近藤史恵「インフルエンス」読み終わりました。
前から読みたいと思っていて
やっと読めるチャンスが
なんとなく惹かれたのですが
読んで正解
サスペンスタッチの内容は
グイグイ引き込まれていきます。
女性ならではの
友達に対する感情
自分だけのものにしたいと思う
独占欲
それが事件を引き起こしてしまう
女友達3人の
長い年月に渡る関わり。。
一度・・
二度・・
途切れたと思った糸は
実はつながっていた
事件は少女の生活を変えていく・・
人との関わりさえも
真帆を救うため友梨が起こした殺人
それの身代わりになった里子?!
里子の祖父を殺してと依頼される友梨
でも
本当に殺したのは・・?!
身代わり交換殺人?!
小説家に語る
「戸塚友梨」と名乗る女性
「わたしと友達ふたりの、三十年にわたる関係は
絶対あなたの興味を引くと思います。」
そう手紙をもらい
小説家は彼女に会うことになる。
彼女から語られる
壮絶な話
自分がその人の絶対的な存在
そうなるための
人生をかけた殺人!?
そして
最後に語られる・・
女性の正体とは
小説家とつながっていた
女性なら
共感できてしまう部分があるのでは?
そんなことを感じてしまう作品でした。
最後の最後まで
気を抜けない展開に目が離せません。
ずっと秘密を抱えていた
3人の同級生の三十年
彼女たちの生き方に
あなたは共感できるでしょうか
友情・・
そんな生易しい言葉では言い換えられない
3人の関係。。
思春期ならではの
嫌悪するもの
そして
憧れるもの
なんだかちょっとわかる気がする。
小説家も共感してしまう。
しかし
事件は
抱えるにはあまりにも辛い。。
でもそれによって得られた
確かな絆
あなたも見届けてみませんか