読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

柴田よしき「神の狩人 2031 探偵物語」~私立探偵が追いかける過去☆連続自殺の謎~

2015-02-15 02:29:01 | 



柴田よしき「神の猟人 2031 探偵物語」読み終わりました☆



最近柴田さんの作品にハマってる私。



今回は



2031のタイトルの通り


未来・・


日本はどうなってるんだろう??



そんなことも考えさせられる作品でした




未来・・



東京は空がなくなり・・



白い壁に覆われる??



インフルエンザにもかからなくなる??




そして


私立探偵も免許がいる



そうなるかも!




このお話は



そんなちゃんと免許を持った私立探偵「サラ」が請け負った人探しから始まる。




サラは依頼人から姉を探して欲しいと頼まれる。



しかし



どうしても探し出すことができない。



戸籍はちゃんとあるものの・・



生きているのか死んでいるのか・・



それさえわからずにいた。




依頼人は


戸籍を調べた際


初めて姉がいることを知る。



両親からは姉がいるということは聞かされていなかった。



しかし


「あれが姉だったのでは?」


という幼いころの記憶があった。



依頼人はNASAから宇宙に飛び立つ。



生きて帰って来られるかわからない・・



もし姉が生きているのなら遺言状を作成して置きたいと。




過去に私立探偵をしていた風祭のもとに向かい、


サラはそのことをいう。



この風変わりな元私立探偵の風祭は



20年前の探偵時代この「姉」の捜索をしたことがあった。



そのことをサラは突き止めた。



それで


東京から離れ


田舎暮らしをしている風祭のもとへ出向いたのである。



しかし・・


どんな理由をいっても


風祭は



「知らない」の一点張り





しかし・・



風祭のこの知らぬ存ぜぬを通すのには



風祭の




優しさ



があったのだった。




言葉はぶっきら棒で冷たい印象を受けていたサラだったが・・



この真相を知るに当たり



風祭への印象は変わっていく。




その後・・



警察に協力したサラが



薬の売人に接触・・



そして



生死をさまよったときも・・




風祭はサラの元へかけつけてくれた。




次々に自殺する人たち・・



薬がそうさせたという証拠はでてこない。。



何がそうさせるのか?




ただの自殺ではない。。



そんな



何かの力




大きな力によって動かされていくサラ。





才賀の催眠誘導で



サラが見た



ビルが崩れる風景!目の前が真っ白になる場面!!




そこにはサラの過去が




見えない力に突き動かされていくサラ。




サラと関わる人たちは・・次々死んでいく・・



自分も?!



そんな恐怖



しかし!


自分にはやらねばならないことがある




「神の狩人」そう名付けられた作品




それを守ることが自分の使命なのだと







人の本当の優しさ・・



それは表面ではなかなかわからない。




本当に優しい人は



時には



冷酷になれるのかもしれない




その人を守りたいとき☆



その人を傷つけたくないとき☆




本当に優しい人は~



自分が「冷たい人」と思われても




冷たくできる人




なのかも♪




風祭を見ていると


そんな風におもった。




ぶっきら棒な優しさ




そういうのもアリ!かな




2031年・・



自分はどうなっているんだろう?




そんなこともおもったよ






















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柴田よしき「フォー・ディア・ライフ」~保育園長 兼 私立探偵 花咲慎一郎が体を張って守るもの☆

2015-02-09 03:43:54 | 



柴田よしきの「フォー・ディア・ライフ」読み終わりました☆



コレは



表向きは保育園の園長、そして裏では私立探偵をして園の経済を何とか支えている



元警察官の「花咲慎一郎」のシリーズもの





私は



「ア・ソング・フォー・ユー」を先に読んでしまったので



先にこっちから読めば話がうまく飲み込めたんだわぁ~って思ったよ^^>




まぁでも


前後したけど


おかげで話がよく呑み込めた




花咲慎一郎が



なぜ警察を辞めて


園長になったのか?



そして



園長をやりながら


私立探偵をやることになったのか?



それがよくわかった




今にも立ちいかなくなるような




最悪の経営状態の24時間の無認可保育園




そんな保育園を守っていこうと



それは自分に課せられた使命!のごとく



花咲は必死になる。



城島からの「ヤクザがらみ」の仕事も



お金のために危険を冒してもこなす



そんな花咲の



守らねばならない大切なものたち



それは


園にくる



国籍がない



母の愛を受けられない



そんな子どもたち



そして


そんな子供たちのために


安い給料で働いてくれる


保育士☆



そして



愛する人




そんな大切なものたちのために



花咲は頑張る




お金のない花咲に協力してくれる



診療所の奈美先生。



ヤクザの女だった先生。



そして


花咲から利子を体で払わせる人





この話にはヤクザがよく絡んでくるのだ。




今回の花咲が担当する事件




ヤクザ百々井組に監禁された少年「仁志」を助けにいってくれ!



