読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

坂木司「シンデラ・ティース」ミステリーや恋♪美味しそうな食べ物♪いろいろ飛び出す宝箱☆

2013-02-25 13:59:51 | 



坂木司「シンデレラ・ティース」読み終わりました☆



先日「和菓子のアン」を読んで、


坂木司という作家さんをはじめて知った私。



「和菓子のアン」がスゴク面白かったので、


図書館でこの「シンデレラ・ティース」を見つけて読んでみる事にしました♪



「和菓子のアン」は和菓子屋でおこるミステリーでしたが、



今回のこの「シンデレラ・ティース」は、




歯医者でおこるミステリーです




ミステリーって言うのは大げさかな?



歯医者さんに来る患者さん、


あ・・


この舞台となる「品川デンタルクリニック」では、




患者さん→お客様なんですけどね(^O^)





その色んなお客さんの態度から、


そのお客さんはなぜそういうことになってるのか?!



そんな謎を解きつつ・・



主人公の女子大生叶 咲子通称「サキちゃん」が、


小さいときから大嫌いだった歯医者で働くことになり、


その職場の人たちの仕事に対する姿勢♪


お客様に分け隔てなく治療する姿♪



それを目の当たりにして、


歯医者嫌いを克服していく☆



そして、


彼氏まで作ってしまうという!!贅沢なオマケつき☆




そんなストーリーです!!



カンタンに言ってしまうとね♪笑





サキちゃんのお母さんの友人にバイト先を紹介してもらい、


行ってみると、


そこはサキちゃんの叔父さんの勤める歯医者だった。




知らなかったとはいえ・・


引くに引けなくなり・・


しぶしぶ働くことになったサキ。




が、


しぶしぶ働くことになったサキはいつの間にか、


この仕事が好きになっていた。



そこで働くあったかい人たちに、


サキはいろいろ教えてもらったりしながら、


成長していく。



この歯医者さんのアットホームな雰囲気が、


読み手のこちらがわも思わず笑顔にする☆



読んでるとほっこり幸せな気分になってしまう





電話だと丁寧な言葉遣いのお客様。しかし、来院するとつっけんどんで感じが悪い。


一体コレはなぜなのか?




いい年をした大人の男性が、診察室まで秘書を連れてはいる。


その真意は?




仕事が忙しく家に帰る暇もない。そういっていた男性が来院の際きれいなYシャツを着てくる。


その不自然な謎は?





こんな具合にミステリーも見え隠れする。





そして、


お昼休みにみんなが食べているメニューの実においしそうなこと




コレを読んでるだけでお腹が空いてきます!笑



そこも読みどころかな





そして、


サキちゃんと四谷さんの距離がちょっとづつ縮まっていくところ




そこもとってもほほえましくてニンマリしてしまいます♪





1冊にこんなに積めこんだ宝箱みたいな「シンデレラ・ティース」読まない手はないですよ♪



へへ♪



坂木司さんの作品他のも読んでみたくなりました














  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」生まれ持った才能があることは幸せなことなのか?

2013-02-22 16:20:56 | 



東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」読み終わりました☆



東野圭吾の大ファンの私は、


圭吾さんの作品はほとんど持っています。



が・・


コレはだいぶ前の作品なのですが、


まだ読んだことがなかったんです^^;



文庫になったら絶対読もうと思ってた作品で、


今月文庫化されて発売されたので即購入☆



やっと読むことが出来ました(^O^)




コレはタイトルから想像してた内容とまったく違ってました!!




ちょっと面白い内容なのかと思ってました。



読んでみると・・



スゴク深い内容でした。



いい意味で裏切られた感じです♪







緋田宏昌(ひだ ひろまさ)はオリンピックにも出場した、


スキープレーヤー。


しかし、


これといった成績は残せていなかった。



妻の智代が妊娠していたにもかかわらず、


緋田はヨーロッパへ武者修行に出掛ける。



そこで娘の誕生を知らされる。



緋田は自分のスキープレーヤとしての限界を感じていた。



娘が生まれたことを期に引退を決意。



引退後初めての夏、


スキー合宿先で、



妻、智代の死を知らされる。




ベランダから落ちたという。



遺書はなかったが、


事故死とするには不自然な点が多かった。



緋田はなんとなく感じていた妻の情緒不安定を感じていた。



自分が育児に協力できなかったことで、


育児ノイローゼぎみだったのだろうか?



