読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

湊かなえ「ドキュメント」~元陸上部の圭祐が放送部でつなぐ新たな襷☆~

2023-10-23 03:08:33 | 


湊かなえ「ドキュメント」読みおわりました。


もう遠くなってしまった

アオハルを満喫しましたよ~!笑


圭祐は中学時代陸上部で活躍していた。

しかし!

交通事故で陸上を続けられなくなる。。

陸上を良太とともに頑張るために入った

青海学院

目標を見失う圭祐


そんな圭祐に

放送部に入ろうと誘ってくれた正也

1年は3人という

こじんまりした部

そこにいた

同じクラスの久米さん


彼女が放送部を背負い

参加したマラソン大会の抽選会


そこで引き当てた「ドローン」


それが

放送部に花を添え


そして


波乱を巻き起こしていく


ドローンが映してしまった衝撃の写真


圭祐の荒れる感情


友情の危機


しかし!


圭祐に見えていなかった


意外な真実が


圭祐を成長させていく



自分が陸上を続けられなかった気持ち。。


でも


苦しんでいたのは


自分だけじゃなった。。


先輩から渡される


大切な鍵


それは

圭祐にとって「襷」だった



湊さんの細かい感情の表現


それが私をあの頃の自分と重ねてくれました


大人になると忘れてしまいがちなあの新鮮な感情


真っすぐに夢中になれるっていいな


やらなきゃならないことに流されるようになると

なかなか味わえない感情

あ~私もこんなときがあったなぁ~。


見えていないところにこそ!

真実がある


それを見極める目を持ちたいものです。

大人になっても人の感情を読み取るのは

難しいけどね


湊さん

私をあの頃に連れて行ってくれてありがとうございます






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東野圭吾「あなたが誰かを殺した」~休暇中の加賀恭一郎が手腕を発揮する☆司会進行の検証会の行くへは?!

2023-10-13 02:59:28 | 


東野圭吾「あなたが誰かを殺した」読み終わりました。


待ってました!

加賀恭一郎シリーズ☆


事件にどうか関わっていくのかと

楽しみにしていたら・・

まさか!

あんな形で関わるとは

想像もしていなかった


本当に圭吾さんは

読者を楽しませてくれる達人です


事件の真相への

幾重にも絡まった糸・・

それを

巧みな洞察力でほどいていく


加賀恭一郎に

「嘘は通用しない」


そして

真相を追求する鋭い目だけではなく

時には

人の心を解きほぐす優しい目も

併せ持っている


同行した被害者の「春那」の部屋の訪問

そのタイミングに

心遣いも忘れない


時には厳しく

でも

厳しいだけではない

人としての優しさ


それが

加賀恭一郎の魅力だ


と私は思う


そして

そこここに出てくる言葉に

私は魅了される


化粧を施す


なんか

普段は使わない言葉だけど

本来はそういうんだよなぁ~。


そんな日本語の美しさも教えてくれる。


それが圭吾さんの作品に

私が惹かれるところなんだと思う


つらつらと

余計なことまで語ってしまいましたが・・


もとい!


長い休暇中の加賀敬一郎は

縁のある「金森登紀子」に

同じ職場の友人の力になってほしいと

鷲尾春那を紹介される。


春那の夫「英輔」が

叔母の招待で参加した別荘地のパーティで

殺される。


他にも被害者が出た

この事件


犯人は自首したものの・・


事件の真相は固く口を閉ざしたままわからない。


遺族たちが

事件について

検証会を行うことになる。


それに同行することになる加賀恭一郎


そして


司会進行役をすることになる


刑事の洞察力で

事件を時系列でまとめ

推理していく加賀


被害者家族も

加賀に一目置くようになる。


その検証会に出席した

この事件を担当する

榊刑事課長


本来なかなか明かされないことも

榊から聞き出していく。


6人を刺し

5人を殺した犯人


そこに理由はなかったのか


加害者が口を閉ざし事件の真相はわからない。。


なぜ

そこで事件が起きたのか?


被害者と加害者の接点はなかったのか?


そして・・


嘘をついている者はいないのか


鋭く探っていく


司会進行役兼推理案内人の加賀


壊された防犯カメラ


抜かれていた防犯カメラのカード


そして・・


検証会のメンバーに届いていた


「あなたが誰かを殺した」


さて・・


犯人は



最後の最後に


あんな結末が待っていたとは


事件の裏に隠された

悲しみや苦しみ。。


それも加賀恭一郎は見抜いていくのだった



読みながら

ドキドキ

そして

え~っ!

驚き


いろんな感情を引き出してくれる

圭吾さんの作品に

今回も脱帽です






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