読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「虚像の道化師」を読んで☆

2012-08-24 14:04:49 | 




東野圭吾「虚像の道化師」ガリレオ7☆読み終わりました




東野圭吾の本は新刊が出るとすぐに買っちゃいます。





ガリレオシリーズは、




物理学者で大学の准教授、



湯川学と、




警視庁捜査1課の刑事、




草薙俊平が事件を解決に導く過程が楽しいです







今回の作品は、





第一章 幼惑す~まどわす~




第二章 心聴る~きこえる~



第三章 偽装う~よそおう~





第四章 演技る~えんじる~





の四事件から構成されています。





第一章 幼惑す~まどわす~




教団「クアイの会」の大師、連崎至光が、




教団信者たちとその日取材に来ていた記者たちの前で、



教団を裏切った教団信者の一人を、




指一本触れず、





念を送る事によって窓からその者をが飛び降りさせてしまった!!






これは、




殺人か?!





連崎は出頭し「自分が殺してしまった」というが・・




罪には問えず釈放される。





連崎の力は本物なのか?





警察では罪に問えないこの事件を、




物理学者 湯川が解決していく。





念力の実態は科学で証明されるのか?











第二章 心聴る~きこえる~







「ペンマックス」の営業部長が自殺した。



しかし、


現場を調べると部屋のベランダから飛び降りる間前につけられたと思われる、


壁の血痕が見つかる。




2ヶ月前に自殺で処理された事件。



しかし!



その後、


同じ営業部の課長が精神に異常をきたし、




受診に行った先の病院で、



急に暴れだし・・




たまたま同じ病院を受診した草薙がそれを止めようとして、




草薙の腹をナイフで刺してしまう。







同じ営業部内で精神に異常をきたした2人。




課長に事情聴取したところ、




「変な声が聞こえるようになった」という。






2ヶ月前の自殺した部長との共通点があるのか?







そして、



草薙と同期の所轄刑事の「北原」がこの事件の担当となる。





北原の出世した草薙に対するねたみ。




湯川がこの事件にかかわることになり、




川原は面白くない。





湯川が北原に言った一言が川原を変えてゆく。。







湯川はこの事件を解決に導く?




湯川・内海・北原の協力で事件は解決するのか?










第三章 偽装う~よそおう~





その日、



湯川と草薙は友人の結婚披露宴に出席するため、



ホテルに急いでいた。




ところが、




途中、




タイヤがパンクして路肩でタイヤを替えることに。





そんなとき、



雨が降り出してきた、





通りかかった赤いアウディに乗った女性が、




湯川に傘を貸す。







そのまま走り去っていったその車に乗った女性。




「なかなかの美人だった」と湯川は草薙に話す。






その後、



ホテルのたどり着いた2人。




そのホテルに停まっていたさっきのアウディを見つける。






湯川と草薙は結婚披露宴へ。




ところが、



この町の町長を勤める新郎「谷内」から、


草薙は呼ばれる。




披露宴に来ていた「警察署長 熊倉」から頼みがあるという。





近くで殺人事件が発生したらしい。




雨のため道がふさがれ、



警察車両が通れない。





署長は殺人事件現場の経験がない。



それで、


草薙に手伝ってもらいたいという。






その現場に行く草薙。




その現場には



赤いアウディが!





そこにいた女性は、



両親の遺体をみつけたという。







殺人事件なのか?







湯川は事件現場を撮った写真に違和感を感じる。







湯川がその女性、



多恵にじりじりせまっていく。














第四章 演技る~えんじる~



ある劇団の主宰が殺された。



事件現場に残されたのは、




小道具として使われていたナイフだった。





第一発見者は劇団の女優。




主催はなぜ殺されたのか?



なぜナイフを残していったのか?





そして、



主催が撮った花火の写真のトリック?




月の位置に内海刑事が疑問を持つ。





時間のトリックは、




写真が証明する?





犯人は?!






ごくカンタンなからくり??


















こんな感じです。







科学で解明される謎☆






一見クールな湯川の優しさが今回もところどころ出ていてよかったです☆








「へぇ~!」と思わず感心し、




「なるほど」と納得し、




ちょっと気持ちがあったかくなる場面が





そんな東野圭吾の作品が私は好きです(*^。^*)






10月にまた新刊が出版されるようなので、



またそれも楽しみです



















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乾くるみ「六つの手掛り」を読んで☆

2012-08-17 12:56:04 | 
k乾くるみの「六つの手掛り」読み終わりました☆


面白かった~!



