読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

愛川晶「ヘルたん」~ホームレス寸前の淳がみつけた自分が進むべき道★ヘルパー&探偵~

2016-01-31 04:04:40 | 



愛川晶「ヘルたん」読み終わりました☆




表紙とタイトルにつられて~読んでみました




その意味がよくわからなかったのだけど・・





ヘルパー&探偵を合わせたものだった





なるほど!



・・って・・



一体どういうこと?




だよね。




カンタンに説明しましょう~!





神原淳 20歳 男



少々背は低め(161㎝)だけどイケメンの彼



しかし、



小学校時代からいじめられ・・



自分に自信がなく・・



女子との交際も皆無。。




しかし


一度だけ


高校のとき



憧れの先輩とアクシデントからkiss*^^*





それからその先輩が忘れられずにいた。




その後両親が作った借金により夜逃げ・・




そして



両親は淳を親戚にあずけ蒸発!!



そして



何の因果か・・




今は引退したものの



名探偵とうたわれた



成瀬秀二郎の離れに住まわせてもらえることに。




そして



その家にヘルパーとしてきていたのが・・



憧れの先輩



「中本菜月」だった!!





・・という偶然が重なり、



淳はヘルパーの免許を取り




ヘルパーに☆




そして



成瀬に持ち込まれた謎を



淳が解いていく。。




そして



それを


菜月が持ちあげ↑





「ヘルたん」って看板を掲げたら





と。




成瀬の助手として



探偵業も兼任したらどうかという提案をする。





それが



「ヘルパー&たんてい」で




ヘルたん




・・というわけ





しかし・・



成瀬にまだ認められたわけでもなく・・



菜月と淳2人だけのやり取りの中での話だ。





そして、


成瀬にも


人には言えない秘密が





この


成瀬の心の声と



物語のゆくへは2方向から展開される☆





成瀬の黒い手帳の秘密





そして



淳が成瀬を「さすが!名探偵」と思っていることは



偶然にもたらされたこと??





ヘルパーという職業の現実(重労働なわりに対価が低いこと)



介護者へのあらゆる気配りや責任




そんなことも勉強になった。




そして



アルツハイマーという病気のことも。




脳の不思議






自分に自信がなかった淳が




初めてヘルパーの資格を取って介護者に必要とされたとき



自分に自信を持つことができる




そして



葉月への気持ちが





本物




であることを



ある事件をきっかけに気づくことが出来る




しかし、


淳に思いを寄せる「未来」の存在





これが淳と葉月の関係にどう影響していくのか




それも気になるところ☆






この物語は



この1冊で終わりません!





今その後の物語を読んでいる途中です^^




すっかりハマってしまった





さて



この後・・



成瀬と淳の関係は



名探偵とデキル助手になれれのか?




先が気になります~。





じゃまた続き読んだら書きますね(^_^)/~












  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小路幸也「Cooffee Bulese」~事件を呼び寄せる店主「ダイ」それを見守る仲間たち☆~

2016-01-27 03:40:00 | 



小路幸也「Coffee Blues」読み終わりました☆




読み終わった後



ちょっと心がほっこり~








仲間に支えらえてる「ダイ」が羨ましくなるような




仲間たちの人柄☆




↑にもちゅーもーく!のお話です。






何か抱えている人ほど





人に優しくなれる





そう言うことも思いました。






ダイが営む



「弓島珈琲」




レコードプレーヤーでかけられる



ブルース




そして



ダイもまた




「ブルースの似合う男」だった。




ダイが背負った過去




それがそうさせるのかも。





恋人「夏乃」の薬物中毒に気づかず・・



それに寄って命を落としてしまった「夏乃」




その現場にいたダイは誤認逮捕される




そして



その事件を担当したのが



現在ダイの店の離れに住み着いている「三栖」




三栖はダイが誤認逮捕だということを立証してくれた





薬物は「橋爪」という夏乃の大学時代の先輩から渡されていた。





それが5年前の事件




そして



夏乃の父親で会社の上司でもある「吉村」から



ダイは絶縁を言い渡される。




ダイが関わっていなかったとしても



恋人であるダイがなぜ気づかなかったのか?




