森沢明夫「雨上がりの川」～いじめで不登校になった春香が神になり洗脳された母を助ける？！～

森沢明夫「雨上がりの川」読み終わりました。



最近森沢さんの作品にハマってしまった私^^



なんといっても


森沢さんの作品は



優しい




人間味にあふれている感じです



なので


また読んでみたくなるんだよね～




今回のこの「雨上がりの川」も


読み終わると


ほっこりした気持ちになれる




最初の方は・・



娘の「春香」のいじめのことで


いやーな気持ちになるんだけど・・



でも


後半は


春香の優しさに満ちた行動で


感動でした




自分がされたこと・・


それで



人を憎んだり



仕返ししたりするのではなく



プラスに変えて行く



そんな春香に教えられるところが


沢山ありました。






中２の春香は


学校でいじめられるようになってしまう。



そのことがきっかけで


不登校になる。



春香の不登校で


母の「杏子」は


本来の自分を失くし・・



霊能者「紫音」に洗脳されていく。。



それにより家庭は


不穏な空気に。。




そして


そんな妻を「淳」は


心配する。



しかし


その思いとは裏腹に


杏子の奇行は拍車をかける。




そのことを



知り合った


心理学を教えていたという「千太郎」に相談する。




しかし・・



千太郎には



春香も相談を持ち掛けていた



千太郎に口止めをする春香





そして・・



春香の戦いは始まる






杏子と一緒に紫音に会いに行く春香





淳の目には春香も洗脳されていると映る




しかし！



紫音から力をもらい



「神」になる春香




そして・・




最後は



紫音をも




洗脳していく






人の優しさが



頑なだった心を溶かしていく




「人の見方」を教えてくれた千太郎




コールドリーディングなど



詐欺で使われるコントロール法



それが


やり方ひとつで


良くもなっていく





人は弱い。。




傷つくし



人を羨んだり妬んだりしてしまう。。




でも



弱いから



傷つくから



人の気持ちが分かるようになる。




そうやって


人は成長していく



そんなことを教わった気がします。





いい子なのに・・



だけど



いい子ゆえにいじめられてしまう



そんな春香が可愛そうだったけど



それがあったから



強くなれた春香がいる






私も今の自分をがんばっていこう～！



そう思える作品でした

近藤史恵「震える教室」～１２０年の伝統ある女子高で起こる怪事件！真矢と花音２人がくっつけば見せてしまうもの？！

近藤史恵「震える教室」読み終わりました。



信じる人も・・


信じない人も・・



だけど確かにある


その不思議な現象☆




１２０年の歴史があればこそ！



う～ん


そういうこともあるのかもなぁ～



そう思わせてくれる作品です。



多感な高校生たち



ならば



感じるものもあるのかもなぁ。




真矢と花音は




歴史ある「凰西学園」に


高校から外部入学する。



そして


そこで出会う２人



何故か波長が合ってしまう？



２人がくっついた瞬間だけ見える




怪奇現象



一人ずつだと見えないものが・・




２人交われば見えてしまう




学園のそここで起きる怪事件を


２人がその力を使って


謎を解く




ピアノ室に出る・・・


手の謎



バレエ科の要望な少女を襲う怪



肩に乗る白いものの正体



屋上の天使の謎



保健室のベッドで起こる怪



プールの中でたくさんの腕につかまれる怪





１２０年の老朽化した学園



多感な少女たち



この組み合わせが



怪事件を・・



そして



伝説を生む




花音の母


芽衣子が小説家で


ホラー作品を書く



それも加わって


小説を盛り上げていく


まったく「そういうもの」を信じていない


芽衣子



娘の花音は



「そういうもの」を怖がり



過剰に反応してしまう。




そんな２人の対比も面白い



真矢も「そういうもの」を信じていなかったが


花音と出会い


「そういうもの」が見えてしまうと


信じざるを得ない。。



見えないから無い訳じゃない。



そういうことって



この世の中には



