読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

乾くるみ「イニシエーション・ラブ」~読めば読むほど味わい深い♪前半と後半の「たっくん」に注目☆~

2015-05-24 03:28:25 | 



乾くるみ「イニシエーション・ラブ」



もうこれで何回読んだだろう?



4~5回は読んでる^^



だけど



何度読んでも




面白い





初めて読んだのは



もう7年ぐらい前。



友達に勧められて読んだ。



だけど


1回目は




完璧に勘違いしてた




「たっくん」って


なんてヒドイ人



なんて思ってしまった私。。




その友達にいったら~



「それ勘違いしてるよ」



↑と指摘され・・



またよーく読み返す




おぉ!


えぇ~!!




ホントだぁ~。。




・・と気づく!





なんて理解力の足りなかった私。。






乾さんと同世代の私←歳バレちゃったね!笑




懐かしい言葉の数々に魅了され~




内容に頭がしっかりついていっていなかった。。




「カセットテープ」に録音された懐かしい曲




「男女7人夏物語」


そして・・


「秋物語」




↑実はこんなところにも



謎を解くキーワードが




そして



前半side-Aの「たっくん」



後半side-Bの「たっくん」



ちょっと・・



違ってきてる?




そして



マユちゃんの


鈴木夕樹との


最初のデートのときの



失言





大学の「専攻」




就職が内定してる「会社」




などなど・・




あらゆるところに



作家さんの遊び心が♪





何度も・・


何度も読み返すと・・




実に味わい深い




合コンで出会う



成岡繭子と鈴木夕樹



繭子のリードのもと?



2人は付き合うようになる。


繭子は「たっくん」と夕樹のことを呼び(夕の字がカタカナの「タ」に似てるから)


↑この「たっくん」が後に謎を解くカギに☆


夕樹は「マユ」と呼ぶことに。



見た目がちょっと~・・


だった「たっくん」はマユのアドバイスで変わっていく。



そんな2人の順調に進んでいくように見えた恋だったが。。






後半は遠距離恋愛?!



ライバル出現?!



2人に危機が?!





まぁ・・



こんな感じで話は進んでいくんだけど~




あれ?


なんかたっくん変わった??



と思えるところが



後半随所に☆






たっくんに好意を寄せる



会社の同僚「石丸美弥子」



美弥子は「マユ」の存在を知っても



ひるむことなく


たっくんに迫る








「イニシエーション・ラブ」を語る美弥子





妙に納得してしまう



「たっくん」




たっくんは真っ直ぐで



すごくいい人なんだよなぁ。




だから


東京と静岡を毎週マユに会うために通ってたわけだし。





真面目な「たっくん」



そして


見た目は普通で親しみやすい従順な?「マユ」


美人で自信にあふれた「美弥子」




さて・・


この恋の行くへは




読む人の年代☆



読む回数☆



↑それに寄って



感想もちがってくるかも(*^-^*)




感想は人それぞれ!



自分が


「楽しめた~♪」



そう言う作品に出会えることが




一番大事



だと思うのです。




私みたいな感想の書き方・・



気に入らない!


ってひともいるかもしれない。



だけど


それも人それぞれだか仕方ないよね^^;





私の感想はさておき!




乾さんのこの作品は



きっと気に入ってもらえること間違いなし!!




だと思います



















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東野圭吾作家デビュー30周年記念作品「ラプラスの魔女」~ラプラスの魔女になりたかった円華の未来は?!

2015-05-22 03:13:45 | 



東野圭吾



作家デビュー30周年記念作品『ラプラスの魔女』



読み終わりました^^





東野圭吾さんのファンになったのは



今から8年ぐらい前だったかな?



初めて「殺人の門」を読んで




それから圭吾さんの作品は



全部読んだ





いつも作品を読むたびに




いろんなことを教わります





ストーリーだけじゃなく




「人と人とのつながり」



「未来のビジョン」





↑そういうことを



いつも考えて作品を作られてるんだなぁって



尊敬しています☆





今回の作品の帯で



「これまでの私の作品をぶっ壊してみたかった。


 そしたらこんな作品ができました。」




そう書いていた圭吾さん。





ある意味


ぶっ壊されてたと思います




もちろん!



