読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

加納朋子「七人の敵がいる」~無敵の陽子に初めて立ちはだかる敵たち!未知の世界で悪戦苦闘~

2015-11-30 03:25:54 | 




加納朋子「七人の敵がいる」読み終わりました☆





これを読んで



とても懐かしく・・



当時の大変だったことを思い出しました。





タイトルだけみると



どんな話なんだろう?



そう思いながら読み始めたけど



どんどん引き込まれていきました





子供が小学生になり・・




母親がぶち当たる






大きな壁





それは~






PTAの役員






主人公の陽子は



編集者として忙しい毎日を送っていた。




陽介が小学校にあがり



初めての保護者会




そこで思い知る






その過酷な現実





男社会でバリバリ働き



いいたいことを




ズバッ




といってきた陽子




しかし!



ここでは



そういうことが通用しなかった。





自分自身のことなら



自分が我慢すればいい




だけど



息子という人質を取られてる以上




下手なこともできない。。




自分は嫌われても・・



子供が嫌われ仲間外れにされること。。




↑そんなことがあってはならない





そのために陽子は



忙しい中で



更に重い荷物を背負いこむことになる!!





働いてるから・・



なんていうことが通用しない



PTA役員の選出




くじ引きも当たり前の現実。。





「おかしい・・」



そうおもいながらも



それから逃れることはできない。





学級からの委員の選出・・



学童保育からの委員の選出・・





なぜこんなに負担を背負わなければならないのか?





そして・・



陽子は陽介の




本当の母ではないことが陽介にわかってしまう。。




そのわけ・・



そして




本当の親子以上にしっかりつながる親子の絆





これは




困難を乗り越えたからこそ




なのかもしれない。





生きていると



いろいろ厄介なことが起こる。





やりたくないことをやらざるを得ないことも。。





だけど




決してそれは




自信を苦しめるだけの物ではない





そこには



必ず




自分を強くしてくれる宝が隠されている






世の中は自分の敵ばかりじゃない。





必ず




味方もいてくれる





昨日の敵は




今日の友になるかもしれないし






そんなことを思わせてくれる作品でした。






私も娘たちが小学生の時



役員を2度やりました。




校外委員と広報委員




校外は



朝の交通当番の当番表を作ったり



できない人の代わりにその分をやったことも。。



苦情の処理もいろいろあったなぁ。




広報は



副院長にもくじでなってしまい・・



しかも!


その年うちの学校はブロックの当番校



他の小学校との合同会議の議長にもなり・・



なんだかわからないうちに大変なことに。。




だけど



今思うと



役員をやったことで学校のことがよくわかったし



今まではなしたこともなかった人たちとも顔見知りに。





それをやったことでいろいろ勉強になりました。





やり遂げた後の爽快感もあったしね





子供が生まれたばかりのころは



こんなことが待ち受けてるなんて誰も考えないよね~。





子供を育てていくのって本当に大変!!



だけど



その大変さがあるから



がんばれる!!



そう言うこともあるのかも





今は娘も母になり・・



これからPTAとも戦っていくんだろうなぁ~。




がんばれ~
















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北國浩二「名言探偵」~ルックスも頭脳もそこそこの兄とイケメン頭脳明晰の弟の名コンビ☆~

2015-11-28 02:59:46 | 



北國浩二「名言探偵」読み終わりました☆




北國さんの作品初めて読んでみたけど面白かった♪




ルックスも頭の回転もそこそこの弁護士の兄


堂下法男




ルックスも頭の回転もいい名言オタクの弟


堂下律



このコンビが解決する謎






父は弁護士だった。



父と母が早く他界してしまい



叔父と叔母に面倒をみてもらった堂下兄弟



元ヤクザの叔父が経営する喫茶店の隣に



法男が開業した弁護士事務所



司法試験に受かったものの



弁護士事務所で雇ってもらうことができず



「ソクベン」(経験もなくすぐに自分の事務所を持つ弁護士)になった法男




押しが弱く頼りない法男



そのため依頼も少なく生活もカツカツ。。




だけど



義理人情に厚い叔父さん




寺の住職をするなまぐさ坊主の丸目さん



ナイスバディで弁の立つ幼馴染みの咲




そして



弁護士にはなれなかったものの



物知りで



法男よりも法律に詳しく



そして



有名人の名言を辞書のごとく暗記している



名言オタクで



超シャイで人付き合いのできない弟の律



法男は



そんな人たちに助けられていた。





律は法男のなくてはならない相棒




律が繰り出す





名言





これが



時に



依頼人の心を溶かし




時に



謎解きの鍵に






兄が自己紹介をするときに



「堂下、それがどうした」



と必ずいうところ☆




そして



兄に



いちご大福をねだるところがかわいい




8歳年下の弟を



憎らしくおもいながらも



何気なく


「おにちゃんスキ」




をいう弟を



かわいくも思う





そんな兄弟のやり取りがほほえましい





そして



いろんな人の名言が出てきて



それがすごく勉強にもなるよ





隣の家の騒音に悩まされる主婦・・



しかし



その騒音の実態は意外なものだった!!




