碧野圭「雪白の月」読み終わりました☆
今回も読むの早かった~!
自分でもびっくり
それだけ
のめりこんで読んでたってことでしょうね
碧野さんの作品は
特に
読みやすい☆
今回のテーマは
「不倫」
私・・
ずっと思ってきたんですよー。
不倫なんてする人
許せない
結婚は
「契約」なんだから
それはちゃんと守らなきゃいけない。
そんなこと
当たり前でしょ!!
↑なんてね。
だけど
これ読んだら
なんか
ちょっと
「納得」できちゃったこともあって・・
考えさせられたよ。
いや
でも
不倫は基本よくないとは思う。
けど
恋する気持ちは止められないんじゃない
↑そこんとこは
なんだかわかる気がする。
私は今
自営だし
狭い中にいるから
そういう「出会い」っていうものは
ない。
けど・・
テレビで見てる
「あの人」とか~
「あの人」とか~
実際に会って
24時間一緒にいたとしたら・・
絶対好きになっちゃうだろうなぁ
・・って思うことはある。
だから
会いたくないなぁ・・って
だって~
それはやっぱり
夫を裏切ることでしょ?
そう思った。
この小説の主人公
雨宮奈津子。
42歳。
夫・姑・16歳の娘と暮らしている。
職業は編集者。
雑誌の編集者をしていたが
文芸の編集者として移動になった。
そこで出会ったのが
営業の「関口諒」
作家の榊の接待の席で
飲み過ぎて具合の悪くなったところを
関口の機転で助けてもらう。
そののち・・
偶然プライベートであって・・
食事をしたところから
どんどん奈津子は関口に惹かれていく。
夫とは5年以上セックスレス。
自分に興味を失って自室で鉄道模型に夢中の夫。
夫婦でゆっくり話したりこともなくなっていた。
そんな奈津子は
「女」として扱ってくれる
関口に
忘れかけていた
女の部分を引きだされていく
仕事仲間からは
「人妻キラー」
といわれてる関口。
関口と一緒にいるところを見られた人から
「気をつけたほうがいい」
と忠告される。
最初は
関口に警戒していた奈津子だったが・・
7歳年下の
それを感じさせないリードで
奈津子の恋心は止まらなくなる。
奈津子の提案で
榊は「普通の女」の視点で小説を書くことになる。
そのため
担当者だった久世から
奈津子に担当を変えてほしいという。
「奈津子」を題材に小説を書くという。
書きあがった小説を見てほしいと
榊と二人気になった奈津子。
榊にふいに襲われそうになる!
そのとき・・
自分の中の女が
それに一瞬応じてしまいそうになる。
が
気をとりなおし
榊から逃れて外に出た奈津子。
すると!
そこには関口が。
心配してきたのだと。
2人は・・
もう引き返せないほど惹かれあってしまっていた。
小説は完成し・・
榊は奈津子から小説を書く時のインタビューで
「家庭のことを考えて行動に踏み出せない」
といった。
そのことを
榊は
「そのほうがむしろ罪深い」
そう言った。
「だってそうだろう。」
「恋することは本能だ。それに逆らうことは、
人として生きることを放棄しているのと同じだ。」
と。
行動には出なくても
想像の中で
君は姦淫してるはずだ。
奈津子は
榊の言った言葉を受け止める。
確かにそうなのかもしれないと。
関口には妻がいる。
そして
奈津子にも夫と子供がいる。
でも・・
そのことでは
もう
歯止めが利かなくなっていく・・
榊の言葉も後押しするように。
そんな二人を
昼間の白い月は見ている。
いつもあるのに・・
その存在を忘れられている
昼間の月。
「月って昼間にも見えるのよ。雪みたいに白くて雲に紛れてしまうから
気を付けていないと見逃してしまうけど。」
「私のジンクスなんですよ。昼間に月が見えるといいことがあるって」
そう言った奈津子。
それを思いだし
涙が止まらなくなる関口。
そんな関口の涙の訳は~。。
気になった方はぜひこれをご一読ください
不倫・・ってなんだか
汚いことに様に感じてたけど
「純愛」
そういうものもあるのかなって。
人は
愛する人のためなら
その人の幸せのためなら
自分を犠牲にすること・・
それを「犠牲」とも思わない。
そういうものなのかなって。