読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

乾くるみ「塔の断章」を読み終わって☆またまたくるみマジックにハマる♪

2012-12-07 17:01:40 | 



乾くるみの「塔の断章」読み終わりました☆




今回の作品も、




くるみマジック炸裂です





この作品は3章で構成されています。



塔の序章


塔の断章


塔の終章






塔の序章は、


男女の言い争う場面から始まる。


そして、


女は男にバルコニーから落とされる



ここはどこ?


この男女は何者?



まずは、


そのわからないところがポイント







次に、


塔の断章に突入。




ある朝、


秀一・大磯・夏子・天童・松浦・辰巳(文中の「わたし」)は、



秀一の妹香織の死体を発見する





ここでは、

これらの登場人物についての関係の説明もされていない。


そして、


場所がどこかもわからない。



コレが2つ目のポイント






そして、


塔の終章では、



序章で登場した男女の正体が明らかに




この二人の関係を知ってびっくり!!




そして・・



最終ポイントは、



実は、秀一と天童は~。。。




これもビックリの展開!!







香織の死因は自殺と断定される。


秀一から報告を受ける天童と辰巳。




そして、


もう一つの報告。



それは香織が妊娠していたという事



秀一は、


天童に「香織の相手が誰なのか調べてほしい」


辰巳に「あの日あの場所で起こったことを小説にしてほしい」



と依頼する。




そこから全体の輪郭がだんだん見えてくる。



天童と辰巳が事件の真相に迫っていくと、




明らかになっていく事件の裏側。。




そして、


香織の事件とは関係のない別の話も、


同時に進行していく。



所々出てくるその話の内容に、




「これは一体誰の話?」



と疑問に思って読んでいた。



天童と辰巳の現在・過去。


天童と辰巳の関係。



「かずみ」という少女の正体とは



辰巳が小説家としてデビューする事になる経緯。




事件現場にいた登場人物たちの関係もだんだん明らかに☆






そんないろんな断片が・・




パズルのようにはまっていき、一つの絵になっていく






小説を読み終わり、


「んっ?ここは?」と・・


また、2度3度と前に戻り読み、






あ~なるほど



と改めて気づかされたりする!



このパズルが完成したときの、




達成感




乾くるみ作品はこういうところがいい





あんまりネタバレしちゃうと、


これから読む人が楽しめなくなると思うので・・


このぐらいにしておきます





また初めから読み直そうかな



わからずに読んだときと、



わかってから読んだときと、



きっと感じ方も違ってくるんじゃないかな




















この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松岡圭祐「千里眼とニュアー... | トップ | 乾くるみ「林真紅郎の五つの... »
最新の画像もっと見る

」カテゴリの最新記事