沢山あるのかも？！




そう思えてくる。



その境目を・・



あなたもコレを読んで体験してみませんか




ずっと昔の


感受性豊かだった時代



それを思い出し懐かしさも感じられました。




本ってその世界に入れるから楽しい～♪

近藤史恵「ときどき旅に出るカフェ」～ふらり立ち寄ったカフェにいたのは心に引っかかっていた円だった。瑛子の旅は始まる！～

近藤史恵「ときどき旅に出るカフェ」読み終わりました。



あ～楽しかった


家に居ながら


世界各国のスイーツを食べ歩きした気分



自分のいる世界の小ささを思い知らた～。



自分の常識を


一気に「非常識」にしてしまう


そんなスイーツの数々



世界は広いんだなぁ～。



そう考えると


自分の考えてたことが


ちっさく思えて



まぁいいか！



何て気持ちにさえなって来る。




人のことも



いろんな人がいて



いろんな考えがあって



外から見ただけじゃ分からない



その人だけにしかわからないこと。



そういうことがあるんだと



コレを読むと



パーッと目の前が開けたような気持ちになりました




本との出会いが


私を変えていく



だから読書って楽しいよね






たった半年一緒に仕事をしていた


葛井円


６年前に


「カフェをやりたい」と退職した



そのことを打ち明けられた


奈良瑛子は


「やめた方がいいんじゃないの？」


と言ってしまう。



円を心配しての言葉だった。



しかし・・


その時の


円の悲しげな顔が


頭から離れずにいた。。




家のソファーで過ごすのが


最高の幸福だと思っていた瑛子



ある日



近所を自転車で走っていて見つけた



白い建物のカフェ



ふらりと立ち寄ると・・



そこにいたのは



「カフェをやる」と言って退職した



円だった



カフェ・ルーズ



それは彼女が経営するカフェだった



久しぶりの再会



円は瑛子を歓迎してくれた。



２年前に開店したというその店



元々祖母に家だったという


ちょっと高台のカフェには



他国の初めて出会うデザートや飲み物が




６年も前に


半年だけ一緒に仕事をしただけなのに



円は瑛子の好みをちゃんと分かってくれていた。




「炭酸」の好きな瑛子の好みの


アルムドゥドラー


をサービスだと差し出す円



ハーブ入りのレモネードのような



オーストリアの飲み物だというそれは



瑛子の好みにハマった



それからそれは



瑛子のお気に入りの飲み物となる




カフェ・ルーズは


毎月１～８日が定休日になるという。



その間にいろんなところに旅行して


新しい食べ物に出会う円は


それを店にメニューにする



カフェ・ルーズで



旅をしてる気分になれる



そういうコンセプトの店だという円



自分が感じた各国の旅を


お客さんに食べ物で感じてほしいという




瑛子の癒しの時間



それが



家のソファーの上から



この



カフェ・ルーズに変わっていく





そして



円とここで会う回数が増えるにつれ



彼女の「本当」が見えてくる




瑛子の誤解・・



そして



円の苦悩。。



瑛子は


いつの間にか


自分が円の力になりたいと考える。



人付き合いが少ない瑛子



円と出会ったことで


少しずつ瑛子は変わっていく。



自分の常識が


常識でなくなっていく



そのことを



楽しめるようになっていく瑛子



カフェ・ルーズで出会う




苺スープ



ロシア風チーズケーキ



おがくずのスイーツ




そして



そこで出会う人たち




それが



瑛子を変えていく




たまに


どうしようもなく孤独感に押しつぶされそうになる。。



そんなとき



カフェ・ルーズのような



そんなお店があったら・・




きっと行きたくなるよね





おがくずのスイーツ



家でも簡単に作れそうだから



今度作ってみようと思います




ロシア風チーズケーキ


「ツップフクーヘン」も


作って食べてみたいなぁ～。




まだ海外へ行ったことのない私



この本で


いろんな国へ旅した気分になれちゃいました。



安上がりな旅行だね



作って食べれば



ますます旅行に行った気分になれそう




あなたもお手軽な海外旅行してみませんか

