読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

宮部みゆき「刑事の子」~事件のうらにある犯罪という意識のない少年の心理~

2013-12-29 00:41:19 | 



宮部みゆきの「刑事の子」読み終わりました☆



主人公「八木沢 順」中学生13歳


両親が離婚し


父で警視庁捜査一課の刑事の道雄と2人


東京の下町「ウォーターフロント」と呼ばれる土地に越してくる。




職業柄留守がちな父は


順の身の回りの世話をしてくれる家政婦を雇う。



「ハナ」は還暦を過ぎたベテラン家政婦。


順のことを「ぼっちゃま」と呼び


丁寧すぎる言葉遣いが特徴の


デキル家政婦



順は「ハナ」と呼び


母のように慕っていた。




ある時


順はハナからある噂を聞かされる。



近所の家で「人殺し」があったのでは?



という。




時を同じくして


父はある事件で家を留守にすることになる。



荒川でバラバラ死体の一部が発見されたのだ。




人殺しの家の噂



バラバラ死体




順の友達の慎一から


その家は有名な「篠田東吾」という画家の家だと聞く。



この2つが結びつくのだろうか?




順の家に投函された



「しのだとうごは ひとごろし」


とういう手紙。



警察に届いた


犯行声明文



字体の似たこの2つ。




その後


犯人からの手紙のヒントで


バラバラ死体の一部を発見していく。



順の家に投函された手紙



警察への犯行声明文





同じ人物なのだろうか?



調べていくうちに



意外な真実が






コンビニのコピー機から順が偶然発見した



順の家に届いた手紙の「原文」







そこから事件には



少年の



犯罪という意識のない 



そんな心理から生まれた犯罪があった




順の同級生


毅から聞く事実。。





キーワードは 




「チェーンレター」







バラバラ事件に絡んでいく



もうひとつの少年たちの「未成年だから」という甘え



そこから起きたこの事件の全容。。





そして


画家の「篠田東吾」の家との関連。。





篠田東吾の「火災」という作品に秘められた




「秘密」






宮部みゆきワールドにどんどん引き込まれていきます☆





刑事の子「順」と



刑事に憧れる「慎一」が


息の合った探偵ぶりを発揮する☆



そして


家政婦の「ハナ」の推理☆



最後は


ハナの活躍もありますよ~






やっぱり宮部みゆきはスゴイ!!




今年はこれが最後になりそうです。



来年は何をどれだけ読めるかな?




今読み始めてる本の感想は



また来年になりそうです





それでは!



また来年お会いしましょう




来年もいい作品にいっぱい出会えますように




















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乾くるみ「北乃杜高校探偵部」~こんな時代もあったなぁと懐かしく思う~

2013-12-22 03:12:14 | 



乾くるみ「北乃杜高校探偵部」読み終わりました☆



これは予約して購入しました。



乾くるみの短編は初めて♪




「青春」を思い出し


懐かしい気持ちで読ませてもらいました




創立100年の歴史を持つ


「北乃杜高校」


男女の比率2:1


そんな北乃杜高校で出会う



5人



清水克文


横井圭


赤倉志朗


稲川みどり


山科桃子



1年の時同じクラスになり


仲良くなった



そんな5人が2年になりクラスがバラバラに。



だが、



ある謎を解くために



探偵部は動き出す。





北乃杜高校に代々受け継がれていた



「逍遙歌~しょうようか~」



これを


「せうえうか」


と生徒たちは呼んで親しんでいた。



そんな逍遙歌の歌詞の



最後の部分が書き換えられていた。



それを横井から清水は聞く。



なぜ


歌詞が書き換えられたのか?



その謎を解くために



探偵部は活躍する。




名家の娘のおっとりした山科桃子



しっかり者の稲川みどり



秀才の赤倉志朗



体格がよく人のいい横井圭



ちょっとお調子者で正義感の強い清水克文




そんな個性をもった探偵部(そんな部はそんざいしないのだけど!笑)



清水は稲川に惚れていて




そんなところも読みどころ。




せうえうかの秘密に切なくなったり




学園祭で牽牛と織姫になった清水と稲川



卒業生の逢引に加担させられたり。。








そこに北乃杜探偵部の個性が迫る!