自分がもっと協力していたら・・



そう後悔していた。




妻が亡くなったあと・・


緋田は智代の鏡台から、




「新潟の病院で新生児不明」の新聞記事の切り抜きを見つける。




生まれたばかりの新生女児が連れ去られたということだった。





緋田はこれをみて・・



もしかして・・


この事件に智代が関わっているのか?



そういう疑惑が。。




緋田は智代が娘の風美を生んだという病院にいってみる。



すると!



智代が出産したという事実がなかった!!!




風美は?



一体誰の子供なのか?








風美は父と同じスキープレーヤーの道を歩み始める。




抜群の素質を持ち成績を残す風美。




スポーツ遺伝子の研究をする柚木は、


緋田に研究に協力して欲しいと依頼してくる。



しかし・・


緋田は風美とは血のつながりがないことがわかるのをおそれ、


それを断り続ける。




そこに・・



上条という人物が緋田に近づいてくる。





上条は一体?・・












これは、


血のつながり、


そして、


それを受け継いだその素質。



そういうものは本人にとっては幸せなことなのか?



本人が望んで持って生まれたものが、



本人を苦しめることにもなる。。





柚木がスカウトした鳥越克哉の息子信吾は・・



この持って生まれた才能に苦しめられる。




そして・・


それを知った父は・・


とんでもないことをしてしまう。





克哉が柚木に言ったことば・・



それがとても印象的だった!!





才能など関係なく・・


好きなことに打ち込めること☆




それが成就しようとしまいと・・




そのほうが幸せなのではないのか?!




そんなことを考えさせられました。




本当の親子とはなんなのか?



血のつながり・・


遺伝子・・



そんなことでは割り切れないつながりもあるのでは?





とても深い内容です。




最後は・・



えっ?


この人が?




意外な人物が事件を起こしています。





ぜひ読んでみて欲しいです(^o^)/





やっぱり圭吾さんの作品はいいなぁ






ストーリーもいいんだけど・・



人としての深い部分がとても描かれていると思います


























  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂木司「和菓子のアン」は美味しい和菓子とミステリーがいっぱい♪

2013-02-17 02:03:19 | 



坂木司「和菓子のアン」読み終わりました☆




ちょっと立ち読み♪で寄った本屋さん。



ふとタイトルに惹かれて手に取ったこの「和菓子のアン」



なんか「赤毛のアン」をもじったような。。


そんなタイトルにちょっとニヤッ




そして、



ちょいよみすると・・




「和菓子にまつわるミステリー」らしいことがわかって・・



ますます気になって・・





「えーい!買って読んでしまえ!!」




・・と、


結局買ってしまった。




ここのところ本代がかさんで・・


お財布の中身に北風が~!



なのに・・


誘惑に勝てなかったダメな私。




そんなことを思ってしまったんだけど・・




読み始めたら、



「やぁ~♪買って読んでよかった♪」



そんな満足感でいっぱいになりました




あ~面白かった



そして、


すっごく幸せな気分になれました






主人公は「梅本杏子」



高校を卒業し、



自分のこれからのことを決めかね。。



就職も無難にするのがいや。



大学にもいきたいとは思わない。



専門学校で学ぶような興味のあることはなく。。



結局高校は卒業したものの・・



仕事をするでもなくなんとなく過ごしてしまう。



「このままじゃニートだ」と焦り始め・・



なにかバイトをと探してみて・・



デパートをぶらぶらしてるとき目に留まった・・



「和菓子舗・みつ屋」のバイト募集の広告☆



その足で「バイトしたいんですけど」と立ち寄り。



次の日即働くことが決まる。




人生初のバイト。




それが、



梅本杏子こと「アンちゃん」150cm57㎏大福のような「あんこちゃん」の、



ミステリーとの遭遇のはじまり~♪はじまり~♪





椿はるか店長はアンに優しくいろいろ教えてくれる。


が、この椿店長、


株にハマっているおやじっぽいキャラ。




そして、


バイトでアンと歳の近い大学生の桜井さんは元ヤンキー。



ふとした瞬間にそれが顔を出す!




