内館牧子の「エイジハラスメント」読み終わりました☆
今ドラマでも放映されている「エイジハラスメント」の原作
ドラマを見ているので
原作本をたまたま図書館で見つけて読んでみることに。
そうしたら・・
全くドラマとは違ってた。
ドラマはドラマで面白いけど
原作本はもっと面白い
ドラマの「英美里」は
小説の中では
主人公「大沢 蜜」の義理の妹
そして「女子大生」として登場する。
保科は「蜜」の旦那の親友として登場
そして
ドラマでは「年上にしか興味がない」
だけど
小説中は「25歳までしか興味がない」
と全く正反対!!
まぁ
ドラマの中でも
若い英美里に結局なびいちゃうんだけどね!笑
大沢 蜜 34歳は
夫 直哉は2歳年上の研究員
娘 麻衣子 6歳
を持つ
パートをする主婦
蜜の勤めている「波屋」(トンカツチェーン店)のパーティがあり
社長のお相手をするように頼まれた蜜
張り切って訪問着を着てパーティ会場へ。
しかし
そこで
急遽「社長の相手をするのは若い子にした」といわれる。
蜜は
ここで初めて
「年の女」といわれ・・
自分の
年齢を突き付けられる
普段から
自分の外見には気を使い
34にはみえない!
↑という自信もあった☆
そんな蜜が初めて受ける
エイジハラスメント
これに蜜はショックを受け・・
それと同時に
憤りを覚える
このことをきっかけに
蜜はパートをやめてしまう。
もっといい仕事を見つけて見返してやる!
そう意気込んでいた蜜だったが・・
特に資格もなく
34歳という年齢では
蜜が望んでいるような仕事はみつからなかった。
名古屋からでてきた旦那「直哉」の妹
女子大生の「英美里」
その英美里からも
蜜は年齢のことをチクチクいわれる。
しかし・・
英美里は年齢のことだけじゃなく・・
蜜の薄っぺらな中身も見抜いていた?!
そして
蜜を打ちのめしたのは・・
旦那の「直哉」が英美里より1歳若い
「玲子」と浮気をしたことがわかったときだった
直哉は家族とのディズニーランドへ行く約束をキャンセルして
玲子とディズニーランドに行っていた。
娘の麻衣子と2人で出かけたディズニーランドで
それを目の当たりにしてしまう
直哉は違うと思ってたのに・・
やっぱり
若い女がいいんだ
でも
蜜はそれを問いただそうとはしなかった。
やっぱり
自分がキレイになるしかない!
そう思い詰めた蜜は
母の幸子に100万の借金をして
アンチエイジングをすることに
しかし・・
病院に向かいかけた蜜は・・
それをやめてしまう
キレイになればそれで解決するのか
自問自答する蜜。。
そして・・
愛人「玲子」に会うため北海道へ
そして
それを追う直哉!!
果たしてその結末は
女は生まれてから
容姿のことを言われ・・
歳を重ねると・・
価値がなくなるようなことを言われる。
男は
年齢を重ねれば
「ロマンスグレー」
などといわれ
逆に歳を重ねたことが「味」のように賞される。
なぜ
男と女は
こうも違うのか?!
それは日本がまだまだ「男社会」だからなのだろうか?
いつまでも若くキレイでいたい
そうは思っても限界がある。
女の・・
人間の価値ってなんだろう?
そう考えた時・・
自分をしっかり持って生きていること
これが一番大事なんじゃないかな。
他人がどう思うか?
じゃなくて
自分が自分自身をどう思うか?
自分に恥ずかしくない自分☆
そういうものがあれば
自然とそれは外見にでてくるのかも
そんなことを思った。
今
若いね
といわれてる子たちだって
いつかは歳を取る。
それは避けようがない。
だけど
若いときって将来自分がそんな歳になるなんて思わないんだよね~。
自分もそうでした^^;
だけど
その歳になって
わかることがたくさんある。
外見ばかりに囚われて
大事なものを見失っちゃうのが
一番怖いよね。。
自分にとって本当に大事なものはなんなのか
それをあらためて考えさせられました