読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

秋吉理香子「暗黒女子」~黒い思惑がとけた闇鍋を食べながら、自己防御の小説を朗読。。こわっ!~

2017-12-30 02:48:19 | 
秋吉理香子「暗黒女子」読み終わりました。



ずっと読んでみたくてやっと読む事ができたよ^^



これを読んであらためて




女子こわっ




・・って思ったよ~。



まぁ自分も女なんだけど(^^;)




表面上は仲良くしながら・・



心の奥では



どす黒い思いが渦巻いてる




怖いよねぇ~。





ラベンダー色の絨毯と壁紙



フランス窓にはゆったりとした黒いベルベットのドレープカーテン



アンティークの猫脚キャビネット


ゴブラン織りのソファー



そして



最新のキッチンで作られる・・




闇鍋



文学サークルのこの部屋で行われる




死んだ元会長「白石いつみ」についての



自作小説の朗読☆





自分の居場所を探していた「美礼」



和食の老舗の娘「あかね」



ブルガリアからの留学生「ディアナ」



理系で頭の切れる「園子」



高校生にして小説家の「志夜」





それぞれが描いた小説でいつみの死の真相にせまる!



しかし・・




その裏には




自己防衛が隠されていた




そして・・



最後に現会長で



いつみの親友「小百合」が朗読する・・




いつみの書いた小説




ここには



隠された真実が!




そして



小百合が開いた・・




この「闇鍋朗読会」の




真の目的とは





自分がその場所にいて・・



もし・・



この当事者だと想像しながら読むと・・






おそろしや~っ





自分も・・



もしかしたら



そういう渦中に気づかないうちに巻き込まれているかも?!




そんな想像さえしてしまう(;'∀')




闇鍋に



「すずらん」?!





やばいよ~。やばいよ~。


















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羽田圭介「盗まれた顔」~指名手配犯を見つける見当たり捜査☆見ないことで捕まえられるホシとは?!

2017-12-26 03:44:21 | 
羽田圭介「盗まれた顔」読み終わりました。



今回は読むのに時間がかかってしまった。。



年末はいろいろバタバタで読書もゆっくりできない(^-^;




羽田さんの作品はやっぱり面白い!



表面上じゃなく



人の心の奥の奥を揺さぶってくる感じがいい




この作品も



見えているものだけ見ていると


真実にはたどり着けないよ




…というメッセージが込められている



・・・と私は受け取りました*^^*




人って



どうしても


見えてるものだけで判断しようとするよね。




「見た目」って時には大事だけど・・



でもそれにとらわれ過ぎてると


本当に大事なものが見えなくなってしまう




捜査共助課の見当たり捜査をする白戸



5000人の指名手配犯の顔を頭の中に入れている



街に出て


その顔を探す☆



そして


ホシを見つける白戸



しかし・・



そのホシを見ていた他の目が



白戸を見ていた



そのことで



窮地に立たされる白戸




死んだはずの



須波通が現れる?!




焼死体で発見されたはずの須波



その須波が



白戸に


「俺を探してくれ」と言ってくる!!




過去の事件に隠された



真実



それを白戸は見つけられるのか?



そして・・



須波を見つけ出す事ができるのか





見なければ見える




この言葉が白戸を支配していく!




須波は何が言いたかったのか?



白戸は薄々気づいていた?



それから目を背けていた?





その顔の




奥深くに感じるもの





それが分かってきたとき・・




5年同棲中の千春の感じていた事も



見えてくる





花を見て花を見ず・・




一つの物をいろんな角度から見て見る☆




そして



感じてみる



それが大事なのかもね^^





それにしても・・



白戸のように



こうやって毎日街に出て



「ホシ」を見つけるために目を光らせている



そういう人がいるということを知って



本当に大変な仕事だなぁって思いました。




毎日ご苦労様です。




目を光らせながらも



待ちの溶け込み・・



日々顔を探す




あなたも私もどこかで会っているかも













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小湊悠貴「ゆきうさぎのお品書き~祝い善には天ぷらを」~ライバル出現で自分の大樹への気持ちに気づく碧☆

2017-12-17 02:45:05 | 
小湊悠貴「ゆきうさぎのお品書き~祝い善には天ぷらを」読み終わりました。



この「ゆきうさぎのお品書き」も今回で5作目☆



すっかりファンになってしまった私は



この最新刊が出るというのを知り予約して買いました^^v




大樹と碧の恋のゆくへが気になる




恋愛初心者の2人は



自分お気持ちにさえもなかなか気づけずに・・



なんでこんなにもお互いが




気になってしまうんだろう



・・・と言うところから始まる



碧に積極的にアプローチする



「都築」



それに応えられない碧




自分の中に



大樹がいることに気づきながら・・



今の関係を壊すことを恐れ



気付かないようにしてるところもある。



しかし!



今回


碧にライバル出現




ゆきうさぎの常連で



碧の父とも仲のいい花嶋の娘



「実柚」が



大樹に危機を助けられたことから



大樹に恋心を抱く



そして



気になっていた



大樹と碧の関係を聞く



そして・・



碧に実柚が聞いてきた




「玉木さんは?雪村さんのこと、好きですか?」




その言葉に動揺する碧




大樹が実柚に言った



碧への気持ちとは?






周りの人たちはとっくに2人が惹かれあってることが



分かってるのに


本人たちはなかなかそれを認められない。




やはり、



今の関係が壊れてしまうのを恐れているせい




大樹から碧へ贈られた初めてのプレゼント



くしゃくしゃになった包み紙に大樹の気持ちが



それを碧は大切に身に着ける



もうこれって・・



どう見ても・・



だよね?



ちょっともどかしく思いながらも



ドキドキしながら見守ってる自分




進展があるのか?!




