読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

秋川滝美「放課後の厨房男子」~廃部寸前の「包丁部」を救うのは、癖のある新入部員たち?!クロテッドクリームに舌鼓♪

2017-05-26 03:45:49 | 
秋川滝美「放課後の厨房男子」読み終わりました☆



タイトルにそそられて読んでみました♪



秋川さんの作品は「居酒屋ぼったくり」を読んでいたので



ハズレはないだろう!



・・っていう自信もあったし^^



読んでみたら



めっちゃよかったです



この歳で学園ものを読むのも~・・



って抵抗は無きにしも非ず!



だけど!


そこが


読書ならではの楽しさじゃないですか!笑




日常ではありえない話



それが



読書だから実現してしまうんですもの



しかも!



舞台は




男子高校ですよ




絶対に入れないところっていうのが


またいいんです^^





末那高校「包丁部」は



部員3人の廃部寸前の部




新入部員を何とかあと2人獲得しないと・・



廃部になる!!




3年の部長で


料理命!の翔平



3年の副部長で


博学でどちらかといえばイケメンの颯太



2年の元陸上部


ひざの故障で陸上が続けられなくなり


自暴自棄になっているところを


颯太に「包丁部」へスカウトされた大地





新入生を獲得するため



必死になる!





顧問のミコちゃん先生に


部活の決まっていない生徒の名簿を入手




しかし・・


なかなか思うよう行かない。





そんな時



大地の耳に入ってきた




「包丁部に入ろうかな・・」



という会話



しかし!


そのとき


大地は個室にこもっていた!!笑




その言葉の主を



颯太と共に探し出す




そして



見つけ出す「優也」




味音痴の母親の料理に



今まで気付けずにいた。



歓迎会の「豚汁」を食べたとき


こんなにおいしいものがある



そう感動して



「レトルト」という失礼な発言をしてしまった。




妹には母のようになってほしくないと強く思う


妹想いの優也




入部を決心するも・・



横やりが!!



天文部に無理強いされ入部させられそうに




それを助けた



颯太の作戦!





無事に優也が入部する。



安心したのもつかの間・・



あと1人入部させないと廃部になる。。




そして



歓迎会で豚汁を食べて



「包丁」の本当の意味を知っている?



不知火は意味深な笑みを浮かべていた。




包丁の本当の意味とは・・



牛一頭を解体する




そう思っている不知火を



包丁部に招き入れるのは・・


危ない!



そう思いながらも



「すぐやめてもとりあえず人数合わせで」



と誘ってみたところ・・



簡単に入部してくれた。




「語源マニア」なだけで


悪いやつではなさそう。




そんな2人の新入部員を迎え



新「包丁部」はスタートする




そして


文化祭の時に



翔平と颯太が不在に




料理がまだおぼつかない3人で



このピンチを乗り切れるのか




包丁部なのに包丁を使わずに簡単にできる



スイーツに挑戦!!




クッキーを歯固めのように





カチカチに





そんな時・・



不知火から



「スコーン」という言葉が



そして


意外にカンタンにできるスコーン



これに決定☆



そして


それに沿える


クロテッドクリームでまたひと騒動!!




本格的なものを


試しに作ってみたが



時間とコストがかかる



そこへ


ミコちゃん先生が登場!!




人舐めして



これに酷似した




クロテッドクリームもどき



のヒントをくれる☆





クリームチーズ・練乳・植物性クリームで作れると




翔平は



比率を変えたクリームの試作を作る☆




そして



文化祭当日





不知火の大活躍で



大成功に終わる





一番期待していなかった新入部員




不知火の大活躍!





そして



空気は読めないけど



「ここで何をしておくべきか」



それを一番わかってる男






危機を乗り越え・・



そして


3年の翔平と颯太の包丁部への愛



自分が包丁部を引っ張っていくんだという



強い思いを感じる大地





今後の包丁部へ期待大




焼き立てのスコーンに


クロテッドクリームもどき♪



ぜひ作ってみたいと思います





お料理ができる男子っていいよね~




読んでるとお腹がグーグーなってきますよ
















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秋川滝美「居酒屋ぼったくり5」~美音と要が一夜を共にする?!お互いに告白☆二人の距離はググッと縮まる!!

2017-05-24 03:33:00 | 
秋川滝美「居酒屋ぼったくり5」読み終わりました☆



今回は



美音と要の距離が




ググッと縮まります




要が



初めて美音を



カウンターの中からこちら側へ引っ張り出し~!




2人で


バーへ



そこで


推し量られる


2人のお互いの心の中



そして


バーテンダーを交えた


駆け引き?!




