新津きよみ「妻の罪状」読み終わりました。
短編でありながら読み応えのある7話でした。
特に第7話の「妻の罪状」は
タイトルにもなっているだけあって
読み応えのある作品でした。
もし・・
自分が春子だったら・・
同じことをしていたかもしれない
そんなことを想像してしまう。。
人が罪を犯すとき・・
それはほんのちょっとの
きっかけ
なのかもしれない。。
人は弱いもの
どんな事にも耐えていけるほど強くはなかなかなれない。
楽になりたい・・
そう思うことは悪いことなんでしょうか?
そんなことを思ってしまう。
バナナの皮ひとつでも
人を殺すことは可能なのか?
そうなのかもしれない。。
壮絶な姑の介護
日々それだけに過ぎていく毎日。。
想像しただけで過酷だわぁ~。
もし
そんな時優しい言葉を掛けられたら・・
きっかけをもらったら・・
ないとは言えないなぁ
第一話 半信半疑
目覚めた時・・
自分は夫の体の一部になっていた?!
第2話 ガラスの絆
余命宣告を受けた母から聞いたのは
自分の誕生秘話
それは・・
第3話 殻の同居人
両親が亡くなり実家に住むことになった美登里
久しぶりに会った同級生に心を許す
ところが・・
その子は死んでいた?!
第4話 君の名は?
学生時代のいじめが今も心にうずいていた。。
そんな麗美。。
人は呪いで殺す事ができるのか?!
第5話 あなたが遺したもの
夫が亡くなり
義母と義妹に縁を切られた紀美子
そう思っていた。。
しかし!
偶然再会する義母から聞かされた言葉は?!
第6話 罪の比重
なぜか・・
騒ぎの後
自分のバッグに入っていたもの。。
盗んだわけではない・・
でも
それは罪になるのだろうか?
タイミングを逃す・・
状況が状況だけに言い出せない。。
誰にでも起こり得る罪の導線
あなたもそれぞれの女性の気持ちになって
その罪を考えてみませんか?