↑といつも危ない仕事を頼んでくる「城島探偵事務所」の城島から仕事を頼まれる。


美山組の下っ端の「仁志」が


百々井組のシマを荒らした!


↑そう言うことかららしい。



仁志の姉からの依頼されたという。



仁志を救出にいく花咲。




百々井組長の命の恩人の花咲だったが



組員の手前、百々井の容赦なき鉄拳が花咲を襲う!!



しかし、


なんとか仁志を救出することができた花咲。



約束として


すぐにこの新宿2丁目から離れ


仁志を大阪に帰すことを条件に☆



姉とともに大阪へ帰った仁志。



・・のはずだったのだが~





仁志はなぜか東京に舞い戻ってきてしまう



そんな危険を冒してまで戻ってきた理由は??




そして



城島から新たな依頼を受けた花咲は



家出した女子中学生「白尾ゆうき」を探すことに。




ゆうきの母親に会いにいった花咲。


母親は花咲を知っているという。



花咲は


警察官時代に取り調べた



別人の様に変わった「草薙まりな」だということにやっと気づく




現在は「白尾真紀」



白尾ゆうきの継母になっていた。



白尾ゆうきの家出の原因なんなのか?



真紀との関係は上手くいっていた・・と真紀はいう。




花咲のゆうきの捜索が始まる。




そこには



親も知らなかったゆうきの交友関係があった



そして・・


ゆうきの家出の理由には



ゆうきの父が同性愛者であったことを知ってしまったことが





そして




仁志と売れっ子だった漫画家「桑田まろん」との関係・・



仁志が美山組の角田に狙われた!



その陰には・・



愛する者を守るため



体を張った者がいた







白尾ゆうき・・



仁志・・



入り組んでつながる2つの事件の真相は





子供たちの笑顔が花咲を奮い立たせる!!




寝不足と金欠に万年悩まされながらも頑張れる




愛するもののために花咲は働くのだった















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柴田よしき「所轄刑事・麻生龍太郎」~事件解決へ導くアンテナを持った男☆~

2015-02-03 02:16:56 | 




柴田よしき「所轄刑事・麻生龍太郎」読み終わりました☆



今回も読むの早かったなぁ



土曜日の夕方に図書館で借りて昨日読み終わったからね~。




やっぱり内容に寄って読む速さって変わってくるのかも






「私立探偵・麻生龍太郎」を読んでから



読んだので



私立探偵になる前の「麻生龍太郎」が




なぜ警察を辞め


私立探偵になったのか?



そのへんの事情がわかるかな?


と思って


興味を持って読んだ。



だけど~


この先がわからないとやっぱりその経緯は


まだ解明されない。。




だけど


私立探偵になった麻生龍太郎が


なぜ


事件を呼び寄せてしまうのか



そんなところは



わかった気がする




麻生龍太郎は


不思議なアンテナを持ってる



他の刑事では


気づけないような


「些細なこと」





気になる




そして


その


本能



とも思えるアンテナが・・



麻生を動かす!!




そして


事件を解決してしまう




その麻生の


自分でもよくわからない



本能的なアンテナに



先輩刑事や同僚たちは



困惑しながらも



動かされていく。





今回の事件は5件☆



「大根の花」は



盆栽やプランターの花が次々に壊され


花が踏みつけられる事件発生。



同じ犯人がやったことだと思われた事件だったが・・


麻生はその中の一つに違和感を感じる。



赤いセーターの少女が主婦にいった言葉・・



麻生のアンテナが動きだす!!




「赤い鉛筆」



自宅で首をつって自殺したと思われた女性。



しかし


首の紐が切れていて


その「元」の紐が見つからない!


女性はどこで首をつったのか?



自殺なら麻生たちの関わることではない。



しかし!


麻生はこの「紐の元」の部分が気になった。



そしてその几帳面なことがうかがえる女性の行動から



麻生のアンテナは



自殺じゃなく殺人事件へと導く!!







「割れる爪」




すれ違いざまに女子高生に襲い掛かった女。


現行犯逮捕される。



しかし


一言も話さない女。



名前を聞くと「はなこ」



それだけ答える。



そして


麻生は「はなこ」に


質問し


うなづくか首を横にふるか


その方法で事件真相に近づいていく。



女子高性は女を知らないといっていたが


女のほうは


この女子高生を知っていたらしい。



麻生のアンテナが


女子高性と女の接点へ・・・







「雪うさぎ」



マンションの窓から大声で泣いている幼女を発見した麻生。



話しかけても泣き止まず



窓からおちそうになっていた。



親はいないのか?



