読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿」~食堂経営の傍らお料理教室もやってる癒し系靖子先生が事件解決~

2016-02-29 02:21:58 | 



碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿」読み終わりました☆



碧野さんの作品は好きで今までいろいろ読みました。


書店ガールの大ファンでもあります


そんな碧野さんの最新作が出ましたよ^^




すごくあったかくて


読んだ後ほっこり~するのがいい




50代でぽっちゃり



笑顔になると目が糸のようになる



癒し系の靖子先生



「菜の花食堂」を一人で切り盛りする傍ら



お料理教室の先生もしている




お料理教室の助手を務める



派遣社員で働く「優希」



優希が行き倒れになっているところを


靖子先生に救わる。



お金に困ってる優希が


助手をやることで


お料理をタダでならうことができるように



配慮してくれた靖子先生。



それに優希はとても感謝している☆



母のようなあったかい愛情で見守ってくれる先生



優希が自暴自棄になって行き倒れになっていたとき・・



先生のお宅で手料理をご馳走になる。




食べることの大切さ




そして




食べることで幸せな気持ちになる





そのことを靖子先生から教えられる優希






靖子先生のお料理教室に通う生徒さんたちの



「ささやかな事件」



普段はおっとりしてる靖子先生だけど



鋭い観察眼で



それを解決していく





香奈さんが元気のないわけ。。




杉山さんの奥さんの「茄子の揚げびたし」の謎。。




村田さんが抱える心配事。。




優希が会社を辞めるきっかけになったケーキ事件。。




大澤さんの娘「初花ちゃん」がときどきいなくなるわけ。。





靖子先生にかかればあっという間に解決





そして・・



最後は先生自身のことも?!





久しく音信不通だった娘さんから届いた




手編みの赤い帽子とチョコレート




その謎も靖子先生自身が謎を解く!!





そして



優希をはじめとする



お料理教室の生徒たちが



先生の背中を押す





靖子先生のあったかい人柄




そして




ひとつひとつ命を吹き込むように丁寧につくられる料理





私も靖子先生のお料理教室に通いたーい



・・・と思ってしまったほど






謎解きにワクワク




お料理の勉強にもなって





1冊で二度おいしい




そして



なんといっても



あったか~い気持ちになれる





いろんなことに悩んで疲れてるあなた!



ぜひご一読を(^_-)-☆

























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柚木麻子「幹事のアッコちゃん」~離れても心の絆は強くなる!アッコちゃんと三智子は最強コンビ☆~

2016-02-23 03:47:03 | 



柚木麻子「幹事のアッコちゃん」読み終わりました☆



最近図書館通いをずっとしていて


本代を節約していたのだけど・・



どうしても読みたくなって



前回のシリーズ「3時のアッコちゃん」と


「幹事のアッコ」ちゃんも同時購入してしまった



けど


やっぱり


本当に読みたい本は


テンションが上がるね



感想を書くのもめっちゃ楽しい~




ホントに


このシリーズは読んでいて


気持ちいい




アッコちゃんと三智子のコンビは



やっぱり




最強





「ランチのアッコちゃん」で



三智子のお弁当とアッコちゃんのランチを交換するようになった2人。




45歳のアッコさんと23歳の三智子の長く強い絆の始まり。




それから2人は



別々の道を行く




だけど



アッコちゃんは三智子ののピンチに





必ず現れる




そして



アッコちゃんに助けられる三智子は




必ずそこから成長してきた。





そして


今回は


いよいよシリーズのクライマックス?!




今までさんざんアッコちゃんに助けられてきた三智子が・・





アッコちゃんを助ける





アッコちゃんと三智子の



出会いから5年・・・



2人の関係は更に強い絆になる





三智子がいよいよ結婚





そして




大きな仕事も任されるようになる





そして・・



アッコちゃんは遠くへ





画面から見る



おかっぱ頭の見なれたアッコちゃん・・



その口から放たれる言葉は





三智子への愛でいっぱいだった





三智子とアッコちゃん



ランチを通して知り合い



硬く結ばれた2人





これからも



地球上のどこにお互いがいようと




この2人の関係は変わらないだろうと確信した







人を楽しませるためには自分が楽しまなきゃ





アッコさんが幹事を任されて困ってた涼平にいった言葉☆





何かに囚われて動けなくなっていた人へ・・




目から鱗・・



いつもアッコちゃんはいいこと言うよなぁ~





困ってる人を見過ごせない



おせっかいで



だけど押しつけがましくない



そんなアッコちゃんが大好きです





シリーズ終わっちゃうのかな?