他人には聞こえないその正体とは






犯罪を繰り返すろくでもない被告人・・



しかし



その裏には



家族への思いがあった





さて


あなたはこれを読んで


心に残る名言を見つけられるかな?




そんな楽しみもある1冊です

















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越谷オサム「いとみち」~強い訛りがコンプレックスだった人見知りのいとが初めてのバイトで得たもの☆~

2015-11-24 04:05:08 | 



越谷オサム「いとみち」読み終わりました☆



図書館でこの表紙につられてつい借りてしましました!笑




これはシリーズらしく「3」まであったよ



読み終わった時点で



つぎの「2」「3」読むことを決めました。




実のところ・・



読む前はそんなに期待してなかったんです。(すんません!笑)



だけど読み終わったら



いんでねぇ~の




あっつい訛りが。。ぷっ。。




私は訛りないんですけど



なんだか



故郷の言葉っていいなぁ~



そう思ってすまった。




訛りのない私から見ればちょっとうらやましい気もする・・



この




訛り



でも



高1の女子「いと」からすれば



コンプレックスなんだろうなぁ~。




この「訛り」のコンプレックスで



人見知りで



友達もできなかったいと




そんないとが自分を変えたくて初めてのバイトを始める



家族にも秘密のこのバイト・・



それは



秋葉原の「メイド喫茶」をまねた



青森駅にある「メイド珈琲店」



言葉少なく接客むきではないいとが



なぜかオーナーに気にいられ



採用☆




いとは自分でも信じられないまま



このバイトを始める。




着なれないメイド服に靴・・




そしてカチューシャ




そして


キメ台詞の



「おかえりなさいませ ご主人様」



が強い訛りのせいでなかなか言えないいと




歩けば転ぶ・・



キメ台詞は言えない・・



そんないとを



先輩で27歳子持ちのしっかり者「幸子」(店では22歳とサバを読んでる)



漫画家志望でお調子者の「智美」



苦労人で優しい店長



見た目はトドのようだけどいとのよき理解者のオーナー



そして



店に来てくれるいろんな事情を抱えた「お客さんたち」




みんなが温かくいとを見守ってくれる




そのおかげで



いとは少しづつ成長していく




そんなサクセスストーリー






早くに母を亡くし




祖母のハツエと父と板柳で暮らすいと




津軽三味線を器用に操り



ヴァン・ヘイレンの曲を弾くハツエ



そんなハツエに三味線を習い



中学では賞も取ったいと




しかし


あとでその三味線を弾く自分の姿の余りの醜さに



恥ずかしいと思うようになり



三味線を弾かなくなる




そんないとに



「いと」という名前をハツエがつけた理由を父から聞く




三味線で一番大事な「いと」



それがいとの名前




すっかり


「いとみち」=三味線を弾く時に爪にできる糸の痕


がなくなってしまったいと・・




自分に恥じない自分でいること




それに気づく





メイド珈琲店のみんな




そして




初めてできた友達たち




いとを思ってくれる父や祖母





いとは変わっていく・・





そして


メイド珈琲店の危機に



いとは奮起する






読んでいると



いつのまにか




いとを応援している自分☆





青春だなぁ~!





ずっと遠ざかってしまった



自分のことを思い出し



懐かしく・・



そして



心が温かくなりました。





さぁ~続きも読むぞー


















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東野圭吾「人魚の眠る家」~脳死と宣告された娘へ・・母の思いが向かわせる先には?!~

2015-11-21 03:13:22 | 



東野圭吾「人魚の眠る家」読み終わりました☆



いつもはだいたい図書館で借りることが多い私。



だけど



圭吾さんの作品は



必ず新刊が出るたびに買っています




単行本・・高いけど



でも



どうしても読みたいんです!