いい意味で






武尾は元警察官


警備会社で働いていたが


その契約が切れ次の職を探していた。



そのとき



以前警備会社で護衛を頼まれたことのある



「桐宮 怜」から仕事の依頼がある。




ある人物のボディガードだという。




その人物とは


「羽原 円華(うはら まどか)」



十代後半に見える少女




桐宮から言われたのは



「彼女に興味を持たないこと」


「質問はしないこと」



だった。




武尾は「円華」を守ることに集中する。



が・・



円華の周りで起こる




不思議な出来事




に興味をそそられる。





武尾は円華の護衛に集中するも・・



円華が「一人で行動したい」と



逃げ出す。。









赤熊温泉で「硫化水素中毒」で観光客が死亡する事故が起こる




苫手温泉でも同様の事故が





この2つの事故の検証にかりだされた



大鵬大学の地球科学科の「青江」




2つの離れた場所で起きた・・



これは事故なのか?





しかし・・



刑事「中岡」が訪ねてきたことで



青江はこの事故に疑問をいだいていく。。



そして


2つの離れた場所で青江が見かけた「同一の少女」




少女は何のために



その場所にいたのか?



少女がさがしていた「青年」とは一体何者なのか??





2つの場所で亡くなった



一見関係のない2人が



ある人物とつながっていたことがわかってくる。



その人物は


家族を「硫化水素中毒」で亡くしていた。




キーワードは




「硫化水素中毒死」





青江と少女とのつながりが・・



中岡と青江のつながりが・・





謎を解いていく





そして・・



その


奥にある





知らないほうが幸せなこと




とは??





ラプラスの魔女に憧れた少女の未来には・・



一体何がまっているのだろう








日々進歩する



科学の力☆




私たちの知らないところで・・


今も



こういうことが行われてるのかもしれないなぁ。





そんなことを考えました。





登場する人物の一人一人・・



その丁寧な人物像☆



そこにも


東野圭吾さんの


作品に対する愛情が感じられます。







この作品お勧めです





1冊に込められた



東野圭吾という作家さんの思い




十分に!



十二分に伝わってくると思います
































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柴田よしき「銀の砂」~愛よりも子種を求める藤子の悲しい性!それを作った辛い過去~

2015-05-17 03:22:30 | 



柴田よしき「銀の砂」読み終わりました☆



最近柴田さんの作品を続けて読んでるけど



今回の作品は



女性作家さんならでは☆







女の心情がよく描かれているなぁと思いました





私は運よく



穏やかな旦那に恵まれ



娘2人に恵まれ



姑とは別居だったので



確執も特になく過ごしました。




けど



この作品の中の「藤子」



フィクションとはいえ・・



もしかしたら似たようなことがあるのかもしれない!



そう思うと



読んでいて苦しくなる思いでした





藤子は短大を卒業するその年に


行彦と見合い結婚する



行彦は次男で


最初は親とは別居のはずが・・


騙された形で同居を強いられることに




そこから藤子の苦しい毎日が始まる



何が気に入らないのか


姑の淑子は


藤子のやることなすことに文句をつける



藤子に「妙子」という娘が生まれ



それからも藤子に対する淑子のイジメは続いた。。




夫の行彦はそれを知ってはいても


助けてはくれず・・



藤子は八方ふさがりの状態に!!




2人目の子供がすぐにできるものの・・




流産



医者からは




習慣性流産



だといわれる。




もう子供は望めない身体だと。




それからは夫は藤子の体に触れようともしなくなった。




地獄のような毎日から抜け出すために



藤子は妙子を週に2回預けパートを始める。




姑の淑子は当初反対していたものの



妙子をその「サニー・キッズルーム」に預けることは


名門幼稚園に通わせるため有利だというと何とか賛成してくれた。




しかし・・



時刻から抜け出すためのこのパートが



藤子を




更に地獄へと導く





藤子の留守の間



淑子は行彦の新しいパートナーをあてがうため



行彦とある女を引き合わせていた。




藤子の目論見通り行彦はその女の方へ・・




そして



藤子のパートは犯罪にかかっていたことが発覚!!