それは



娘を



殺したのも同じこと



それが吉村の気持ちだった。




ダイは約束通り5年間音信を絶っていた。





しかし・・



橋爪が出所したことで



吉村に会うことになるダイ



吉村は橋爪を殺そうとしてる




「あの人ならやりかねない」



上司で恋人の父親でもあった吉村を心配するダイ





そして



そのころ



ダイにもうひとつの事件が舞いこむ





近所に住む「芳野建機」の次女みいなが



「お姉ちゃんを探して欲しい」とダイを頼ってくる。




小学校2年生のみいな




中学1年の姉「あゆみ」が




家にいないという。




「少しの間お姉ちゃんは家にいないから」という両親



しかし


みいなはそれがおかしいと感じる。




お姉ちゃんが心配だというみいな




ダイは何でも屋みたいなこともやっていて



それを聞きつけて相談にきたようだ。




ダイの近所に住む弟分の「純也」そして妹のような「香世」にも



みいなちゃんの力になってほしいと頼まれる。




ダイは中学時代の友人「小菅」が


あゆみちゃんの中学の教師であることを思い出し


そのことを訪ねてみる。



担任が小菅の恋人でもある「まりも」だと知る。




欠席の理由を聞くと「病欠」だという




これは



おかしい。。




そう感じるダイは捜査を始める。




そこには



ダイを





嵌めるための伏線が






夏乃の事件が・・




あゆみの失踪?が・・



橋爪がダイの店に現れた真相は





事件のそれぞれの糸が手繰り寄せられる・・




その先にあるものとは?







ダイを昔から知る近所の「苅田」



肉屋の「マコト」



弟分の「純也」



中学の同級生で教師の「小菅」



元同僚の「和泉」




そして


元プロレスラーでダイの母親の親友でもある「丹下さん」(女)





みんなで



あゆみを助け出すシーンは



この小説最大の読みどころです




ハラハラ~ひやひや~・・



手に汗握りますよ~





そして



事件の真相にたどりついた三栖は




ダイたちとともに・・




この事件を心の奥底に沈めることになる。。





なんとも事件自体はスッキリしない。。





しかし!



ダイと吉村の関係は



事件後



いい関係になる




5年間の吉村の





本当の思い




それに



胸が熱くなるダイ






お人良しで




いつも誰かのことを考えているダイ




そんなダイだからこそ



みんなが見守りたくなるんだろうなぁ。





私もダイのことがもっと知りたくなりました。




これシリーズものらしいので



他のも読んでみたいなぁ~って思いました























  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安藤祐介「宝くじが当たったら」~2億円を当てた独身会社員新堂におこる悲劇!最後に残るのは?~

2016-01-23 03:04:32 | 



安藤祐介「宝くじが当たったら」読み終わりました☆




タイトルにつられて図書館で借りてみた




私もたまにロト6を買う。



だけど



今まで当たったのは・・



1000円が1度だけ(^^;)




後は


1個もかすりもしない~!笑





けど・・




この本を読んで思ったのは




こうやって



当たることを夢見ている・・




それだけのほうが幸せなのかもしれないなぁ~



・・ってこと。





宝くじウン億円




毎回誰かには当たっているのだろう。




確実に!笑




だけど・・



当たった人って




幸せになっているんだろうか







ワクワク食品の経理で働く



新堂修一 32歳 独身




宝くじ歴3年




年末ジャンボ2億円を当てる




そして・・



そこから



新堂のイバラの道が始まる





もともと物に執着しない新堂




大金を当ててもなるべく今まで通りに暮らそうとする。




しかし・・




あまりの出来事に頭が真っ白になり。。




大きな失敗を犯してしまう。





仕事の合い間にメインバンクへ行き



会社名と名前の入った名札を下げ



換金へ。




それを誰かに見られたことにより



会社のホームページが炎上




社長に激怒され・・



会社中に宝くじ当選が知れ渡る。




寄付の申し出の電話





そして



ネットで公表したことによる



ねたみや嫌がらせ。。




親に知らせたことで



親戚や近所中が大騒ぎ!!