終電を逃し・・


タクシーは2時間待ち。。



そして



美音が連れて行かれたのは・・


バーからほど近い


要の部屋だった




眠ってしまう美音の口から・・



要への愛の告白




そして



朝を迎えた2人




要が



昨夜の美音の寝言交じりの告白に・・



告白返し



真っ赤になった美音に




「トマト以上ケチャップ以下の赤さだね」



という要




2人の距離はこの日から



急激に縮まる



美音が心の中でずっと秘めていた要への思い☆



そして



要もまた・・


美音に自分の思いをどう伝えようか?



思いあぐねていた



そして


バーに誘い



周りくどいカクテルでの告白を交わされ。。



結局は




直球




やっぱり



気持ちは



正直にそのまま伝えるのが一番だね



ぼったくりの常連や美音の妹の馨



みんながすでに気づいていた



要と美音の思い



それなのに・・



本人たちが遠回りしていたのだから




満を持してのめでたし~♪







今回もぼったくりの常連たちのやさしさ



要の行動力と思いやりで



孫を思うツキミの悩みを解決☆



新しくできたショッピングセンターの屋上に



畑が



そして


付き合ってる馨と哲がケンカ?!



そこには



墓問題が




墓をめぐる時代と共に変わっていくやり方。。



そんなことも考えさせられる内容だったよ



美音と馨の両親にお供えする




新生姜と枝豆の炊込みご飯☆



シンプルでめっちゃおいしそうだった



マグロのみそ漬けもいいね



さて~



ぼったくり6では



要と美音



どんな風になっていくのか



またまた楽しみです

















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堂場瞬一「夏の雷音」~幻のギター「58」の落札が原因で後輩安田が殺される!後輩の死の真相を大学教授吾妻が探る!

2017-05-20 03:26:08 | 
堂場瞬一「夏の雷音」読み終わりました☆



全くどんな内容かわからずに読み始めたら・・



ギターのコアな話がいっぱい出てきて



ちょっと分かりずらい部分もありました。。




でも


私が興味を持ったのは



舞台となる神保町




そこにある



沢山の



おいしそうなものたち




神保町ってこういうところなのね~!



行ったことが無い私にも



想像しやすくて



あれも食べたい!



これも食べたい



がいっぱいでした。





一番食べたいって思ったのは



しょっぱなに出てくる




「キッチン南海」のカツカレー




700円でボリュームたっぷりのこのカレー



読んでるだけでお腹がグーグーなります!笑





子供のころからこんなカツカレーを食べてる



吾妻がうらやましかった




鰻重にポークカレーもおいしそうだったなぁ~



おっと・・


いけない!



食べ物の話ばかりになってしまった(^-^;





本題行きます!




神保町にある楽器店の店主安田は



吾妻の高校時代の後輩




吾妻は


安田に「盗まれたギターを探してほしい」と頼まれる。





そのギターは



幻のギターともいわれている「58」





その幻のギター「58」を安田が



アメリカのオークションで





1億円で落札したのだと





そんな大金をどうやって捻出したのか?




そんな疑問を投げかける吾妻に



安田は言葉を濁す。。



そんな安田の様子に不信を抱いた吾妻




警察も一通りの捜査をしたが



警察では



ちゃんと捜査すると思えないという安田




吾妻は安田のために一肌脱ぐことに。




しかし・・



その行くへを追う矢先・・



安田が殺される




「1億円がつぎ込まれたギター」



「安田の死」




警察も動き出す。




吾妻の天敵で刑事の「敦賀」



敦賀の忠告も聞かず



吾妻は事件の真相に近づこうとする。




安田の店の店員「水嶋」




安田と絡んでいた情報屋の「和田」




そこから浮上してくる




TCCの社長「本沢」




安田の事件に絡んでいるとにらむ吾妻




本沢が「58」を盗み隠しているのか?!




本沢を調べる吾妻が



命を狙われる?!



コレは怪しい!!



高沢は絶対黒



その真相を探るために



犯罪行為に及ぶ吾妻?!





そして・・・




その真相は






ギターのことがわからない人にも



「へぇ~!」と思うコアな内容がいっぱい☆




神保町って楽器店が多いんだぁ~



そして



安くておいしい店の情報




↑ホントにある店なんだよね??




吾妻と一緒に神保町を楽しみながら



ちょっとヒヤヒヤ・・ドキドキ・・



こんな本の楽しみ方もあるんだなぁ~!




そんな小説でした




吾妻のキャラもいい~っ

















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堂場瞬一「壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課」~被害者家族の壊れた心に寄り添う村野のマニュアルにはない絆創膏

2017-05-14 03:08:21 | 
堂場瞬一「壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課」読み終わりました☆



堂場さんの作品を読むのは初めてでした。



堂場さん原作のドラマは見たことがあったのだけど^^




このタイトルに惹かれて読んでみました。




こういう部署があることも知らなかったです。




ある日突然・・



大切な家族を喪う。。



それがどういうことなのか?