だけど・・



最後は意味深な形で終わってしまうんだよ~。。





次回どうなるの




おあずけを食らった犬のようです



来年は戌年だけに?笑




次回の新作が待ち遠しい~!




今回も



大樹の料理が光る☆




レシピがついてるのもうれしい~♪




母が息子を



息子が母を思う気持ちに



大樹が作った「親子丼」☆



碧を虜にした「柚子釜の味噌グラタン」☆



この2品のレシピ付き♪





父と娘の微妙なすれ違った関係に


大樹が作った「天ぷら」の



サクサクに揚げるコツも出てきて参考になる





ゆきうさぎがリアルだったら~


絶対行きたいなぁ















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吉永南央「紅雲町珈琲屋ごよみ~まひるまの星」~亡き母が距離を置くことになった清子との経緯を知り娘の草が解決☆

2017-12-15 02:33:34 | 
吉永南央「紅雲町珈琲屋ごよみ~まひるまの星」読み終わりました。



このシリーズの新作をやっと読む事ができた^^



両親から雑貨屋「小蔵屋」を受け継ぎ



器と珈琲の店として再始動させた



杉浦草



年齢は・・



70を超えているらしいよ




孫のような「久実」



息子のような「寺田」



そして



親友の「由紀乃」



何かあれば味方してくれる人たちがいる




離れて失ってしまった家族



その絆をたどるように・・


草は人の家族の問題にも無関心ではいられない。



苦しんでいる人を放っておけずに


渦中に入り込んで・・


自分も傷つき苦しみ・・


解決へと導こうとする




今回は



母と疎遠になってしまった



鰻屋の小川の



清子を久しぶりに見かけ・・



母が残した



「清子さんへ」と書かれた着物を思い出す草




母と清子は元々とても仲が良かった



しかし!



ある時から急に母は清子と距離を置くようになった。



草にも「鰻の小川には近づくな」と言われていた。



詳しい事情は語らなかった母



草は母の言いつけを守り


今日まで来ていた。



しかし・・



それを破らずにはいられない出来事が!!




祭りの山車蔵を



今置いてある「山上」のところから



小蔵屋の駐車場に移動させなければならなくなった。



もっとずっと先だと思っていた草だったが



山上の事情で



山上との約束を早めなければならなくなった。




しかし・・


商売にも支障が及ぶことを考え



他に場所がないだろうかと



探し始める。




そして


鰻屋の隣の蕎麦屋の奥さんから


前の工場跡はどうか?


と紹介される。




それが



鰻屋の清子と距離を縮めるきっかけに?!




工場に置かれたドラム缶・・



それを持ち込んだ「加藤」の失踪・・



鰻屋の息子「滋」の



夜中の奇行。。




母が清子と距離を置くことになった真相に



草は迫っていく




真実を表面化することで



傷つく人たちがいる



しかし



真実を隠し続けることで



ずっと傷ついている人もいる




母とは性格の似ていない草



草は草のやり方で



母に解決できなかった問題を



解決していく手だてを見つける




自分も無傷ではいられないこともわかっていて・・



それでもやらなければ



何も変わらない。




強気気持ちが老体に鞭を打ち突き動かしていく





人の気持ちを動かすというのは・・



こんなにも難しく。。



そして


きっかけ次第で


こんなにも簡単に動くんだぁ。。



そんなことを思う。




親子2代で向き合った問題



母は距離を置き



娘は



飛び込んで傷つき解決する



母の遺した清子への気持ち・・




伝えられて良かった




いろんなことを乗り越えてきた



草の年輪が



人の気持ちや抱えているものを見抜き



人の人生までも変えてしまう。




そんな「お草さん」に



会って見たくなる♪



あったかい雰囲気に包まれた小蔵屋で



珈琲飲んでみたいなぁ














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朱野帰子「駅物語」~「駅員になって東京駅で働きたい」という弟の遺志を継いだ直に起こる奇跡の出会い☆

2017-12-08 03:27:50 | 
朱野帰子「駅物語」読み終わりました。



タイトルと表紙の絵に惹かれて読んでみた^^




これを読むと



駅員さんたちの苦労がよく分かる。




時刻表通り正確な時間に電車を走らせることがいかに重要で大変なことか




毎日たくさんの人を乗せて走る電車




その電車が行き交う東京駅




そこで



「奇跡を起こしたい」という新米駅員の若菜直




でも



その言葉の裏にあった・・



弟への贖罪と



夢を受け継いだ重圧




「駅員になって東京駅で働きたい」



と言った弟の気持ちがよく分からずに・・




分かることが怖くて・・




先頭車両に乗ることができなくなっていた直





弟の危篤の知らせに




動揺し・・




慌てて・・




東京駅で倒れる直




その直を助けてくれたのは




名も知らぬ5人の人たちだった




駅員になり



東京駅で働く直が



その5人を見つけ出す☆





5人が困ってることを



今度は逆に直が助けようとする





言葉や態度が悪い藤原



ギャル系の化粧の由香子



根暗で「鉄」の犬塚





夢を叶えて駅員になった人・・




夢を諦めて駅員になった人・・




乗客も駅員も・・



みんないろんなものを背負って



電車に乗りこみ送り出す





これを読むと



駅員さんへの見方が変わるかも?




駅で飛び込み自殺した人の



後処理のシーンは・・



本当に辛くなってきます。




こういうこと



駅員さんはやってるんだなぁ。。



そう思うと




絶対に飛び込みはやめてほしい!



そう願わずにはいられなくなる。




あかの他人の親切が



身に染みるときってあるんだなぁ~。



そんなことも思いました。




直が見つけた



駅員を続ける理由



それを見つけるための



奇跡☆




東京駅に行ってみたくなった
















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