tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

世界遺産の床の間に・・・

2018-05-03 18:01:06 | 展示会 展覧会
5月3日(木)
強い雨は夜中に降ったらしく、庭に若葉が散乱しておりました。
この連休は、どこに行っても人ばかりだと思っておりますので、予定は一切入れずに自宅で、炉から風炉への道具の交換や畳の入れ替えなどに終始しようと思っております。

   
   救世済民

そんな連休の真っただ中ですが、親しい友人の書が世界遺産の床の間に飾られると聞きましたので行って来ました。

途中の新緑のきれいだった事・・・風景を楽しみながらのドライブになりました。
行って見ると大勢の人が、グループごとに係の方から説明を受けておりました。

友人の書き上げた軸は、一番奥の書院のある部屋の床の間に飾られておりました。
「救世済民」四字熟語になっておりますので、どなたでもすぐに意味が解ると思います。

「きゅうせいさいみん」世の中の人々を苦しみから救う事。
久し振りに友人の書を見る事が出来ました。

書体が何時ものとは違っておりましたので、場所やその言葉を座右の銘にしていたという、人となりを考えての事だと思っております。
部屋全体を引き締めておりました。
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運慶展は凄い・・・

2017-10-28 21:10:52 | 展示会 展覧会
10月28日(土)
午前中いっぱいもちましたが、午後には降り出しました。
今日は、9時過ぎには「東博」の前に到着しておりましたが、すでに開門を待つ長~い行列ができておりました。

   
   開門待ち

事前にチッケトは購入しておりましたので、直接開門の行列に並んで暫く待ちましたが、後から後から行列が伸びております。

   
   入場しても

場内に入ってもこの行列です。
この時は、まだ雨が降っておりませんでしたので助かりました。

      
   入場口の看板

ここへ来た時は、必ず撮る場所です。
大勢の方々が撮っておりました。

   
   入場券

受付ゲートで、持参したチケットとこのチケットを交換してくれます。
いよいよ拝観ですが、人だかりのしているところ、空いているところ様々ですので、行ったり来たりしながらゆっくり拝観してまいりました。

丁度お昼頃「東博」を出ましたので、銀座に出て、藝術大学茶道部の「銀茶会」、渋谷に行って「能楽堂」で狂言を楽しんで来ました。
中身の濃い一日でしたが、何もかも忘れて楽しい一日を過ごしました。

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友人の作陶展へ・・・

2017-10-26 19:52:11 | 展示会 展覧会
10月26日(水)
朝から快晴です。
久し振りの青空の一日でした。

今日は朝からハードな一日で、東奔西走といったところでした。
お医者様からは、安静にしているように、と言われておりますが・・・

   
   作陶展

デパートで友人が作陶展を開催しておりますので行って来ました。
いつも学生達を連れて作陶にお邪魔している友人です。
力作が並んでおりました。

      
   作陶展

一年置きに開催しておりますが、中々の売り上げがあるとかで、デパートも友人もニコニコといった具合です。
さて、今回はどうなるか、終ってからのお楽しみです。

作陶展から帰ると、その足で病院へ行って治療と薬を頂いて帰って来ましたが、順調な回復をしているという事で、ホッと一安心です。
早く座ってお稽古がしたい・・・


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漢字成り立ちは・・・

2017-09-07 17:27:20 | 展示会 展覧会
9月7日(木)
朝から曇っておりましたが、夕方からは降り出してしまいました。
今日は、「漢字の成り立ち」という講座がありましたので聴いて来ました。

   
   旅

軍旗のもとに多くの兵士が並んで行進する形で、本来は兵士の集団をいい、そこから「人の移動する」ことを言うようになった。

   
   夢

敵の巫女から呪いをかけられた王が、ベッドに横たわってうなされている形。元々は「悪夢」をいい、後に「脳裏に描かれる架空の映像」を意味するようになった。

   
   冊

竹や木の札に文字を書き、それを順に並べて紐でとじた形で、紙が登場する前は、これが書物の基本的な形で、ひとまとまりの竹の札を「編」といった。

   
   安

家の中で女性が平穏に暮らしている様子から「やすらか」「おだやか」の意味を表す。

   
   愛

前に進みながら過ぎ去った事を、惜しみつつ振り返る気持ち。「いつくしむ」ことから「大切に思う」という意味を表す。

   
   母

子供に授乳する女性を表す。
「女」を表わす漢字には乳房を強調した形が多いい。

   
   志

目的を持って何かに進もうとする時の気持ち。

   
   友

手と手を重ね合わせるさまから心を通い合わせる同士や友人を云う。

   
   幸

罪人にはめる手かせの形で、重大な刑罰に処せられなくて「幸運」「幸福」の意を表す。

   
   望

のびあがって遠くにある月を眺める事から「遠くをのぞむ」ことをいう。

   
   取

戦争で捕らえた敵の兵士の耳を切り取る形。耳の数で兵士の手柄を数えた。

漢字の本家である中国が、漢字をどんどん簡略しており、日本は逆に難しい昔の漢字に逆戻りしている話など、なるほどと思う事ばかりでした。

漢字は面白いですね。
午後は、明日からの自宅での稽古の準備で大忙しでした。
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漢字?その生立ちは・・・