分譲なので管理人は鍵をもっていないという。



麻生はベランダの壁を突き破り幼女を助ける。



幼女の母はリビングで心不全で亡くなっていた。




病死とされたが・・



幼女の保育園の保育士をしていた女性から



「おまるは2つあった」と聞かされる麻生。



幼女が「雪うさぎ」といって気に入っていたおまる。



風呂場に一つだけあった雪うさぎ。



もう一つの雪うさぎの行くへ・・



麻生のアンテナが動きだす!






「大きい靴」




美奈子(小5)の飼っている犬のホーリーは


庭を抜け出し



手首をくわえてきた




どこからそれを見つけてきたのか?



麻生たちはそれを割りだしていく。



ホーリーが好きな









そこから事件は解決へ!




しかし・・


そこには


悪意のない真実が隠されていた!









麻生が刑事ではなく



白バイ隊員になりたかったこと☆




麻生の先輩「及川」との興味深い関係



そして



「私立探偵・麻生龍太郎」に登場する



沖田啓子と麻生が初対面☆



「雪うさぎ」で


神楽坂署の少年課の刑事「沖田啓子」が


麻生の推理を聞かされ


「面倒なことを押しつけられた」というところ。



そういいながら


麻生の推理を信じた沖田。



後に検事から弁護士になり



麻生との付き合いは長きにわたり続くんだぁ~。



なるほど!





麻生龍太郎★



知れば知るほど面白くなっていく




この先は


どうなるのか?知りた~い


























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柴田よしき「ばんざい屋の夜 竜の涙」~食べてみたくなるおばんざいと会ってみたいあったかい女将さん♪

2015-02-01 03:00:17 | 



柴田よしき「ばんざい屋の夜 竜の涙」読み終わりました☆



今回読み終わるの早かったなぁ^^



なんといっても



内容が



食べ物中心だからかな




タイトル見て


これ絶対読みたい



・・って思ったんだぁ




丸の内のオフイス街


古いビルの中にある



その名も「ばんざい屋」←まんまの店名がまたいい




女将が一人で切り盛りする



「京都のおばんざい」よりも


ちょっと濃い目の味付けの


ごはんにもお酒にも合う


そんなおかみオリジナル料理を出すお店。



仕事帰りの疲れた心と体を休めるのにピッタリの



あったかい女将とおばんざいが迎えてくれる店




しかし!



女将は苦しい選択を迫られていた。。


それというのも


ばんざい屋の入っているビルを取り壊し新しく建て替えるため


立退料をもらい立ち退くか・・


新しいビルの中に入り


今より高い賃貸料を払い店をやり続けるか・・



しかし・・


今より高い賃貸料を払わねばならなくなると



今の「ばんざい屋」



安くておいしい料理を出す



ということが難しくなる。。。




そうかといって・・


新たにほかの土地で一からこの店を始めたら・・


今のお客さんたちは来られなくなる。



新たなお客さんが果たしてきてやっていけるのか?



年齢的にも新しい道は険しく見えた女将だった。




さて・・


その結末はいかに





ばんざい屋の料理は


見ているだけ(実際は読んでるわけだけど)で


どれもおいしそう



黒豆を煎ってご飯と一緒に炊いた黒豆ごはん


めっちゃおいしそうなんですけど


↑これ絶対作って食べてみようと思った



放っておくだけでおいしくできちゃう「里いもとイカの煮物」


それから~「ブリ大根」もおいしそうだった♪



納豆汁


里芋ごはん←ぬめりがあるごはんおいしそう



出てくるものがみんなおいしそうで食べたたくなる




女将の


家庭の料理っぽくて


ホッとできる料理に癒されるお客さんたち。



そして


お客さんたちが自分の作った料理を


おいしそうに食べてる顔を見るのが好きな女将さん。



つい自分のことを話してしまう・・


そんな雰囲気のある女将さん。



お客さんに立ち入りすぎず・・


だけど


お客さんを気遣う女将さん。



お客さんたちのそれぞれの選択。


↑それを温かく見守る女将さん。



ばんざい屋を通じて


友達同志が・・


仕事仲間が・・


親娘が・・


つながっていく



読んでると


こっちまで気持ちが温かくなって


おいしいお料理を食べた気になって



お腹もあったかく?なってくる!!笑





食いしん坊集まれ~



そして



今選択を迫れらてる人にも読んでほしい!



きっと勇気と希望をもらえるはず




私もがんばろ~



そんな気持ちになれる1冊です



ぜひ
















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