読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

凪良ゆう「汝、星のごとく」~遠回りして気付いていくお互いにとってのかけがえのない存在☆~

2023-04-27 03:22:35 | 


凪良ゆう「汝、星のごとく」読み終わりました。

なんて

優しい響きなんだろう~!

読み終わった後に

このタイトルに対して思いました。


最初はピンとこなかった。

でも

読み終わったとき

これがピッタリとはまってくる☆


凪良さんが本屋大賞を取って

インタビューに答えていたのをテレビで見た。


涙ながらに語っていた編集者さんへの感謝の気持ち

それがこの小説の中にもしっかりと詰まっていました


どんな時も書き手に寄り添い

励まし続ける編集者の姿

あ~きっと凪良さんもそうだったのだろうなと

感じることができました。


私がこの作品を読もうと思ったのは

まさに

凪良さんのインタビューを見て

なんて素敵な方なんだろう!

そう思ったからです。


「流浪の月」も読んでいたので

その作品に感動したというのもありますが

凪良さん本人の言葉が

本当に伝わってきて

本屋大賞関係なく読みたい!と思いました。



「汝、星のごとく」


この作品で一番に感じたのは

人との距離です。


人との関係を築くのって難しい。。

常日頃私が思ってることです。


近づきすぎて失敗してしまったこと。。

遠ざかりすぎて切れてしまった関係。。


人間関係を築くことの難しさ。


櫂と暁海があっという間に近づいて

離れられなくなって・・

でも

近くにいすぎて見失ってしまった。。


そういう

距離


の問題なんだろうなって。


必要なのに・・


当たり前すぎてわからなくなる


そういうことってあるよね~。


空の星だって

ずっとそこにあるのに

見ないと気付かない。。


あることの存在を忘れていたりする。

だけど

無くてはならない存在なんだよね。


遠くから見ているとあんなに美しい星


だけど


近づくと。。。


櫂と暁海


親が子供の自由を奪い振り回されていく。。


閉鎖された島の暮らし


自由のない中で2人の関係は濃密になる


でも


櫂が東京へ行くことで


少しずつ関係が変わってくる。。


絶対と思っていたものが崩れていく。。


櫂が売れっ子になり


手に入れられるものが多くなり。。


でも


本当に大切なものを逃してしまう。。



でも・・


ずっとお互いが必要だった2人


それに気づくことがなかなかできなかった。


でも


それを変えてくれたのは


2人の教師であった「北原先生」だった


暁海と北原先生が・・?


世間一般では考えられないかも知れない。。


でも


正しいことに縛られることはない


そういうことが暁海を自由にしてくれた



櫂と暁海は


ずっと「夕星」でつながっていた



遠回りしたからこその関係



そういうことってあるんだろうなぁ


そう感じることができた作品でした


かけがえのないものは


近くにありすぎると気付かない。。


そういうものなのかも。


遠回りの時間があったから


2人はあんなに充実した時間を過ごせたんだろうなぁ。


読み終わった後にも

じわじわと心を温かくしてくれる

そんな作品でした







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東野圭吾「魔女と過ごした七日間」~父親が殺された!少年が魔女と出会い犯人捜し?!~

2023-04-14 02:16:21 | 


東野圭吾「魔女と過ごした七日間」読み終わりました。

予約して早々に手元に届いたのに・・

読み終えるの時間がかかってしまった

でもその分浸りながらじっくりと読みました


いやぁ~

それにしてもやっぱり私の尊敬する圭吾さん!

さすがです


この1冊にいろんな思いが込められていて

↑私が感じたことってことですが


特にすごいと思ったのが

科学の力の進歩で私たちが管理される時代がくると

そう予想していること。


いや、すでにそうなりつつあることを

あらためて実感させられました。


IDナンバーカードだけでなく

そのうちDNAも国に管理される時が?!


AIの進歩とともに

便利な時代


でも・・

結局最後は


自分で考え道を切りひらく!


これが大事なんだと

それを教わりました


なんてすごいんだろう


そしてそして


科学のことだけでなく

人の感情の動きの繊細さ

その人の歴史をちゃんと感じることができる登場人物たち


圭吾さんの頭の中は一体どうなっているのか?!


そう思うほどにこの1冊に込められたものは壮大です



不思議な力を持つ魔女?「羽原円華(うはら まどか)」

と出会い不思議な力を見せられた陸真


円華とは

陸真の父が殺された後

偶然に見かけ乗り込んだバスの文字が

再会するきっかけになる!


陸真の父は

元警察官で見当たり捜査員だった。


指名手配犯を探す仕事


しかし・・

父は辞めることになってしまった。


警備会社で働いていた父


なぜか殺されなければならなかったのか?


父の通帳の不審な振込金


そして


幼いころ母を亡くした陸真を

1人で育ててきた父が・・

考えていた新しい家族の存在



陸真と親友の純也


円華の3人の短くて


濃いの七日間が始まる



父が命を落とすことになったのには・・


科学を間違った方向に使ってしまった


ある人物が。。


そして


警察組織の面子



刑事 脇坂の組織への疑問と反発



いろんな力が陸真を助け


父の死の真相へと導いてくれる


そして


なんといっても


親友の力強い言葉に胸を熱くする



「陸真の代わりなんていないと思う。少なくとも、僕にとってはそうだ」


自分が役に立っていないと落ち込んだ時

純也が言ってくれた

この言葉が陸真を奮い立たせてくれる



あ~きっと

圭吾さんもこんな親友がいたんだろうなぁ~


なんて想像もした。


きっといい人間関係を作っているから

こういう作品もかけるんだろうなって


少年たちが七日間の経験で

グッと大人になる


少年の心も忘れていない


そんな、

私が尊敬の念を抱く東野圭吾さんのこの作品



素敵な七日間を私も過ごさせてもらいました。


読む時間は七日間の倍以上かかったけど





このシリーズの次回作も楽しみにしています







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