山口恵以子「食堂のおばちゃん１３ 初夏の春巻き」～結婚は共同事業だから続く？二三が納得したこととは？～

山口恵以子「食堂のおばちゃん１３　初夏の春巻き」読み終わりました。

このシリーズも１３作目なんですね！

改めて長く続いてるなぁ～と感慨深いものがあります。

小説の中で登場人物たちが生活の変化で変わっていく姿

私にはもう実際に存在してて

これを読むと自分もそこにいる気がしてなりません！笑


毎回これは人生のバイブル的な言葉が出てきて

著者の山口さんがきっと経験から思われたことなんだろうなあ・・

そんなことを感じています。


今回すごく私が心にグッと来た言葉は

二三がある人の言葉を思い出しているシーンで


純愛がもろく不純愛が強い


夫婦は共に難事業に挑むうちに、カップルは相棒へと変化してゆく。

仲の良い夫婦が「共白髪まで」続くのは

結婚が共同事業だから。


う～ん・・

なるほどなぁ～！


と納得してしまった。


深いよなぁ～


はじめ食堂に来るいろんなお客さんの悩み


そこで働く皐が抱えてきた苦悩。。


お国や性別


みんないろんな悩みを抱えてるけど


日々頑張って過ごしてる。


それを思うと自分も頑張れる気がします


変化を続けるはじめ食堂


毎回おいしそうな料理が登場して作ってみたくなります。


スペアリブのオレンジジュース煮


早速レシピを検索して作ってみることにしました。


小説内に登場する料理たちのレシピが巻末についてるので

すぐに作れてお得感もいっぱい


はじめ食堂に迷い犬？


万里が異国人に好かれる？


異国料理を食べさせる実際の店も登場して

なんて山口さんは勉強家なんだろう！


そう感心させらた



なんでも受け入れてくれる一子と二三


まるで本当の親子のような姑と嫁


居心地のいいはじめ食堂に行きたくなるよねぇ



いい店にはいい人たちが集まる


私も一員になっていいオーラをもらっています



次回作も楽しみにしています

碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム」～優希の最大のピンチを靖子先生が助ける☆

碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿　木曜日のカフェタイム」読み終わりました。


碧野さんの作品は好きでよく読ませてもらっています。


特にこの作品は「謎」が出てくるので

推理しながら読むのが楽しいです♪


謎ばかりではなく

考えさせられることもたくさんある

作りたくなる料理もたくさん出てきます


靖子先生のアシスタントとして働く優希


靖子先生の料理と人柄に惹かれ

アシスタントになれたことに日々喜びを感じている


靖子先生に

優希さんに助けられている

そういわれてうれしくなる


そんな優希だったが

今回最大のピンチに直面する


絶対に手放したくない幸せを


優希の鈍感さで


危なく遠ざけてしまうことに


そして

それを救ってくれたのは

靖子先生だった


読み終わってすごく温かい気持ちになったよ


そして


優希に言ってあげたくなった



ほんとうによかったね


って



これからの続きがますます楽しみになりました



靖子先生の洞察力に驚かされ！

それを陰で支える優希の存在にほっこりする


鋭い観察をする靖子先生だが

ちょっと抜けてるところもあり

そこを優希がしっかりサポートする


名コンビここにあり


今回もいろいろな謎解きがあって

最後まで楽しめますよ


あなたはどんな謎がお好みですか



心を繋ぐお弁当


菜の花食堂にお弁当を作ってほしいと頼む男性

なぜか切実さを感じ靖子先生は請け負う

でも

自分のためではないような？

なぜ？だれのため？



木曜日のカフェタイム


靖子先生が預かっている奏太くん

その子に会いたくて来る様子の

木曜日のあらわれる男性


その目的とは？



キャラ弁と地味弁


靖子先生の料理教室に通う岸田さん

娘がキャラ弁の時だけ嫌いなものを食べてくるという

でもある日

キャラ弁を作らなくていいと言い出す

まぜ？

娘との関係に悩む岸田さんに

靖子先生がするアドバイスとは？




インゲンは食べられない


婚活をして理想の男性にたどり着いた生徒の園田さん

ある日

愛犬がいなくなったと。


果たして愛犬は見つかるのか？


靖子先生の推理は？



大根は試さない



優希と川島の友達以上になるチャンス


でも・・

最大のピンチ！！


靖子先生が導いた答えで


優希は




ワクワクして次回作を待ってまーす

松岡圭祐「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅶ レッド・へリング」～おばあちゃんになっても作家を続ける！思いを語る李奈～