相変わらずの言葉のマジックも楽しい♪




六つの事件で構成されてるんだけど、


①六つの玉


②五つのプレゼント


③四枚のカード


④三通の手紙


⑤二枚舌の掛軸


⑥一巻の終わり




このタイトルだけでも、



六→五→四→三→二→一



・・ってなってる!




そして、


タイトルにかけてある言葉遊びもいい~♪




最後の「一巻の終わり」は、




この本の「一巻の終わり」にもなってる!笑







そして、


この小説の主人公、




林 茶父(はやし さぶ)



の風貌が、



小太りで丸顔にちょび髭を生やし


頭にソフト帽・片手にステッキ



・・という、




チャップリンのようなのである。






大道芸をやっていた、


林茶父の芸名は「さぶりん」



茶父(さぶ)林(りん)なのだ!笑




各国を飛び回りこの名前で舞台に立っていた、さぶりん。



今はプロモーターとして日本で仕事をしている。





その仕事のおかげか、


人脈が広くいろんな事件の現場に居合わせ、


事件を解決していくのである。





その親しみやすい風貌と裏腹に、





トリックをロジックで見事に暴いていくのがこの小説の読みどころだ☆





さぶりんがどこで登場してくるのかを、




いつの間にか楽しみにしている自分に気づき、



思わず・・



そんな自分に笑ってしまった







そんなこの小説の事件をちょいとご紹介






①六つの玉




さぶりんが乗り合わせたタクシーが雪道で道に迷い、


前を走っていた車と衝突。



衝突した車を運転していた「北見」。


その車にたまたまヒッチハイクで乗せてもらっていた「黒岩」。


タクシー運転手の「稲垣」。


そして、

さぶりん。



4人は山奥の携帯もつながらないところで困っていると、


すぐ近くの民家の「真壁」に家に泊めてもらうことになる。



その一夜に事件は起こる!



黒岩が鍵のかかった部屋で殺されていた。





密室殺人?!




さぶりんはこの密室の謎を解いていく。




事件の鍵は、



「六つの玉」だった!!












②五つのプレゼント




さぶりんが大学時代に遭遇した事件。


姪の「仁美」に話しながら、


その事件の真相に迫っていく。




大学の友人「松本」とその彼女「江川」が、



爆弾で殺される。




江川の誕生日に松本を含む男性5人からプレゼントを贈られる。




交際を申し込まれていた江川。




そのプレゼントによって交際相手を決めるといっていた。



しかし、


江川は皆にはナイショで松本と付き合っていた。





当初、


松本が無理心中をしたのでは?



・・と警察は見ていた。




しかし、



さぶりんが松本をのぞく4人の同級生の中に犯人がいる事を暴く。





友人の死の真実は?!








③四枚のカード



大学教授の小山田のもとに、


先日のシンポジウムの講演で声をかけられた、



ジャン・ピエールがたずねてくる。




ジャン・ピエールなまりの強いの英語が聞き取れなかった小山田。



研究結果を見せてもらいたいと頼まれていたらしい。




ジャン・ピエールに付き添っていた「さぶりん」。



ジャン・ピエールとは手品を通じての仲間だという。




さぶりんの通訳でジャン・ピエールは学生に手品を見せたいという。




補習を行う予定で集まっていた学生に、



ジャン・ピエールは「自分は超能力がある」といい、



ESPカードを使いその能力を見せ付ける。





ある学生の家庭環境を言い当てたことで、


すっかり学生たちは信じ込んでしまう。



学生たちの補習が始まり、

ジャン・ピエールはパソコンで研究結果を一人で見せてもらっていた。






ところが!



ジャン・ピエールが殺されているのを電話の音で部屋に入った小山田が見つける。





席をはずしていたさぶりん。



ジャン・ピエールが握っていたESPカードの切れ端から、


犯人を見つけ出す。




カードの、



丸・四角・十字・波型・・



学生たちの名前に絡んでいるこのしるし・・



ダイイング・メッセージなのか?



さぶりんが犯人に迫る!!!









④三通の手紙



市の観光課職員の西村は、

「大道芸フェスタ」の企画でさぶりんにお世話になり、


スナック「エル」で接待をしていた。



さぶりんは得意のカードマジックを披露し、


万雷の拍手を浴びていた。





西村がふと気づいたときには、


終電も間に合わない時間。




経費でタクシー代やホテル代は出るだろうか?



そんな西村に「ホテルを探して泊まる。」というさぶりん。



そんなやり取りを横で聞いていた、


常連客の「日野。」



「うちに泊まりませんか?」と声をかけてくる。


西村とさぶりんはお世話になる事にした。





そして、



日野家に泊まった翌朝、


日野から友達の「徳永」が殺されたと聞かされる。



徳永は自宅で殺されていた。



西村とさぶりんは前の晩、


徳永の声を留守電で聞いていただけに驚きを隠せない。




日野と徳永は先日沖縄旅行に行き、


写真を撮ってもらった女性から写真を送ってもらっていた。



ところが、


その中身が間違っていたらしい。


その旨が留守電に録音されていたのだ。



携帯のアドレスを知っていたにもかかわらず、


わざわざ自宅の電話を友達に聞いてかけてきた矛盾。。




さぶりんは事件のトリックに挑む!!









⑤二枚舌の掛軸




名家で起こった殺人事件。


それは、

殿様の過ぎる悪ふざけが招いたものだった。



現場にあった二枚重なった掛軸。


血が飛び散る惨劇の現場で、



キレイなままの見返り美人の掛軸。





しかし!


裏にあった虎の掛軸には、



血のあとが!!!!




二枚の掛軸に隠された事件の真相は?!



事件現場に居合わせたさぶりんが暴いていく☆







⑥一巻の終わり




ミステリ作家「加藤清治」は、



バスもタクシーもめったに通らない山奥に住んでいた。




そこへ、


対談の収録と撮影で訪れた、


雑誌の編集長「石田」


作家「佐倉」


評論家「大野」





その加藤家には来客があった。



以前大野とかかわりのあった「影山」




大野は影山のことを快く思っていなかった。



加藤が影山のいる事を大野に告げたが、




大野は「かまわない」といった。




そして、



影山と大学が同じ後輩の「三田」




そして、


加藤とある事がきっかけで友人なった「さぶりん」





そして、


加藤の「妻」の7人が加藤家にいた。







さぁ、

いざ対談となったとき、




石田が原稿をどこかに置き忘れてきた事に気づく。




加藤はすぐに鉄道会社に問い合わせる。



原稿は忘れ物で届いていた。





加藤は原稿をとりに出掛ける。




往復2時間あまり・・



加藤が帰るまで、



それぞれ時間をつぶす。






加藤が戻り、



客室で本を読んでいるはずの影山を、


三田が呼びに行くと、






影山は後頭部を殴られ死んでいた!!





ガラスのテーブルの上に見開き担って伏せられていた本。



その上の血のあとから、



さぶりんの推理が始まる。





伏せられたページに隠された謎。。




言い逃れできない犯人!!



さぶりんの鋭いメスが入る☆










さぁ♪あなたも、




チャップリンの風貌をした、



見事としか言いようのない!!


鮮やかな謎さばき!!




体験してみませんか?






著者の遊び心がそここにあり、



思わず笑顔になりますよ













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乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿 2」を読み終わって☆

2012-08-10 14:36:23 | 
今日読み終わりました!






乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿 2」





ちょっと今回はじっくり読んだので時間かかっちゃったかな





戻って何回も読みたくなるのが乾くるみ作品なので






今回はいっぱいネタバレしてるかも☆









倉津市(架空の市)の歓楽街6階建てビルの最上階に「カラット探偵事務所」はある。



このビルは、



所長「古谷謙三」の実家の持ちビル。



古谷は資産家の三男坊。



家賃がタダのこのビルでミステリ好きの古谷は、


たった一人の所員『井上』を助手 兼 運転手として雇う。



井上は古谷の高校の同級生でもある。



元新聞記者で、


不摂生な過酷な労働がたたり、体を壊して古谷が声をかけたことからここで働く事に。




『俺』と自分のことを言っているが、





性別は紛れもない『女』なのだ 






そして、


古谷のこのカラット探偵事務所で解決した事件を、



事件簿としてこの小説にしているのが「井上」なのである!!





「あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします!!」



それがこの事務所の謳い文句なのである。








そんな今回の「カラット探偵事務所の事件簿 2」




今回は7File




では、



1の続きの、



File6「小麦色の誘惑」




依頼人は、古谷の従兄弟の大学生「長島三郎」。


兄の家で兄の友人たちと水着パーティがあり、


ベランダで焼いているうちに眠ってしまい、


気づくと・・



腕に白抜きされた「ハート型」が!!



兄の友人の誰かが意図的にやったものなのか?


兄の女友達の「誘惑」なのだろうか?



ハート型の焼け跡に古谷が挑む!!



すると・・


意外な真実が!!








File7「昇降機の密室」






古谷の事務所のビルのエレベーター点検があった日。


4階のデザイン事務所の所長「香村」から、


「今非常階段からなのですが、鍵をあけてください」とカラット探偵事務所に電話が。




車に忘れ物を取りに行ったところ、


入れなくなってしまったという。



事務所に戻れなくなった香村。



古谷の事務所で時間をつぶすことになる。




エレベーター点検が終わり、


自分の事務所に戻った香村。



ところが!