そして、


バイトのイケメン君 立花。


中味は乙女な男子。



初め外見が苦手だったアンはこの乙女なところを知って親しみを感じるように。






こんな個性的なキャラクターがアンがみつ屋で働く楽しみを教えてくれる☆






お客さんのちょっとした話で椿店長はその人の買い求めたい商品がわかったり♪




店長の先見の目に驚かされるアン。




デパートにはお客さんの知らない隠し部屋があったり♪



そこで働く人や店の中でしかわからない事情。



そして、


隠語も面白い




食べ物屋で使われる「兄」の本当の意味。




そこにはお店の裏事情が潜んでいる!





和菓子の作り手の用語



「腹切り」や「半殺し」など・・



物騒な言葉が飛び出して・・



それを知らなかったアンはビビリまくる





和菓子で知る季節感☆



そして、


こめられた意味☆





また、


和菓子の描写が食欲をそそる





コレを読むと、



お腹が減ります!笑




そして、


和菓子が食べたくなる






食いしん坊のあなた!



ぜひぜひ読んでみて下さい





謎解きをしながら、



和菓子の奥深さを学べて♪



美味しい和菓子を食べた気分なれる♪



すっごーくお得ですよ













  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松岡圭祐「千里眼~やさしい悪魔 上・下」悪魔は実は優しかった?

2013-02-12 03:50:31 | 



松岡圭祐「千里眼~優しい悪魔 上・下」読み終わりました☆



今回は図書館で借りてしまった(^_^)


この千里眼シリーズ、


飛び飛びに読んでるのでなかなかキャラクターがよくわからない部分があった。



千里眼こと岬美由紀ガ活躍するこのシリーズ。




岬美由紀の経歴は大体わかってきた。



元自衛官で戦闘機のパイロットもやっていた



そして、



臨床心理士であり、その千里眼により数々の事件を解決してきた




しかし、



正義感が強く、


時にはやりすぎてしまい・・


その処分を受けることが多々ある☆




28歳スタイル抜群の美人臨床心理士美由紀。





まだ私の中で謎の部分がある。



それは、



美由紀が、



ダビデというイタリア人で「メフィスト・コンサルティング」の代表である人物と、


どこで出会ったのかということ。




まだまだこのシリーズを読んでいかなければわからないのだろう^^;




まぁ、


それもおいおいわかってくると思う。




今回のこの「優しい悪魔」を読んで、



この「優しい悪魔」とは、



ダビデのことなんだということがわかった☆



ダビデは、



どんな依頼でも高額の報酬をもらえばなんでもやってしまう。



それは、


歴史をも変えてしまうようなことも!!



しかし、


一切そういう形跡を残さずに処理してしまうという凄腕。




時には、




冷血と思えるほどの判断を下す!!