仲間っていいな




恋するっていいな




高校時代を思い出しつつ



楽しめる作品だと思います。





「せうえうか」の謎解きに



ついつい夢中になってしまいますよ!




きっとあなたも












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東野圭吾「疾風ロンド」~著者の熱い思いが詰まった作品~

2013-12-06 01:58:25 | 




東野圭吾の「疾風ロンド」読み終わりました☆




この作品は東野圭吾の最新作




そして、



いきなり文庫化




これがなされたのは、


著者の言い出したことらしい。




そして、


この作品はプレゼントキャンペーンもついてる




この本についてる応募券と



スキー場のスタンプを一緒に応募する☆




そうすると、


東野圭吾のサイン入りスノボや



テディベアなどが抽選で当たる




あ~私も応募したかった。




けど、



私はスキーもスノボもやらない。。



なので



応募できません!!




でも



そんな私でも



このスキー場を舞台にした作品





存分に楽しむことができました





スキーやスノボを知らない人でも




それらのことがよくわかり☆




なおかつ



事件解決までハラハラドキドキ





そして



その他にも著者のスキーやスノボに対する愛情




そして



人に対する・・



自分自身に対する・・



大切なこと☆




そんなことを教えてくれる作品だと思います。







泰鵬大学医科学研究所から



生物兵器になりうるウイルスが盗まれた。




研究所所長あてに送られてきた脅迫状



返して欲しければ3億円払え



そう要求される



名前は記されていなかったが



所長の東郷は



すぐに「葛原」だとわかった。




研究所を首にされた葛原が復讐のためにやったことだと。




葛原から送られてきたのは



3枚の写真。





どこかのスキー場からとった周りの景色



そして



それが埋められた場所の木にかけられた



目印となるテディベア





そして



テディベアに埋め込まれた発信機に



300m以内で反応する方向探知機




が送られてきていた。




それらを手掛かりに



スキー場を特定し



その埋められた場所を特定して



探し出さなければならない。





所長の東郷と所員の栗林は途方に暮れる。





そんな時




葛原が事故死したことを知る。




警察から遺体確認の依頼がきたからだった。





犯人がいなくなり・・



ますます探し出すのは困難に。。





摂氏10℃以上で飛散する恐れのあるウイルス




東郷から探し出すよう命じられた栗林。




栗林の息子「秀人(しゅうと)」も巻き込んでいく。





秀人のおかげでスキー場はわかったものの・・




広いスキー場からそれを探すのは困難だった。







スキー場を舞台に



捜索が始まる。





スキーが苦手な栗林が



息子やスキー場のパトロール隊員の「根津」



スノーボード選手の「千晶」



スキー教室に来ていた



中学生の生徒たち



いろんな人を巻き込んでいく。




その過程で繰り広げられる




欲望



人間模様




そして、




スキー場の実情




マナー





著者が言いたいことが読者にも熱く伝わってくる






そして・・



毎回圭吾さんの作品を読むと



心に残る言葉がある☆




この作品に最後のほうにある



息子がずっと母のことを誤解していた、



そんな息子に対して母がいう言葉。






「どこかで誰かが不幸に見舞われた時、


ほかの者が考えなきゃいけないことは、


自分たちも同じような不幸に見舞われないように用心して、


精一杯幸せを作り出して、


その気の毒な人たちにも幸せが回るようにすることだと思う。」






うん!


ホントにそうだと思った




そんな言葉にも圭吾さんの思いが込められている。




事件の内容が



「生物兵器になる」そんな恐ろしいウイルス




なんだけど



科学者なのに



肝心なとこで無計画な「栗林和幸」のキャラクター



そこに笑えたり




最後の最後に



「オチ」があったり!!




あ~あんまりいうとネタバレになるので・・




しーっ!笑









雪に囲まれたウインタースポーツ。




そんな中で




熱い思いは駆け巡る





私はこれを読んで満喫しました





あなたも!



著者の熱い思いに触れて



ドキドキ



ワクワク




そして




あったか~く




なってみてはいかがでしょう





















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