それとも~



まだ続くのだろうか??




続きまだまだ読みたいなぁ



















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柚木麻子「3時のアッコちゃん」~発想の転換で人は幸せになれる♪それを教えてくれるアッコちゃん~

2016-02-21 03:19:00 | 



柚木麻子「3時のアッコちゃん」読み終わりました☆


これずっと読みたかったんですよね~^^



ランチのアッコちゃんを読んで



すっかりアッコちゃんファン




3時のアッコちゃんが読みたかったんだけど



なかなか文庫化されなくて・・



ついに待ちきれず買ってしまった




単行本高いんだけど・・



でも買ってよかった



だって



これ読んだらすっごく幸せな気持ちになれたから






人は発想の転換でこんなに幸せになれるんだぁ




それをアッコちゃんが教えてくれる







ランチのアッコちゃんで親密になっていった




あの芸能界のドンに風貌のそっくりな



中年女(40代)のアッコちゃんと



20代の澤田三智子




この2人がしばらく疎遠になっていたところから始まる。



そのことを寂しく思っていた三智子



笹山との関係も・・



なんだかなぁ。。



そして



仕事も上手く言っていなかった。




そんなとき



風のように現れたアッコちゃん





アッコちゃんの提案で



三智子が担当する3時の会議のお茶当番を



アッコちゃんがかってでてくれる。




その毎回変わるお茶とお茶うけに・・



会議室の空気は変わっていく




アッコさんのおもてなしの心



そして



発想の転換で



三智子は会議をいい方向に盛って行くことができる




そっけないけれど・・




ピンチの時



サッと現れて・・



ヒントをくれて




解決したら


また消えていく。。




アッコちゃんカッコいい




そんなアッコちゃんだからみんなに慕われるんだよね!






仕事に疲れ・・



ゆき場をなくしていたOLに手を差しのべたり・・




就活に未来を見いだせずにいた大学生に真意を見つける時間をくれたり・・




困っている人を見ると放っておけない。




だけど



それが



さりげなく・・



そして



それが





とびっきりあたたかい






読み終わったら・・



絶対あなたもアッコちゃんファンになりますよ





そして



ちょぼ焼きが食べたくなる





梅田駅の迷路にも挑戦したくなったなぁ~!笑






1冊で2倍も3倍も得した気分



















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松岡圭祐「水鏡推理Ⅱ」~水鏡瑞希の真贋が暴いていく科学者のトリック!~

2016-02-19 02:45:20 | 



松岡圭祐「水鏡推理Ⅱ」読み終わりました☆




待ってました!



第2弾





前回の水鏡瑞希(みかがみ みずき)もすごかったけど



今回は更にパワーアップしてます




文科省内にある「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」







一般職 事務官として働く瑞希




瑞希の活躍ぶり?は省内でもすっかり有名で



瑞希は省内では要注意人物となっていた。




そんな瑞希に



頑固そうな面構えの50代の宗田



細面で華奢な30代の野村



という強い味方が出来る☆




最初はとっつきにくそうな宗田だったが・・



野村に奥さんと上手くいっていないことをからかわれたり。。



瑞希の態度にオロオロしたり。。



意外と素直なところが



瑞希との距離を縮める。




頼りなさそうに見える野村が



いざとなるとシッカリしたところがあったり。。




瑞希はこの2人に助けられる。





そして・・



小学5年生の時の親友



如月智美との再会。




落ちこぼれだった




智美がいつのまにか




科学者になり



そして




「FOV人工血管」の論文を書きあげ



話題になっていた





瑞希の



真贋が



真実に近づいていく




智美は不正をしたのか?