新堂は今まで通りとはいかなくなる。





久しぶりにあう友からの



借金の申し出





新堂の





持ってしまったお金に群がる人・・人・・人・・





お金の怖さを新堂は実感する。





しかし



そんな中



本当に信じられる人を






見つけることも出来た





同じ職場の「ツネさん」



宝くじ歴35年のツネさんは



新堂の当選を知って喜んでくれた。



一番ねたまれてもいい人だとおもっていたのに・・




新堂が一番つらいとき



支えてくれる。





人に裏切られる新堂に贈る




海援隊の「人として」





それでも~人しか~愛せない





・・というフレーズが新堂の心に沁みる。。





そして



新堂の同期の「志織」は



いつも毒舌をはいていた。



しかし


新堂が大金を手にした後も



変わらず接っしてくれる。




人にお金をたかられ・・



騙され・・



お金に振り回される新堂





2億を当てたことでいいことなんてあったのか





そう新堂は考える。





そして・・




新堂に最後に残ったものは







お金は怖い。。





お金を手にしたら





平和は望めない?





やっぱり・・




身の丈にあった平和な暮らしがしたいなぁ~。





けど



やっぱり夢は見たい





夢は



夢見てるうちが華なのかもしれないなぁ

















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中島京子「小さいおうち」~女中「タキ」が墓場まで持って行った時子奥様の秘密とは?~

2016-01-20 03:19:51 | 




図書館で本を選んでいると・・


このタイトルが目に飛び込んできた



これは


もしかして・・



松たか子と黒木華が出演していた



あの映画の原作




映画は観ていないけど



けっこう話題になってたよね?





そう思って借りてみた






話の中心は



昭和の初め




タキは小学校を卒業と同時に



ご奉公に行かされる。




当時はこれが当たり前の様だった。




そう言えば



私も祖母がご奉公にいっていたお家の話を



チラッと耳にしていたような気がする。




詳しくは覚えていないのだけど^^>




これを読んでいたら



祖母もこうして仕えていたのかな?




そんな想像をした。




昔の人は大変だったんだなぁ~。





けど



そう言うことが「当たり前だった」





そういう時代の話。




昭和12年といえば



私の父が生まれた年




母は14年生まれ




なので



父と母が生まれたころ日本はこんな風だったんだなぁ・・



そんなことも考えさせられた。






タキはいろいろなお宅にご奉公にいった。




しかし




時子お嬢さまとの出会いは特別なものだった。




一度結婚なさり



恭一ぼっちゃんを産み



そして



離縁されて



実家に戻られているときに




タキはそのお宅へご奉公に。





その後



時子お嬢様は



再婚されて




平井家の嫁に。





そして



旦那様が時子奥さまのために建てられたのが




赤い屋根の小さいおうちだった。




そこで仕えた11年間は




タキにとって




人生で一番充実した時だった





時子奥さまとタキは姉妹のように仲が良く




奥さまはタキにとてもよくしてくれた。




恭一ぼっちゃんもタキにとてもなついていた。





旦那様は口数が少なく



口うるさいことは一切いわず



平井家でのご奉公は



タキにとってとても幸せな日々だった。





しかし



奥さまと旦那さ間の会社で働く若者「板倉」の間に





ただならぬ空気を感じた





そこからタキの苦悩は始まる





美しい時子




板倉が旦那様から縁談を進められても




断っていた訳。。





タキの奥様への初めての反乱






そして・・




戦争があり




板倉は戦地へ





その前に時子奥さまが板倉に逢いにいくのを



止めたタキ




そして



奥さまが板倉に書いた手紙を・・



タキは板倉に渡さなかった





女中として・・




そして





奥さまのことを





恭一坊ちゃんを・・





小さいおうちの平和を守るため





したこと。。






それは



タキの死後




タキの甥の次男「健史」が見つけた





未開封だった手紙によって明らかに






女中としての仕事を全うしたタキ





そして



タキが心の底から大切に思っていた




小さいおうちの家族




タキの宝物だったのだろう






食べ物のない時代に



タキが知恵を絞って作る料理にも




とても興味をそそられた。





サバの南蛮漬け作ってみたくなった





精一杯小さいおうちに尽くし



そして



自分もシアワセだったタキの人生





物に恵まれすぎている今の日本




物がない時代にしか味わえない幸せもあることを





これを読んで感じたなぁ


















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星枝裕和「歩いても歩いても」~だんだん変わってくる親子の形☆それでも続いていく家族~

