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松岡圭祐の「人造人間キカイダー」読み終わりました☆
この小説は、
私が小さい頃に流行った、
石ノ森章太郎の「キカイダー」を、松岡圭祐がそれを素に新たに小説化したもの
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普段は、
こういうSF冒険小説って読まないんだけど、
松岡圭祐の作品
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・・って言うのはモチロンのこと、
「キカイダー」は私の子どもの頃のヒーローでもあったので、
読んでみようって思いました
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読んでみたら、
想像以上に面白かった☆
本質はシッカリと残しつつ、
現代版の松岡圭祐さんらしい作品に仕上がってると思った。
一番印象的なのはやっぱり、
ミツコとジローが初対面するところ
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怪しい男達に連れ去られそうになったミツコ。
そこに現れたのは、
七分丈の黒いテーラード・ジャケットに、ジップブーツカットデニムという軽装。
まだあどけなさの残る少年の面影もある。
長い髪は猫毛を連想させる柔らかい質感を持ち、軽くうねっていた。
透き通るほど艶やかな色白の細面とあいまって、
中性的な印象を漂わせる。
目は涼しく、鼻はツンと高く、知性あふれる顔つきを構成していた。
そして、
長く伸びた脚を持て余すように、
その片方を前方へと投げ出して・・
「アルハンブラの想い出」をギターで演奏している青年。(この曲検索して聴いたらスゴクよくて泣けた
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それがジロー。
またの名を、
キカイダーという
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自分の危機をこんな青年に助けられたら・・
誰だって~
恋しちゃうよね
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いつも、
バーチャルな世界でしか恋人を作ることが出来なかったミツコ。
なぜなら、
幼い頃母と兄を亡くし、
父は研究に没頭し家にも帰らない。
そんな甘えることが出来なかったミツコ。
そのミツコの欲求を埋めてくれる、
そんなリアルな恋人はなかなかいなかった。
付き合った人はいたけれど、
みんなそんなミツコから離れていった。
だから、
バーチャルに恋人を求めるしかなかった。
そんなミツコの前に突如現れたジロー。
それはまさに、
理想の男子だった
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しかし・・
そんなジローに恋をしてしまうミツコだったが、
その正体は、
父の「光明寺信彦博士」が作ったロボットだった
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その衝撃の事実を、
ミツコはジローから聞くことになる。
ショックを受けるミツコ。。
なかなか真実が受け入れられなかった。
父のために狙われるミツコと弟のマサル。
そんな子ども達を案じて、
守るために生まれた・・
それが、
ジロー=キカイダーなのだ
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ミツコとマサルという人質を取られているも同然の、
光明寺博士。
ギルの言いなりになるしかなかった。
しかし、
光明寺博士は秘密裏にある計画を進めていた。
それが、
このキカイダーを作ることだった。
フュージティヴ・フロム・ヘルは、戦闘用の赤いロボット。
ゼロダイバーは、救護救難用のレスキューロボット。
この2種類が半分ずつくっついたのが、
キカイダー
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ギルがそんなロボットを作ることを許すはずがなかった。
ギルの求める理想。
それは、
ダーク社が世界の軍事力を自社製造のロボットで染め上げる
戦争も反乱も内紛もわれらが思いのまま
国際社会における究極のロボット革命
光明寺博士はそんなギルに反発していた。
その光明寺博士を従わせるための、
ミツコとマサルを監視だった。
ジローはロボット。
けれど、
人間の心も持っていた。
「自分は全身青になることが理想」だというジロー。
ロボットなら・・
そんな風に思うことはないだろう。
キカイダーはミツコとマサルを守れるのか?
ダークロボットとの戦いに傷つき・・
それでも必死に二人を守る☆
おっと・・
ここで忘れてはいけないのが、
服部半平
この人は何者なのか?
調査会社を経営する社員たった一人の社長
ミツコに近づいたきっかけは、
依頼されたわけでもないのに、
「父親の居所をしりたくないか?」という、
逆依頼のためだった。
家に帰らない光明寺博士がどこで何をしているのかもつかめていないミツコ。
そのミツコにそう持ちかけるも、
あっさり断られてしまう。
この、
うっとおしい調査員の「服部半平」が、
ミツコとジローの危機を意外にも救う。
それが緊迫感の中に、
ちょっと面白さもかもし出している
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仮想生命=ロボット
人間にはなれないけど・・
人間が作り出したもの。
ロボットが人間らしさを持つ
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そんなこともアリなのかな?
そんな風に思えるこの作品。
ミツコは?
ジローは?
そして・・
光明寺博士は?
それぞれの行くへは読んでからのお楽しみということで
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