松岡圭祐「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅶ　レッド・へリング」読み終わりました。


このシリーズももう七作目になるのかぁ～！


杉浦李奈という売れない新人作家が

どんどん強くたくましくなっていく姿に感動して

ここまでついてきました


本当に李奈は成長したよなぁ～。

ちょっと作家とはかけ離れた形で有名になっていく李奈


好きな小説を書いて

それが有名になって売れてほしい


そう思う李奈だけど

なぜか事件に巻き込まれ・・

その解決で有名になっていく


でもそのおかげで本も売れていくんだけどね


今回も李奈は事件に巻き込まれていきます


なぜか李奈の本が貶められていく・・

誹謗中傷。。


その裏には

李奈を操ろうとする悪が潜んでいた


李奈が悪によって押し付けられた無理難題


それは・・

聖書を見つけることだった


欲まみれの悪に

李奈は加担せざるを得なくなる


親友の優香も巻き込まれ。。


李奈は１人で悪に立ち向かうことに



ちょっと前なら

あきらめてしまったこと。。


弱い自分と向き合い

必死に戦おうとする自分に

李奈は変わっていった


いくらお金をたくさん手に入れても


おばあちゃんになっても小説を書いてると思う。


優香にそう言う李奈


やっぱり書くことが楽しいと思う李奈


その気持ちを確認する



だからこそ！


悪になんか負けられない！！


そして


優香を助けるため


李奈は立ち向かう


宝だと思っていたものは・・

実は

レッド・へリングだった



李奈の推論が謎を解いていく


そのすっきり感がたまらない



李奈をこれからもますます応援したくなりました


戦い終えた李奈に

ご褒美も待っていました


よかったね！李奈



小笠原莉子も登場！


そんなファンを喜ばせることも忘れない松岡さん


これからも続きを楽しみにしています。


ますますパワーアップして魅力的になっていく李奈を

小湊悠貴「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人７」～紗良と要を結んだドーナツ？～

小湊悠貴「ホテルクラシカル猫番館　横浜山手のパン職人７」読み終わりました。


このシリーズは大好きなので

待ってました！って予約して購入して読みました。


読み終わるのは遅くなってしまったけど


このシリーズの私にとって楽しみにしてるところは

なんといっても

紗良と要の恋の行方です


紗良は要のことが好きで

でも要にはそのことを直接伝えられずにいた。


要も紗良のことを憎からず思っていて・・

でも

過去のことで

自分から好きになった人と付き合う

そう決めていた。


恋愛下手の要

過去には告白されてなんとなく付き合い

そして

相手から別れを告げられる。。


そんなことを繰り返していた。


自分が人を本気で好きになる


それがどういうことなのか

要にはピンとこない。。


でも今回要は

元カノと再会し

そして

その元カノから

紗良へ気持ちが


「人間として好き」


ではなく


「恋愛感情」


なのでは？


と・・


そして・・


遂に？！



２人で紗良の作ったドーナツを食べ・・


気持ちが盛り上がる？！


おーっとと・・

ここからは読んでからのお楽しみということで



いつも仕事に真摯に向き会う紗良


パン作りが大好きで常に高みを目指す☆


そして


要もまたホテリエとしてお客様と真摯に向き合う☆



お互いに尊敬しあい

そして

好きになっていく



紗良と要を応援したくなっちゃうよね



猫のマダムがお出迎えしてくれる猫番館


マダムの声も聴けて２倍楽しい内容にもなっています。


紗良と要のこれからがますます楽しみになる♪



紗良とお師匠さんが作るプレッツェル☆


私も食べたくなりました



シェフの隼人のお師匠さんも登場しますのでお楽しみに



１冊にギュッとワクワクが詰まったこのシリーズ


途中から読んでも楽しいのでぜひご一読を


まぁ読んだらきっと全部読みたくなると思うけど