2017-08-21 17:45:47 | 展示会 展覧会
8月21日(月)
薄曇りのお天気です。
本来の夏の日差しでは無い弱々しいお日様が覗いておりました。
今日は一日お勉強で、友人二人が出品している篆刻展に行き、友人の丁寧な説明を聞きながら、たくさんの作品を見る事ができました。

   
   篆刻

「絲聲哀」、糸声は哀れなりと読むそうで、糸(楽器)の音は、哀調をおびているといった意味だそうです。

    
   篆刻

この作品も、仲の良い友人の作品です。
「握鉛懐槧」鉛を握り槧を懐くと読み、いつでも書けるように書写用具を準備しておくという意味だそうです。

この後、漢字の成り立ちを分かり易く解説する講演がありましたので聴いて来ました。

   
   講演会

漢字の成り立ちは、漢字に興味のある方ならばどなたでももっと知りたいと思います。
分かり易いお話だそうですので行って来ました。

何しろ、小中学生を対象とした講演だそうですが、入場して見たらご高齢の方が圧倒的に多く席を占めておりました。

   
   蒼頡

蒼頡(そうけつ)と読み、中国の文明を支える漢字を発明したと伝えられている人で、神話となって伝えられております。

蒼頡(そうけつ)は、地面に残された鳥や獣の足跡を見て、その形からそれぞれが、どの鳥か何の獣なのかが分かる事に気づいて、
いろいろな物の形を写し取る事で実際の物を記録出来る事を考え、今の漢字の源となる文字を作ったといわれております。

   
   甲骨文字から

字はこんな風に生まれ進化をして、今に至っているといわれております。
1時間余りの公演でしたが、やさしい話し方もありましたが、とても分かり易く、楽しく聴いてまいりました。

また、蒼頡の写真を見ると、目が四つある事に気が付くと思いますが、中国では、普通の人と違って特別な才能を持つ英雄は、普通の人とは体も違うという考え方から、目が四つになったそうです。

蒼頡、象形文字の写真は、公演の資料からお借りいたしました。


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展示会での呈茶が・・・

2017-05-14 18:51:59 | 展示会 展覧会
5月14日(日)
朝からはっきりとしないお天気でした。
今日は市内の展示場で「高僧墨跡展」が開催されておりますので行って来ました。

   
   墨跡

この会場で学生達が昨日から呈茶をしております。
昨日は自宅のお稽古でしたので顔を出せませんでしたので今日になってしまいました。

行ってみたら、驚いた事にお点前をしておりました。
呈茶だけという依頼でしたので、お引き受けましたが、お点前となるとまた違います。

   
   学生達

普段の設えとはまったく違ったところでお点前をしておりました。
設営したお坊さん達も何も分からずに設えたそうで、考えられないような配置になっておりましたが、そんなところでも学生達は一生懸命やっておりましたので、何だか可哀想になってしまいました。

   
   会場

会場には、たくさんの方がお見えになっておりまして、4~5人が絶えずお茶席に来ておりました。
今回のような事があったら、学生に任せっぱなしにしないで、私も話し合いの席に出ようと思っております。

今回は、主催するお坊さん達が、市役所に相談して、市役所から大学に連絡があり、そして学生に話が来ました。
学生から私に話があり、「如何いたしましょう。」断る理由はありませんから「いいんじゃないの」という形で決まった事でした。

勉強にはなるでしょうが、ちゃんとした形でやらせてあげたかったと後悔しております。

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東博の「茶の湯」展に・・・

2017-05-02 17:27:42 | 展示会 展覧会
5月2日(火)
朝から爽やかな初夏のようなお天気でした。
今日は予定通り、「東京博物館の茶の湯」展に行って来ました。

   
   パンフレットより

東博に到着しても、覚悟をしていた行列は無く、スムースに入場できました。
10時ちょっと前から、13時30分ごろまで、時間をかけてゆっくり見て回りました。

展示は、「第一章 足利将軍家の茶の湯」「第二章 侘茶の誕生」「第三章 侘茶の大成」「第四章 古典復興」に整理されての展示でした。

すんなりと入れた割にはたくさんの人でした。
特に、利休さんの茶杓や名物茶入、そして天目茶碗などのところは、人垣で中々前に進みませんでした。

3時間半も見ておりましたから、行きつ戻りつしておりましたから、充分に拝見は出来ました。

   
   庭園

展示場から庭園にまわり、ゆっくりと散策しながらお茶室を見て回りました。
どこも閉まっておりまして、中を見る事は出来ませんでしたが、人だかりの展示場から抜け出した開放感と静かな茶室の佇まいに、すっかり気持ちも和んでおりました。

さて、お腹も空いたことだし、レストランで食事を・・・受付番号を登録したら40分待ちとのことでしたので、断念して東博を後にして帰って参りました。

上野の公園も木陰は人、人、人・・・凄い人です。
それでも、ずっと前から行くことに決めていた「茶の湯展」やっと見に行けました。


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