そして



それが


行彦との離婚



娘「妙子」との





絶縁





という結果に。





藤子は東京で売れっ子作家になる。




そして




その藤子を目指して作家を志した「珠美」





「珠美」と藤子が出会う




そして



2人は




お互いなくてはならない関係になっていく。




同性愛とはまた別の・・





親子のような愛






藤子は妙子と離されてから



「子供」を求めていた




習慣性流産で子供はもう望めないとわかっていて・・



それでも




子種を求めて次々と男を求めていく・・




しかも



それは



藤子自身が意識せずに。。





男に



「愛」ではなく「子種」を求める藤子




そのことを



珠美もわかっていた




珠美の付き合った男・・



その男は



実は藤子と前からつながっていた




男の失踪!!




そして



その裏にある真実とは?!





銀色に光る砂・・



その中にある





憧れの形をした、絶望。





珠美が藤子にみたもの



そして



藤子が手に入らずに



追い求めていたもの・・





2人の女の人生の行方は
























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碧野圭「書店ガール4」~自信とはあがきながら自分と向き合い積み重ねていくもの☆~

2015-05-14 02:06:17 | 




碧野圭「書店ガール4」読み終わりました☆



このシリーズの「4」楽しみにしていたので


出版されると聞いて予約購入しました^^




今回は



新興堂書店の店長の西岡理子



新興堂書店本部のMD(マーチャン・ダイジング)になった小幡亜紀



この2人の出番は少なかった。




若手の



駅ビルにある新刊書店で働く「宮崎彩加」







新興堂書店でアルバイトとして働く大学3年の「高梨愛奈」



この2人が



書店員の



責任☆適正☆




自分に取って


本当に大切なものとは




そんなことを悩みながら



自分の進むべき道を見出していく






新刊書店で契約社員として働く彩加は



大学2人の時からこの店で働いて5年。




急に「正社員」に昇格の話が!




そして



それとともに



茨城の取手店に移動




店長を任されることに




急な話に戸惑う彩加





知らない土地で


一からの出発



そのころ


実家のある静岡の沼津で


一人で書店をやっている叔母が


「ブックカフェ」をやりたいと彩加に相談してくる。



そこで出会う


叔母の店の隣で


トルコパンの店を営む「大田」



サラリーマンをやっていた大田は


トルコパンに魅せられ


トルコで2年間修業をして


この地でパン屋を一から始めたのだという。




大田に叔母が勧められた「ブックカフェ」の話に



最初は大田を警戒していた彩加



しかし


大田と話していくうちに



ここでパン屋を始めるまでの経緯をきき・・



大田という人間を知ることで



自分もそれに感化されていく






一方



大学3年の愛菜は



周りの友達が「就活」に奔走している中・・



自分はそれについていけずにいた。



考えなくてはいけない!



そう思いながらも



自分は



どんな仕事についたらいいのだろう




バイトで書店員として働き



書店の仕事が好きだという自分。



しかし


だからといって



コレを仕事にしてもいいのだろうか




自分を周りに合わせ・・



自分の考えをなかなか友達にも言えない愛菜




4歳年上の彩加は



唯一


年上の信頼できる友達




彩加の「正社員」の昇格



取手への店長としての転勤☆



喜ぶとともに・・



寂しさも。。




そして


彩加の自信にあふれた行動を



うらやましく思う




しかし・・



そのことを


彩加に愛菜がいうと・・






「自信なんて、最初は誰も持ってないよ。


だけど、一生懸命あがいていれば、


だんだん自分が見えてくる。


これならできる、ということが増えてくる。


それが積み重なって、


自信っていうものになっていくんだよ」






という彩加。




自信がある人は元々自信があるのだと思っていた愛菜。



そんな彩加の言葉に


励まされる。





お互いに違う道を進んでいく彩加と愛菜



だけど


2人の関係は


距離には負けないほど



強く結びつく



お互いに刺激を受け



お互いを信頼して・・




なんかそういう関係っていいなぁ





書店員として成長するとともに



人間として一回りも二回りも成長していく2人





彩加が尊敬する「西岡理子」



愛菜が尊敬する「小幡亜紀」



2人は



尊敬する2人以上に



大きく成長する可能性を秘めている





これからの2人の成長がますます楽しみ♪




まだまだ続くんだよね?



