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横尾秀介「貘の檻」~死を考えていた辰男が離れていた息子と脅威に挑む!!そして・・32年前の真実とは?!

2019-09-27 03:21:23 | 
横尾秀介「貘の檻」読み終わりました。


なんとも・・


壮大なスケールの話だった~!



横尾さんの頭の中はどうなっているのか?



そう思ってしまう。



どうやったら


こういうお話が書けるのだろう



本当に尊敬してしまいます




想像上の夢を食べると言われている「貘」




それをこんなお話にまとめてしまうとは!!





辰男は狭心症の薬


「プロプラノロール」を服用するようになる。



医師からも「悪夢を見せる傾向がある」と


副作用を説明される。




そして



その悪夢が・・




辰男を死へ追いやろうとしていた




病気のせいで働けなくなり職を失う。。




そして悪夢から抜け出せなくなる。。





辰男は



妻と息子から離れることにする。




息子「俊也」との1年ぶりの再会



息子との距離を感じる辰男




しかし!



息子と別れた後・・



駅のホームで



死んだはずの美禰子が



辰男の目の前で電車に飛び込む




しっかりと



辰男の目を見ていた美禰子




どうして?



偶然なのか?



必然なのか?





元妻の「智代」から



連休中に俊也を預かってほしいと頼まれた辰男




それを承諾し



俊也を辰男が昔住んでいたO村へと向かう



父が殺人犯として死んだ村・・



そして



父と美禰子の関係を目撃した村・・



いい思い出の無かったその村へ



辰男は32年ぶりに足を踏み入れる。。




それには



やはり


「真相」を知りたいと思う自分がいた。




自然の中で・・



真相を追う中で・・



俊也との距離が自然に縮まっていく




32年前当時



世話になった三ツ森



そこに世話になりながら



独特な雰囲気を持った



謎の男「彩根」と出会い



彩根の力を借りながら。




辰男の事故



俊也のゆくへ不明



そして



辰男の母が隠していた秘密





32年前の真相は・・




意外なものだった





それぞれの



少しずつの思い違いが・・



悲劇を生んでいた





辰男を悪夢から救ってくれたのは



灰色の人型だった?!





横尾さんの表現力の豊かさに魅了され



そして


独特の雰囲気を持つ登場人物に


ちょっと笑えて



薬に悪夢を見せる副作用があること



イカが蜂の好物だということ



本当にいろいろ勉強にもなりました



作家さんて


お話を作るだけでなく


いろんな勉強をしなくてはいけないんだなぁ



そんなことも考えさせられる作品でした。





閉鎖的な村の中で生きることの難しさ。。




そんなことも思った。




貘が本当に存在するなら・・



悪夢を食べてくれるといいよなぁ~。




このお話を読んで



私も悪夢を見てしまったの。。




そんな時は



ゆうべの夢は貘にあげます。


ゆうべの夢は貘にあげます。


ゆうべの夢は貘にあげます。




そう3回唱えると悪夢を食べてくれるらしいよ





今日はいい夢見られるといいなぁ~







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