森沢明夫「大事なことほど小声でささやく」～身長２ｍ越えのおかま「ゴンママ」が繰り出す珠玉の言葉たち☆一瞬のいまを、大切に生きる！～

森沢明夫「大事なことほど小声でささやく」読み終わりました。


森沢さんの作品を前回読んで


ハマってしまったのでコレを読んでみることにしました^^




すごくほっこりして



たまに



ぷっ。。



と笑えて



すごく充実した気持ちになれました





スポーツクラブ


「SAB」で知り合う仲間たち



それぞれが



心に傷を抱えていて



それを



身長２ｍ越えのおかま



ゴンママが



見抜いて



癒してくれる☆




見かけによらず？



繊細な心を持つ



ゴンママ



普段おちゃらけているけれど・・




自分自身も



毎夜孤独に押しつぶされそうになってしまう




それを紛らすために



筋肉を鍛えいじめ続けるゴンママ




でも



ゴンママが繰り出す




珠玉の言葉たちがゴンママ自身も救う




スナックひばりを経営するゴンママの


無くてはならない相棒になっている「カオリちゃん」が



ゴンママに救われた言葉





阿吽





一瞬のいまを、大切に生きる




戻れない過去を嘆くより・・



分からない未来を不安がるより・・



今このときを大切にする☆




シャンディ・ガフ




ビールをジンジャエールで割ったそれの




意味「阿吽」





さりげなく



それをゴンママに作るカオリちゃん




それは


カオリちゃんがゴンママから与えられた



大切な言葉だった





カクテルにいろんな「意味」があることを知り


勉強になりました




ゴンママの言葉が



いろんな人を助け



そして



それがゴンママに帰ってくる




ゴンママのエールが



何倍にもなり



ゴンママへのエールになる




優しさをいっぱい感じられる作品です。



森沢さんの人柄なんだろうなぁ



また違う作品も読んでみようと思います。



スナックひばり


行って見たいなぁ～。



ゴンママは


私にどんなカクテルと言葉をくれるんだろう？



想像は止まらないです～っ！笑

山口恵以子「婚活食堂２」～真行寺に隠し子？！恵が人気占い師レディ・ムーンライトに戻るときが来た☆～

山口恵以子「婚活食堂２」読み終わりました。




人気占い師だった恵は



「レディ・ムーンライト」という名前で活躍し有名だった。




しかし！



あるきっかけでその力を失くしてしまう。




その後



恩師である與が亡くなり



與がずっと面倒をみてきた真行寺が



恵の面倒を見ることになる。




そして


たどり着いた


おでん屋の女将の仕事にも慣れ


起動に乗ってきた。



ところが！


もらい火で店が全焼。。




そんな行き場を失くした恵を



真行寺はまた助けおでん屋を再開する。




婚活場にもなっている



めぐみ食堂




以前占い師だったころほどの力はなくなったものの・・



人となりを見極め



助言してきた恵は



それによって何組かのカップルを誕生させる☆




そんな恵に



真行寺からのＳＯＳが




真行寺の子供だという「大輝」を連れて現れた



江川みちるという女



その人となりをみてほしいと。




真行寺が面倒をみていたという美里



その姉だというみちる



真行寺に隠し子




しかし・・



真行寺には身に覚えのないこと



そして



レディ・ムーンライトの力が




完全復活




それが真行寺を助けることになる




子供慣れしていない真行寺が



大輝との距離を縮めるのに



恵が大活躍




與が自分にしてくれたことを


自分もやって行こうとする真行寺



そして


恵もそれに応えようとする



そんな２人の関係が微笑ましい



そして


今回のことで


真行寺と恵の距離も縮まる




大輝をつれてきたみちるの目的は何なのか？




そして



みちるが経営する「華結び」



その黒幕が姿を現す




それを見抜いていく恵





そして



今回も店のお客さんの縁結びに貢献する




めぐみ食堂



ここに来ればいい出会いが待っている☆




美味しいお料理も必見！！



イカの肝和え


しめ鯖


飯蛸のおでん



あ～たまりません



巻末にレシピつきなので


作ってみよ～っと



１冊でいろいろ楽しめちゃう婚活食堂



次の発売も楽しみ～