でも、


今回コレを読んで、



ダビデの過去が垣間見えたり☆



冷血に見えても、


実はそれが・・



ダビデの優しさだったりすることがわかった




弱いものには実は優しかったり。



美由紀やジェニファー・レインに対するダビデは、


それがよくわかる☆




ジェニファー・レインは今回、



ダビデを裏切るようなことをする。



しかし、


ダビデはそれを許してしまう。



そんなダビデの優しい一面が、


憎めないキャラクターにしてしまうのだろう。



美由紀もダビデのやってることが許せない!といいながら、



ダビデを憎みきれない部分。



それはそんなダビデがわかっているからなのかも





今回はダビデと美由紀が協力して事件を解決する☆





上では、



姉の財産を狙う弟に依頼を受け、



記憶をなくしてしまった姉の記憶を呼び覚ますため、



ダビデは歴史をも変えてしまうようなことをする。



それに対して美由紀は反感を示す。





美由紀はダビデのしたことを非難し、


その弟がしようとしてることを身体を張って阻止する。






下では、


美由紀がダビデと協力してジェニファー・レインを助ける。



ジェニファーはメフィストの幹部だったが、


ダビデを裏切り、


ノン=クオリアに寝返ろうとしていた。



そんなジェニファーだったが、



ダビデの温情や美由紀の自分のために身体を張ってくれたことで、



自分の愚かさに気づく。






ダビデの本当の優しさ☆




それがよくわかる今回のこの千里眼シリーズ。




これからも千里眼シリーズ読んで、


美由紀やダビデのことがもっと知りたくなった私です

















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北森鴻「狐罠」旗師のプライドをかけた陶子に感動した☆

2013-02-04 01:50:41 | 




北森鴻「狐罠」読み終わりました☆



最近ずっと北森鴻作品にハマって続けて読んでます。



この前ファンサイトに行ったら、


北森鴻さんが亡くなった今でも変わりなく作品を愛しているんだなって思いました。



最近北森鴻を知った私はまだ読んでいない作品がたくさんあるので、


これからまた読んでいこうって思いました。



今回読んだこの作品は、


冬狐堂シリーズです。



主人公の「宇佐美陶子」が、


夫であり師でもある「プロフェッサーD」と離婚して、


旗師(店舗を持たない骨董業者)になって4年。



骨董商の「橘薫堂(きくんどう)」の橘から、


硝子碗を買った。



しかし!


それは橘が陶子に仕掛けてきた「目利き殺し」の罠であった!!


陶子は、


贋作をつかまされてしまったのだ。



この業界では、


贋作をつかまされても・・


それを声に出せない。



自分の目利きが、




確かではないと世間に言うようなものだから!



それを解っていて、


橘は陶子にこれを巧妙な手を使ってうりつけたのである。



悔しい思いを抱えていた陶子のもとに、


あるとき訪ねてきた、



保険会社の美術監査部からきたという「鄭 富健(てい ふけん)」



鄭から聞いた橘薫堂に関しての話・・



それを聞き、


陶子は橘薫堂に目利き殺しを仕掛ける事を決意する。




なぜか鄭に惹かれてしまう陶子。





目利き殺しを仕掛けるに当たり、



元夫プロフェッサーのところへ贋作作りの「塩見」の居所を教えてもらうため出向く。






ここから、



陶子の目利き殺し返しが始まる!






ここからの陶子は、


本当に読んでいてこちら側も辛くなるほどだった。





計画を始める前に、



橘薫堂の「田倉俊子」の死体が発見される。



トランクにつめられた腐乱死体で。





そのことで、


陶子は警察から目をつけられる。




田倉俊子の持ち物にあった陶子の名前によって。





陶子がこれから仕掛けようとする目利き殺し。




それがバックにあり・・



陶子は刑事の聞き込みに上手く答えられず、



それが疑いを強めてしまう結果になる。





田倉敏子殺し・・


そして、


陶子の目利き殺し計画。。




刑事達の追及。。





陶子に重くのしかかるプレッシャー。




それによって、




陶子は身も心もボロボロになっていく!!



しかし、


それを表に出せず・・



強がる姿が痛々しい。。




でも、


陶子が見せるその強さに、





旗師としてのゆるぎないプライドを見せ付けられる





それに感動した☆



女がひとりでこの仕事をしていくために、



体を張る!!




すごく勇気をもらった☆




ボロボロになりながらも、


決してくじけずに遣り通す強さ!





結末は意外な真実が明らかになる。



鄭の正体。



田倉俊子を殺したのは誰なのか?



そして・・


田倉俊子はなぜ殺されなければならなかったのか?



橘薫堂の店主橘の過去。。




陶子は橘を目利き殺しする事が出来るのか?!




宇佐美陶子。



旗師としての仕事をこれからも全うするに違いない。




傷が陶子を強くしていく!



そんな風に感じられたこの作品。




まだ冬狐シリーズ全部を読んでいないので、


これからまた読んでいきたいと思います(^o^)/




しっかし・・


読者側をこんなにも作品に引き込んでくれる・・


こんな作品を書いている作家さんのほうは、



すごいエネルギーを使って書いているんだろうなって思った。




作家さんって座って仕事をしていても・・


体力の消耗はすごいんだろうなって・・


そんな事を考えました



























  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする