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碧野圭「書棚の番人」読み終わりました。
これ、、
実は読むのは2回目なんです。
それというのも
読んだものと同じと知らずに購入してしまった
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タイトルが変わっていて
同じものだとわからなかったから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
最近こういう
改訂版ってよくあるよね。。
読み始めてから
あれ?
もしかして?
と気付いた!笑
よく確かめてから買うべきですね
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「書店員と二つの罪」から
「書棚の番人」になっていたこの本
でもね
前に読んだけど
また読み直すと
不思議と前回とは違った感想が生まれたりする。
きっと
自分の環境が変わったり
心情が変わっていくと
同じものを読んでも
その重点をどこに置くかも
変わって変わってくるのかもしれないなぁ~なんて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
本って
読み始めると
どこにいても
自分が今どういう状況でも
その中にすーっと入っていけるのがいい
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二度目でも
また新たな気持ちで読みました。
高田馬場の書店で派遣の副店長として働く
椎野 正和
バイトから派遣社員として働いている
正和には
暗い過去があった。
中3の時
隣に住んでいた家族と深い交流があった。
同い年の「創」とは
親友だった。
しかし
「創」が起こした同級生少女の惨殺事件
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
そこから正和家族がそれに巻き込まれることになる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
その事件が
正和が共犯じゃないかと疑われる。
マスコミに追い回される。。
正和はその後実家を離れ
祖父母の元へ
そして
今の仕事に落ち着いていた。
しかし!
ある日働く書店に届いた本に
愕然とする。。
創が
「死我羅鬼 潔」
として書いた事件に関する本だった。。
17年前の記憶が
呼び覚まされる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
それを売り場に置かなければならない
書店員として。。
でも
正和本人としては
それを置きたくない。。
狭間で葛藤する正和。。
そして
そこから
正和は
思い出したくない記憶をどんどん思い出していく。。
当時付け回された
雑誌記者の「青木」が正和の前に現れる。。
なぜ青木が正和の居場所を知っているのか?
そして
なぜかクラスメートだったつぐみが
正和に会いたがる。
甘酸っぱい気持ちを持ってしまう正和
当時憎からず思っていたつぐみに
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しかし!
そこには見えない糸が絡んでいた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
17年前の忘れたい記憶が、、
忘れていた記憶が、、
正和を苦しめていく。。
書店員ならではの辛さ。。
出版社の営業の辛さ。。
いろんな立ち位置で頑張ってる人たちの苦労
そんなことも垣間見えて
私たち読み手にそこも見せつつ
本がどれだけの人の手によって
ココにあるかを考えさせてくれる。
そして
ずっと事件と向き合ってきた
地元を離れず暮らしてきた
母と弟
弟がしたことを
正和は咎める、、
母の反応は
正和に
ずっと戦ってきたことを訴える
そして
母が言う
「言わないことが罰」
正和が背負うことになる罰とは一体
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いろんなことに興味を持つ好奇心旺盛な思春期
どんなことに影響されるかはそれぞれ
そして
その何気ない「行動」や「言葉」が
事件の引き金になることもあるんだと、、
とても怖くなった。。
被害者
加害者
その家族
起きてしまったことを
変えることはできない。
辛いよね。。
どうしたら防げるのか?
自分ができることは何なのか?
そんなことを考えさせてくれる作品でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
二回目だけど
感じるものは多々あって
読み直したことはよかったなって思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)