましたので、かねてより、「何かありましたら、修行仲間の〇〇寺を訪ねなさい」と言われておりましたので、そのお寺を訪ねると、「そうですか。実は私も連絡が取れない状態なんですよ」という事でした。そして、「本山の貫主になられたんだよ。だから、手紙を書いたり、電話に出たりする自由が無いんだよ」とのことでした。
お電話で話したり、お手紙のやり取りをしたりしていたお方が、いつの間か雲の上のお方になっておりました。
こんにちは。
電話や手紙などで良くお話を伺っていたころは、総持寺監院をされておりあした。無知な私は知れませんでしたが、かなりお偉いお方だったようです。
気さくな御方で、あれこれお願いするとよく揮毫してくれました。
陶芸をしていた友人の窯の命名などもして頂き、とても良くして頂きました。
この色紙も、まとめて何枚も送っていただいた中の一枚です。
今となっては、本当に宝物になりました。
禅師様の揮毫されたもの、と云うよりも、接していただいた事自体が私の宝物になっております。
大切にしたいです。
ありがとうございました。
今は雲上のお方になられた由、こうして素敵な色紙があって
いろんな思い出が綺羅星のように思い出されますね。
雪中の托鉢は、これ以上ないほどの修行に思われます。
「是清風」との言葉がきゅっと身を引き締めてくれます。
素晴らしい色紙、宝物ですね(^_-)-☆