病気で亡くなるのとはまた違う・・



誰かによって



奪われてしまった命



その家族の心情




どんな苦しみなのか・・



それはその立場になった人にしかわからない。






警視庁犯罪被害者支援課は



そんな被害者家族をサポートするところ。




そして


そこに所属する「村野」もまた



その被害者だった





村野のもとに飛び込んできた



事故の一報





小学生の登校の列に突っ込んだ車



通勤中の会社員を含む



死者5人




そして



加害者運転手は逃走





村野が担当したのは



被害者家族の「大住」



妻と



そのお腹にいた7カ月の子供を喪った。





犯罪被害者支援課に配属になったばかりの「梓」とともに



そのケアにあたる。



しかし



壊れてしまった大住の心は



簡単にどうにかできるものではなかった。



殴られる村野・・




時に乱暴に・・



落ち込み・・




大住の心は自分自身と戦っていた。





自分にはできない・・・と



弱気になる梓




そのサポートもする村野




梓を育てる



大住を立ち直らせる



自分にできることを尽くそうとする村野




大住の失踪



自殺願望?!




そして



自分自身が「加害者」側に?!





壊れた心が向かわせる





犯罪





それを村野は



心も体もボロボロになりながら



阻止しようとする





1、常に自分のことと考えて被害者に接する


2、過剰な思い入れは排する


3、時には沈黙を選ぶこと




犯罪被害者支援基本三か条





しかし



マニュアル通りには行かないことがほとんど




それは経験を積むしかない。





臨機応変




そして



言ってはいけないことを口にしたりすることも!





「あなたの言ってることややってることは

 警察官の仕事の枠からはみ出してるんじゃないんですか?」


そういう大住に



「仕事なんか関係ないんです。

私は、自分が正しく生きるために、こんなことをしてるのかもしれない」



そう答える村野




村野のそんな気持ちが


大住の





絆創膏になっていく




そんな気がした。






被害者家族の気持ち



それを全力で支えようとする人たちの気持ち




それを考えさせられて



自分も頑張らなきゃっていう気持ちにさせられました。




こうしてるときも・・


どこかでこういう思いをしてる人がいる。



そんなことをこれを読んで考えるようになりました。






こういう人たちが増えない世の中になってほしいなと



そう思いました。





このシリーズまた読んでみたいと思います。












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鏑木蓮「茶碗継ぎの恋」~小説の題材として見つけた茶碗そこについていてた書付、そこから始まる悲しい「開」とは?

2017-05-07 02:58:13 | 
鏑木蓮「茶碗継ぎの恋」読み終わりました☆



最近鏑木さんの作品をよく読むようになって


これは新作ということで読んでみようかなと。




新人賞を取ってから


もう5年も作品を書いていない久米



その久米から


題材にしたい「茶碗」があるので


それを買ってもらえないかと


編集者の「菜緒」は相談される。



茶碗は継ぎはぎだらけ・・


その茶碗が



17万円



決して安い買い物ではない。。



それなりの収穫を得られるのだろうか?



そう訝る菜緒



しかし


久米の表情は明るい



茶碗についている書付に



その「価値」はあるのだとか。




その茶碗を継いだ



江戸時代に茶碗継ぎをしていた「平助」



その者が書いたと思われる



茶碗にまつわる話




そこに久米の書きたい物語の「開」があるのだと。




編集長の玉木に相談の上



その茶碗の代金を建て替え購入した菜緒だった。




書付けは江戸時代のもので


それを訳して読むのは大変な作業だ



それは久米がやるということで任せることに




茶碗継ぎの平助が



坊守の「紫乃」に恋をする




身分の違う2人



そして紫乃は人の妻




心に秘めた恋だった



あるとき


紫乃にある痣を見つける平助



もしや・・


紫乃が夫に?!



気になる平助



そして



紫乃の言葉の端々に「悲しさ」が。。



あるとき


紫乃は割れて崩れた茶碗を「継いでほしい」と



平助に依頼する



茶碗継ぎの腕には定評のある平助



平助に「大切な茶碗」を託す紫乃




しかし・・



なぜか



上手く継げない平助



なぜ?



そこから



茶碗が語る紫乃の裏の顔






そして



紫乃と・・




久米の妻「木綿子」がリンクしていく?!






書付の訳が進んでゆくにつれ・・




久米の態度がおかしくなっていく。。




そして


木綿子の体に増えていく










菜緒の夫との離婚にまつわる




心の傷。。





過去からきた茶碗が



それにまつわる人たち




現代の苦しむ女たちを





結びつける






弱っていく木綿子



そして



久米





そして


書付の





謎を解く




菜緒





木綿子と久米



そして



菜緒と息子「一樹」の関係





「結」の意味を知ったことで




それらの新しい「開」が見つかる






最後の最後の・・





逆転劇に驚く





遠い昔の悲しいお話が・・




茶碗から



書付から



紐解かれていく




あなたも一緒に謎解きいかがですか?

















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