最初は智美を疑ってしまった瑞希だったが・・




智美には



どうしても守りたいものがあった。



そのことに瑞希は気づいていく・・。







真実を追及していくうえで




大事なこと




瑞希は



探偵の仕事をしていたときの




鴨井からあらためて言われた言葉。





「答えを出せないからもしれない問題に


全力で取り組むことこそ肝心だ」


「ぜんぶ正しいと仮定して、相互に矛盾している箇所を探せばいい」






瑞希の頭の中の気りが晴れていく





瑞希の勝手な行動を



上司にとがめられ




謹慎処分を受ける瑞希




しかし



宗田と野村という心強い味方がいてくれる。





この2人に甘え・・



ちょっと拗ねてしまう瑞希がかわいい





瑞希を信じ



自由にさせてくれる宗田と野村




そんな3人が力を合わせるところも



読みどころです




そして



なんといっても



瑞希の物事のとらえ方




それには本当に感心してしまいます





不正を許さない瑞希の信念





どんな皮をかぶっていようとも



それを取り



丸裸にしてしまうところが




痛快





そして・・



小学校の時に疎遠になってしまった



智美との間にあったわだかまり。。




これも今回のことでスッキリします




それから・・



科学者が研究する上でいろいろ抱えてる問題。



それもこれを読んでわかりました。



「インパクトファクター」



文豪引用影響率



特定の年または期間内に


どれくらいの頻度で引用されたかをしめす平均値




これに寄ってすべて決まる・・



特定国立研究開発法人化



↑を目指す


これによって研究資金を増やす




科学者たちは研究するために研究費がいる




しかし・・



そこには矛盾点が。。





「リケジョ」が




講談社の登録商標だってことも




この本で初めて知った。




いつも松岡さんの小説は勉強になる





ちょっとまえに話題になった




あの人・・



そのこともでてくる。




そんなところも読んでいて楽しい








またシリーズ3作目も発行されるようなので



楽しみです





瑞希の今後活躍にも期待大




















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村上龍「55歳からのハローライフ」~人生半ばを過ぎ残りの人生を考える、そんな主人公に自分を重ねる~

2016-02-06 02:30:07 | 



村上龍「55歳からのハローライフ」読み終わりました☆




短編5編の



50を過ぎた主人公たちの人生の転機




自分も50を過ぎて今までの自分を振り返ることが多くなった。




そして



これからの自分はどうなってくんだろう?





そんな不安もある。




今自分がやってる仕事は



いつまで続けられるだろう?



体力は持つのか?



年金はこれからどうなるのか?



などなど。。



考え始めればきりがない(^^;)






夫の定年で離婚を切りだした


中米志津子



初めて自立して自分の人生を考える



結婚相談所へ登録し


新しい伴侶を求めてみる・・



しかし


意外な出会いがきっかけで



志津子は解放される





因藤茂雄は会社をリストラされる



大学生の息子の学費・・


その他モロモロを妻のパート収入ではまかなえない。



しかしなかなか仕事はない。



工事現場の仕事は腰痛もちの因藤には辛いものだった。



あるとき


工事現場で中学の同級生だった「福田」に会う。



そして


福田が因藤にかかわったことで



その後の因藤を変えていく






会社を早期退職した富裕



自分のやりたい仕事ができず壁際同然になっていた



早期退職を退職金の上乗せで募っていたので


それに乗った。



退職したら



キャンピングカーを買い



妻と旅行に行くことを夢見ていた。




しかし・・



いざそれを妻に言うと


難色を示す。



「自分の時間」がなくなるのは困ると。




戸惑う富裕


喜んでくれると思っていたのに。。




妻との距離感をどうしたらいいのか?









高巻淑子は


夫の反対を押し切り犬を飼う



夫にうんざりしていた



淑子に向けられる心ない言葉の数々・・



おもいやりのない行動。。




しかし



犬が病気になり



夫の本心が見えてくる。。




「夫婦だからわかる」



「長くいっしょにいるから」




そんな甘えが招いていた誤解。。









下総源一は長年長距離トラックの運転手をしていた




歳を取り



仕事もたまにちょこっとやる程度で



暇を持て余し・・


しかしお金もない。



そんな源一が古本屋で



清楚な女性に一目ぼれする。




そして



自分から声をかけ



たまに会って話をするようになる。



しかし


自分の身の上話は一切しない彩子



それでも源一はよかった。



そして



ある日・・



その夢の様な時間は彩子からの



「もう逢えません」



という言葉で終わってしまう。




そして



どうしても諦めきれず



彩子の住所を古本屋から聞きだした源一は



そこに向かう!




しかし・・




そこで目にしたものは



意外な真実だった










自分が受け止めなければならない現実




だけど・・



そこからちょっとでも



目をそむけたくなる




わかってはいても・・・




結局



最後に巡り巡って




対峙しなく手はならない相手は





自分自身





自分ととことん向き合って・・




戦い!




そして



受け入れる





現実は厳しいけど・・



でも



自分が今までやってきたこと☆




それは



必ずどこかで



自分や



誰かのために



活かされてる





そう思いたいよね






















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