留守中に空き巣に入られて「ある物」を盗まれたという。



「ある物」が何なのか・・



語らない香村。



古谷にそれは聞かずに取り戻してほしいという。



「ある物」とは何なのか?




ある物は意外な正体だった?!










File8「車は急に・・・・・・」





来客があるということで、


車を駐車している真向かいのビルの駐車場から、

コインパーキングへ車を移動させた井上。



すると、

入り口のバーのところで2台の車がぶつかったらしく、


運転手が言い争っていた。




とにかく中に入るのに車をどけてもらいたい井上。


お互いが逃げないように、


お互いの免許証を交換して持っていたらどうか・・と提案する。



その後、


車はとりあえず駐車場へ。



井上は自分の車を駐車してその場を離れる。




事務所に戻った井上は、


その話を古谷にする。



古谷はコレに興味を持ち、



依頼はされていないが、



どちらがぶつけてどうしてそうなったのか?



謎を解き明かすことに!!



それには意外な真実が!!








File9「幻の深海生物」






健康食材会社の社長「桐山」からの依頼。


たまたまネットで見つけた、


HN「ゴーヤ爺さん」のブログのクイズが気になった桐山。



脂肪を燃焼させるもの深海にあり


模様にくせあり釣針にはかからず


よびなは地域によって曖昧なり


hintはズバリ「沼津」です





このクイズの答えが知りたかったが、


たどったところ・・


ブログ自体はもう存在していなかった。




こういう魚がもし本当にいるなら、


見て食べてみたいと思った桐山。




古谷は魚探しに井上とともに沼津へ!!



ゴーヤ爺さんには会えるのか?



魚の正体は?!










File10「山師の風景画」




大手不動産会社の栗本会長からの依頼。




36年間音信を絶っていた弟の死を、


弟の知人から知らされ、


渡された一枚の風景画。



自分が死んだら届けてほしいと知人に頼んだらしい。




鉱物に興味のあった弟「義彦」。


栗本会長は絵に中に何か暗号が隠されていて、


宝の在り処があるのか?



と思い、


科学の力を使って調べてみたものの・・


何も見つからなかった。



そこで、


古谷の謎解きに頼ってきた。




古谷が風景画の謎に迫る!!




そこには・・



弟が兄に最後に伝えたかったメッセージが?!









File11「一子相伝の味」






マルチ食堂の店主「丸地直広」からの依頼。



マルチ食堂は秘伝のソースが人気の店。



しかし、


その秘伝のソースの作り方を息子の直広に伝えぬまま・・



父は事故で突然他界してしまう。




代々受け継がれたソースは、


このままだと一年後には底をついてしまう。



店の存続の危機!!




古谷に託されたのは、



秘伝のソースの作り方の謎。




古谷はソースの味を解明する事ができるのか?!




ヒントは、



「暖簾を大切に」の故人の言葉だった?!











File12「つきまとう男」







同じビルの2階にあるバー「竜宮城」のホステス、



西田カレンからの依頼。




客に住まいを知られ、


店の客に帰り際に渡している「玉手箱」と呼ばれる土産物が、


ドアポストに入れられている、


とカレン。



誰が入れているのか突き止めてほしいという。




それらしき客を絞り、


2人の客の尾行を古谷と井上に頼む。



しかし・・



2人を尾行した古谷と井上・・



どちらも「シロ」とわかる。




一体どういうことなのか?




誰が何のためにそんなことをしたのか?




古谷が謎を解決?!



今回は井上が??




元はといえば古谷が絡んでいた事件だった?!






このFileはプロローグとエピローグつき☆




古谷に言えない井上の本音が語られる?!












今回の事件簿2を読み、




また事件簿1を読み直すと・・







更に楽しくなる






いつも楽しいおまけをくれる乾くるみ作品




ぜひ「事件簿3」も書いてほしいです☆

















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乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿1」を読んで♪