今回のこの作品



本当に考えさせられる内容でした。



同じ母親として、



播磨薫子の気持ちが



少しわかる気もしました。



けど



「わかる」なんて簡単に言っちゃいけない気もします。




だって



結局は



そうなって見ないと



わからないことだから。




蚊帳の外では



何とでも言える。



香子のしたことは




自己満足




そんな風に言う人も。




だけど



「おそらく脳死」



そういわれ・・



心臓の動いている



目の前の娘の



臓器提供



そんなことを冷静に考えられるでしょうか





私には自信がありません。





論理的にはわかる




だけど



人の感情は




そんな風に




理路整然と割り切れるものじゃない。






もう目を覚まさないのなら




必要としている人たちに・・その人の中で生かしてやればいい





そんな風に。






夫はハリマテクスの最先端の科学を研究する会社社長




そして



そのつてで・・



娘「瑞穂」の心臓を人工呼吸器なしで動かし続けることができる!




そんなことができるなら・・



選択してしまうこともうなづける気がする。





心臓が動き・・



顔色もよく



ただ眠ってるような娘




今度は


「手が動いたら」



そんなことができるなら・・



実現させてみたい。




香子の思いは・・



実現してしまう。




ハリマテクス社員の「星野」によって。





離婚を考えていた夫婦に



娘の思わぬ事故。




夫婦は娘のために離婚を取りやめる。




そして夫婦が向き合う




脳死という問題・・





そもそも



「脳死」とは人の死なのか?





臓器提供を承諾して



初めて行われる脳死判定




拒めば



それは行われることはない。



すなわち


脳死とハッキリ断定できない





心臓が止まるまで




それを確認することはできない。




それを受け入れるというのは・・



難しいものじゃないかな?





香子自身も



どこかで



「自分のしていることは間違っているのかも」




そういう思いが。




だから苦悩する。。




臓器提供を待ち望んでる家族に



自分の素性を偽り募金活動を手伝いながら接近・・




胸のうちを聞く。






「臓器提供に踏み切れない家族の気持ちもわかる」




その言葉に少し救われる。






答えはどこにあるのか?





そもそも





正解なんてない






自分で戦いながら・・



「これでいいのか?」



問いかけながら



自分が納得する道を薫子は進む。。






刃を振りあげ




娘の生き死にを問う!!





香子のその姿に




胸が苦しくなる。。





最先端技術



そして




脳死




我が国の現状







この1冊を読むことで考えさせられた。







圭吾さんが読者に伝えたかったもの。





私は私なりにしっかりと受け止めました。




難しいけど



答えはないけど




「考える」ということが大事なことなんじゃないかなって思います。





今回も



登場する1人1人が



しっかり厚みをもっていて



そこに存在する☆




圭吾さんの作品にかける思いがしっかり伝わってくる作品だと思います。





ぜひご一読を。


















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彩瀬まる「神様のケーキを頬ばるまで」~人は意識を変えることで「幸せ」にも「不幸」にもなる~

2015-11-16 03:34:03 | 



彩瀬まる「神様のケーキを頬ばるまで」読み終わりました☆



彩瀬さんん作品初めて読んだのですが



スゴク読みやすくて



私のココにドキューン!ときました^^




あ~


なるほどなぁ。



確かに




人は意識を変えることで「幸せ」にも「不幸」にもなるよなぁ




そんなことを感じました。




ある人から見たら・・



「なんであんなのが好きなの?」



そう思えてしまう「モノ」。。



だけど


本人にとっては



とても大切なもの



だったりする。




結局みんなそれぞれ考え方がちがう。



好みも違う。




でも


だから面白い




自分を否定する人の言葉に



傷ついたり。。




いつまでもそれにとらわれて




動けなくなったり。。




だけど



それを気にすることで



自分らしくいられなくなるのは




何よりかなしい




世界中のだれからも支持される☆



なんてことは


到底無理な話で・・




自分の良さをわかってくれる人




そういう人がいてくれたら・・



たとえそれが



たった一人だとしても




「幸せ」なんじゃないかなって。






誰からも見向きもされなかった



無名の画家の「絵」



その絵に惹かれ



励まされる人生





めっちゃ罵倒される作品



けど



自分をここまでさらけだせる☆



そこに惹かれる人がいる



映画





大好きな人と


悲しい別れをしてしまった



だけど


あとから考えれば



「こういうことだったのかな?」



その人の考えたパンケーキのレシピを見て作る




パンケーキの美味しさ





神様がくれた自分を変えてくれる魔法





思いこみ・・



自分自身を見つめる勇気☆




きっと



そんなことで



人生は



楽しくも辛くもなるのかもなぁ。





私が思いこみで遠ざけてしまった親友・・



そう思ってた人(向こうはそう思ってなかった)




今はどこかで元気にやってればいいなって



素直に思える。





なんかそういうのっていいよね。






そんな風に思える作品でした♪



読めばあなたの意識も変わるかも
















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