書店ガール☆




次回作もまたまた楽しみ






















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柴田よしき「窓際の死神(アンクー)」~死神に出会って人生が変わる?!~

2015-05-11 03:34:02 | 



柴田よしき「窓際の死神(アンクー)」読み終わりました☆



フランス・ブルターニュ地方の伝承の中に存在する死神「アンクー」



コレを著者の柴田さんは題材にしたらしい。




これを見てしまった人間本人


または



愛する者





近いうちに死ぬ





ということらしい。





主人公の・・


多美





麦穂






この




死神








会ってしまう





けど



その姿は




フツーの男だった





多美は



ある日



窓際にいた



今まで言葉を交わしたことがなかった



「島野」から声をかけられる。



そして


誰も知らない


ことを島野はいい当てる。




多美は密かに心を寄せていた意中の男性



「布川恭助」



その恭助が「絵里」と婚約してしまう。




それからというもの



多美は心の中で絵里を何度も殺していた



そのことを悩んでいた。




そんな


多美の心の中をなぜか島野に打ち明けてしまう。





そして


島野は





自分は「死神」




だという。




死を前にした人のもとに現れるのだと。



しかし



それは「多美」自身ではなく・・



思いを寄せている



恭助だという






「交換することもできる」




↑そんな島野の言葉に



多美の心は揺れる。。




自分の寿命と恭助の寿命を・・交換?!





最初は



それでも恭助を助けたい!と思った多美。




しかし



冷静になって



自分の人生を振り返る。




そして



自分のことを大切に思ってくれている人のことを思う





家族・・



幼馴染・・




今まで



そんなことに気づかなかった自分




そして



一生懸命




「生」と向いあっていなかった自分




そういうことに気づかされる





多美は



島野にあったことで




究極の選択を迫られ。。





「生」と「死」を真剣に考える





そして



多美の人生は大きく変わる!





多美の出した結論は?






もう一人の主人公



麦穂




イメージどりにいかない人生!



そう思っていた麦穂。




お嬢様学校の短大を出て



家柄や収入のいい男性との結婚



悠悠自適な生活




そんなことを夢見ていた。



しかし・・



結婚間近と思われていた相手の男性は



二股をかけていた女性の妊娠でそっちへ。。



結婚を諦め・・



愛人と言う立場に落ち着き・・





小説家を夢見て応募した作品も・・



1作目はいいところまで行くが・・



その後はサッパリの結果。。




そんな日々を送っていた。




そんな時・・



麦穂は同じ会社の「島野」から



意外な情報を聞く。



同じ課の「片野京美」が小説家を目指していることを☆




麦穂はペンネーム「片野ちぎり」がその人だと初めて知る。




そして



京美が新人賞を取り作家デビューしてしまったことで



会社を辞める。




新しい職場で働きだした麦穂の前に・・



「島野」がふたたび現れる




そして・・





自分は「死神」だと告白される





麦穂が近いうちに死ぬ予定だったことを聞かされる。




しかし



その予定が変わったと。




その相手とは?



運命の綱引きをしていた・・


麦穂の相手。。




それを知ったとき麦穂は





「死」が





終わりではない




ということ




そして



命を縮めたとしても




幸せだった



と感じられる人生☆




そんな人生にしたいと思う麦穂。





死神「島野」に出会ったことで




2人の人生が大きく動きだす




そんな風に


変われるのなら




死神に会うのも


悪くないかなぁ





なんて思ってしまう



そんな作品でした



















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