2012-08-05 13:06:24 | 
乾くるみの「カラット探偵事務所の事件簿1」読み終りました


いつも色んな仕掛けで楽しませてくれる乾くるみ作品



今回も楽しませてもらいました




倉津市(架空の市なのを知らないで検索してしまった!笑)は、


十二万の人口を抱える県内第3位の都市。



倉津駅の歓楽街の6階建て雑居ビルの最上階が、



『あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします!』の、


謎解き専門の「カラット探偵事務所」である。




ここの所長は、




古谷謙三




このビルは古谷の実家の持ち物である。





裕福な家の三男坊。





どんなに親しい友人であっても、



敬語で話すというちょっと風変わりな習慣?を持つ。





これは、



この小説を書いたったひとりの所員であり、



高校時代からの友人『井上』が語っていた事である。



井上は、


元新聞記者。



体を壊し、新聞記者を辞めて、



古谷に誘われてこの「カラット探偵事務所」で働く事になった。




レトロな空間を好み、


パソコンの持ち込みも許さない古谷のこの事務所で、


閑古鳥の声を聴き・・


手持ちぶたさで携帯をいじり。。





この小説を書いた井上。






そんな井上の、



毎回事件を、



「さて~」



という口癖で始まる古谷の事件解決の全容をまとめた事件ファイルが、





この、





「カラット探偵事務所の事件簿」なのである









File 1「卵消失事件」



夫が不倫しているのでは?と疑惑を持った妻からの依頼。

カラット探偵事務所は「謎解き専門」なので、

これは専門外であったが、

その夫が古谷のよく知る作家で、

それに興味を持った古谷が依頼を受けることに。



夫を尾行する事もなく、


妻からの話だけで事件を解決してしまう。



メールのやり取りに隠された2人だけのヒミツの暗号☆



そして・・



卵のパックが開けた形跡もないのに、中身が消えていた!



その謎もカラット解決☆








File 2 「三本の矢」




武家屋敷といわれ、地元では有名な家の壁に矢が刺さっていた。


その犯人は・・

身内かも知れない。。


そんな疑惑を持ったこの家の主の妻からの依頼。


世間に知られずに解決してほしいと頼まれた古谷は、


早速この家にいき、


3人の息子たちに会う。



そして、


古谷が訪問している間に・・



3本目の矢がこの家に放たれていた!!






父と子の思いのすれ違いを、


古谷が見抜く。。





犯人は?!







File 3「兎の暗号」




資産家の故人が残した、



子供たちへの暗号。



ここには、



宝の在り処が示されているはずなのだった。



が・・


暗号が解読できないので持ち込まれた依頼。




故人の遊び心がつまった暗号。




一筋縄ではいかない暗号も、



古谷が取り組めば「カラッと解決!」




この謎解きで「なるほど~」をたくさん言ってしまう。



見つかった宝には、



その値打ちだけではなく・・


故人の子供たちに対する思いもこめられていた☆








File 4「別荘写真事件」




10年前に別れ、音信不通になった父親を探してほしいとの依頼。



1枚の写真が匿名で娘のもとに送られてきた。



手がかりは、



この写真と父親の名前だけ。




この難問を、


古谷は写真の背景から解決する!!




思い出の別荘で撮られた写真だと思っていた・・



しかし!




そこは意外な場所であった!!











File 5「怪文書事件」




ある団地に怪文書がポストに入れられる事件が発生。



日にちをおき、


3回に分けて入れられた怪文書。




「○棟の○○号室の○○は浮気をしている。」




この、


○の部分が書き換えられて3回入れられていた。




犯人の目的は何なのか?



犯人は団地内の人間なのか?





古谷は話を聞いただけで犯人の見当をつけてしまう。





犯人はあっけなく犯行を認める。




そして。。


そこに隠されたもう一つの事件。




温泉卵が10個出来てしまった謎を解決した古谷。



犯人の妻の心の闇にもせまる!!










File 6・・・のはずがなぜか、File 20「三つの時計」





井上の事情で、


書き溜めた事件ファイルをやむを得ず、


順序を逆にしたこの事件。




高校時代、



井上と古谷と仲のよかった早苗が結婚する事に。




その披露宴に呼ばれた井上と古谷。




そこで久しぶりに会った、




中学時代の美術教師の早苗の父。




自分たちの身分を明かすと、



早苗の父は早速依頼してくる。




早苗の結婚相手に初めてあった日。



人気洋菓子店の「時間限定販売しているチーズケーキ」を手土産でもらった父。




しかし・・


そのチーズケーキが売られた時間に買って、


到着した時刻とのつじつまが合わないことが気になっていた。




どう考えても・・


間に合うはずのない時間の壁。





時間のトリック?




その謎に古谷が挑む!





解決いてみれば・・



それは姉妹の愛の団結力であった事がわかる。








そして・・



早苗との再会で、


わかる・・



井上の、






自分を『俺』といっていた意外な事実が発覚!!




えーっ?!



そーだったの?!







こういう仕掛けがおもしろいんだよなぁ~♪




そんなわけで、


今「カラット探偵事務所の事件簿2」に取り掛かってます☆





これってまだ続くのかな?




とりあえず楽しんで読むことにします















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