山口恵以子「食堂のおばちゃん4~ふたりの花見弁当」読み終わりました。
このシリーズを読むと
本当に心が洗われる気がします。
はじめ食堂
そこにいるだけで(読者の想像の中で)温かい気持ちになる
はじめ食堂に通ってくる
常連さんたち
いつも顔は合わせているけど
その人の生活や・・
送ってきた人生
それを全部わかってるわけじゃない。
常連客の「三原」
一流ホテルの元社長で
今は仕事も引退し
妻を亡くして一人暮らし
その簡単な情報しか知らなかった。
しかし
思いがけず花見の招待を受けるはじめ食堂の一子と二三と万里
そして
はじめ食堂の常連客たち
高級マンションからすぐそばに見える桜の美しさ
そして
三原が用意してくれた料理に舌鼓を打つ
常連客で万里の同級生のニューハーフのメイが
後藤と踊る社交ダンス
それが場を盛り上げる
楽しいひと時
そして
お開きになったお花見のあと片付けを終え
部屋に招待される一子と二三たち
飾られた写真に写る初めて見る三原の妻
そして
語られる
三原と妻の
戻らない時間と花見弁当の思い出
決して立ち入ることのできない
二人の大切な時間
そして
その味わった花見弁当
大切な人を失った悲しみ
それを経験してる一子と二三
三原の気持ちがわかるからこそ
そっと心に寄り添える
その時だけ分け合った時間
そして
思い出の花見弁当の味
心でそれを味わう
ほんのひととき・・
他人と分け合う時間
それが少しでも慰めになる
寂しさと思い出はその人の中に
三原の気持ちがわかるからこそ
自分たちの立ち位置をわきまえる
そんな一子と二三の気持ちが
こちらにも伝わってきて
ジーンとした
人は一人じゃ生きていけない
そのよりどころになってくれているのが
常連にとってのはじめ食堂なんだろうなぁ~。
そんなことを思ったよ
ニートだった万里が
次々と新作料理を生み出し
はじめ食堂に新しい風を吹き込んでいく
軸は変わらないけど
どんどん進化していくはじめ食堂
これは通いたくなるよね~っ
巻末には小説中に登場する料理のレシピがついてる☆
カリフラワーのオーブン焼き・ガーリックバター風味
これ作ってみようかな~
釜揚げシラスとアスパラのパスタもおいしそう~!
晩ごはんに「パスタ」
・・・が受け入れられない世代
その論争も面白かったよ。
話の内容に著者の山口さんの心情も垣間見えて
そんなところも楽しめる作品です。
ますますこのシリーズのファンになりました
次の作品も読み始めてるので
次回の感想もこうご期待
ぷっ。。
このシリーズを読むと
本当に心が洗われる気がします。
はじめ食堂
そこにいるだけで(読者の想像の中で)温かい気持ちになる
はじめ食堂に通ってくる
常連さんたち
いつも顔は合わせているけど
その人の生活や・・
送ってきた人生
それを全部わかってるわけじゃない。
常連客の「三原」
一流ホテルの元社長で
今は仕事も引退し
妻を亡くして一人暮らし
その簡単な情報しか知らなかった。
しかし
思いがけず花見の招待を受けるはじめ食堂の一子と二三と万里
そして
はじめ食堂の常連客たち
高級マンションからすぐそばに見える桜の美しさ
そして
三原が用意してくれた料理に舌鼓を打つ
常連客で万里の同級生のニューハーフのメイが
後藤と踊る社交ダンス
それが場を盛り上げる
楽しいひと時
そして
お開きになったお花見のあと片付けを終え
部屋に招待される一子と二三たち
飾られた写真に写る初めて見る三原の妻
そして
語られる
三原と妻の
戻らない時間と花見弁当の思い出
決して立ち入ることのできない
二人の大切な時間
そして
その味わった花見弁当
大切な人を失った悲しみ
それを経験してる一子と二三
三原の気持ちがわかるからこそ
そっと心に寄り添える
その時だけ分け合った時間
そして
思い出の花見弁当の味
心でそれを味わう
ほんのひととき・・
他人と分け合う時間
それが少しでも慰めになる
寂しさと思い出はその人の中に
三原の気持ちがわかるからこそ
自分たちの立ち位置をわきまえる
そんな一子と二三の気持ちが
こちらにも伝わってきて
ジーンとした
人は一人じゃ生きていけない
そのよりどころになってくれているのが
常連にとってのはじめ食堂なんだろうなぁ~。
そんなことを思ったよ
ニートだった万里が
次々と新作料理を生み出し
はじめ食堂に新しい風を吹き込んでいく
軸は変わらないけど
どんどん進化していくはじめ食堂
これは通いたくなるよね~っ
巻末には小説中に登場する料理のレシピがついてる☆
カリフラワーのオーブン焼き・ガーリックバター風味
これ作ってみようかな~
釜揚げシラスとアスパラのパスタもおいしそう~!
晩ごはんに「パスタ」
・・・が受け入れられない世代
その論争も面白かったよ。
話の内容に著者の山口さんの心情も垣間見えて
そんなところも楽しめる作品です。
ますますこのシリーズのファンになりました
次の作品も読み始めてるので
次回の感想もこうご期待
ぷっ。。