2016-01-17 03:08:50 | 



星枝裕和「歩いても歩いても」読み終わりました☆





星枝さんと年齢が近いせいか



懐かしいフレーズが出てきて読んでいて楽しかったです♪




親の世代も同じなので



親がやっていることや


いうことが似ていて



思わず



クスっ^^




冷蔵庫に「そんなに食べないだろ!」と言うぐらい


詰め込んで・・



古くなったものをいつまでも入れておくところ




紙袋や何かについていた紐をたくさん取ってあること





「戦争を知らないからそんなことが言えるのよ。


 冷蔵庫がいっぱいだと安心するの。」



↑そんな母親のセリフが・・


私の母とかぶりました




今年も


お正月に余った


カビの生えた餅


「カビ生えてるけど取れば大丈夫だから」



↑そういって家に持ってきた母^^;



昔はそうやってカビ臭い餅を食べさせられたっけ。。




今回もらったカビ餅はこっそり捨てましたけど!笑




世代なんでしょうね~。





いうことも素直じゃない。。




だけど



きっとそれは



そうじゃなきゃ



強く生きられなかった世代なんだとも思います。




自分のやり方が絶対なんだと思ってる。




子供のころは



それを聞き入れていたけど



大人になれば



だんだん鬱陶しくもなる。。




そして


親も歳を取る。



老いて


弱くなる・・



そんな自分を子供に見せたくなくて



強がる!!



プライド☆




でも


子供に助けてもらわなきゃならないことも否めない。。




きっと



葛藤なんだろうなぁ。。





主人公の


良多は実家に帰るのが億劫だった。




また


愚痴を聞かされる。



同じ話を何度も聞かされる。



そして



死んだ兄と比べられる自分・・




無職になってしまい


妻に養ってもらっている現在の自分



そんな自分を隠しての里帰り




父は診療所を閉めて医者を引退。




兄に継がせることができなかった医者




良多は父の期待に応えようとしていた



小学校の作文で書いた



「医者になることへの夢」



でもそれは



父に気に入られたかったから。



しかし


成績はそれにともなわず・・



父の期待は兄の方へと移っていく・・




取り残された自分。。




逃げ出した自分。。




兄が死んで・・



父の希望も宙に浮いた。





それを見ながら・・




気づかないようにする自分が



息苦しい。





浴室につけられた手すり。。





両親の老いを突き付けられる。





それを見ないように・・



逃げていた自分。





父の大きな背中を追い





母の歌う「ブルーライト・ヨコハマ」を聞きながら



母の白いふくらはぎを見ていた




小さな良多






大人になり・・




鬱陶しいことから目をそらし・・





だけど



誰だってそうだ。





私も目をそむけているのかもしいれない。




いつの間にか丸くなってしまった母の背中



父の認知症




それでも何もできない自分



そんな自分に負い目を感じてしまう瞬間。。






親子関係は変わってくる




小さいときは守ってもらい




面倒を見てもらう




だけど



親が老いれば



その面倒をみることを




重荷に思ってしまう。




そして


いなくなったとき・・



「もっとこうしてあげれば」



そう思うのだろうか?




でも


失ったものはもう戻らない。。





だけど




そうやって続ていくものなのかもしれない。





自分が親になり・・




そして



老いて・・




そのときに初めて親のその時の気持ちがわかる。





そうなんじゃないかな?





私の子供も・・



孫も・・




みんなそうやって続いていく。





老いていく親を見るのは辛い・・




けど



それは自分もいく道




歩いていくしかないんだよね!





そんなことを教えてくれた作品でした















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする